喧嘩をしかけたピーターのペテン師まがいの考えに納得いかないティムだったが、彼を許してパブに誘う。
その後、共に学び行動する二人は親友となる。
クリスマス休暇となり、ティムは、ジェームズ・スタイルズ上院議員(リチャード・ウィドマーク)の家に招待され、恋人である彼の娘のダイアナと過ごすため、ピーターに見送られて旅立つ。
ティムには、世界銀行の仕事をしている父に会いにロンドンに行くという嘘をついてしまったピーターは、クリスマスを寮で過ごす。
図書館でスタイルズ家のことを調べたピーターは、誘われていたティムに電話をして会いに行く。
ブリッジポート。
貧しかった子供時代を思い出し、住んでいた場所に寄ったピーターは、スタイルズの屋敷に向かう。
新年を祝うパーティーに出席して、スタイルズに意見してしまったピーターだったが、考えは正しいと言われ一目置かれる。
スタイルズの補佐官ジョン・ローリー(ポール・ギルフォイル)はピーターに声をかけ、準備をしてきたことを見抜いていたため彼を牽制する。
その後、ダイアナと話していたピーターは、その場に現れたティムと彼女に、10年以内に議員になると伝える。
ピーターは、1990年の下院議員選挙に当選したら、そこにあった一瓶80ドルのシャンパンを受取り、負けたら一箱渡すことを二人に約束する。
年が明けて盛り上がる中、ピーターは成り行きでダイアナにキスしてしまう。
飲みに行くために車に乗ったピーターは、ブリッジポートに向かうとティムから言われたために戸惑う。
ティムとダイアナと共にバーに向かったピートは、地元の知人から話しかけられ、父親の話などをされてかつての恋人に会い、動揺しながら店を出る。
驚いたティムとダイアナに、本名は”ピーター・バートコウスキー”で、生年月日や恵まれない家庭環境で育ったことなどを話したピーターは、クリスマスもロー・スクールで過ごしたと伝える。
嘘をついた理由をティムから訊かれたピーターは、偏見を持つ者も多いと伝える。
自分がそんな人間に思えたのかとティムから言われたピーターは、彼に謝罪して話し合い、友情を確かめる。
その後、ピーターはスタイルズの事務所に、ティムは司法省に入ることになる。
ワシントンD.C.。
社会人となったピーターとティムの友情は続いていた。
ある日、ピーターらとレストランで食事をしていたピーターは、フランク・スチューベンス上院議員(フィリップ・ボスコ)が売春婦といる姿を目撃する。
駐車場でスチューベンスの車に気づいたピーターは、タイヤをナイフで刺してパンクさせてしまう。
現れたスチューベンスに自分もやられたと言って彼の注意を引いたピーターは、スタイルズの事務所で働いていることを伝える。
パンクは自分が直すので車を貸すと伝えたピーターは、女性の件は内密にしてほしいとスチューベンスから言われる。
それを見ていたティムは、タイヤをパンクさせるのは犯罪だと言うが、これで次の選挙では、スチューベンスがスタイルズ側につくと考えるピーターは気にしなかった。
翌日、思惑通りスチューベンスがスタイルズに接触してきたため、ピーターは満足する。
父を手伝おうとせず弁護士を目指すティムの生き方に疑問を持つようになったダイアナは、距離を置くべきだと彼に伝える。
考えるとダイアナに伝えたティムは、プロポーズする気だったためにショックを受ける。
その件をティムから聞いたピーターは、相応しい相手ではなかったと言って彼を慰める。
補佐官のジョンに呼ばれたピーターは、スチューベンスに会い勝手なことをしたことで責められる。
その後、ピーターはダイアナに言い寄り、ティムとのことも解決しない彼女と愛し合うようになる。
宅地造成業者でスタイルズの後援者でもあるジョン・パルメリ(マンディ・パティンキン)に近づき別荘を借りたピーターは、その場にティムを誘いスキーを楽しむ。
チーフ行政補佐官に昇格したピーターは、法律顧問として自分と共に働いてほしいと言ってティムを誘う。
それを断ったティムは、ダイアナとの関係をピーターから知らされて動揺する。
急斜面を滑ったティムは、自分ほどスキーが得意でないピーターが、危険地帯と知らずに後を追って来たために制止しようとする。
泊まることができなかったピーターは転倒し、その場に向かったティムは彼に謝罪する。
殺意を抱いたティムを許すことで、ダイアナを奪ったピーターは責められることはなくなった。
ダイアナと結婚したピーターは、パルメリから高級住宅の購入を勧められ、選挙に出て資金を集め、それを使えばいいと言われる。
ピーターに協力を約束したパルメリは、ある事業の入札の件で彼やティムを利用しようとする。
パルメリを信用しないダイアナに対し、偏見だと言うピーターは、彼女を説得してパルメリと手を組もうとする。
ティムに会ったピーターは、パルメリの入札の競争相手ニュー・ハンプトン社が司法省に目を付けられていることを話し、ダイアナともうまくいっていないと伝える。
ジョンから、事務所を辞めて下院に立候補する考えがあることを聞いたピーターは、スタイルズに、自分が下院議員となり支えたいことを話す。
事務所に必要な人材だと言ってそれに難色を示すスタイルズは、選挙に不利になる自分の病気のことを口にするピーターの言葉を脅しと捉える。
自分が引退した後の上院議員の座を継ぐとピーターから言われて気分を害したスタイルズ、彼を厚かましい若造呼ばわりして痛烈に非難する。
理解者であるパルメリから協力することを約束されたピーターは、その見返りとして、入札指名を受けるために、ニュー・ハンプトンを陥れる考えに加担させられる。
記者から電話があり、ニュー・ハンプトンの調査の件を話してしまったティムは、アバーナシーFBI捜査官(ブラッド・サリヴァン)からハメられたと言われて、その行為を非難され謹慎処分となる。
ピーターとダイアナの家の食事に招待されたティムは、自分をハメたのはニュー・ハンプトンの競争相手だと考えていることを二人に話す。
ダイアナの顔色を窺いながらパルメリは無関係だと言うピーターは、助けたいと言ってティムを居候させようとする。
その後、ティムにも協力してもらったピーターは、下院に立候補する。
仕方なく後援を引き受けたスタイルズから、これを断ったら病気をばらすとピーターに脅されたという話を聞いたダイアナは激怒する。
ピーターを責めるダイアナは、納得しないままその場を去る。
スピーチはするがこれで取引は終わりだと言うスタイルズは、ダイアナを傷つけたら破滅させるとピーターに伝える。
今までことを考えるティムは、ピーターがスタイルズを本当に脅した可能性もあり、彼が信じられなくなる。
アバーナシーから、ニュー・ハンプトンの調査の件を漏らしたのはピーターで、国家の事業を独占しようとするパルメリに頼まれたピーターにハメられたことを知らされたティムは、証拠も上がっていると言われる。
家や選挙資金も提供しているパルメリは、2つの州で強請、贈賄、詐欺を働いていたが、起訴に持ち込める証拠がないこともティムは知らされる。
ピーターの行為自体は違法性がないことを確認したティムは、選挙戦に参加してパルメリの証拠を掴み、ピーターの違法も探ることをアバーナシーに伝える。
ピーターの選挙参謀となったティムは、パルメリに警戒されながらも探りを入れる。
未だにピーターを許せないダイアナと話したティムは、彼を疑っていないように見せかける。
妻を傷つけたのは許せないが、友人としてピーターを応援しているとティムから言われるものの、ダイアナは納得できないままその場を去る。
ダイアナを追ったティムは、投票日にはシャンパンを持ってきてほしいと伝えて、ピーターは必ず勝つと言って自分を信頼させる。
投票日当日、ダイアナはジャンパンを持参して姿を現し、スタイルズは4選が確実となる。
ピーターは接戦を制して下院議員に当選し、ティムと喜び合った彼は、ダイアナに気づく。
7年前の賭けの話をしたダイアナは、ピーターにシャンパンを渡し、やり直したいと言う彼に離婚する考えを伝えて立ち去る。
自分をハメた証拠を掴むとダイアナに伝えたティムは、ピーターを信頼させていたことに気づいた彼女に、パルメリが黒幕だろうと言って行動を開始する。
ピーターと二人きりになったティムは、隠しカメラが設置してある部屋で、パルメリとの関係を聞き出す。
様子がおかしいことに気づいたピーターは、起訴準備中であることをティムから知らされる。
裏切られたピーターが襲い掛かって来たため、なぜ自分をハメたのかを問うティムは、全て否定すると言う彼に、隠しカメラのことを教える。
カメラが隠されている鏡を壊したピーターは、ティムを痛めつけるが、FBIが押入って来たために諦める。
ティムに謝罪するピーターは、他に方法はなかったと伝える。
ダイアナを傷つけて、世話になったスタイルズを脅し、親友の自分も裏切る道を選んだ理由を尋ねたティムは、自分やダイアナから得るものだけでは満足できなかったとピーターから言われる。
人々から支持される大物になりたかったと言うピーターは、少数を切り捨てたと語り、待ち構える支持者を裏切れないとティム伝える。
支持者に迎えられたピーターはスピーチを始め、ある業者に買収されたように見せかけて、それを本気にした司法省の弁護士から告発すると言われたことを話す。
自分のしたことを逆手に取り、実行力のある自分が人々のために行動を起こしたと言うピーターは、弁護士の話をチャンスと思い、皆のために危険を冒したと語る。
自分達の未来を悪党から取り戻すために、いつかこの場に戻って来ると言うピーターは、支持者から喝采を受ける。
会場の外に出たティムは、ピーターを裏口から連れ出すようにと捜査官に指示する。
よくやっとアバーナシーから言われたティムは、証拠は十分であることを確認する。
結末に納得できないティムは、正義を貫くために選んだ道であり、犠牲がなければ成功はあり得ないとアバーナシーから言われる。
その後、結局は賭けに負けたために、ティムの家にシャンパンをケースで届けたピーターは、外出から戻って来たティムと話す。
今後のことを訊かれたピーターは、法廷でパルメリの件を全て話せば罪は逃れられるとティムに伝える。
証言したくないため、この件から外れたと伝えたティムは、次の選挙のためにシャンパンを1本とっておくようにとピーターから言われる。
政治生命を完全に絶つものは、同性か死体と関係するとピーターから言われティムは笑みを漏らす。
ワシントンD.C.で会おうとティムに伝えたピーターは、タクシーに乗りその場を去る。
ティムは、入り口のシャンパンの箱を部屋に運び入れる。