明日から学校が始まる子供達を寝かせるようにとマギーに伝えたジョヴァンニは、車の死体を降ろして庭に埋める。
翌朝、子供達を学校に、町の調査と買い物に行くと言うマギーを見送ったジョヴァンニは、自分達を監視する向いの家の者達に合図をする。
学校に着いたベルとウォレンは、ダサい雰囲気に意気消沈しながら、ランチの際に情報交換をすることにして別れる。
荷物を処分しようとしていたジョヴァンニは、タイプライターを見つける。
町を散策していたマギーは、観光名所などもないことを知る。
校内で不良達に絡まれたウォレンは、痛めつけられる。
ジョヴァンニは、タイプライターが使えることを確認する。
スーパーマーケットで、店員や客にバカにされたマギーは、可燃物に火を放ちその場を爆破する。
ランチ・タイムとなり、ウォレンの顔のアザも気にしないベルは、彼が調べた様々な情報について知らされる。
代々マフィアが稼業のジョヴァンニは、それを継ぐことになったのだが、2000万ドルの報酬で殺し屋に命を狙われていることを書き始める。
隣人に声をかけられたジョヴァンニは、”ノルマンディー上陸作戦”についての執筆を頼まれている、歴史が専門の作家だと話してしまう。
隣人が上陸作戦に詳しいことを知ったジョヴァンニは、小説が専門だと言えばよかったと思い後悔する。
ウォレンは、復讐のために友人を作り根回しを始め、ベルは男子生徒に誘われて湖に連れて行かれるが、自分を誘惑しようとする相手を、テニスのラケットで叩きのめす。
ニューヨーク、アッティカ刑務所。
ジョヴァンニの命を狙うドン・ルケーゼ(スタン・カープ)は、届けられた指の指紋を確認して、別人であることを部下に伝える。
その知らせを受けたロッコは、ジョヴァンニを捜し続けることを伝える。
現れたスタンフィールドから初日の様子を訊かれたジョヴァンニは、南フランスで消えた商人の男のことを尋ねられる。
2週間前に殴り殺しかけたと言われたジョヴァンニは、腐ったロブスターを買わされために痛めつけたと答える。
ジョヴァンニから男は知らないと言われたスタンフィールドは、注意事項とディ・チッコ(ジミー・パルンボ)とカプート(ドメニク・ランバルドッツィ)が見張っていると伝えてその場を去る。
その後ジョヴァンニは、スタンフィールドは職業上何も語れないのだが、自分はタイプライターで真実を書き残そうと考え、マギーにはそれが自叙伝だと伝える。
それを良く思わないマギーは苛立ち、水道の水が茶色いため業者を呼んだものの現れないと、ジョヴァンニに不満を訴える。
料理を持ってディ・チッコとカプートの元に向かっマギーは、ジョヴァンニが近所の人々を呼んでバーベキューをしようとしていることでウンザリしていると二人に伝える。
ウォレンは、復讐に向けて着々と準備を進め、ベルは、大学生である数学の代理教師アンリに惹かれてしまう。
双眼鏡で近所を見回していたマギーは、ジョヴァンニが配管業者を呼んだことに気づき安心する。
地下室の配管を業者にチェックさせたジョヴァンニは、高額な修理費を請求しようとする無礼な相手をバットで叩きのめす。
ジョヴァンニが業者を車に運ぶのを目撃したマギーは、カプートに気づかれないようにする。
アンリに声をかけたベルは、個人レッスンを受けたいと言って彼に近づく。
ウォレンは、仲間に引き入れていた友人達と共に、不良グループを徹底的に痛めつける。
配管業者を病院に連れて行ったジョヴァンニは、階段から落ちたと医師に伝える。
南フランス。
消えた商人の妻は、FBIだと言うロッコからジョヴァンニの写真を見せられる。
ロッコは情報を手に入れようとするが、疑われたために一家を皆殺しにする。
ジョヴァンニは、マフィア時代の自分のことをベスト10方式で書く。
配管業者のことでマギーに責められたジョヴァンニは、スーパーの爆破のことを話し”同罪”であると言いながら、水道の件は、明日、町長と会って話をつけると伝える。
翌日、バーベキューに招待したアンリのことをマギーから訊かれたベルは、間違いを犯さないようと忠告される。
バーベキューのために近所の人々が集まり始め、スタンフィールドから連絡を受けたディ・チッコは、訪問して楽しむよう指示される。
招待客を迎えたマギーは、タイプを止めないジョヴァンニが現れないため、ベルに呼びに行かせる。
現れたベルに、ウォレンと共に辛い思いをさせたことを後悔していると伝えたジョヴァンニは、最高の父親だと言われる。
パーティーに顔を出し、近所の男性達からバーベキューの炭のことでとやかく言われたジョヴァンニは、キレる寸前で、現れたスタンフィールドに声をかけられる。
マギーは、アンリが来なかったために気落ちするベルを慰める。
タイプのことなどを話し、組織を裏切る前例を作ってくれたことでスタンフィールドから感謝されたジョヴァンニは、向いの家に戻る彼を見送る。
翌日、町長に会ったジョヴァンニは、自分達に従うべきだと言う彼を痛めつけようとする気持ちを抑えてその場を去る。
ベルは、試験に合格したらパリで仕事を探すとアンリに言われる。
水が茶色いのが化学肥料メーカーのせいだと知ったジョヴァンニは、その担当責任者に会おうとする。
教会で祈りを捧げていたマギーは、神父から告解することを勧められ、内容は当然、秘密にすると言われてそれに従う。
教師から、校内新聞のための課題を求められたウォレンは、子供時代に出席したマフィアのパーティーで、ドン・ルケーゼが話したジョークを提出してしまう。
新聞は発行され、出張でアメリカに向かったビジネスマンがそれを持参したために、巡り巡ってドン・ルケーゼの手に渡ってしまう。
甥から届けられたコーヒーを包んであった新聞に、かつて自分が話したジョークが掲載されていたため、ドン・ルケーゼは、それが発行された場所にジョヴァンニがいると考える。
化学肥料会社の責任者に会ったジョヴァンニは、話を聞こうともせず、瓶に入った水を買えと言われたため、彼を車で郊外まで引きずり、所有するバイクを捨てる。
責任者から、水道の水を透明にするには、工場のタンクの横のポンプを止めるようにと言われたジョヴァンニは、このことは誰にも話すなと脅してその場を去る。
家に戻ったジョヴァンニは、原稿を読んでいたスタンフィールドから、内容が不満であり言動に気を付けろと忠告され、書き終わったら読ませるようにと言われる。
自習室でアンリを誘惑したベルは、彼と愛し合う。
食事中に隣人ルメルシェからの電話を受けたジョヴァンニは、慈善活動の映画上映会で、アメリカ人作家の立場でスピーチしてもらいたいと頼まれる。
作品がフランク・シナトラとディーン・マーティン共演の「走り来る人々」だと言われたジョヴァンニは、検討して連絡をすると伝えて電話を切る。
それを盗聴していたディ・チッコから、断るようにと言われたジョヴァンニは、スタンフィールドと話し合って決めたいと伝える。
スタンフィールドから反対されたジョヴァンニだったが、彼を説得して上映会に行くことにする。
部下のファット・ウィリー(ヴィンセント・パストーレ)と面会したドン・ルケーゼは、ジョヴァンニがノルマンディーにいることを伝え、家族を含めて皆殺しにするよう命ずる。
ジョヴァンニの居場所を訊かれたドン・ルケーゼは、新聞を見せる。
校長に呼ばれたウォレンは、成績はいいが素行の悪さを指摘され注意を受ける。
化学肥料工場に向かったジョヴァンニは、ポンプに爆弾を仕掛ける。
アンリからの電話を受けたベルは、別れ話を切り出されてショックを受ける。
夕方になり、ジョヴァンニはスタンフィールドと共に上映会会場に向かう。
教会に向かったマギーは、あまりにも酷い告解の内容を非難する神父から、悪魔のような存在だと言われて追い払われる。
ジョヴァンニとスタンフィールドは会場に着き、現れたルメルシェは、手違いがあり、上映作品がマーティン・スコセッシの「グッドフェローズ」に変更されることを伝える。
スタンフィールドは観たくないと言って帰ろうとするが、ジョヴァンニに引き留められる。
学校の問題を重要視したウォレンは、騒ぎが起きる前に町を去りパリに向かうことを決意し、ベルに別れを告げて駅に向かう。
上映は終了して討論会が始り、ルメルシェはジョヴァンニを紹介する。
マフィアについてルメルシェに訊かれたジョヴァンニが話し始めたため、スタンフィールドは気が気ではない。
ホームにいたウォレンは、明らかに殺し屋風の男達(ロッコら)が列車で到着したため、家に電話をする
帰宅したマギーは電話に出るが、ウォレンは姿を消していた。
ロッコは、消防署と警察を襲う考えを部下に伝える。
ジョヴァンニの話は出席者に大いに受け、危険だと判断したスタンフィールドは、ディ・チッコとカプートに電話をして、町を出る準備をさせる。
アンリに電話をしたベルは、彼に別れを告げて飛び降り自殺をしようとする。
ロッコは警察を襲い、ジョヴァンニの居場所を突き止める。
その様子を向いの建物の屋根から見ていたベルは、電話を切って家に向かう。
消防署も襲われて当直の隊員は殺され、消防車のタイヤはパンクさせられる。
ディ・チッコとカプートは、現れたマギーに、上映会が最悪の事態になったために、今夜、町を出ることを伝える。
上映会会場では、ジョヴァンニのスピーチが絶賛される。
カフェで今後の計画を練っていたロッコは、部下に指示を与えていたのだが、その時、大爆発が起きる。
会場を車で離れて警察に電話をしたスタンフィールドは、つながらないために、ジョヴァンニの関与を疑いながら彼を家で降ろす。
ディ・チッコに電話をしたスタンフィールドは、一家を家から出すなと命ずる。
家に戻ろうとしたマギーは、殺し屋が自分達を捜していることに気づき、ディ・チッコとカプートの元に戻りそれを伝える。
警察署で警官が殺されていることを知ったスタンフィールドは、ディ・チッコに連絡を入れて、一家を連れ出すよう指示する。
水道水が透明になったことを確認したジョヴァンニは、マラヴィータが吠えるために警戒する。
殺し屋が武器を持って家を狙っているため、マギーはジョヴァンニに電話をする。
ジョヴァンニの家にロケット弾が撃ち込まれ、スタンフィールドはそれに気づき、家から出てきた隣人は殺し屋に射殺される。
ディ・チッコとカプートは、マギーを連れてその場から逃れようとする。
無事だったジョヴァンニは、ようやく事態に気づく。
ディ・チッコとカプートは射殺され、マギーは覚悟を決める。
殺し屋を叩きのめしたベルは武器を奪い、戻って来たウォレンは、彼女がいることに気づき武器を手にする。
マギーに合図したジョヴァンニは、彼女を助けようとして殺し屋に襲い掛かる。
銃撃戦が始り、ベルとウォレンは殺し屋を次々と倒す。
ベルとウォレンに銃を向けたロッコだったが、弾切れだった。
走って逃げたベルを追ったロッコは、スタンフィールドの車に轢き殺される。
マギーは、ジョヴァンニが羽交い絞めにしている殺し屋をナイフで殺す。
ウォレンはベルの元に向い、動揺する彼女を抱きしめる。
その後、自分の命の報酬が2000万ドルから倍になっただろうと考えるジョヴァンニは、家族と共に南フランスに向けて再び旅立つ。