元刑事の”クリーナー”が警察汚職の発覚を防ごうとする陰謀に巻き込まれながら戦う姿を描く、監督レニー・ハーリン、主演サミュエル・L・ジャクソン、エド・ハリス、エヴァ・メンデス他共演のサスペンス。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:レニー・ハーリン
製作総指揮
エリ・セルデン
ポール・グリーン
ジュリー・ヨーン
ダニー・ディムボート
トレヴァー・ショート
ジョー・ガッタ
製作
アヴィ・ラーナー
サミュエル・L・ジャクソン
スティーヴ・ゴリン
アリックス・マディガン
マイケル・P・フラニガン
ラティ・グロブマン
脚本:マシュー・オルドリッチ
撮影:スコット・キーヴァン
編集:ブライアン・バーダン
音楽:リチャード・ギブス
出演
トム・カトラー:サミュエル・L・ジャクソン
エディ・ロレンゾ:エド・ハリス
アン・ノーカット:エヴァ・メンデス
ジム・ヴァーガス:ルイス・ガスマン
ローズ・カトラー:キキ・パーマー
シェリー:マギー・ローソン
ミゲル:ホセ・パブロ・カンティージョ
アーロ・グランゲ:ロバート・フォスター
アメリカ 映画
配給
スクリーン・ジェム
Millennium Films
2007年製作 88分
公開
北米:2007年12月14日
日本:2009年2月7日
製作費 $25,000,000
世界 $3,768,450
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
元警官のトム・カトラー(サミュエル・L・ジャクソン)は、犯罪現場の清掃業をビジネスにしていた。
几帳面な性格なトムは、妻を亡くし14歳の娘ローズ(キキ・パーマー)と二人暮しをしていた。
そんなトムは、ある殺人現場のクリーニング依頼を受け、手際よくそれを済ませる。
翌日、現場の家の鍵を戻しておくのを忘れたトムは、その家に向かいそれを返そうとする。
しかし、現場の屋敷でトムを出迎えた女性アン・ノーカット(エヴァ・メンデス)は、前日は留守にしていて、清掃を依頼した覚えがないことをトムに告げる。
やがて、その邸宅の主人が失踪したことを知ったトムは、自分が何かの事件に巻き込まれた可能性に気づき、その仕事の資料を封印してしまう。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
”クリーナー”(犯罪現場の清掃業)を営む元警官のトム・カトラーは、ある殺人事件現場の清掃作業依頼される。
仕事を済ませたトムだったが、家の鍵を返し忘れて、翌日、再び現場に向かう。
しかし、出迎えた女性アンは、前日は留守にしていて、清掃を依頼した覚えがないことをトムに告げる。
その後、アンの夫が行方不明となり、トムは彼が殺されたと確信する。
トムは、証拠隠滅の片棒を担がされたことに気づき、元同僚である刑事エディに協力を求めるのだが・・・。
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アクション派のレニー・ハーリンが、純粋なサスペンスと、主人公と家族の過去を絡めた、細やかな心理描写を描いた人間ドラマとして仕上げ、派手さはないが、その作風に新鮮味が感じられる。
アメリカでは、実際に多くの場で活躍する”crime scenecleanup”が非常に興味深く、「サンシャイン・クリーニング」(2009)でも登場する職業だが、こちらは生活のため、仕方なく始めた素人の仕事に対し、本作は、プロの技が見事に描写されているところや、魅力的なキャストも注目の作品となっている。
主人公を演ずるサミュエル・L・ジャクソンは、見かけに反し、几帳面で神経質な一面見せる、妻を亡くした元警官を繊細に演じている。
彼を利用する元同僚で、孤独感から過ちを犯してしまう、殺人犯を演ずるエド・ハリスの、重みのある演技が作品を締め、エヴァ・メンデスの怪しげな魅力も注目だ。
悪徳警官そのもののような風貌のルイス・ガスマン、主人公の娘キキ・パーマー、社員のホセ・パブロ・カンティージョ、検死官ロバート・フォスター、秘書マギー・ローソンなどが共演している。