冴えないオタク男が釣り合うはずがない女性に成り行きで求婚してしまったことで起きる騒動を描く、監督、脚本トッド・ソロンズ、出演ジョーダン・ゲルバー、セルマ・ブレア、クリストファー・ウォーケン、ミア・ファロー、ジャスティン・バーサ他共演のコメディ・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:トッド・ソロンズ
製作
テッド・ホープ
デリック・ツェン
製作総指揮:ニック・クエステッド
脚本:トッド・ソロンズ
撮影:アンドリー・パレーク
編集:ケヴィン・メスマン
出演
エイブ・ワートハイマー:ジョーダン・ゲルバー
ミランダ:セルマ・ブレア
ジャッキー・ワートハイマー:クリストファー・ウォーケン
フィリス・ワートハイマー:ミア・ファロー
リチャード・ワートハイマー:ジャスティン・バーサ
マフムード:アーシフ・マンドヴィ
マリー:ドナ・マーフィ
ローリ:メアリー・ジョイ
アーニー:ピーター・マクロビー
ジャスティン:ザカリー・ブース
アメリカ 映画
配給 Brainstorm Media
2011年製作 85分
公開
北米:2012年6月8日
日本:2013年3月2日
製作費 $2,000,000
北米興行収入 $166,230
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
30代の冴えない独身男エイブ・ワートハイマー(ジョーダン・ゲルバー)は、ある結婚式で、ミランダ(セルマ・ブレア)と知り合い、電話番号を教えてもらう。
エイブは、父親ジャッキー(クリストファー・ウォーケン)の不動産会社に勤めてはいたものの、まともに仕事もできずにいた。
過保護に育ちオタクのエイブは、肥満体で見た目も冴えなかったが、ミランダに電話して土曜日に会う約束をする。
土曜日。
ミランダの家に向かったエイブは、彼女の母親ローリ(メアリー・ジョイ)に娘は留守だと言われて車で待つ。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
両親に甘やかされて育った30代の冴えない独身者エイブ・ワートハイマーは、父ジャッキーの不動産会社で一応、働いてはいるものの、仕事が全くできないわがままな男だった。
そんなエイブは、ある結婚式で出会った女性ミランダと連絡を取る。
エイブはミランダの家に向かい、約束を忘れていた彼女との時を過ごして、唐突に求婚してしまう。
それを断られたエイブは、息子を溺愛する母フィリスに励まされる。
ところが、ミランダに呼び出されたエイブは、結婚に応じると言われて驚く。
二人はお互いの両親を紹介して結婚の準備を進めるのだが、エイブはミランダからある秘密を打ち明けられる・・・。
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一見、何の変哲もない内容に思える作品なのだが、監督トッド・ソロンズの独特の映像感覚が光るコメディに仕上がっている。
単なるコメディのように始まるものの、ほろ苦い恋愛や親子愛をさりげなく描き、クライマックスはシリアス・ドラマのような雰囲気で終わる。
トッド・ソロンズは、ヴェネツィア国際映画祭の最高賞”金獅子賞”にノミネートされた。
クリストファー・ウォーケン、ミア・ファロー、ドナ・マーフィなどのベテラン、ジャスティン・バーサやセルマ・ブレアの出演が映画ファンにとっては嬉しいのだが、公開されたとは言えないほど興行的には全く振るわなかった作品でもある。
オタクのだめ男をハマリ役で演ずるジョーダン・ゲルバー、婚約者となるセルマ・ブレア、主人公の両親クリストファー・ウォーケンとミア・ファロー、弟役のジャスティン・バーサ、ヒロインの元恋人アーシフ・マンドヴィ、会社の事務員ドナ・マーフィ、ヒロインの父ピーター・マクロビーと母メアリー・ジョイ、主人公の従弟で会社の同僚のザカリー・ブースなどが共演している。