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ラスベガスをぶっつぶせ 21 (2008)

MITマサチューセッツ工科大)の天才学生ジェフ・マーが、その才能を生かしブラックジャックのカード・カウンティングを習得してラスベガスのカジノに挑戦する内容で2002年に発表された、ベン・メズリックの小説”Bringing Down the House”の映画化。
製作、出演ケヴィン・スペイシー、主演ジム・スタージェスケイト・ボスワースローレンス・フィッシュバーン共演、監督ロバート・ルケティックによるドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

ケヴィン・スペイシー / Kevin Spacey / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ロバート・ルケティック
製作
ケヴィン・スペイシー
デイナ・ブルネッティ

マイケル・デ・ルカ
製作総指揮
ウィリアム・S・ビーズレイ
ブレット・ラトナー
ライアン・カヴァノー

原作:ベン・メズリック”Bringing Down the House”
脚本
ピーター・スタインフェルド

アラン・ローブ
撮影:ラッセル・カーペンター
編集:エリオット・グレアム
音楽:デヴィッド・サーディ

出演
ジム・スタージェス:ベン・キャンベル
ケイト・ボスワース:ジル・テイラー
ローレンス・フィッシュバーン:コール・ウィリアムス
ケヴィン・スペイシー:ミッキー・ローザ教授
アーロン・ヨー:チョイ
ライザ・ラピラ:キアナ
ジェイコブ・ピッツ:ジミー・フィッシャー
ジョシュ・ギャッド:マイルズ・コノリー
ジャック・マクギー:テリー
サム・ゴルザーリ:キャメロン
ヘレン・カーリー:エレン・キャンベル
ジャック・ギルピン:ボブ・フィリップス
フランク・パットン:フロアー・マネージャー(プラネット・ハリウッド)

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
2008年製作 122分
公開
北米:2008年3月28日
日本:2008年5月31日
制作費 $35,000,000
北米興行収入 $81,159,370
世界 $157,927,340


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
MITマサチューセッツ工科大)。
エリート学生ベン・キャンベル(ジム・スタージェス)は、ハーバード医大進学のため奨学金を申請するのだが、成績だけでなく、何か秀でた才能を求められ、仕方なくそれを断念する。

ベンは、ミッキー・ローザ教授(ケヴィン・スペイシー)の講義で数学力を認められ、ある研究チームに誘われる。

それは、MITの中でも、特に優秀な学生で構成されている、ブラックジャックのカード・カウンティングを利用してビジネスにしようとしているチームだった。

母エレン(ヘレン・カーリー)と母子家庭で育ち、地道な生活を送ってきたベンにとっては、興味のない話しだった。

しかし、進学に必要な30万ドルという多額の費用と、チームのメンバーに憧れのジル(ケイト・ボスワース)がいたこともあり、ベンはチームに加わることにする。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
MITのエリート学生ベン・キャンベルは、ハーバード医大進学のために奨学金を申請するものの、何か秀でた才能を求められ、仕方なくそれを断念する。
その後ベンは、ローザ教授の講義で数学力を認められ、優秀な生徒で構成された、ブラックジャックのカード・カウンティングを利用しビジネスにしようとしているチームに誘われる。
母子家庭で育ち、地道な生活を送っていたベンは、その誘いに興味を示さなかった。
しかし、30万ドルという高額の学費を稼ぎ出すことと、チームに憧れのジルがいたこともあり、ベンは、それに参加することを決める。
そして、ベンらは、ローザにカード・カウンティングの極意を徹底的に叩き込まれ、週末を利用してラスベガスに乗り込むことになるのだが・・・。
__________

原題”21”は、もちろんこのブラックジャックのゲームから取ったもので、主人公が21歳というのにも掛け合わせているのだが、相変わらずの邦題に言葉もないというところだ。

参考:カード・カウンティング
カードのシャッフルやカードの残り枚数、使われたカードを記憶し、出目を計算するという高度なテクニック。

数学の才能でこれを利用し、ビジネスにしようというストーリー事態は面白いが、周りでサポートする仲間の白々しさなどが、いまいちプロの仕事には見えず、逆に言えばそれが経験不足の学生がやることだとも思える。
そのあたりの演出はやや中途半端だ。

とてもどんでん返しとは言えない、先の見えてしまう結末もありきたりな感じを受ける。
カジノ側に解放された、主人公の顔の傷が殆どないのを見れば、復讐の企みがあるのは見え見えだ。

とは言え、北米で約8100万ドル、全世界では約1億5800万ドルのヒットとなった。

主演のジム・スタージェスはじめ、秀才にもギャンブラーにも見えない学生達に魅力もない。

それを補うような、製作にも参加したケヴィン・スペイシーは、学生が束になってもかなわないほどの存在感だ。

MITの人気教授と思いきや、彼がかなりの悪党と分かる後半は、結構見応えあり。

また、カジノのセキュリティー主任ローレンス・フィッシュバーンの強かさ、エリートを手玉に取る迫力ある演技も見ものだ。


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