ヴィクトリア女王と従者となったインド人青年の交流を描く、監督スティーヴン・フリアーズ、主演ジュディ・デンチ、アリ・ファザル、ティム・ピゴット=スミス、エディー・イザード、マイケル・ガンボン、オリヴィア・ウィリアムズ他共演のドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:スティーヴン・フリアーズ
製作
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
ビーバン・キドロン
トレイシー・シーウォード
製作総指揮
リー・ホール
アメリア・グレインジャー
ライザ・チェイシン
クリスティーン・ランガン
ジョー・オッペンハイマー
原作:シュラバニ・バス”Victoria & Abdul”
脚本:リー・ホール
撮影:ダニー・コーエン
編集:メラニー・アン・オリヴァー
衣装デザイン:コンソラータ・ボイル
音楽:トーマス・ニューマン
出演
ヴィクトリア女王:ジュディ・デンチ
アブドゥル・カリム:アリ・ファザル
ヘンリー・ポンソンビー:ティム・ピゴット=スミス
ウェールズ公エドワード”バーティ”:エディー・イザード
モハメド・バクシュ:アディール・アクタル
ロバート・ガスコイン=セシル (第3代ソールズベリー侯):マイケル・ガンボン
ジェームズ・リード:ポール・ヒギンズ
ジェーン・スペンサー/チャーチル男爵夫人:オリヴィア・ウィリアムズ
ハリエット・フィップス:フェネラ・ウーネガー
アリック・ヨーク:ジュリアン・ワダム
アーサー・ビッグ:ロビン・ソーンズ
ジャコモ・プッチーニ:サイモン・キャロウ
タイラー:サイモン・ペイズリー・デイ
ヘレナ王女:アマニ・ザルドー
ソフィア:ソフィア・トロット
ゾフィア・フォン・ナッサウ:ペニー・ライダー
シェフ:ジョー・キャフリー
仕立屋:ティム・マクマラン
ヴィルヘルム2世:ジョナサンハーデン
給仕長:ジョン・ロウ
イギリス 映画
配給 フォーカス・フィーチャーズ
2017年製作 111分
公開
イギリス:2017年9月15日
北米:2017年9月22日
日本:2019年1月25日
製作費 $21,000,000
北米興行収入 $22,245,070
世界 $66,558,470
■ アカデミー賞 ■
第90回アカデミー賞
・ノミネート
メイクアップ&ヘアスタイリン・衣裳デザイン賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1887年、イギリス領インド帝国、アグラ。
刑務所の事務員アブドゥル・カリム(アリ・ファザル)は、所長タイラー(サイモン・ペイズリー・デイ)に呼ばれる。
アブドゥルは、ヴィクトリア女王(ジュディ・デンチ)の”在位50周年式典”に記念金貨”モハール”を献上するために、イングランドに向かうことになる。
イングランド、バッキンガム宮殿。
侍女に声をかけられたヴィクトリア女王は、起床する。
イギリス軍のアーサー・ビッグ少佐(ロビン・ソーンズ)とモハメド・バクシュ(アディール・アクタル)と共に船に乗り出航したアブドゥルは、モハールの献上についての説明を受ける。
支配者に金貨を渡すことが不満なモハメドだったが、アブドゥルは名誉なことだと思う。 8000キロの旅を終えたアブドゥルとモハメドは、イングランドに到着する。 仕立屋(ティム・マクマラン)が用意した衣装を着たアブドゥルとモハメドは、ウィンザー城に向かうことになる。 女王は、個人秘書官ヘンリー・ポンソンビー(ティム・ピゴット=スミス)から、昼食会や晩餐会、その場で渡されモハールのことなどを知らされる。 ウィンザー城。 女王が到着してスープが運ばれ、出席者は女王の食べるペースに合わせて食事をすることになる。 食事が終わり、アブドゥルがモハールを運び、女王は、ポンソンビーからモハールの説明を受ける。 その場から後ずさりするアブドゥルは、女王を見て立ち止まり、禁じられていたにも拘らず目を合わせてしまう。 翌朝、貴族のジェーン・スペンサー/チャーチル男爵夫人(オリヴィア・ウィリアムズ)と廷臣ハリエット・フィップス(フェネラ・ウーネガー)と共に朝食を食べていた女王は、ポンソンビーから、その日の予定を知らされる。 医師のジェームズ・リード(ポール・ヒギンズ)と体調の話をした女王は、ポンソンビーからモハールのことを訊かれ、長身のインド人はハンサムだったと答える。 帰国することになたアブドゥルとモハメドはビッグに引き留められ、女王のお茶会で給仕をすることになる。 首相ロバート・ガスコイン=セシル (第3代ソールズベリー侯)(マイケル・ガンボン)との話に退屈していた女王は、アブドゥルが運んできたゼリーを見て満足する。 その時、ひざまずいたアブドゥルは女王のつま先にキスし、周囲は騒然となる。 一瞬、動揺するものの微笑んだ女王は、ポンソンビーらに元気が出たと伝える。 憤慨するビッグは、アブドゥルを猛烈に非難するものの、現れたポンソンビーから、二人を気に入られた女王が、祝典期間中、従僕に望んでいると言われて驚く。 アブドゥルを呼んだ女王は、書くことが仕事だと言う彼は物書きだと思う。 物怖じしない気さくなアブドゥルに興味を持つ女王は、彼を詩人だと思うものの、囚人の台帳を作っていることを知る。 故郷に戻りたいモハメドは、住みにくいこの場での生活を楽しむアブドゥルの考えが理解できない。 翌日、ポンソンビーは、常にアブドゥルと共に過ごす女王を監視しながら不思議に思う。 女王から故郷のことを訊かれたアブドゥルは、有名な建築物”タージ・マハル”について話し、愛妃ムムターズ・マハルのためにそれを建てた皇帝シャー・ジャハーンの物語を語る。 故郷の素晴らしさを語るアブドゥルは食べ物の話になり、女王は、フルーツの”女王”マンゴーに興味を持つ。 女王は、マンゴーを送らせることをポンソンビーに指示する。 スコットランド、バルモラル・エステート。 アブドゥルは、インドの言葉を習いたいと言う女王に、”ウルドゥー語”を教えることになる。 到着した皇太子ウェールズ公エドワード/”バーティ”(エディー・イザード)から、側近の面前で行う行動ではないと言われた女王だったが、それを気にすることなく、アブドゥルと二人だけで別荘に向かう。 最愛の夫アルバートを亡くして30年近くなる女王は、夫を想う日々と孤独に耐えながら生きてきたことを、涙ながらにアブドゥルに語る。 女王でいる重責を伝えた女王は、傲慢な子供たちと愚かな皇太子のことも話して嘆く。 ”奉仕”の心だと言うアブドゥルは、自分のためでなく大儀のために生きるのが人間だと女王に伝える。 女王は、人の幸せのために生きよと教えているコーランをすべて暗記していると言うアブドゥルが、イスラム教徒だったと知り驚く。 アブドゥルから、父親が自分の”ムンシ/先生”だと言われた女王は、自分のムンシになってほしいと彼に伝える。 女王は、召使だと言うアブドゥルに、今後はムンシであり何でも教えてほしいと伝える。 それを知ったバーティは女王に意見するものの、聞き入れる気のない女王は、アブドゥルを宮廷職員扱いにして、フィレンツェに連れて行くことを伝える。 イタリアに向かう列車内で、体調の悪いモハメドは、故郷に戻りたいとアブドゥルに話しながら嘆く。 旅を楽しむアブドゥルは、緊急ブレーキで列車を止めてしまい、女王に謝罪しに行く。 そのことを気にしない女王は、ムンシ就任のお祝いだと言いながら、自分の写真入りのロケットをアブドゥルに贈る。 感謝するアブドゥルは、自分を守ってほしいと言う女王に、それを約束する。 フィレンツェ。 女王は、アブドゥルからリクエストされて歌うことになる。 部屋に戻る途中、上機嫌でアブドゥルとダンスまで踊った女王は、彼に妻がいることを知り、帰国して連れて来るようにと伝える。 イングランド、ワイト島、オズボーン・ハウス。 アブドゥルは、ギリシャ王妃である孫娘のソフィア(ソフィア・トロット)、ザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ大公国の王妃ゾフィア・フォン・ナッサウ(ペニー・ライダー)、王女ヘレナ(アマニ・ザルドー)を女王から紹介される。 妻と義母を紹介するアブドゥルから感謝された女王は、彼を”息子”と呼び、戻ったことを喜ぶ。 その言葉に憤慨したバーティは、手を打つようポンソンビーに指示する。 妻の顔を見たいとアブドゥルに伝えた女王は、ふくよかな彼の妻と対面して感激する。 その後、女王は、インド皇帝としての誇りを示すために改築して”王の間”を作り、それを知ったセシル 首相は驚く。 王の間の完成を祝いインドからマンゴーが届けられるが、アブドゥルから腐っていると言われた女王は、差し出したポンソンビーを叱る。 寸劇も披露されることになり、演技させられるチャーチル男爵夫人らは愚痴をこぼす。 女王の側近らに恨まれることを心配するモハメドから忠告されたアブドゥルだったが、大袈裟だと言って聞く耳を持たない。 アブドゥルが主役の寸劇に、女王は満足する。 この事態を重く見るセシル は、混乱を収束させなければ解雇することをポンソンビーに伝えてその場を去る。 女王に率直に意見したポンソンビーは、イスラム教徒のアブドゥルの影響をセシル が懸念していると伝える。 ”インド大反乱”の時にヒンドゥー教徒を抑えてくれた恩義があると伝えた女王は、リードから、反乱はイスラム教徒が画策したことだと言われて驚く。 イスラムの指導者が女王に死刑宣告を出したことも知らされた女王は、2000人の同胞が殺されたと言われて動揺する。 反乱はヒンドゥー教徒が率いたと言ったアブドゥルを責める女王は、彼の弁明を受け入れずに帰国を命ずる。 バーティ、ポンソンビー、リード、そしてチャーチル男爵夫人は、この事態に満足する。 夫アルバートを想いながら寂しく思う女王は、アブドゥルの元に向かい、残ってほしいと伝える。 感謝するアブドゥルに子供のことを訊いた女王は、妻に問題があるのではないかと心配する。 翌日、アブドゥルの妻を診察することを女王から命ぜられてポンソンビーらは、それをバーティに伝える。 アブドゥル一家について徹底的に調べることを指示したバーティは、汚点を見つけて追放することを考える。 アブドゥルの妻を診察したリードは、舌しか見せてもらえず、問題ないと判断する。 バーティと共にモハメドと話したポンソンビーは、年金付きで帰国する条件を出して、アブドゥルの情報を得ようとする。 インド人であるイスラム教徒の召使にかなわないために怯えていると言うモハメドは、皇太子であるバーティと国家を侮辱する。 咳込み吐血したモハメドに、お前はこの地で死ぬと伝えたバーティは、その場を去る。 バーティらの企みに気づいた女王は、夫人の体調の判断はしかねると言うリードに、アブドゥルの診察を命ずる。 アブドゥルを診察したリードは、彼が淋病であることをポンソンビーに伝えて喜ぶ。 バーティとリードと共に女王と話したポンソンビーは、身分が低いアブドゥルは詐欺師だと判明したと伝える。 しかし女王は、高貴な家柄であるアブドゥルは教師の家系だと反論する。 アブドゥルは刑務所の記録係であり、無学の詐欺師だと言うバーティらを卑劣な差別主義者呼ばわりした女王は、忠実で賢いアブドゥルに敬意を払うよう命ずる。 バーティらをそれに従わせた女王は、地位にこだわる彼らに、アブドゥルにナイトの爵位を授けることを伝える。 我慢の限界に達したリードは、正気ではないと言って、アブドゥルは淋病だと女王に伝える。 それならば治療するようにとリードらに伝えた女王は、皆を下がらせる。 部屋を出たリードはアブドゥルに襲い掛かるが、ポンソンビーが制止する。 ポンソンビーとリードは王室職員らを集めて話し合い、総辞職する考えを女王に伝えることになる。 その役割を命ぜられたフィップス夫人から、爵位に関する考えの撤回を要望された女王は、職員が総辞職するつもりがあることを知り、裏切り者だと言って激怒する。 女王と話したバーティは、考えを改めてもらえなければ精神異常と認定すると伝え、リードが診断書を見せる。 81歳の年齢、王家、体の衰え、公務、即位から史上最長の在位期間62年余り、5つの宮殿を所有し3000人以上の職員を要していると話す女王は、性格や権力にこだわり気短ではあるものの精神異常ではないと伝える。 女王は、自分に逆らうのなら目の前で行うようにと伝えて、王の間に職員を集めさせる。 王の間で職員を前にした女王は、懲罰は科さないと言って、辞職希望者は一歩前に出るよう指示する。 希望者が誰もいないことを確認した女王は、爵位授与は行わないと伝える。 代わりにアブドゥルには、国家への献身に対する感謝の気持ちを込めて、”ヴィクトリア十字章”のコマンダー章を授けると伝えた女王は、その場を去る。 その直後、女王は廊下で倒れてしまい、モハメドの体調が悪化したことが知らされるものの無視される。 モハメドは亡くなり埋葬され、アブドゥルは、友の死を悲しみながら祈りを捧げ、彼に謝罪する。 自分を気遣う女王から帰国するべきだと言われたアブドゥルは、命ある限りムンシとして仕えることを伝える。 頑固なアブドゥルに”大好きよ”と伝えた女王は、彼の手を握る。 ワイト島、オズボーン・ハウス。 アブドゥルを呼んだ女王は二人きりで話し、死が怖いことを伝える。 怖がる必要はないと言うアブドゥルは、女王に別れを告げて部屋を出る。 1901年1月22日、午後6時半。 女王の死を知ったアブドゥルは、廊下で涙する。 その後、女王の崩御は国民に知らされ、バーティはエドワード7世として国王に即位する。 女王に対面できたアブドゥルは祈りを捧げ、彼女のつま先にキスする。 アブドゥルの家に押し入った国王は、女王に関係するものをすべて処分するために燃やす。 それを知ったアブドゥルは、国王から、即刻、出て行くようにと言われて泣き崩れる。 アブドゥルは、隠し持っていた女王のロケットを妻から渡される。 その後アブドゥルは、女王を想いながら故郷へと旅立つ。 アグラ。 アブドゥルは1901年にアグラに戻り、8年後の1909年にこの世を去った。 イギリス領インド帝国は1947年にイギリスから独立した。 アブドゥルの日記は2010年に発見され、彼の晩年の物語が世に知られることになった。
...全てを見る(結末あり)
ビッグと共に到着したアブドゥルとモハメドは、王室職員のアリック・ヨーク(ジュリアン・ワダム)から、晩餐会の席でモハールを渡す手順を教えられ、絶対に目を合わせないようにと指示される。
ピクニックや民族舞踊を楽しんだ女王は、アブドゥルに公務を手伝わせれる。
ジャコモ・プッチーニ(サイモン・キャロウ)の訪問を受けた女王は、”マノン・レスコー”を聴く。
ベールを被った二人の女性と共に到着したアブドゥルは、与えられたコテージに女王を招く。
死期が近づく女王は、バーティや側近、孫のヴィルヘルム2世(ジョナサンハーデン)らに見守られながらベッドに横たわる。
ヴィクトリア女王は崩御し、バーティがそれを確認する。
タージ・マハルが見える場所に立つヴィクトリア女王の像に向かったアブドゥルは、つま先にキスして話しかける。
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■ 解説 評価 感想 ■
*(簡略ストー リー)
1887年、イングランド。
ヴィクトリア女王の”在位50周年式典”が行われる。
イギリス領インド帝国の青年アブドゥルは、女王に記念金貨”モハール”を献上するために旅立つことになる。
イングランドに着いたアブドゥルからモハールを献上された女王は、彼が気になる存在になる。
夫アルバートを30年前に亡くした女王は、重責を背負いながら孤独を感じる日々を送っていたのだが、気さくで物怖じしないアブドゥルと過ごす時間に喜びを感じ、彼を従僕とするのだが・・・。
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インド人青年アブドゥル・カリムを従者として過ごした、ヴィクトリア女王の晩年を描く実録ドラマ。
「Queen Victoria 至上の恋」(1997)でもヴィクトリア女王を演じたジュディ・デンチと、「クイーン」(2006)でイギリス王室の内情を描いたスティーヴン・フリアーズが監督して話題になった作品。
エンディングで明記されるように、アブドゥル・カリムの日記が見つかったのは彼の没後約100年経過した2010年であり、脚色されているとは思えるが、気難しい晩年のヴィクトリア女王が、当時の支配国であるイギリス領インド帝国の平民の青年と心を通わせたという物語は実に興味深い。
第90回アカデミー賞では、メイクアップ&ヘアスタイリン、衣裳デザイン賞にノミネートされた。
随所にユーモアをまじえたスティーヴン・フリアーズの軽快な演出は楽しめるが、青年アブドゥルに対する、王室及び職員の冷たい眼差しばかりが目立つ終盤を含めてやや後味が悪い。
主演のジュディ・デンチは、重責をこなしながら孤独に耐える日々の中で、インド人青年との交流に喜びを感じて過ごす晩年のヴィクトリア女王を見事に演じている。
女王に仕えるインド人青年アブドゥル・カリムのアリ・ファザル、女王の個人秘書官ヘンリー・ポンソンビー:ティム・ピゴット=スミス、皇太子そして国王に即位するウェールズ公エドワード”バーティ”のエディー・イザード、アブドゥルと共に女王に仕えるアディール・アクタル、首相ロバート・ガスコイン=セシル (第3代ソールズベリー侯)のマイケル・ガンボン、女王の主治医ジェームズ・リードのポール・ヒギンズ、女王の側近である貴族ジェーン・スペンサー/チャーチル男爵夫人のオリヴィア・ウィリアムズ、同じく廷臣ハリエット・フィップスのフェネラ・ウーネガー、王室職員のジュリアン・ワダム、アブドゥルの世話をする軍人アーサー・ビッグのロビン・ソーンズ、ジャコモ・プッチーニのサイモン・キャロウ、アブドゥルの上司である刑務所長サイモン・ペイズリー・デイ、女王の娘ヘレナ王女のアマニ・ザルドー、孫娘ソフィアのソフィア・トロット、ザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ大公国王妃ゾフィア・フォン・ナッサウのペニー・ライダー、宮殿のシェフ、ジョー・キャフリー、仕立屋のティム・マクマラン、女王の孫ヴィルヘルム2世のジョナサンハーデン、給仕長のジョン・ロウなどが共演している。