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お!バカんす家族 Vacation (2015)

ナショナル・ランプーン・バケーション”シリーズの第5作。
シカゴから西海岸のテーマパークに向かった家族が巻き起こす騒動を描く、監督、脚本ジョナサン・ゴールドスタインジョン・フランシス・デイリー、主演エド・ヘルムズクリスティナ・アップルゲイトスカイラー・ギソンドスティール・ステビンズクリス・ヘムズワースレスリー・マンチェビー・チェイスビヴァリー・ダンジェロ他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督

ジョナサン・ゴールドスタイン
ジョン・フランシス・デイリー
製作
デヴィッド・ドブキン
クリス・ベンダー
製作総指揮
マーク・S・フィッシャー
ジェフ・クリーマン
トビー・エメリッヒ
リチャード・ブレナー
サミュエル・J・ブラウン
デイヴ・ノイスタッター
原案:ジョン・ヒューズ(キャラクター創造)
脚本
ジョナサン・ゴールドスタイン
ジョン・フランシス・デイリー
撮影:バリー・ピーターソン
編集:ジェイミー・グロス
音楽:マーク・マザースボー

出演
ラスティ・グリズワルド:エド・ヘルムズ
ラスティ・グリズワルド(少年期/写真):アンソニー・マイケル・ホール/ジェイソン・ライヴリー/ジョニー・ガレッキ/イーサン・エンブリー
デビー・グリズワルド:クリスティナ・アップルゲイト
ジェームズ・グリズワルド:スカイラー・ギソンド
ケヴィン・グリズワルド:スティール・ステビンズ
ストーン・クランドル:クリス・ヘムズワース
オードリー・クランドル:レスリー・マン
オードリー・クランドル(少女期/写真):ダナ・バロン/ダナ・ヒル/ジュリエット・ルイス/マリソル・コルズ
クラーク・グリズワルド:チェビー・チェイス
エレン・グリズワルド:ビヴァリー・ダンジェロ
チャド:チャーリー・デイ
アデナ:キャサリン・ミサール
イーサン:ロン・リビングストン
トラック運転手:ノーマン・リーダス
ジャック・ピーターソン:キーガン=マイケル・キー
ナンシー・ピーターソン:レジーナ・ホール
シーラ・ピーターソン:エミリー・クラッチフィールド
ゲイリー・ピーターソン:アルコヤ・ブランソン
ヘザー:エリザベス・ギリース
ジェイク:コリン・ハンクス
テリー:ライアン・カートライト
コロラドの警官:ニック・クロール
ユタの警官:ティム・ハイデッカー
アリゾナの警官:ケイトリン・オルソン
ニューメキシコの警官:マイケル・ペーニャ
副操縦士:デヴィッド・クレノン
赤いフェラーリの女姓:ハンナ・ジーター
遊園地職員ロバート:ジョン・フランシス・デイリー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2015年製作 99分
公開
北米:2015年7月29日
日本:2015年9月26日
製作費 $31,000,000
北米興行収入 $58,884,190
世界 $107,228,220


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
シカゴ
コミューター航空会社”エコノ・エア”のパイロットであるラスティ・グリズワルド(エド・ヘルムズ)は、フライトを終える。

国際線パイロットのイーサン(ロン・リビングストン)にバカにされたラスティは、何も言えなかった。

帰宅したラスティは妻デビー(クリスティナ・アップルゲイト)に迎られ、14歳の息子ジェームズ(スカイラー・ギソンド)をいじめる12歳の弟ケヴィン(スティール・ステビンズ)を叱る。

その夜ラスティ一家は、友人ジャック・ピーターソン(キーガン=マイケル・キー)と妻ナンシー(レジーナ・ホール)そして子供たちを招き食事をする。
...全てを見る(結末あり)

パリ旅行に行ったナンシーの話を聞いたデビーが、自分のお気に入りのウィスコンシンシボイガンの丸太小屋に行くのを望んでいないことを知ったラスティは、西海岸のテーマパーク”ワリー・ワールド”への車の旅を思いつく。

翌朝、それを家族に伝えたラスティは、旅に使うレンタカーのアルバニアSUV”タータン プランサー”を皆に見せる。

ラスティから、奇妙で頼りない車の説明を受けたデビーと子供たちは旅の準備をする。

ミズーリ州に入り、ドライブを楽しむラスティは、ジェームズからワリー・ワールドのことを訊かれ、国内で最も怖い巨大ジェットコースターの”ヴェロシラプター”の話をする。

そこに、クマのぬいぐるみを飾る大型トラックが現れ、ラスティは無線交信して楽しむ。

食事をして出発した家族は快調に西に向かい、ジェームズは、並走するジープに乗る少女アデナ(キャサリン・ミサール)が気になるが、ケヴィンに邪魔される。

テネシー州、メンフィス
母校メンフィス州立大学に寄ったデビーは、派手で伝説の学生だった過去をラスティに知られてしまう。

女子学生ヘザー(エリザベス・ギリース)らに侮辱されたデビーは憤慨し、自分が考案した一気飲み競技に挑戦する。

ピッチャーのビールを飲みほしたデビーはいきなり吐いてしまい、障害物でも大失敗して惨めな思いをする。

その後、例のトラックに迫られたラスティは、それから逃れようとしてハンドルを誤り、車は横転してしまう。

何とか無事だったラスティらは、モーテルに泊まることにする。

デビーから大学時代の話を聞いたラスティはいい雰囲気になり、二人でシャワーを浴びようとする。

汚れて気味の悪いバスルームに驚いた二人は、シャワーを諦める。

ジャグジーに足を浸けながらギターを弾いていたジェームズは、アデナが現われたために驚く。

車の中では”兄”にいじめられたと話したジェームズは、アデナとジャグジーに入ろうとする。

そこにラスティが現れ、見知らぬ男を装いジェームズの魅力を語る。

ラスティをゲイだと思ったアデナはその場を去り、ジェームズは邪魔をした父を責める。

翌日、アーカンソー州に入ったラスティは、赤いフェラーリの女姓(ハンナ・ジーター)に気を取られる。

女性もよそ見して車線変更したため、彼女は対向車と衝突事故を起こす。

妹オードリー・クランドル(レスリー・マン)と夫で地方局のお天気マンであるストーン(クリス・ヘムズワース)の家に向かう予定のラスティは、温泉に寄ることにする。

渋滞していたために、地元の男性テリー(ライアン・カートライト)に道を訊いたラスティは、その場に向かう。

下水処理場とも知らずにお湯に浸かったラスティらは、それに気づいて慌てる。

車が襲われ荷物が盗まれてしまったラスティらは、仕方なく出発する。

テキサス州、プレイノ
ストーンとオードリーに歓迎されたラスティらは、食事をして楽しい時間を過ごす。

自信過剰気味のストーンにからかわれるラスティは、デビーに色目を使う彼を気にしながら夜を迎える。

ベッドで迫るデビーがストーンに刺激されたと思うラスティは、彼女の指輪がないことに気づき不機嫌になるものの、弁解する彼女の話を一応、信用する。

下着姿で現れたストーンは、自慢の肉体をラスティとデビーに見せつける。

翌朝、ストーンと共にバギーで牛を追ったラスティは、暴走して牛に衝突してしまう。

出発したラスティらは、アリゾナホルブルックに到着する。

モーテルに泊まったラスティは、その夜、デビーを起こして、”フォー・コーナーズ・モニュメント”で愛し合うことを提案して現地に向かう。

両親がいないことに気づいたジェームズは、アデナも宿泊していることを知る。

アーカンソーでナンパされた相手は父だったとアデナに話したジェームズは、寄り添う彼女といい雰囲気になる。

フォー・コーナーズ・モニュメント”に着いて愛し合おうとしたラスティとデビーだったが、同じことを考える多くのカップルがいることを知り驚く。

そこにユタの警官(ティム・ハイデッカー)、コロラドの警官(ニック・クロール)、アリゾナの警官(ケイトリン・オルソン)、ニューメキシコの警官(マイケル・ペーニャ)が現れていつものように争い始め、ラスティとデビーはその隙に逃げる。

アデナとキスしようとしたジェームズはケヴィンに邪魔され、弟にいじめられていたことがアデナにバレてしまう。

やり返すべきだとアデナに助言されたジェームズは、ケヴィンに襲い掛かり、痛めつけて言うことを聞かせる。

グランドキャニオン
ラフティング・ガイドのチャド(チャーリー・デイ)と共に川下りを楽しもうとする。

婚約者からの電話でフラれたチャドは苛立ちながら出発し、仲がいいラスティとデビーに嫉妬して激流に向かい方向を変える。

ラスティらは滝に落ちる寸前で何とか逃げることができるが、チャドは滝つぼに落下する。

その後、出発して暫く走りガス欠で停車したラスティは、リモコンを操作してみるが車を爆破してしまう。

デビーと子供たちに責められ憤慨したラスティは、家族と過ごす時間を大切にするために、国際線のオファーを断っていたことを話す。

怒りが収まらないラスティはその場から去ろうとするが、例のトラックが近づいて来たために逃げる。

停車したトラックから現れたドライバー(ノーマン・リーダス)は、デビーがミズーリで落とした指輪をラスティに渡す。

ドライバーに感謝したラスティらは、好人物だった彼にサンフランシスコまで送ってもらえることになる。

サンフランシスコ
両親クラーク(チェビー・チェイス)とエレン(ビヴァリー・ダンジェロ)が経営する”ベッド・アンド・ブレックファスト”に着いたラスティらは、ドライバーに感謝して別れる。

クラークとエレンに歓迎されたラスティらは、食事の際に旅の出来事を話す。

オードリーとストーンのことを話したデビーは、両親から、仮面夫婦であり二人とも不倫していることを知らされる。

デビーが読んでいる本が”ヘルプ”ではなく、結婚が破綻する内容だと知ったラスティはショックを受ける。

クラークとエレンの話を聞き、平凡だが円満だった自分たちの結婚生活の素晴らしさに気づいたデビーは、家族のことを思う気持ちを理解しているとラスティに伝える。

本をゴミ箱に捨てたデビーは、ラスティに指輪をはめてもらい、彼と愛し合う。

翌朝、ワリー・ワールドを諦めて飛行機で帰ることをクラークに伝えたラスティは、目的を達成させるべきだと言われて考えを変える。

かつて家族で旅したステーションワゴンを借りたラスティらは、両親に見送られて出発する。

ワリー・ワールド。
ヴェロシラプターに乗るために何時間も待ったラスティらは、ようやく順番が来る。

そこに現れたイーサンは、プラチナ・パスをラスティに見せて割り込む。

その日の営業は終わってしまい、イーサンに言い寄ったラスティは彼を殴り格闘になる。

家族も加わり争いに勝ったラスティは、イーサンらを追い払う。

先頭に乗れたイーサンらはヴェロシラプターを楽しむが、途中で停止して大変な目に遭う。

翌日、空港でシカゴに向かう子供たちと別れたラスティは、デビーと共にパリに向かう。

飛行機に搭乗したラスティとデビーは、業界のコネで無料でパリに行けるのだが、トイレの隣の”ジャンプシート”で12時間の旅を楽しむことになる。


解説 評価 感想

参考:
・「ホリデーロード4000キロ」(1983)
・「ナショナル・ランプーン/ヨーロピアン・バケーション」(1985)
・「ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション」(1989)
・「ベガス・バケーション」(1997)
・「お!バカんす家族」(2015)

*(簡略ストー リー)
シカゴ
コミューター航空会社”エコノ・エア”のパイロット、ラスティ・グリズワルドは、妻デビーと息子ジェームズとケヴィンと共に、西海岸のテーマパーク”ワリー・ワールド”に車で向かう旅に出発する。
様々な場所でトラブルを起こしながら西に向かうラスティは、家族の絆を深めようとするのだが・・・。
__________

ホリデーロード4000キロ」(1983)から始まった人気コメディ”ナショナル・ランプーン・バケーション”シリーズの第5作。

コンビで活躍するジョナサン・ゴールドスタインジョン・フランシス・デイリーが脚本を兼ねた長編初監督作品

シカゴから西海岸のテーマパークに向かった家族が巻き起こす騒動を描く爆笑コメディ。

前作「ベガス・バケーション」(1997)から18年ぶりの作品であり、成長して家族を持ったラスティ・グリズワルドが、家族の絆を深めるために計画した旅行が描かれている。

かなり下品なシーンやセリフが登場するために、子供向けの作品ではないが、様々な役で登場するスターの豪華競演は見ものだ。

アメリカ大陸の各名所を巡るロードムービーとして楽しめる作品であり、前作までの主人公チェビー・チェイスビヴァリー・ダンジェロの出演や、かつて旅をしたステーションワゴンの登場など、30年以上続く人気シリーズのファンには嬉しい内容となっている。

北米興行収入は約5900万ドル、全世界では1億ドルを超すヒットとなった。

家族を楽しませるために努力する主人公を愉快に演ずるエド・ヘルムズ、写真で登場するその少年期アンソニー・マイケル・ホールジェイソン・ライヴリージョニー・ガレッキイーサン・エンブリー、主人公の妻クリスティナ・アップルゲイト、その息子スカイラー・ギソンド、その弟スティール・ステビンズ、彼らの叔父クリス・ヘムズワース、その妻で主人公の妹レスリー・マン、その少女期ダナ・バロンダナ・ヒルジュリエット・ルイスマリソル・コルズ、主人公の両親チェビー・チェイスビヴァリー・ダンジェロ、ラフティング・ガイドのチャーリー・デイ、ジェームズ(スティール・ステビンズ)が惹かれる少女キャサリン・ミサール、主人公を見下す国際線パイロットのロン・リビングストン、主人公らを追跡するトラック運転手のノーマン・リーダス、主人公の友人キーガン=マイケル・キー、その妻レジーナ・ホール、その娘エミリー・クラッチフィールド、その弟アルコヤ・ブランソン、デビー(クリスティナ・アップルゲイト)の出身大学の学生エリザベス・ギリース、主人公のフライト便の乗客コリン・ハンクス、主人公に偽の温泉を教える青年ライアン・カートライト、”フォー・コーナーズ・モニュメント”で揉めるコロラドの警官ニック・クロールユタの警官ティム・ハイデッカーアリゾナの警官ケイトリン・オルソンニューメキシコの警官マイケル・ペーニャ、主人公と共にフライトする副操縦士のデヴィッド・クレノン、赤いフェラーリの女姓ハンナ・ジーターデレク・ジーター夫人)、テーマパーク職員ジョン・フランシス・デイリーなどが共演している。


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