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ダニー・ケイの新兵さん Up in Arms (1944)

徴兵されて入隊した神経質な青年と友人らが巻き起こす騒動を描く、製作サミュエル・ゴールドウィン、監督エリオット・ニュージェント、主演ダニー・ケイダイナ・ショアダナ・アンドリュースコンスタンス・ダウリングルイス・カルハーン他共演のミュージカル・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ミュージカル


スタッフ キャスト
監督:エリオット・ニュージェント
製作:サミュエル・ゴールドウィン
原案:オーウェン・デイヴィス
脚本
ドン・ハートマン
アレン・ボレッツ
ロバート・ピロッシュ
撮影:レイ・レナハン
編集
ダニエル・マンデル
ジェームズ・ニューコム
ジョン・F・リンクSr.
音楽:マックス・スタイナー

出演
ダニー・ウィームズ:ダニー・ケイ
ヴァージニア・メリル中尉:ダイナ・ショア
ジョー・ネルソン:ダナ・アンドリュース
メアリー・モーガン中尉:コンスタンス・ダウリング
フィル・アシュリー大佐:ルイス・カルハーン
ウィロビー夫人:マーガレット・デュモント
ジョーンズ:エリシャ・クックJr.
ロジャー・B・フライハイセン医師:チャールズ・ハルトン
ジョアンナ看護師:ヴァージニア・メイヨ(クレジットなし)
ゴールドウィン・ガールズ

アメリカ 映画
配給 RKO
1944年製作 106分
公開
北米:1944年2月17日
日本:1955年3月17日
製作費 $2,000,000
北米興行収入 $3,334,000


アカデミー賞
第17回アカデミー賞
・ノミネート
ミュージカル音楽・歌曲賞”Now I Know”


ストーリー
ニューヨーク
青年ダニー・ウィームズ(ダニー・ケイ)は、医療ビルでエレベーターのオペレーターとして働いていた。
ダニーは、医師や看護師に囲まれた生活の中で、様々な病気にかかっているのではないかと心配ばかりしていた。
そんなダニーは、親友でルームメイトのジョー・ネルソン(ダナ・アンドリュース)と共に、看護師のヴァージニア・メリル(ダイナ・ショア)と彼の恋人メアリー・モーガン(コンスタンス・ダウリング)と行動を共にしていた。
ダニーはメアリーに心を寄せていたが、ヴァージニアは密かにダニーに恋していた。
ある日ダニーは徴兵されることになり、ジョーと共に軍隊に入隊する。
訓練を終えたダニーとジョーは、南太平洋に向けて出撃することになるのだが、なんとヴァージニアとメアリーは、従軍看護師の中尉となっていた。
1人本土に残るメアリーだったが、ダニーが問題を起こしている間に、彼女も船に乗り込むことになってしまう・・・。


解説 評価 感想

製作サミュエル・ゴールドウィンエリオット・ニュージェントが監督し、主演のダニー・ケイにとっては長編映画デビュー作となった記念すべき作品。

徴兵されて入隊した神経質な青年と友人らが巻き起こす騒動を描くミュージカル・コメディ。

既に第二次大戦に参戦していたアメリカが、北アフリカ太平洋で激しい戦いを続けていた時期の作品で、内容も軍隊を描いているにも拘らず、世の中の混乱などを全く感じさせない爆笑コメディであることに注目したい。
底抜けに明るい物語に、当然、戦争の悲惨さなど描かれていないため、戦時下のアメリカの国力にどれだけの余裕があったかがよく分かる作品でもある。

第17回アカデミー賞では、ミュージカル音楽賞と、挿入歌”Now I Know”が歌曲賞にノミネートされた。

主演のダニー・ケイは、神経質で風変わりな青年を見事に演じて人々の心を捉え、一躍スターとなった。

主人公に心を寄せる看護師で、美しい歌声を存分に披露してくれるダイナ・ショア、主人公の親友であるルームメイトのダナ・アンドリュース、その恋人で主人公が惹かれる看護師コンスタンス・ダウリング、主人公が所属する部隊の司令官ルイス・カルハーン、主人公が映画館のロビーで出会う婦人マーガレット・デュモント、主人公の部隊の兵士エリシャ・クックJr.、医療ビルの医師チャールズ・ハルトン、看護師役でゴールドウィン・ガールズ、そして、翌年の「ダニー・ケイの天国と地獄」(1945)から5年連続でダニー・ケイと共演しコンビを組むヴァージニア・メイヨが看護師役で端役で出演しているが、なんとなく特別扱いされているようにも思え印象に残る。


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