2000年に発表された、ピーター・ケアリーの小説”True History of the Kelly Gang”を基に製作された作品。 実在したオーストラリアの伝説の無法者ネッド・ケリーの波乱の人生を描く、製作、監督ジャスティン・カーゼル、主演ジョージ・マッケイ、ラッセル・クロウ、ニコラス・ホルト、エッシー・デイヴィス、ショーン・キーナン、トーマシン・マッケンジー、チャーリー・ハナム他共演のドラマ。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ジャスティン・カーゼル
製作
ポール・ランフォード
ジャスティン・カーゼル
リズ・ワッツ
ハル・ヴォーゲル
製作総指揮
ショーン・グラント
デヴィッド・グロス
ブラッド・ファインスタイン
ラファエル・パーチェット
ナイマ・アベド
エミリー・ジョルジュ
ピーター・ケアリー
ヴィンセント・シーハン
デヴィッド・オーキン
原作:ピーター・ケアリー”True History of the Kelly Gang”
脚本:ショーン・グラント
撮影:アリ・ウェグナー
編集:ニック・フェントン
音楽:ジェド・カーゼル
出演
ネッド・ケリー:ジョージ・マッケイ
ネッド・ケリー(少年期):オーランド・シュワート
ハリー・パワー:ラッセル・クロウ
フィッツパトリック巡査:ニコラス・ホルト
エレン・ケリー:エッシー・デイヴィス
ジョー・バーン:ショーン・キーナン
トーマス・カーナウ:ジェイコブ・コリンズ=レヴィ
メアリー・ハーン:トーマシン・マッケンジー
オニール巡査部長:チャーリー・ハナム
シェルトン夫人:クローディア・カーヴァン
ジョージ・キング:マーロン・ウィリアムズ
レッド・ケリー:ジェントル・ベン・コーベット
ダン・ケリー:アール・ケイヴ
スティーヴ・ハート:ルイス・ヒューイソン
ギル夫人:アニ・フィンステラー
オーストラリア/イギリス 映画
配給 Picturehouse Cinemas(イギリス)
2019年製作 124分
公開
イギリス:2020年2月28日
オーストラリア:2020年1月9日
北米:2020年4月24日
日本:2021年6月18日
北米興行収入 $33,820
世界 $471,150
■ ストーリー ■
1867年、オーストラリア。
12歳の少年ネッド・ケリー(オーランド・シュワート)は、アイルランド人の罪人である父レッド(ジェントル・ベン・コーベット)と母エレン(エッシー・デイヴィス)、そして幼い弟と妹たちと共に差別されながら貧しい暮らしをしていた。
美しいエレンは、生活のために男たちを相手に稼いでいた。
ネッドは、度々エレンが相手をするオニール巡査部長(チャーリー・ハナム)から、無法者の襲撃の際、父レッドが女裝していたことを知らされてショックを受け、そのドレスを見つけて焼き払う。
食べ物がないため、ネッドは牛の肉を盗むが、身代わりになり逮捕されたのはレッドだった。
ある日ネッドは、川に落ちた上流階級の少年ディック・シェルトンを助ける。
ディックの母(クローディア・カーヴァン)はネッドを気に入り、エレンは、息子を寄宿学校に入れることを彼女に提案されるものの、それを拒み彼女を追い払う。
その後エレンは、レッドが殺されると、出入りしていた山賊のハリー・パワー(ラッセル・クロウ)に、鍛える目的でネッドを売り飛ばす。
ハリーから犯罪について教わったネッドは、娼館でオニールを撃ち逮捕されて刑務所に送られる。
出所後ネッド(ジョージ・マッケイ)は、親友のジョー・バーン(ショーン・キーナン)と放浪しながら家に戻る。
成長した弟のダン(アール・ケイヴ)は、エレンの婚約者ジョージ・キング(マーロン・ウィリアムズ)と共に、盗んだドレスを着て犯行に及ぶ馬泥棒となっていた。
ネッドのことを知っていたフィッツパトリック巡査(ニコラス・ホルト)は、彼に若い娼婦のメアリー・ハーン(トーマシン・マッケンジー)をあてがう。
ネッドは、子供がいるメアリーと惹かれ合うようになる。
しかし、メアリーの子の父親は娼館に出入りしていたジョージで、嫉妬したエレンは彼を追い出す。
ダンは馬泥棒として疑われ、それを見逃す代わりに、ネッドは妹ケイトとの交際を申し込むフィッツパトリックにそれを許す。
しかし、フィッツパトリックが約束を守らなかったため、ネッドは彼を銃撃して負傷させ、友人のジョーやとダンらと共に逃亡するのだが・・・。
2000年に発表され翌年”ブッカー賞”を受賞した、ピーター・ケアリーの小説”True History of the Kelly Gang”を基に製作された作品。
「アサシン クリード」(2016)のジャスティン・カーゼルが製作を兼ねて監督し、主演はジョージ・マッケイ、ラッセル・クロウ、ニコラス・ホルト、エッシー・デイヴィス、ショーン・キーナン、トーマシン・マッケンジー、チャーリー・ハナムなどが共演した作品。
実在したオーストラリアの伝説の無法者ネッド・ケリーの波乱の人生を描くドラマ。
オーストラリアの過去をネッド・ケリーの生き様を通して独自の視点で描く、ジャスティン・カーゼルの力強い演出が見どころの作品。
貧困の中で育ち反権力を貫いたネッド・ケリーが、盗賊となりながら、いかにしてその時代を象徴する人物となったかが、生々しい映像と共に見事に描かれている。
鬼気迫る演技で主人公ネッド・ケリーを熱演するジョージ・マッケイ、逞しく生きるその少年期を演ずるオーランド・シュワート、主人公を買い取る山賊ハリー・パワーのラッセル・クロウ、権力を利用してケリー家を手玉に取る警官ニコラス・ホルト、主人公の母親を好演するエッシー・デイヴィス、主人公の親友ジョー・バーンのショーン・キーナン、主人公らに捕らえられる英語教師ジェイコブ・コリンズ=レヴィ、主人公と惹かれ合う娼婦トーマシン・マッケンジー、主人公の母の相手である巡査部長チャーリー・ハナム、息子を助けてくれた主人公を気に入る上流階級の婦人クローディア・カーヴァン、主人公の母親の婚約者で馬泥棒のマーロン・ウィリアムズ、主人公の父親ジェントル・ベン・コーベット、主人公の弟ダン・ケリーのアール・ケイヴ、その仲間スティーヴ・ハートのルイス・ヒューイソン他アニ・フィンステラーなどが共演している。