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献身的に働く修道女が死刑囚の女性の無実を信じて救おうとす姿を描く、監督ダグラス・サーク、主演クローデット・コルベール、アン・ブライス、ロバート・ダグラス他共演のフィルム・ノワール。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：ダグラス・サーク
製作：マイケル・クレイク
原作：シャーロット・ヘイスティングズ（戯曲）
脚本
オスカー・ソウル
アンドリュー・ソルト
撮影：ウィリアム・Ｈ・ダニエルズ
編集：テッド・J・ケント
音楽：ハンス・Ｊ・サルター
出演
シスター・メアリー・ボナヴェンチュラ：クローデット・コルベール
ヴァレリー・カーンズ：アン・ブライス
ジェフリーズ医師：ロバート・ダグラス
イザベル・ジェフリーズ：アン・クロフォード
シドニー・キンガム：フィリップ・フレンド
修道院長：グラディス・クーパー
ウィリー：マイケル・ペイト
アベル・ハーマー：ジョン・アボット
シスター・ジョセフィン：コニー・ギルクリスト
メリング：ギャビン・ミュア
フィリップス看護師：フィリス・スタンリー
ピアース：ノーマ・ヴァルデン
看護師コルビー：ヴァレリー・カーデュー
スミスソン夫人：クイニー・レナード
スミスソン：パトリック・オムーア
看護師ブレント：アルマ・ロートン（クレジットなし）
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1951年製作 84分
公開
北米：1951年10月17日
日本：1951年12月14日
製作費 $2,500,000
■ ストーリー ■
イングランド、ノーフォーク。
村が豪雨による洪水に襲われ、病院兼修道院には人々が避難して集まる。
混乱する中、修道院長（グラディス・クーパー）は、シスターたちに適切な指示を与える。
シスター・メアリー・ボナヴェンチュラ（クローデット・コルベール）は、修道院の病棟を担当し、ジェフリーズ医師（ロバート・ダグラス）に協力していた。
メアリーの指示に反発する看護師フィリップス（フィリス・スタンリー）は、思わず、メアリーの妹が自殺した過去を口にしてしまう。
その件で苦しんでいたメアリーを気遣うジェフリーズは、院長から、妻イザベル（アン・クロフォード）と薬剤師のアベル・ハーマー（ジョン・アボット）が到着したことを知らされる。
院長は、妹のことは誰にも話していないことをメアリーに伝え、フィリップスのことは気にせず、最善を尽くすと言う彼女を信頼する。
警察のメリング巡査部長（ギャビン・ミュア）は、殺人犯である死刑囚ヴァレリー・カーンズ（アン・ブライス）を、監視員のピアース（ノーマ・ヴァルデン）と共に刑務所へ連行中だったが、豪雨により近隣の道路が封鎖されたために修道院に立ち寄る。
ヴァレリーは、ピアニストの兄ジェイソンを毒殺した罪で有罪判決を受けた。
苛立つヴァレリーは、親切に対応してくれるメアリーを迷惑に思う。
ジェイソンの主治医だったジェフリーズが現れ、メアリーは、ヴァレリーが新聞で報道された、兄を殺した女性だと気づく。
明日、処刑される予定のヴァレリーは動揺して取り乱し、メアリーは、そんな彼女の心を救おうとする。
ヴァレリーのことを知り心配するイザベルから話を聞いたメアリーは、ヴァレリーの無実を確信する。
メアリーは、かつてヴァレリーの家で働いていた修道院の使用人ウィリー（マイケル・ペイト）や、料理担当のシスター・ジョセフィン（コニー・ギルクリスト）の協力を得ながら、ヴァレリーの事件の真相を探るのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
この後メロドラマの名作を多く手掛けるダグラス・サーク監督し、主演はクローデット・コルベール、アン・ブライス、ロバート・ダグラスなどが共演した作品。
水害で避難所となった修道院で起きる出来事を描くフィルム・ノワール。
様々な登場人物が複雑に絡み合う物語を、その各個性を活かして描く、ダグラス・サークの繊細な演出が見どころの作品。
主演のクローデット・コルベールは、辛い過去を抱えながら、人々のために尽くす修道女を見事に演じている。
主人公に救われる死刑囚のアン・ブライス、彼女の亡くなった兄の主治医である修道院の病院の医師ロバート・ダグラス、精神を病むその妻で、ヴァレリー（アン・ブライス）の兄と関係していたアン・クロフォード、主人公に協力するヴァレリーの婚約者フィリップ・フレンド、修道院長のグラディス・クーパー、主人公に協力する修道院の使用人マイケル・ペイト、薬剤師のジョン・アボット、主人公に協力する料理人である修道女コニー・ギルクリスト、ヴァレリーを連行する警官ギャビン・ミュア、主人公を嫌う看護師フィリス・スタンリー、ヴァレリーの監視員ノーマ・ヴァルデン、看護師のヴァレリー・カーデューとアルマ・ロートン、修道院に避難して出産する女性クイニー・レナード、その夫パトリック・オムーアなどが共演している。
