記者になることを夢見る保安官と心優しい歌手の恋を描く、監督ジョージ・アーチェインバウド、主演クレア・トレヴァー、アルバート・デッカー、バリー・サリヴァン、ヘンリー・ハル、ポーター・ホール、パーシー・キルブライド、クレム・ベヴァンス他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・アーチェインバウド
製作:ハリー・シャーマン
原作:ノーマン・ヒューストン
脚本:イーニアス・マッケンジー
撮影:ラッセル・ハーラン
編集:キャロル・ルイス
音楽:ミクロス・ローザ
出演
ドーラ・ハンド:クレア・トレヴァー
バット・マスターソン:アルバート・デッカー
キング・ケネディ:バリー・サリヴァン
インキー・ウィルキンソン:ヘンリー・ハル
ジェームズ・H”ドッグ”ケリー市長:ポーター・ホール
サミュエル・スモール牧師:パーシー・キルブライド
バッファロー・バーンズ:クレム・ベヴァンス 友人
デイジー・ダヴェンポート:マリオン・マーティン
ルエラ・パーソンズ:ベリル・ウォーレス
ロバート・ライト:アーサー・ホール 市長の友人
ファニー・ギャレットソン:テディ・シャーマン
ブラックバーン判事:ジョージ・クリーブランド
出版業者:ラッセル・ヒックス
シアーズ医師:ハーバート・ローリンソン
アニー・ローガン:マーリーン・メインズ
ベル:ドロシー・グレンジャー
ワディ・カーンズ:デューイ・ロビンソン
クロケット:ウェイド・クロスビー
ワーグナー:ハル・タリアフェロ
ウォーカー:グレン・ストレンジ
エディ・フォイSr.:チャーリー・フォイ
ライト夫人:クレア・ホイットニー
シム:ラッセル・シンプソン
ブラウン夫人:ユーラ・ガイ
ローガン夫人:フランシス・モリス
手下:トム・ロンドン(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1943年製作 90分
公開
北米:1943年12月31日
日本:未公開
■ アカデミー賞 ■
第17回アカデミー賞
・ノミネート
音楽賞(ドラマ)
■ ストーリー ■
1919年、ニューヨーク。
新聞記者となったバット・マスターソン(アルバート・デッカー)は、コラムニストのルエラ・パーソンズ(ベリル・ウォーレス)と話をした後、50年前の保安官時代のことを思い出す。
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カンザス州、ドッジシティ。
バットは、新聞の発行人インキー・ウィルキンソン(ヘンリー・ハル)に会うために酒場に向かう。
インキーに声をかけたバットは、その場で、保安官を殺した悪党を射殺する。
インキーに記者として雇ってもらうつもりだったバットだったが、ジェームズ・H”ドッグ”ケリー市長(ポーター・ホール)は、バットを保安官に推薦する。
バットは、悪党であるキング・ケネディ(バリー・サリヴァン)に対抗するために町が保安官を必要としていることを知り、それを引き受ける。
サミュエル・スモール牧師(パーシー・キルブライド)に頼まれて教会の礼拝に出席したバットは、賛美歌を歌うドーラ・ハンド(クレア・トレヴァー)に惹かれ、教会を出た後で彼女と話をする。
その夜バットは、ドーラが、ケリー市長が経営する酒場の歌手として雇われたことを知り驚く。
バットと話したドーラは、彼が銃を抜いたイカサマ師を射殺したため、殺人だと言って彼を非難する。
バットに用があり酒場に向かったスモール牧師は、ドーラが酒場の歌手だと知りショックを受ける。
バットは、あらゆる偏見を非難する内容の記事を、インキーの許可を得て書かせてもらう。
スモール牧師は、記事を読んだ教会のシスターたちの否定的な意見とは違う考えだった。
記事の内容に感銘を受けたスモール牧師はバットの元に向かい、ドーラに今後も讃美歌を頼むつもりだと伝える。
その後バットは、病気の子供の世話をする心優しいドーラと親交を深めるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
フランス出身で西部劇を得意とするジョージ・アーチェインバウドが監督し、主演はクレア・トレヴァー、アルバート・デッカー、バリー・サリヴァン、ヘンリー・ハル、ポーター・ホール、パーシー・キルブライド、クレム・ベヴァンスなどが共演した作品。
実在の歌手で心優しい女性ドーラ・ハンドと、記者になることを夢見る保安官バット・マスターソンとの恋を、実話に基づいて描いた西部劇。
終盤で、ケリー市長の部屋(実際は自宅)にいたドーラ・ハンドが、悪党のケネディの銃弾を受けて死亡するシーンなどは、かなり忠実に再現されている。
第17回アカデミー賞では、音楽賞(ドラマ)にノミネートされた。
主演のクレア・トレヴァーは、人々の幸せを考えながら行動する歌手ドラ・ハンドを魅力的に演じている。
主人公と親交を深める記者志望の保安官バット・マスターソンを貫禄で演ずるアルバート・デッカー、主人公に惹かれる悪党である牧場主バリー・サリヴァン、ドッジシティの新聞発行人ヘンリー・ハル、ジェームズ・H”ドッグ”ケリー市長のポーター・ホール、牧師のパーシー・キルブライド、バット・マスターソンの友人クレム・ベヴァンス、酒場の女マリオン・マーティン、テディ・シャーマン、ドロシー・グレンジャー、コラムニストのルーエラ・パーソンズ役ベリル・ウォーレス、市長の友人アーサー・ホール、判事のジョージ・クリーブランド、出版業者のラッセル・ヒックス、医師のハーバート・ローリンソン、主人公のおかげで病気から回復する少女マーリーン・メインズ、ケネディ(バリー・サリヴァン)の手下デューイ・ロビンソン、ウェイド・クロスビー、ハル・タリアフェロ、グレン・ストレンジ、トム・ロンドン、エディ・フォイSr.を演ずる息子のチャーリー・フォイ、市長の友人の妻クレア・ホイットニー、町民ラッセル・シンプソン、ユーラ・ガイ、フランシス・モリスなどが共演している。