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遊星よりの物体X The Thing from Another World (1951)

北極に墜落した未知の物体を調べる調査隊に襲いかかる恐怖を描く、製作ハワード・ホークス、監督クリスチャン・ネイビー、出演マーガレット・シェリダンケネス・トビーロバート・コーンスウェイト他共演のSFホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:クリスチャン・ネイビー
製作:ハワード・ホークス
原作:ジョン・W・キャンベルJr.影が行く
脚本:チャールズ・レデラー
撮影:ラッセル・ハーラン
編集:ローランド・グロス
音楽:ディミトリ・ティオムキン

出演
ニッキ・ニコルソン:マーガレット・シェリダン
パトリック・ヘンドリー大尉:ケネス・トビー
アーサー・キャリントン博士:ロバート・コーンスウェイト
ネッド”スコッティ”スコット:ダグラス・スペンサー
エディ・ダイクス中尉:ジェームズ・ヤング
ボブ:デューイ・マーティン クルーチーフ
ケン”マック”マクファーソン中尉:ロバート・ニコルズ
バーンズ伍長:ウィリアム・セルフ
スターン博士:エドゥアルト・フランツ
チャップマン夫人:サリー・クレイトン
ザ・シング:ジェームズ・アーネス
ヴォーヒーズ博士:ポール・フリーズ(クレジットなし)
チャップマン博士:ジョン・ディルケス(クレジットなし)
レディング博士:ジョージ・フェネマン(クレジットなし)
ウィルソン博士:エヴェレット・グラス(クレジットなし)
アンブローズ博士:エドマンド・ブレオン(クレジットなし)
ローレンス博士:ノーバート・シラー(クレジットなし)
テックス・リチャーズ:ニコラス・バイロン(クレジットなし)
フォガティ准将:デヴィッド・マクマホン(クレジットなし)
スミス大尉:ロバート・スティーブンソン(クレジットなし)
ビル・ストーン:ビル・ネフ(クレジットなし)
リー:リー・トンフー(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 RKO
1951年製作 87分
公開
北米:1951年4月7日
日本:1952年5月15日
製作費 $1,600,000


ストーリー
アラスカアンカレッジ
ジャーナリストのネッド”スコッティ”スコット(ダグラス・スペンサー)は、アラスカ航空軍の将校クラブを訪れ、知人のエディ・ダイクス中尉(ジェームズ・ヤング)から、ケン”マック”マクファーソン中尉(ロバート・ニコルズ)とパトリック・ヘンドリー大尉(ケネス・トビー)を紹介される。
3人と話したスコッティは、ノーベル賞受賞者のアーサー・キャリントン博士(ロバート・コーンスウェイト)ら科学者が、北極に終結していることを知る。
フォガティ准将(デビッド・マクマホン)に呼ばれたヘンドリーは、キャリントンからの連絡で、付近に未知の飛行物体が墜落したことを知らされ、物資の輸送と調査を命ぜられる。
スコッティの同行許可を得たヘンドリーは、エディとマック、バーンズ伍長(ウィリアム・セルフ)、クルーチーフのボブ(デューイ・マーティン)、犬ゾリ部隊と共に、”C-47”(ダグラス・スカイトレイン)で第6極地探検隊の基地に向かう。
基地では、科学者のチャップマン博士(ジョン・ディルケス)とその妻(サリー・クレイトン)、ヴォーヒーズ博士(ポール・フリーズ)、スターン博士(エドゥアルト・フランツ)、レディング博士(ジョージ・フェネマン)、ローレンス博士(ノーバート・シラー)、キャリントンの助手ビル・ストーン(ビル・ネフ)、ウィルソン博士(エヴェレット・グラス)、アンブローズ博士(エドマンド・ブレオン)、通信士のテックス・リチャーズ(ニコラス・バイロン)、そして、キャリントンの秘書でヘンドリーの恋人ニッキ・ニコルソン(マーガレット・シェリダン)らが調査を続けていた。
ニッキに会ったヘンドリーは、キャリントンから墜落の説明を受けて現場に向かう。
付近に着陸して現場に着いたキャリントンらは、一部が露出した物体の大きさを調べるために輪郭に沿って各人が広がり、それが完璧な円形である空飛ぶ円盤だと確信する。
ヘンドリーは、テルミット爆弾を使い氷を除去し物体を掘り起こそうとする。
物体の金属との激しい反応により大爆発が起き、物体は完全に破壊されてしまう。
ガイガーカウンターが反応し、埋もれている死体のようなものが発見され、ヘンドリーらは、氷をブロック状に切り出して基地に運ぶのだが・・・。


解説 評価 感想

参考:
・「遊星よりの物体X」(1951)
・「遊星からの物体X」(1982)
・「遊星からの物体X ファーストコンタクト」(2011)

1938年に発表された、ジョン・W・キャンベルJr.の小説”影が行くを基に製作された作品。

製作ハワード・ホークス、本作がデビュー作となるクリスチャン・ネイビーが監督し、出演はマーガレット・シェリダンケネス・トビーロバート・コーンスウェイトなどが共演した作品。

北極に墜落した未知の物体を調べる調査隊に襲いかかる恐怖を描くSFホラー。

製作のハワード・ホークスが、一部以外は監督したというキャスとの証言などもあるが、本人はそれを否定している。

ジョン・カーペンターによる1982年「遊星からの物体X」の恐怖感に比べると、時代の流れもありかなり控えめに思えるが、エイリアンに灯油をかけ火を点け撃退しようとする、映画史上初の全身炎スタントを始め、ダイナミックな演出は当時の人々に衝撃を与え、SFホラーの傑作として評価の高い作品。

2001年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

科学者の秘書マーガレット・シェリダン、彼女の恋人であるアラスカ航空軍大尉で調査隊に加わるケネス・トビー、未知の飛行物体の調査の指揮を執る科学者で、エイリアンを生かし研究に利用しようとするロバート・コーンスウェイト、現地を取材する記者のダグラス・スペンサー、ヘンドリー(ケネス・トビー)の同僚である中尉ジェームズ・ヤング、中尉のロバート・ニコルズ、クルーチーフのデューイ・マーティン、伍長のウィリアム・セルフ、調査隊の科学者エドゥアルト・フランツポール・フリーズジョン・ディルケス、その妻サリー・クレイトンジョージ・フェネマンエヴェレット・グラスエドマンド・ブレオン、ノーバート・シラー、通信士のニコラス・バイロン、エイリアン/ザ・シングのジェームズ・アーネス、ヘンドリーの上官である准将デヴィッド・マクマホン、キャリントン(ロバート・コーンスウェイト)の助手ビル・ネフ、基地の料理人リー・トンフーなどが共演している。


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