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ストレンジャーズ 地獄からの訪問者 The Strangers: Prey at Night (2018)

2008年に公開された「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」の続編。
3人の謎の殺人鬼に襲われた家族の恐怖を描く、監督ヨハネス・ロバーツ、主演クリスティーナ・ヘンドリックスベイリー・マディソンマーティン・ヘンダーソンルイス・プルマン他共演のホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:ヨハネス・ロバーツ
製作
ジェームズ・ハリス
ウェイン・マーク・ゴッドフリー
マーク・レーン
ロバート・ジョーンズ
ライアン・カヴァナー
製作総指揮
トレヴァー・メイシー
ブライアン・ベルティノ
デヴィッド・ダイナースタイン
ジェイソン・レスニック
ウィリアム・サドライエ
アレックス・ウォルトン
アラステア・バーリンガム
チャーリー・ドンベク
ケン・ハルスバンド
ブレット・ダール
ジョン・D・ワグナー
原作:ブライアン・ベルティノ(キャラクター)
脚本
ブライアン・ベルティノ
ベン・ケタイ
撮影:ライアン・サマル
編集:マーティン・ブリンクラー
音楽:エイドリアン・ジョンストン

出演
シンディ:クリスティーナ・ヘンドリックス
キンジー:ベイリー・マディソン
マイク:マーティン・ヘンダーソン
ルーク:ルイス・プルマン
マスクの男:ダミアン・マッフェイ
ドールフェイス:エマ・ベロミー
ピンナップ・ガール:リア・エンスリン
シェリル:メアリー・ルイーズ・カサンタ
マーヴ:ケン・ストランク
ウェイトレス:レイチェル・カーン
母親:リア・ロバーツ
息子:ガブリエル・A・バーン
ブルックス巡査:プレストン・サドレア

アメリカ 映画
配給 Aviron Pictures
2018年製作 85分
公開
北米:2018年3月9日
日本:2018年7月20日
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $24,586,710
世界 $31,039,130


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
オハイオ州、カリーダ
郊外のトレーラーパークに、ピックアップ・トラックに乗った三人が到着する。

ドアをノックする音で目覚めたシェリル(メアリー・ルイーズ・カサンタ)は、外のトラックを確認して侵入者に気づく。

ドールフェイスのマスクを被った女(エマ・ベロミー)は、ベッドで眠るシェリルの夫マーヴ(ケン・ストランク)の隣りに横たわる。

マイク(マーティン・ヘンダーソン)と妻シンディ(クリスティーナ・ヘンドリックス)は、問題児の娘キンジー(ベイリー・マディソン)を寄宿学校に入れることを決めた。

その前に家族旅行を計画したマイクとシンディは、叔父マーヴがいるトレーラーパークに向かう。

マイクとシンディは、反抗してまともに口もきかないキンジーを車に乗せて、野球をしていた息子ルーク(ルイス・プルマン)を途中で拾いガトリン湖に向けて出発する。
...全てを見る(結末あり)

仲が悪いルークとキンジーは、車内で互いを罵り合い、両親に制止される。

夜になりダイナーに寄ったマイクらだったが、キンジーは店に入ろうとしない。

外でタバコを吸うキンジーと話したシンディは、優等生だった自分には気持ちが分からないと言われ、それなりに問題を抱えて切り抜けたことを伝える。

シンディは、キンジーが自分たちを信頼しないために悲しく思う。

その後、家族はトレーラーパークに到着し、管理所に向かったシンディは、マーヴのメモ書きと鍵を確認する。

ジェシカはそれをマイクに伝え、自分たちのトレーラーハウスに向かう。

誰かが訪ねて来たためにジェシカは窓から覗き、それが少女(ドールフェイス)だと確認して対応し、彼女から”タマラいますか?”と訊かれる。

場所を間違えていると伝えたジェシカは、ドールフェイスが去った後で家族でカードをしようとする。

キンジーはそれを無視し、ルークは仕方なく付き合おうとする。

マイクはキンジーと話し、寄宿学校に決めたのは悩んだ末のことだと伝える。

何も話そうとしないキンジーは出て行ってしまい、ジェシカは、連れ戻すことをルークに指示する。

キンジーを見つけたルークは、見方を変えて新しい生活を楽しむようにと伝えるものの、話を聞いてもらえない。

キンジーのために考えられることはすべてやったと言うシンディは、それを認めるマイクと愛を確かめる。

ドアをノックする音が聴こえて、ルークとキンジーだと思ったマイクは、現れたドールフェイスから再びタマラのことを訊かれ、親切にしてやろうとするものの、彼女は帰ってしまう。

子供たちが気になるシンディは、捜しに行こうとする。

入り口が開いていたトレーラーハウスに向かったルークとキンジーは、物音がしたために警戒しながら奥の部屋に向かい、窓に書かれた文字に気づく。

マーヴとシェリルが死んでいることを知ったルークとキンジーは驚き、その場を離れる。

マイクとシンディに出くわしたルークとキンジーは、マーヴとシェリルが血まみれで死んでいることを伝える。

シンディとキンジーをトレーラーハウスに戻したマイクは、警察を呼ぶよう指示する。

マイクはルークと共に、マーヴとシェリルのトレーラーハウスに向かう。

トレーラーハウスに戻ったシンディは、動揺するキンジーを落ち着かせて、全員の携帯電話が壊されていることに気づく。

一台の電源が入ったために警察に電話をしたシンディは通話ができず、キンジーから誰かがいることを知らされる。

その場に現れたマスクをしたドールフェイスは、ナイフを手にしてシンディとキンジーに襲い掛かる。

バスルームに逃げ込んだシンディは、天上の出口らキンジーを逃がすものの、ドールフェイスに刺し殺される。

泣き叫ぶキンジーは、屋根から降りて逃げる。

トレーラーハウスに着き内部を確認したマイクとルークは、何者かに襲われそうになり警戒する。

その場から離れようとしたマイクとルークは、外にマスクを被った男(ダミアン・マッフェイ)が立っていることに気づく。

銃があることを思い出したマイクは、それを見つけて弾丸を込める。

マスクの男がいないことを確認したマイクとルークは、自分たちのトレーラーハウスに向かう。

シンディが殺されていることを知ったマイクは驚き、彼女を抱きかかえて泣き崩れる。

動揺するルークを落ち着かせたマイクは、キンジーを捜しに行くために車に向かう。

車で走り出したマイクは、レンガが窓に当たったためにハンドルを誤り、トレーラーハウスに衝突する。

道に迷ったキンジーは、マスクの男が運転するピックアップ・トラックに追われたために隠れる。

そこにマスクを被ったピンナップ・ガール(リア・エンスリン)が現れる。

衝突の衝撃で脚に破片が刺さったマイクは、ルークにキンジーを捜すよう指示して銃を渡す。

ルークはマイクの指示に従い、キンジーを捜しに行く。

その場に現れたマスクの男は車に乗り込み、アイスピックでマイクを殺す。

トレーラーハウスに戻ったキンジーは、置いてあったビックリ箱に気づき、その場にいたドールフェイスに襲われて脚を刺される。

そこに現れたルークは、ドールフェイスに銃を向けて脅し、その場から逃げて別のトレーラーハウスに入る。

ルークに傷の手当てをしてもらったキンジーは、シンディが死んだことを話ながら、母に酷いことをしたと言って後悔する。

マスクの男がトラックでトレーラーハウスに突っ込み、その場から脱出したルークは、キンジーをポーチの下に隠す。

電話を探して警察に連絡するとキンジーに伝えたルークは、管理所に向かう。

警察に電話をしたルークは助けを求め、物音がしたために警戒し、ピンナップ・ガールが現れる。

プールに向かったルークは、追ってきたピンナップ・ガールを蹴り倒し、ナイフで刺し殺す。

斧を持ったマスクの男が現れ、襲われたルークはプールに落下して格闘になる。

ナイフを奪われたルークは、背後からマスクの男に刺される。

マスクの男はその場を去り、瀕死のルークはキンジーに助けられる。

ルークを安全な場所に運んだキンジーは、街道に出て助けを探そうとする。

駆け付けたブルックス巡査(プレストン・サドレア)に助けを求めたキンジーだったが、現れたドールフェイスが彼の首を搔き切る。

ブルックスの車に乗り込んだキンジーは、キーがないことに気づき、それを手にするドールフェイスに襲われる。

車内にあったショットガンを放ったキンジーは、倒れたドールフェイスのマスクを外し、襲った理由を訊く。

理由が必要かと言われたキンジーは、容赦なくドールフェイスを射殺する。

車に乗り込んだキンジーは、マスクの男のトラックに衝突される。

エンジンがかからなくなったキンジーは焦り、再び衝突したトラックは、バンパーが引っ掛かってしまう。

車から降りたキンジーはガソリンが漏れていることに気づき、ライターで火を点ける。

爆発が起き、マスクの男は炎に包まれるものの、その場を離れるキンジーを追う。

逃げるキンジーは橋で転んでしまい、マスクの男が斧を持ってトラックを降りる。

腹部に刺さったガラスを引き抜いたマスクの男は、力尽きて倒れる。

通りがかったピックアップ・トラックを止めたキンジーは、運転していた女生(リア・ロバーツ)と息子(ガブリエル・A・バーン)に助けを求める。

生きていたマスクの男が背後から迫り、発進したトラックの荷台に乗ったキンジーは、その場にあったバットで男を殴る。

その後、一命を取り留めたルークは病院で治療を受け、キンジーは病室で彼に付き添う。

ドアがノックされたために驚くキンジーは、ドールフェイスが現れた時に見つけたビックリ箱と同じ音がしたために怯える。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
マイクとシンディは、問題児の娘キンジーを寄宿学校に入れる前に家族旅行を計画する。
息子ルークとキンジーと共に叔父がいるトレーラーパークに向かったマイクとシンディは、その場で家族の絆を深めようとする。
ところが、不審な少女が訪ねて来た直後から、家族は、マスクを被った三人の殺人鬼に襲われる・・・。
__________

低予算ながらヒットした「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」(2008)の続編。

前作の監督ブライアン・ベルティノは製作と脚本を担当し、「海底47m」(2017)のヨハネス・ロバーツが監督した作品。

続編の企画は一度流れてしまい、10年ぶりに製作された本作は、ファン待望の一作として話題になったものの、批評家、一般の評価は低く、興行的にも前作から激減する結果に終わってしまった。
とは言っても、製作費が500万ドルでああるため、全世界約3100万ドルの興行収入は失敗とは言えない。
*前作は世界で約8200万ドル

前作同様、三人のマスクの殺人鬼が登場するのだが、ストーリーに深みもなく、他のホラー映画と代わり映えしないシーンの連続に新鮮味もない。

家族の母親を演ずる主演のクリスティーナ・ヘンドリックスが、序盤で呆気なく殺されてしまうのもファンを失望させる。

問題児として登場し、殺人鬼に襲われて両親を失いつつ戦うベイリー・マディソン、その父親マーティン・ヘンダーソン、その息子ルイス・プルマンビル・プルマンの息子)、家族に襲い掛かるマスクの男のダミアン・マッフェイ、ドールフェイスのエマ・ベロミー、ピンナップ・ガールのリア・エンスリン、主人公の叔父夫婦メアリー・ルイーズ・カサンタとケン・ストランク、ダイナーのウェイトレス、レイチェル・カーン、終盤でキンジー(ベイリー・マディソン)を助ける親子リア・ロバーツとガブリエル・A・バーン、駆け付ける警官プレストン・サドレアなどが共演している。


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