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パームビーチ・ストーリー The Palm Beach Story (1942)

離婚の危機を迎えた夫婦が巻き起こす騒動を描く、監督プレストン・スタージェス、主演クローデット・コルベールジョエル・マクリーメアリー・アスタールディ・ヴァリー他共演のスクリューボール・コメディの快作。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト
監督:プレストン・スタージェス
製作
バディ・G・デシルヴァ
ポール・ジョーンズ
脚本:プレストン・スタージェス
撮影:ヴィクター・ミルナー
編集:スチュアート・ギルモア
音楽:ヴィクター・ヤング

出演
ジェラルディン”ジェリー”ジェファーズ:クローデット・コルベール
トム・ジェファーズ/マグルー船長:ジョエル・マクリー
プリンセス・センティミリア:メアリー・アスター
ジョン・D・ハッケンサッカー3世:ルディ・ヴァリー
トト:シグ・アルノ
ウィニー・キング:ロバート・ダドリー
キング夫人:エスター・ハワード
アパートの管理人:フランクリン・パングボーン
車掌:アーサー・ホイト
車掌:アル・ブリッジ
ジョージ(バーテンダー):フレッド”スノーフレーク”トゥーンズ
列車のポーター:チャールズ・R・ムーア
制動手:フランク・モラン
オーケストラ・リーダー:ハリー・ローゼンタール
オドネル警官:J・ファレル・マクドナルド

エール&ウズラ・クラブのメンバー
ヒンチ:ロバート・ワーウィック
オズモンド:アーサー・スチュアート・ハル
クルック博士:トーベン・マイヤー
マッキーウィー:ヴィクター・ポテル
アスウェルド:ジミー・コンリン

名前のないメンバーが演じる:
ウィリアム・デマレスト
ジャック・ノートン
ロバート・グレイグ
ロスコー・エイツ
デューイ・ロビンソン
チェスター・コンクリン
シェルドン・ジェット

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1942年製作 88分
公開
北米:1942年12月10日
日本:1948年9月3日
製作費 $950,000
北米興行収入 $1,700,000


ストーリー
ニューヨーク
発明家トム・ジェファーズ(ジョエル・マクリー)と妻ジェラルディン”ジェリー”(クローデット・コルベール)は結婚して5年、経済的に恵まれず夫婦仲もギクシャクしていた。
ある日ジェリーは、アパートの部屋を探していたソーセージ王である富豪ウィニー・キング(ロバート・ダドリー)と知り合い、気前のいい彼から大金700ドルを渡される、。
家賃や借金などを完済したジェリーは、帰宅したトムにウィニーと現金のことなどを話す。
自分は成功の邪魔になると考えトムと別れる決心をしたジェリーは、翌朝、彼の制止を振り切りフロリダパームビーチに向かおうとする。
特急列車に乗車しようとしたジェリーは、”エール&ウズラ・クラブ”という団体のマスコットになり、彼らに同行することになる。
その後、クラブの専用車両で騒動が起き、寝台車に向かったジェリーは、風変わりだが気のいい青年ジョン・D・ハッケンサッカー3世(ルディ・ヴァリー)と出会う。
問題を起こしたクラブの車両は切り離され、荷物を置いてきたジェリーは洋服などもなく、彼女に惹かれたジョンはジャクソンビルで買い物をさせる。
オートクチュールの洋服を買い宝石なども贈られたジェリーは、ジョンが、豪華ヨット”アール・キング”の持ち主である世界有数の大富豪だと知り驚く。
その頃トムは、現れたウィニーから無制限の支援を受けられることになり、ジェリーを連れ戻すようにと言われ、空路フロリダに向かう。
ヨットでパームビーチに着いたジェリーは、トムの姉センティミリア(メアリー・アスター)に迎えられる。
トムがいることに気づき驚いたジェリーは、ジョンには独身と話していたために、彼とセンティミリアには、トムを兄として紹介する。
戸惑うトムは仕方なく兄に扮するものの、センティミリアに好かれてしまう・・・。


解説 評価 感想

プレストン・スタージェスお得意のスクリューボール・コメディの快作で、彼自身の脚本によるセリフ回しの速さ、冒頭からギャグの連続、軽快でシャープな演出が楽しめる。

離婚の危機を迎えた夫婦が巻き起こす騒動を描くストーリーは、プレストン・スタージェス自身の体験を基にしたもので、列車の車両が切り離されるシーンなどに活かされている。

前年の「サリヴァンの旅」(1941)に続くプレストン・スタージェスジョエル・マクリーのコンビ作品であり、2人は「崇高な時」(1944)でも組むことになる。
クローデット・コルベールの出演作では、「チゥインガム行進曲」(1930)と「模倣の人生」(1934)でプレストン・スタージェスが脚本を担当している。

また、ウィリアム・デマレスト他、プレストン・スタージェス作品の常連の多くが出演しているのも注目だ。

主演のクローデット・コルベールは、夫の成功の邪魔になると考え旅立ち様々な騒動を巻き起こす女性を好演し、ジョエル・マクリーは、彼女を追う夫を愉快に演じている。

主人公夫妻の夫に惹かれる富豪夫人メアリー・アスター、その弟で世界有数の大富豪でありヒロインに惹かれるルディ・ヴァリー、彼らの屋敷の居候シグ・アルノ、主人公夫妻に気前よく援助する富豪のロバート・ダドリー、その妻エスター・ハワード、主人公夫妻のアパートの管理人フランクリン・パングボーン、車掌のアーサー・ホイトアル・ブリッジ、列車のバーテンダー役フレッド”スノーフレーク”トゥーンズ、列車のポーター役チャールズ・R・ムーア、列車の制動手フランク・モラン、警官のJ・ファレル・マクドナルド、オーケストラ・リーダーのハリー・ローゼンタール

エール&ウズラ・クラブ・メンバー
ロバート・ワーウィック
アーサー・スチュアート・ハル
トーベン・マイヤー
ヴィクター・ポテル
ジミー・コンリン
ウィリアム・デマレスト
ジャック・ノートン
ロバート・グレイグ
ロスコー・エイツ
デューイ・ロビンソン
チェスター・コンクリン


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