コンピューター・プログラムを利用した国家を危機に陥れる陰謀に巻き込まれたシステム・アナリストの命を懸けの戦いを描く、製作、監督アーウィン・ウィンクラー、サンドラ・ブロック、ジェレミー・ノーサム他共演のサスペンス。 |
・サンドラ・ブロック / Sandra Bullock 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:アーウィン・ウィンクラー
製作
アーウィン・ウィンクラー
ロブ・コーワン
脚本
ジョン・ブランカート
マイケル・フェリス
撮影:ジャック・N・グリーン
編集:リチャード・ハルシー
音楽
マーク・アイシャム
ジェフ・ロナ
出演
アンジェラ・ベネット:サンドラ・ブロック
ジャック・デヴリン:ジェレミー・ノーサム
アラン・チャンピオン:デニス・ミラー
ベネット夫人:ダイアン・ベーカー
デイル・ヘスマン:レイ・マッキノン
ルース・マークス:ウェンディ・ガゼル
マイケル・バーグストロム:ケン・ハワード
ベン・フィリップス:ロバート・ゴセット
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1995年製作 114分
公開
北米:1995年7月28日
日本:1996年1月13日
製作費 $22,000,000
北米興行収入 $46,564,880
世界 $110,627,970
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
国防総省次官マイケル・バーグストロム(ケン・ハワード)は、検査の結果HIV感染が明らかになり、それを苦にして自殺する。
カリフォルニア州、ヴェニス。
システム・アナリストのアンジェラ・ベネット(サンドラ・ブロック)は、休暇に出かけるために、アルツハイマー病で療養所生活を送る母(ダイアン・ベーカー)の様子を見に行く。
旅行の予約を済ませたアンジェラは、サンフランシスコの”カシードラル・ソフトウェア”のデイル・ヘスマン(レイ・マッキノン)からフロッピー・ディスクを受け取る。
デイルに連絡したアンジェラは、ディスクの中のシステム上の”π”のマークをクリックすることで、鉄道や病院のメイン・コンピューターにアクセスできてしまったことを知らされる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
システム・アナリストのアンジェラ・ベネットは、長年の付き合いがある、”カシードラル社”のデイルからフロッピー・ディスクを受け取る。
デイルに連絡を入れながら、そのプログラムを開いたアンジェラは、右下隅の”π”のマークをクリックすることで、病院などのメイン・コンピューターにアクセスできてしまうことを知らされる。
アンジェラは、緊急にデイルに会うことになるが、彼が飛行機事故で死んだことを知り予定していたメキシコ旅行に向かう。
アンジェラは、ビーチで魅力的な男性デヴリンに出会い意気投合して愛し合う。
しかしデヴリンは、アンジェラのディスクを狙い彼女を抹殺しようとする。
それを逃れたアンジェラだったが、自分の身元が他人とすり替えられていることに気づく。
帰国したアンジェラは、自分に前科があるというデータも入力され、デヴリン、そして警察からも追われることになるのだが・・・。
__________
「ロッキー」(1976)シリーズの製作者として知られるアーウィン・ウィンクラーの、細部にまでこだわった演出は興味深い。
しかし、 今一メリハリが足りないドラマ展開など緊迫感に欠けている。
当時、広まり始めていたコンピューター及びインターネットを利用した国家規模の犯罪を扱った作品であるため、主演のサンドラ・ブロックは厳しい指導を受け、その専門家として見事に役をこなし、体を張ったアクション場面なども含め熱演している。
本作のような作品は、登場するハードや機材の進歩が激しいため、時が経つにつれ古臭く感じてしまうものだが、”フロッピー・ディスク”を含め、意外にもその古風さを受け入れてしまえる。
主人公を追うサイバー・テロリストのジェレミー・ノーサム、同じく身元をすり替えるウェンディ・ガゼル、主人公の協力者で精神科医のデニス・ミラー、主人公の母ダイアン・ベーカー、主人公に不審なプログラムを送るレイ・マッキノン、自殺する国防次官ケン・ハワード、偽FBI捜査官ロバート・ゴセットなどが共演している。