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夜明けの男 The Dawn Rider (1935)

悪党に父を殺された青年の復讐を描く、監督、脚本ロバート・N・ブラッドベリー、主演ジョン・ウェインマリオン・バーンズデニス・ムーアリード・ハウズヤキマ・カナット他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇

ジョン・ウェイン / John Wayne 作品一覧
ジョン・ウェイン / John Wayne/Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ロバート・N・ブラッドベリー

製作:ポール・マルヴァーン
原案:ロイド・ノスラー
脚本:ロバート・N・ブラッドベリー
編集:カール・ピアソン
撮影:アーチー・スタウト

出演
ジョン・メイソン:ジョン・ウェイン

アリス・ゴードン:マリオン・バーンズ
ラッド・ゴードン:デニス・ムーア
ベン・マクルーア:リード・ハウズ
メイソン:ジョセフ・ド・グラス
酒場のオーナー:ヤキマ・カナット
ピート:アール・ドワイア
ベイツ:ネルソン・マクドウェル

アメリカ 映画
配給 モノグラム・ピクチャーズ
1935年製作 53分
公開
北米:1935年6月20日
日本:未公開
製作費 $10,000


ストーリー
町に着いたジョン・メイソン(ジョン・ウェイン)は、ベン・マクルーア(リード・ハウズ)とトラブルになり殴り合いを始める。
それがきっかけでベンと仲良くなり友情が芽生えたジョンは、父(ジョセフ・ド・グラス)が経営する急行便事務所に向かう。
悪党のラッド・ゴードン(デニス・ムーア)らは、酒場のオーナー(ヤキマ・カナット)と手を組み、急行便事務所を襲い現金を手に入れようとする。
ジョンはベンと共にその場に向かい、犯人に抵抗する父メイソンが目の前で銃撃されてしまい、犯人は逃走する。
瀕死のメイソンは、自分を窓から撃ったのは水玉のネッカチーフの男だとジョンに言い残して息を引き取る。
犯人を追ったジョンは、何人かを射殺するものの撃たれて落馬する。
ジョンを助けたベンは、心を寄せていたラッドの妹アリス(マリオン・バーンズ)に、負傷したジョンの看病を任せる。
ラッドが犯人だと知らずにジョンの面倒を見たアリスは、彼に惹かれるようになる。
ジョンが生きていることを知ったラッドは、彼を殺そうとするのだが、その場にアリスがいたために思い留まる。
アリスに求婚しようとしていたベンは、彼女とジョンとの関係が気になる。
回復したジョンは、犯人を誘き出し捕らえるために、急行便の配達係ピート(アール・ドワイア)と共に馬車で出発するのだが・・・。


解説 評価 感想

まだ20代の若きジョン・ウェイン主演で1933年から16作製作された、”Lone Star Western”の15作目。

悪党に父を殺された青年の復讐と、犯人の妹との恋を描く西部劇。

クリスチャン・スレイタードナルド・サザーランド共演による「夜明けのガンマン」(2012)は本作のリメイク。

単純明快なストーリーと、当時の西部劇の醍醐味であるスピード感のある追跡シーンなど、B級作品の雰囲気を漂わせながらも十分に楽しめる作品。

主演のジョン・ウェインの軽快な身のこなしと迫力ある殴り合いのシーンなど、スターを目指し、映画界で必死に奮闘する頃の彼の姿がなんとも微笑ましい。

負傷した主人公の世話をして惹かれ合う仲になるマリオン・バーンズ、その兄で主人公の父親を殺した悪党デニス・ムーア、主人公と友情で結ばれるリード・ハウズ、主人公の父親ジョセフ・ド・グラス、悪党に手を貸す酒場のオーナー役ヤキマ・カナット、急行便の配達係アール・ドワイア、葬儀屋のネルソン・マクドウェルなどが共演している。


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