消防車で走行中にソフィアを見かけたパトリックは、彼女を呼び止めて話をするものの、関係は終わりだと言われる。
失意のパトリックは、同じアパートに住む少年アジェイから、エマが結婚することがネット上で噂になっていると言われる。
軽い気持ちで復讐を考えたパトリックは、エマの個人情報をハッキング下アジェイに促されて、自分と結婚していることに出生証明を変えてしまう。
翌日、リチャードと共に結婚届を提出しに行ったエマは、既に結婚していると担当者から言われて驚く。
婚姻無効届を夫”パトリック・サリヴァン”の署名入りで提出するよにと言われたエマは、大量の書類を受け取り、彼の住所を知りリチャードと共にその場に向かおうとする。
エマの著書の出版を控え、カール・ボレンベッカー(ケア・デュリア)による買収話もあるリチャードは、手が離せないと彼女に伝える。
タクシーでパトリックのアパートに向かったエマは、階下でインド・レストランを経営するサンデー(サリタ・チョウドリー)から、消防士である彼に会うために消防署に向かう。
消防士のデクラン(マイケル・モーズリー)から、パトリックがバーにいると言われたエマは、その場に向かい彼を捜す。
エマに気づいたパトリックは身を隠すが、彼女が同僚のラリー(ニック・サンドウ)を自分と間違えたため、仕方なく自己紹介する。
何も知らない振りをしたパトリックはエマをからかい、彼女に酒を飲ませて酔わせる。
ようやく自分達が結婚したことになっていることをパトリックに伝えたエマは、書類にサインしてほしいと伝えて酔い潰れてしまう。
エマをアパートに運んだパトリックは。彼女をベッドに寝かせて、かかってきた電話がリチャードだと確認する。
翌朝、目覚めたエマは驚き、慌ててラジオ局に向かい、アシスタントのマーシー(リンゼイ・スローン)に、リチャードと連絡を取るよう指示する。
母親のウェディング・ドレスを持参していた父ワイルダー(サム・シェパード)がその場にいることに気づいたエマは、リチャードからの電話を受けて連絡しなかったことを謝罪する。
そこにパトリックから電話が入り、部屋に書類を忘れたことを伝える。
リチャードとも話さなくてはならないためパニックになったエマは、その場を去ろうとするワイルダに誤解しないでほしいと伝える。
パトリックと話したエマは、昨夜のことは覚えていないと伝え、楽しんでいたと言われる。
ありえないと言うエマは、パトリックがビル内にいることを知り、彼と出くわして書類を受け取る。
ウェディングケーキを試食に行くと言うエマに付き合ったパトリックは、その場ではしゃぎ、ドイツから来たという婦人グレタ・ボーレンベッカー(イザベラ・ロッセリーニ)と娘カテリーナ(クリスティーナ・クリーブ)に話しかける。
グレタから似合いのカップルだと言われたエマは、出会いを訊かれ、調子に乗って話始めた彼女はパトリックとダンスまでする。
その後、エマと公証役場に向かったパトリックは、サンデーの弟である公証人のディバック”ディープ”チャトゥルヴェーディー(アジェイ・ナイデュ)に書類をチェックしてもらおうとする。
どのくらい時間がかかるかは分からないとディープから言われたエマは、連絡して人を寄こすと伝えて、パトリックに感謝してその場を去る。
これ以上は協力できないとディープから言われたパトリックは、書類を受け取る。
その夜、著書の出版記念パーティーに出席したエマは、リチャードから、ボレンベッカーが来ていると言われる。
トイレでグレタに再会したエマは、彼女の夫がボレンベッカーだと知り、リチャードの出版社が清算されると言われる。
夜に話し合いの食事会が開かれると言うグレタは、今回の件は悲しい話だとエマに伝える。
婚約者のリチャードと共に食事に出席するようにと言われたエマは、会場に戻り、グレタがリチャードだと言って指さした相手がパトリックだったために驚く。
パトリックに近づき、書類を持参したことを知ったエマは、状況を考えて仕方なく彼に協力を求め、昼間、会ったグレタのことを伝える。
グレタと話したパトリックは、彼女が、夫となるリチャードの出版社を潰そうとしているボレンベッカーの妻であることをエマから知らされ、婚約者の振りをしてほしいと言われる。
ボレンベッカーに会ったパトリックはサッカーの話で盛り上がり、彼が”バイエルン・ミュンヘン”のオーナーであることを知り驚く。
その場にリチャードが現れたために焦るエマは、ボレンベッカー夫妻に兄のカールだと言って彼を紹介する。
グレタは、夫と同じ名前だったために親しみを感じ、リチャードは、エマと共にその場を離れる。
パトリックのことをリチャードから追及されたエマは、婚姻届けの相手で、昨夜は彼の部屋で寝たことを正直に話す。
ケーキの試食にパトリックが付き合ってくれた際に、彼を婚約者と勘違いしたのがその場にいたグレタだと伝えたエマは、ボレンベッカー夫人だとは知らなかったとリチャードに伝える。
グレタがパトリックを気に入り、婚約者と思っているため仕方なくしたことだと話すエマは、彼女から食事に誘われたことをリチャードに伝え、その場で何とかするしかないと考える。
パトリックの姿が見えなくなったために彼に電話をしたエマは、協力を求めるメッセージを残して、ボレンベッカー夫妻の夕食会に向かう。
リチャードからの電話を受け、パトリックが交通事故に遭ったということにするよう指示されたエマだったが、そこにパトリックが現れる。
婚約者を一人にしていた理由は、家族を大切にする気持ちからだとボレンベッカーに伝えたリチャードは、彼らをある場所に連れて行く。
エマそしてボレンベッカー夫妻と共に、アジェイのためのインドの儀式”ウパナヤナ”とパーティーに向かったパトリックは、皆と大いに楽しむ。
パトリックに感謝したエマは、互いに惹かれ合っていることに気づき、複雑な気持ちでその場を去り、父ワイルダーに迎えに来てもらう。
翌朝、微妙な心境と亡くなった母のことなどをワイルダーと話したエマだったが、父が若い恋人ローレンと付き合っていることを知り驚き、誤解だと言われながらその場を去る。
リチャードと共に新居の下見に行ったエマは、手続きを早く済ませようと言われるものの、書類はパトリックが持っていることを伝え、自分の中の変化を話す。
サッカーをしていたパトリックに会いに行ったリチャードは、改めて自己紹介する。
書類を受け取ろうとしたリチャードだったが、自分でエマに渡すとパトリックから言われる。
自分を排除したいとリチャードから言われたパトリックは、それに従えないことを伝える。
書類を持参し、エマの著書を読みながらラジオ局に向かったパトリックは、番組に電話をする。
著書の内容が自分には参考にならないとエマの直ぐ傍で話すパトリックは、その場で彼女と口論になる。
タクシーに乗っていたリチャードは、複雑な気持ちでラジオの二人の会話を聴く。
番組を終えてパトリックを批判するエマは、著書のバカげた内容を知らせたかったからだと言われる。
二人はエレベーターでも言い合いになり、消防局員だと言って皆を降ろしたパトリックはエマに迫り、二人は抱き合いキスする。
屋上に向かった二人は、互いの幸せを願うパトリックは、夫婦だったことを楽しんだとエマに伝えて、書類を渡してその場を去る。
エマは書類を落としてしまい、それを拾い集めてリチャードが待つレストランに向かう。
書類を持ってきたと言うエマは、幸せを確かめるリチャードから、完成した指輪を見せられる。
文字が間違っていると言われたリチャードは、間違っていないことを確認して、彼女が迷っていることに気づく。
混乱していると言うエマに無理強いはしたくないと伝えたリチャードは、数日、考えることを提案して席を立つ。
翌朝、ローレンが、父ワイルダーの恋人キャロリン(ブルック・アダムス)の娘だと知ったエマは、誤解したことを謝罪する。
リチャードについてワイルダーに意見を求めたエマは、女性にとっての理想の恋人像だと言われ、間違いは誰にでもあり恐れてはいけないと助言される。
気持ちが吹っ切れたエマはパトリックの元に向かい、結婚式を中止することを伝える。
愛し合った二人は一夜を過ごし、翌朝、エマは慣れない手つきで朝食の支度をする。
ゴミ箱の中から自分の記事の切り抜きや結婚式の招待状を見つけたエマは、パトリックが既婚者だと思う。
そのことを問い詰められたパトリックは、結婚はしてないと伝えるが、エマは納得せずにその場を去る。
エマを追ったパトリックは、プライバシーを侵害して結婚までダメにされたと言われて責められる。
ソフィアの話をしたパトリックは、番組に電話をした彼女が助言を受けたため、結婚が中止になったことをエマに話す。
そのことを覚えていないエマに、自分達の人生を変えられたと伝えたパトリックは、どんなことをしたのか思い知らせたかったと正直に話す。
成功したとパトリックに伝えたエマは、別れを告げてその場を去る。
その後、リチャードとの結婚を決意したエマは、以前のような精力的な日々に戻り、パトリックは空虚な毎日を送る。
そんなある日、番組内でパトリックからの電話を受けたエマは、恋している女性がいて明日結婚すると言われる。
それが自分のことだと理解しながら、エマは、パトリックから愛していると言われる。
リチャード、そしてワイルダーは、その放送を聴いていた。
翌日、母親のウェディングドレスを着たエマを迎えに行ったワイルダーは、昨夜の放送は聴いたと伝え、彼女が迷っていることを知る。
キャロリンやマーシーに手伝ってもらい式の準備をしていたエマは、結婚するのは無理だと考える。
そこに現れたリチャードと話したエマは、彼から書類を見せられ、提出できなかったと言われる。
愛してはいるが、このまま結婚して、後悔する君の姿は見たくないとリチャードから言われたエマは、彼に感謝する。
式場に向かったリチャードは皆に話すことができず、エマは火災報知機を作動させてしまう。
火災警報で出動したパトリックらは教会に向かおうとするものの、管轄外だった。
自分達がご指名だと知ったパトリックは教会に着き、エマが自分を呼び寄せたことに気づく。
エマとの愛を確かめたパトリックは、彼女を消防車に乗せて、皆に祝福されながらその場を去る。
パトリックと結婚したエマは妊娠し、その後も番組を続け、幸せな日々を送る。