ミュータント・ニンジャ・タートルズ：影＜シャドウズ＞ Teenage Mutant Ninja Turtles: Out of the Shadows (2016)

”チャンネル6”のレポーター、エイプリル・オニール（ミーガン・フォックス）は、15歳で”MIT”（マサチューセッツ工科大学）を卒業した”TCRI”の主任研究員である、天才科学者バクスター・ストックマン（タイラー・ペリー）を尾行していることをドナテロに知らせる。

シュレッダーの仲間かもしれない彼のデバイスに近づきハッキングする考えのエイプリルは、席に着いたストックマンに話しかける。

特殊な腕時計を使ってデータのダウンロードを始めたエイプリルだったが、ストックマンが現れた男にデバイスを渡す。

ストックマンに適当に理由を言って席を外したエイプリルは、男を追って近づき、中断されたダウンロードを完了させる。

ミケランジェロがピザをコートに落としてしまったために、”ロサンゼルス・クリッパーズの”デアンドレ・ジョーダンがそれを踏んで転倒し、試合は中断して騒動になり。その場から逃れたタートルズは下水動に向かう。

ハロウィン・パレードが行われていた通りに出てしまったミケランジェロは、仮装していると思われて誰にも気づかれない。

ミケランジェロは地下に引き戻され、エイプリルからの連絡を受けたドナテロは、奪ったデータは消え始めるものの、ストックマンはクロだと言われる。

移送されるシュレッダーをフット軍団が襲うことをエイプリルから知らされたドナテロは、それを皆に伝える。

犯罪者のロックステディ（ステファン・ファレリー）とビーバップ（ゲイリー・アンソニー・ウィリアムズ）と共に護送車に乗せられたシュレッダーの移送を任された任された刑務官のケイシー・ジョーンズ（スティーヴン・アメル）は出発する。

スプリンター（ピーター・D・バダレメンティ/トニー・シャルーブ：声）の元に戻ったレオナルドは、シュレッダーが脱獄を計画していることを伝える。

スプリンターから直ぐに行動するようにと指示されたタートルズは、ゴミ収集車を改造した”タルタルーガ”に乗り護送車を追う。

ストックマンは、シュレッダーの部下カライ（ブリタニー・イシバシ）と共に護送車を監視する。

現れたフット軍団に護衛する車両を破壊されたケイシーは、ショットガンで対抗しようとする。

そこにタルタルーガに乗ったタートルズが現われ、フット軍団を撃退しようとする。

フット軍団は護送車の天板を焼き切り、到着したヘリコプターで逃げようとしたシュレッダーの脱出を阻止しようとしたケイシーだったが、ロックステディとビーバップに邪魔されてしまう。

タートルズがヘリのワイヤーを切断するものの、ロックステディとビーバップが護送車を運転する刑務官を突き落とす。

その様子を監視していたストックマンは、シュレッダーを転送する。

ディメンションXの悪の帝王クランゲ（ブラッド・ギャレット：声）の元に転送されたシュレッダーは、転送装置はアーク蓄電器であり、自分のものだと言われる。

かつて地球に送ったそれは大気圏突入で三つに割れてしまい、シュレッダーらが一つ、アメリカ自然史博物館に一つ、三つ目はブラジルの森の中にあることをクランゲは話す。

それを回収するよう指示したクランゲは、ストックマンなら修復できるとシュレッダーに伝える。

クランゲは、修復すれば次元の扉から戦争兵器テクノドローム送ることができ、人間は服従するとシュレッダーに伝える。

協力はするが、その前にタートルズを倒すと言うシュレッダーに、クランゲは、彼らを退治するための液体の容器を渡してシュレッダーを転送する。

シュレッダーが転送されたことを確認したタートルズとエイプリルは、ストックマンの専門であるために、それが盗んだデータの内容であったと考える。

TCRIにバックアップがあるはずだと言うエイプリルは、一人でその場に向かう。

護送車襲撃とシュレッダー逃走の事件を担当することになったレベッカ・ヴィンセント警察長（ローラ・リニー）は、当事者のケイシーから話を聞く。

話を信じてもらえないケイシーは、ヴィンセントに協力しようとするものの、それを拒まれる。

ロックステディの資料を確認したケイシーは、彼の行きつけのバーに向かう。

馴染みのバーに向かったロックステディとビーバップは、バーテンダーから足がつかない携帯電話を手に入れ、現れたシュレッダーの手下になる。

バーに向かいバーテンダーを脅したケイシーは、ロックステディとビーバップに渡した携帯電話の位置が分かるGPSを手に入れる。

TCRI。
現れたシュレッダーは、クランゲから渡された液体をストックマンに調合させる。

その場に忍び込んだエイプリルは、ストックマンが調合した液体により、ロックステディとビーバップがサイとイボイノシシの怪物にい変身する様子を目撃する。

液体を奪ったエイプリルはビルから逃げ去るものの、路地でフット軍団に行く手を阻まれる。

ホッケーマスクを被りスティックを手にしたケイシーが現れて敵を倒すが、エイプリルは液体の容器を落としてしまう。

エイプリルとケイシーは、警官が現れたためにその場から逃れ、容器は警官が拾う。

そこに現れたタートルズに驚くケイシーは、彼らがエイプリルの友達であることを知る。

TCRIで観たことを話したエイプリルは、ロックステディとビーバップが注射された液体をレオナルドに渡し、二人がサイとイボイノシシの怪物に変身したことを話す。

スプリンターの元に連れて行かれたケイシーは、護送車を追跡してきたタルタルーガがその場にあったために驚き、エイプリルから、タートルズが最も頼りになる存在だと言われる。

液体が警察に回収されたことをカライから知らされたシュレッダーは、それを取り戻すよう指示して、自分は残りの二つを捜すことを伝える。

液体を調べたドナテロは、人が動物になれるのなら、改良すれば自分達が人間になれる可能性をレオナルドに知らせる。

その必要はないと考えるレオナルドは、誰にも話さないようにとドナテロに伝える。

ミケランジェロは、二人の話を聞いてしまう。

アメリカ自然史博物館。
ロックステディとビーバップと共に侵入したシュレッダーは、宇宙ゴミに刺激を与えて作動させ、中の物質を取り出し、残りの一つを手に入れるために、二人をブラジルに向かわせる。

ミケランジェロから話を聞いたラファエロは、その件をレオナルドに確かめる。

ラファエロの話を聞く気のないレオナルドは、博物館で警報が鳴ったために、ドナテロを連れてその場に向かう。

納得いかないラファエロは、別の物質を手に入れることをミケランジェロに伝える。

自然史博物館の宇宙ゴミを調べたドナテロは、この中にあった物質で違う次元の扉が開いた場合に、何が現れるのかを考える。

警察の証拠保管庫にある液体を奪おうとするラファエロは、エイプリルとケイシーに協力させる。

パーティーで”ニックス”のカーメロ・アンソニーと話していたヴァーンに協力を求めたエイプリルらは、警察本部に侵入する手助けをさせる。

嫌とは言えない状況になったヴァーンは警察本部に向かい、受付の警察官らの気を引き、その間にエイプリルとケイシーが内部に入る。

しかし、先に保管庫から液体を奪ったフット軍団はその場から逃走し、ラファエロとミケランジェロがそれを阻止する。

そこに、連絡を受けたレオナルドとドナテロが現れ、警官に銃を向けられる。

それを知ったヴィンセントは驚き、エイプリルとケイシーはタートルズを逃がす。

ヴィンセントはエイプリルとケイシーを逮捕し、この件は公表しないことにする。

戻ったレオナルドから話を聞いたスプリンターは、ラファエロらとは意見が合わないと言われるものの、リーダーならばそれを理解し、兄弟ならそれを受け入れるようにと伝える。

ドナテロは、ロックステディとビーバップがブラジルに向かっていることを突き止める。

エイプリルとケイシーから、シュレッダーのことやストックマンを取り調べるようにと言われたヴィンセントだったが、彼から提供された監視カメラの映像を見せる。

液体を奪う自分が映る映像を見せられたエイプリルは、編集されたものだと言っても信じてもらえず、タートルズの居場所を訊かれるものの、ヴィンセントに「何も話さない。

ケイシーは、追う相手を間違えているとヴィンセントに伝える。

ブラジル、マナウス。
戦車でジャングルを進むロックステディとビーバップは、宇宙からの落下物を発見して破壊し、物質を手に入れる。

それをシュレッダーから知らされたストックマンは、準備をする。

旅客機の貨物室に忍び込みブラジルに向かったタートルズだったが、ロックステディとビーバップが、物質を回収してニューヨークに向かっていることを知る。

機体から降下したタートルズは、ファット軍団の輸送機に飛び乗る。

ファット軍団の数人を機外に放り出したタートルズは、物質を確認するものの、ロックステディとビーバップに襲われる。

ロックステディが機関銃を乱射し、コックピットを破壊してしまう。

パイロットが放り出されたためドナテロが操縦して、墜落は免れた機体は川に不時着する。

ロックステディとビーバップは流される物質を確保し、タートルズは滝つぼに落下してしまう。

ケイシーは、自分達の話を聞こうとせずに部屋を出たヴィンセントの携帯電話を奪う。

ヴァーンに電話をしたエイプリルは、彼をおだてて、TCRIの本物の監視映像を手に入れてほしいと伝える。

TCRI。
研究室に侵入したヴァーンは、監視カメラの映像を入手する。

タートルズは旅客機の貨物室に忍び込み、仲間割れしながらニューヨークに向かう。

二つ目の物質で装置を起動させることに成功したストックマンは、扉から、要塞がパーツに別れて地球に転送されることをシュレッダーに伝える。

警察本部に向かったヴァーンは、ヴィンセントに監視映像を見せて、ストックマンの犯罪を確認した彼女はエイプリルとケイシーを釈放する。

ヴィンセントはストックマンを指名手配させるが、その時、上空の大気が乱れる。

ニューヨークに戻っていたタートルズも、異次元の扉が開いたことを確認する。

人々は上空に注目し、タートルズは、エイリアンの移動要塞”テクノドローム”のパーツが転送され、その持ち主がクランゲであることを知る。

そらが完成すれば地球を滅ぼす戦争兵器だと言うドナテロは、要塞の周囲の空気は普通の循環器には有害であり、阻止できるのは自分達だけだと皆に伝える。

警察に捕らえられる恐れがあるため、ドナテロは、液体で人間の姿になることをスプリンターに許可され、レオナルドも皆の決断に従うことにする。

しかし、ラファエロは、液体の容器を壁に投げつけてしまう。

マンホールから地上に出たタートルズはヴィンセントと話し、自分達が街を愛する者だと伝え、ヴァーンに説明させる。

ヴァーンは、シュレッダーを倒したのはタートルズであることをヴィンセントに伝える。

要塞のパーツが無数に出現する中、タートルズを信じたヴィンセントは協力し合い立ち向かおうとする。

自分が全てを支配する考えのシュレッダーは、役目を終えたストックマンを東京に追放する。

パーツを誘導している装置を探すことをヴィンセントに伝えたレオナルドは、それを次元の向こう側に送り返して扉を閉じようとする。

組み立てが進む要塞に現れたクランゲは、シュレッダーから、指示通りに起動装置を作動させた言われる。

手を組んで地球を支配する気のないクランゲは、シュレッダーを拘束してしまう。

高層ビルに上ったタートルズは、要塞に向かう。

TCRIに侵入したケイシーは、ロックステディとビーバップを誘き寄せる間に、エイプリルとヴァーンに装置を操作して扉を閉じるよう指示する。

タートルズは要塞に飛び移り、クランゲに相対したレオナルドは、ドナテロに操作盤を制御させて戦う。

ドナテロは、要塞自体が兵器になっていることに気づき、誘導装置を見つけて、ミケランジェロがそれを確保する。

ロックステディとビーバップと戦ったケイシーは、二人をコンテナに閉じ込めて手榴弾を爆発させる。

クランゲにダメージを与えたタートルズだったが、誘導装置は動き続ける。

エイプリルとヴァーンは装置の場所にいたカライと戦い、現れたケイシーが装置を破壊して扉を閉じる。

要塞は解体され、クランゲと共に消え去る。

その後、ロックステディとビーバップは逮捕されるが、ストックマンは行方不明だった。

危機は脱したものの、真相は謎のままであることをエイプリルはレポートする。

エイプリルは、ヒーローの特定は問題ではなく、影で守ってくれることが分かれば十分ではないだろうかという意見を伝える。

リバティ島。
タートルズの勇気と警察への協力を称えたヴィンセントは、感謝と敬意、そして友情の証として街の鍵を贈る。

共に事件を解決したエイプリルとケイシーは、惹かれ合うようになる。

ヴィンセントから、姿を公表したことで市民は歓迎すると言われたタートルズは、このままでいいという考えで一致し、連絡はエイプリルにしてほしいと伝える。

その後タートルズは、自由の女神のトーチに上って歓喜する。