ニューヨーク在住の社交ダンス講師ピエール・デュレインの体験を基にした、主演アントニオ・バンデラス、ロブ・ブラウン、ヤヤ・ダコスタ、アルフレ・ウッダード他共演、監督リズ・フリードランダーによる青春ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:リズ・フリードランダー
製作総指揮
レイ・リオッタ
トビー・エメリッヒ
マシュー・ハート
マーク・S・カウフマン
マット・ムーア
製作
ダイアン・ナバトフ
クリストファー・ゴドシック
脚本:ダイアン・ヒューストン
撮影:アレックス・ネポンニアシー
編集:ロバート・アイヴィソン
音楽
アーロン・ジグマン
スウィズ・ビーツ
出演
ピエール・デュレイン:アントニオ・バンデラス
ジェイソン”ロック”ロックウェル:ロブ・ブラウン
ラレッタ・ダドリー:ヤヤ・ダコスタ
オーガスティン・ジェームズ:アルフレ・ウッダード
ラモス:ダンテ・バスコ
ダンジュ・エプス:イライジャ・ケリー
エディ:マーカス・T・ボールク
サーシャ・キーン:ジェナ・ディーワン
ティナ:ローラ・ベナンティ
モーガン:カティア・バーシラス
テンプル:ジョン・オーティス
ケイトリン・スペンサー:ローレン・コリンズ
エジプト:ジャシカ・ニコール
アメリカ 映画
配給 ニュー・ライン・シネマ
2006年製作 117分
公開
北米:2006年4月7日
日本:2007年7月14日
北米興行収入 $34,742,070
世界 $65,742,530
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
高校生のジェイソン”ロック”ロックウェル(ロブ・ブラウン)は、校内のダンス会場に、水で塗れたチケットを持参したため、入り口で校長のオーガスティン・ジェームズ(アルフレ・ウッダード)と教師テンプル(ジョン・オーティス)に入場を拒絶される。
憂さ晴らしに、ジェームズの車を叩き壊したロックは、それを、地元で社交ダンス教室を経営するピエール・デュレイン(アントニオ・バンデラス)に目撃される。
週明けに、高校に出向いたピエールはジェームズに面会し、生徒達のために助力したいことを伝える。
ピエールは、生徒達に社交ダンスを教えさせて欲しいと提案するが、 ジェームズは思わず噴出してしまう。
ジェームズは、そんなピエールが本気だと知り、彼をロックら、問題児が集まる居残りクラスの担任にさせるために、教室であるボイラー室に案内する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ダンス教室を経営するピエール・デュレインは、地元の高校生の荒れた実情を知る。
高校に出向いたピエールは、校長ジェームズに、自ら講師となり、生徒達に社交ダンスを教えることを提案する。
ピエールが本気だと知ったジェームズは、彼を、落ちこぼれ生徒の放課後クラスの担任にする。
生徒達は、自分達に社交ダンスを教えようとするピエールを嘲笑うが、彼はそれを気にもせず、ダンスの心を根気よく伝えていく。
その後ピエールは、クラスの中で、お互いの兄を麻薬がらみで亡くして、家庭に問題を抱えるロックとラレッタ存在を知る。
ヒップホップには情熱を傾ける生徒達に、どうすれば社交ダンスの素晴らしさを理解させるかを考えたピエールは、彼らの元に、自分の教室のトップ・ダンサー、モーガンを連れて行く。
そして、ピエールとモーガンのダンスを見た生徒達は、突然、社交ダンスに興味を持ち始めるのだが・・・。
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落ちこぼれや問題児との交流を描く学園ドラマは数多くあるので、それほど新鮮味は感じられないが、社交ダンスの真髄を真剣に教え込む、プロの講師が主人公という設定と、事実を基にしているところが実に興味深い。
自らが信じて愛するものを伝えようとする、主人公の意気込みが見事に伝わってくる、アントニオ・バンデラスの好演が光る。
演劇学校でダンスを学び、実績もある彼の、自信みなぎる演技は、その飄々とした表情とは裏腹に痛快でもある。
乱れた高校の落ちこぼれ生徒と、社交ダンスのギャップ、アンバランスが、徐々に修正されていく過程も面白い。
しかし、落ちこぼれの生徒達は、意外にもあっさりとそれを受け入れてしまい、淡々と進む平凡な展開が気になる。
悪には成り切れない、心を閉ざす少年ロブ・ブラウン、兄同士の死で彼といがみ合いながらも、ダンスを通して親交を深めていくヤヤ・ダコスタ、貫禄の演技を見せてくれる実力派スター、校長役のアルフレ・ウッダード、実際にダンサーなどで活躍する生徒役、ダンテ・バスコ、 イライジャ・ケリー、マーカス・T・ボールク、ジェナ・ディーワン、ジャシカ・ニコール、主人公に惹かれるアシスタントのローラ・ベナンティ、教室のトップダンサー役のカティア・バーシラス、ダンス・クラスに批判的な教師のジョン・オーティス、落ちこぼれクラスに心の安らぎを得る少女役ローレン・コリンズなどが共演している。