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相続した莫大な財産を狙われた劇作家が考えた末に実行する行動を描く、監督デヴィッド・ミラー、主演ジョーン・クロフォード、ジャック・パランス、グロリア・グレアム、ブルース・ベネット他共演のフィルム・ノワール。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：デヴィッド・ミラー
製作：ジョセフ・カウフマン
原作：エドナ・シェリー”Sudden Fear”
脚本
レノア・コフィ
ロバート・スミス
撮影：チャールズ・ラング
編集：レオン・バーシャ
音楽：エルマー・バーンスタイン
出演
マイラ・ハドソン：ジョーン・クロフォード
レスター・ブレイン：ジャック・パランス
アイリーン・ニーヴス：グロリア・グレアム
スティーヴ・カーニー：ブルース・ベネット
アン・テイラー：ヴァージニア・ヒューストン
ジュニア・カーニー：マイク・コナーズ タッチ・コナーズとして
アメリカ 映画
配給 RKO
1952年製作 110分
公開
北米：1952年8月7日
日本：1953年6月3日
製作費 $720,000
■ アカデミー賞 ■
第25回アカデミー賞
・ノミネート
主演女優（ジョーン・クロフォード）
助演男優（ジャック・パランス）
撮影（白黒）・衣裳デザイン賞（白黒）
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
莫大な遺産を相続し、ブロードウェイで成功した劇作家マイラ・ハドソン（ジョーン・クロフォード）は、新作のリハーサルの最中に、主役のレスター・ブレイン（ジャック・パランス）を降板させる。
レスターは、マイラに不満を訴えてその場を去る。
新作が大ヒットしたマイラは、列車でサンフランシスコに戻ろうとする。
停車駅でレスターを見かけたマイラは、彼に声をかけて、何度も連絡したことを伝えて話をする。
配役のことでわだかまりは消えていたレスターは、マイラと意気投合して楽しい時を過ごし、シカゴで下車する予定を変更してサンフランシスコに向かうことにする。
2人は短時間で惹かれ合うようになり、サンフランシスコに到着する。
マイラは、友人で弁護士のスティーヴ・カーニー（ブルース・ベネット）と秘書のアン・テイラー（ヴァージニア・ヒューストン）に迎えられ、レスターを紹介する。
2人は交際を始めるが、マイラとは生きる世界が違うと考えるようになったレスターは、街を去ろうとする。
自分にはあなたしかいないとレスターに伝えたマイラは、彼と結婚する。
結婚披露パーティーが開かれ、恋人のアイリーン・ニーヴス（グロリア・グレアム）が現われたことを知ったレスターは、マイラらの前では、互いに初めて会ったフリをするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1948年に発表された、エドナ・シェリーの小説”Sudden Fear”を基に製作された作品。
様々なジャンルの作品を手がけたデヴィッド・ミラーが監督し、主演はジョーン・クロフォード、ジャック・パランス、グロリア・グレアム、ブルース・ベネットなどが共演した作品。
相続した莫大な財産を狙われた劇作家が、考えた末に実行する行動を描く、監督デヴィッド・ミラー、主演ジョーン・クロフォード、ジャック・パランス、グロリア・グレアム、ブルース・ベネット他共演のフィルム・ノワール。
資産家である著名な劇作家のライフスタイルと共に、その居住地であるサンフランシスコの景色の美しさなども注目で、主人公が夫の殺害計画を実行するクライマックスの緊迫感を伝えるデヴィッド・ミラーの演出も素晴らしい。
第25回アカデミー賞では、主演女優（ジョーン・クロフォード）、助演男優（ジャック・パランス）、撮影（白黒）、衣裳デザイン賞（白黒）にノミネートされた。
主演のジョーン・クロフォードは、夫が財産目当てで結婚したことを知り、苦境に立たされながら、劇作家らしく綿密に計画した殺人を実行しようとする女性を見事に演じている。
主人公の財産を狙い近づき夫となる俳優のジャック・パランス、その恋人で財産を狙う計画に加担するグロリア・グレアム、主人公の友人である弁護士のブルース・ベネット、その弟で同じく弁護士のマイク・コナーズ、主人公の秘書ヴァージニア・ヒューストンなどが共演している。
