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イノセント・ガーデン Stoker (2013)

最愛の父を事故で亡くした少女が突然現れた叔父と共に起きる不可解な出来事に戸惑う姿を描く。
リドリー・スコットトニー・スコット製作、主演ミア・ワシコウスカニコール・キッドマンマシュー・グードダーモット・マローニージャッキー・ウィーヴァー他共演、監督パク・チャヌクによる戦慄のサスペンス・スリラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー

ミア・ワシコウスカ / Mia Wasikowska / Pinterest
ニコール・キッドマン / Nicole Kidman 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:パク・チャヌク

製作
トニー・スコット

リドリー・スコット
マイケル・コスティガン
製作総指揮
ステーヴン・M・レイルズ

マーク・ロイバル
撮影:チョン・ジョンフン
脚本:ウェントワース・ミラー
編集:ニコラス・デ・トス
音楽:クリント・マンセル

出演
インディア・ストーカー:ミア・ワシコウスカ

イヴリン“エヴィ”ストーカー:ニコール・キッドマン
チャールズ“チャーリー”ストーカー:マシュー・グード
リチャード・ストーカー:ダーモット・マローニー
グウェンドリン“ジン”ストーカー:ジャッキー・ウィーヴァー
クリス・ピッツ:ルーカス・ティル
ホイップ・テイラー:アルデン・エーレンライク
マクガーリック夫人:フィリス・サマーヴィル
ハワード保安官:ラルフ・ブラウン

イギリス/アメリカ 映画
配給 フォックス・サーチライト・ピクチャーズ

2013年製作 99分
公開
イギリス:2013年3月1日
北米:2013年3月1日
日本:2013年5月31日
製作費 $12,000,000
北米興行収入 $1,714,220
世界 $12,077,440


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
18歳の誕生日を迎えた少女インディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)は、鋭い感覚の持ち主であった。

例年と同じ、最愛の父リチャード(マシュー・グード)からのプレゼントを探し当てたインディアは、その中の鍵を確認する。

ところが、リチャードは交通事故で亡くなり、インディアは、母イヴリン“エヴィ”(ニコール・キッドマン)と共に葬儀を執り行う。

そんな二人の元に、リチャードの弟チャールズ“チャーリー”が姿を現す。

インディアはチャーリーを避けるが、彼が暫く屋敷に滞在することを知る。

チャーリーは、使用人であるマクガーリック夫人(フィリス・サマーヴィル)ともうまくいっていない様子にインディアは気づく。
...全てを見る(結末あり)

イヴリンとの外出を断ったインディアは、母がチャーリーと出かけた後、彼の所持品を調べて、プレゼントの箱を見つける。

母イヴリンとも相容れない関係のインディアは、チャーリーの友達になりたいという言葉に、家族であるためその必要はないと答える。

学校でも浮いた存在のインディアは、迎えに来たチャーリーを無視する。

その間、イヴリンとチャーリーは親交を深め、インディアはそれを気にするようになる。

そんな時、リチャードの叔母グウェンドリン“ジン”(ジャッキー・ウィーヴァー)が屋敷を訪れる。

ジンは、リチャードの相続の件よりも、チャーリーが屋敷に滞在していることが問題だとイヴリンに忠告する。

インディアにメモを渡したジンは、チャーリーを気にしてホテルを変えモーテルに部屋をとる。

ジンは、イヴリンに電話をするものの誰も出ないまま、居場所を知り現れたチャーリーに襲われる。

インディアは、地下に向かい冷凍庫のアイスクリームを食べていたが、その場で姿を消していたマクガーリック夫人の死体を見つける。

イヴリンはチャーリーの部屋に向かい、プレゼントの箱があることに気づく。

翌日インディアは、自分をからかうクラスメイトのクリス・ピッツ(ルーカス・ティル)の手を鉛筆で刺す。

その場に現れたホイップ・テイラー(アルデン・エーレンライク)が騒ぎを鎮める。

帰宅したインディアがピアノを弾いていると、チャーリーも現れて共に演奏を始め、体が触れ合った彼女は快感を覚えてしまう。

その後インディアは、イヴリンとチャーリーが求め合っている場を目撃してしまい、彼はそれに気づく。

ホイップらのたむろする店に向かったインディアは、彼を誘うものの、迫られたためにそれを拒む。

乱暴されそうになったインディアだったが、チャーリーが現れてホイップをベルトで縛る。

インディアは、怒りを込めてホイップを数回蹴り、チャーリーと共に帰宅してシャワーを浴びるのだが・・・。

ホイップと愛し合っていたインディアは、現れたチャーリーに気づく。

チャーリーがベルトでホイップの首を絞めて殺し、死体を車のトランクに入れて運び、屋敷の裏庭に埋める。

家に戻ったインディアは、メモを受け取っていた大叔母ジンに電話をするもののつながらなかった。

インディアは、シャワーを浴びながらホイップが殺されたことを考え快感を覚える。

イヴリンに優しく接する気になったインディアは、彼女の髪をとかす。

翌日、父リチャードの遺品を整理していたインディアは、デスクの引き出しを贈られた鍵で開ける。

拳銃と箱を取り出したインディアは、チャーリーや幼くして亡くなった弟ジョナサンが写った写真と、自分宛の手紙を見つける。

世界各地からのチャーリーの手紙が、全て精神病院から送られてきたものだと気づいたインディアは、警察に電話をかける。

チャーリーの姿を見たインディアは通報を止めて、彼に出ていくように伝える。

リチャードは弟ジョナサンを可愛がっていたのだが、ある日、チャーリーがジョナサンを殺してしまう。

時は流れ、精神科施設にいたチャーリーを退院させたリチャードは、弟をニューヨークに借りたアパートに向かわせようとする。

しかし、チャーリーはリチャードに襲い掛かり、殴り殺して屋敷に戻ったのだった。

チャーリーは、リチャードが”事故死”した日がインディアの18歳の誕生日だったことを確認する。

バッグのプレゼントの箱から、ハイヒールを取り出したチャーリーは、それをインディアに履かせて誕生日のお祝いを言う。

そこにハワード保安官(ラルフ・ブラウン)が現れ、インディアはホイップのことを聞かれる。

インディアはホイップと楽しんだことなどを伝え、チャーリーも彼女の話に合わせるが、ハワードは、使用人が未だに姿を現さないことなども気にして、不信感を抱きながらその場を去る。

イヴリンは、インディアとチャーリーの関係に気づき、母親を愛せない娘のことを嘆く。

チャーリーを部屋に呼び寄せたイヴリンは、リチャードの事故死やジンに連絡が取れなくなったことなど疑問を投げかける。

イヴリンに迫ったチャーリーは彼女をベルトで絞め殺そうとして、その様子をインディアに見せようとする。

リチャードがチャーリーに渡した、ニューヨークの資料などをバッグに入れたインディアは猟銃を構える。

インディアはチャーリーを射殺して、死体を裏庭に埋める。

車で屋敷を出たインディアは、街道でハワード保安官に止められる。

スピードを出して気を引いたというインディアは、ハサミでハワードの首を刺す。

トウモロコシ畑に逃げたハワードを追ったインディアは、猟銃を構える。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
18歳の誕生日を迎えたインディア・ストーカーは、最愛の父リチャードを事故で亡くす。
毎年その日は、隠された父からのプレゼントを探すのが楽しみだったインディアは、箱を見つけて鍵をが入っていることを知る。
葬儀の日、母イヴリンから、突然現れた父の弟チャーリーを紹介されたインディアは戸惑う。
インディアは、屋敷に滞在する異様な雰囲気のチャーリーを敬遠する。
やがて、チャーリーを嫌う使用人夫人が姿を消し、訪れた大叔母ジンも、彼が屋敷にいることを気にしながら、その後、連絡が途絶える。
そして、イヴリンと心通うことがないインディアは、母とチャーリーの関係を気にするのだが・・・。
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スリラーとしての恐怖に加え、スタイリッシュで透明感のある映像、また官能的でもある独特の雰囲気の作品。

謎解きのヒントとなる小道具の使い方や、細やかな人物描写も注目であり、観る者を惑わせるサスペンス・タッチの工夫も随所にみられる。

超美形ではないものの、若手の中で私自身も注目するミア・ワシコウスカは、他の実力者をも圧倒する確かな演技を見せてくれる。

美しさが際立ち過ぎて、母娘のバランスがとれないようにも感じるニコール・キッドマン、謎の人物を不気味に演ずる叔父マシュー・グード、主人公の父親ダーモット・マローニー、大叔母ジャッキー・ウィーヴァー、クラスメイト、ルーカス・ティルアルデン・エーレンライク、使用人役のフィリス・サマーヴィル、保安官ラルフ・ブラウンなどが共演している。


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