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ステイ Stay (2005)

自殺を予告する青年と出会った精神科医が体験する現実と幻想の世界を描く、監督マーク・フォースター、主演ユアン・マクレガーライアン・ゴズリングナオミ・ワッツボブ・ホスキンスジャニーン・ガラファローエリザベス・リーサー他共演のサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:マーク・フォースター

製作
アーノン・ミルチャン
トム・ラサリー
エリック・コペロフ
製作総指揮
ビル・カラーロ
ガイモン・キャサディ
脚本:デイヴィッド・ベニオフ
撮影:ロベルト・シェイファー
編集:マット・チェス
音楽:アッシュ&スペンサー

出演
サム・フォスター:ユアン・マクレガー
ライラ・カルペッパー:ナオミ・ワッツ
ヘンリー・レサム:ライアン・ゴズリング
レオン・パターソン医師:ボブ・ホスキンス
ベス・リーヴィー医師:ジャニーン・ガラファロー
ブラッドリー・レン医師:B・D・ウォン
アシーナ:エリザベス・リーサー
モーリン・レサム:ケイト・バートン
少年の母親:ジェシカ・ヘクト
トニー:エイミー・セダリス
教授:イザック・ド・バンコレ
ケネリー保安官/警備員:マイケル・ガストン
スミティ:マーク・マーゴリス
フレデリック/デヴォン:スターリング・K・ブラウン

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2005年製作 99分
公開
北米:2005年10月21日
日本:2006年6月3日
製作費 $50,000,000
北米興行収入 $3,626,880
世界 $8,342,130


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨークブルックリン橋
自動車事故が起きて一台の車が大破し、傍に座り込んでいた青年ヘンリー・レサム(ライアン・ゴズリング)は、立ち上がってその場を去る。

目覚めた精神科医のサム・フォスター(ユアン・マクレガー)は、指輪を握っていた。

自転車でクリニックに向かったサムは、元患者で恋人である美術教師のライラ・カルペッパー(ナオミ・ワッツ)と話し、隣の赤ん坊の泣き声で眠れなかったことを伝える。

隣人は90歳だと言うライラは、サムの言葉が気になる。

”午後は雹が降る・・・”と呟く患者のヘンリーに主治医のベス・リーヴィー(ジャニーン・ガラファロー)は留守だと伝えたサムは、彼が大学3年で美術を専攻していることを確認する。
...全てを見る(結末あり)

カルテを読んであったサムは、車を燃やした理由をヘンリーに問い、覚えていないと言われる。

人を傷つけたと言うヘンリーは、それ以上語ろうとせずに、雹が降る前に帰るとサムに伝える。

その後、中庭でライラと話していたサムは、彼女がスケッチしてくれた自分を見て微笑む。

ライラの手を握ったサムは、手首の切り傷を確認し、かつて自殺未遂を起こした彼女から、それは消えないと言われ、忘れていたと伝える。

その時、突然、雹が降り始める。

地下鉄に乗りながら喫煙したヘンリーは、男性(マーク・マーゴリス)から禁煙だと言われたため、タバコを左腕に押し付けて消す。

アパートに戻り、ヘンリーの主治医ベスに連絡したサムは、メッセージを残す。

ヘンリーが雹を予測したことを気にするサムは、ライラから、天気予報を見たのだろうと言われる。

翌日、現れたヘンリーから壁の絵のことを訊かれたサムは、恋人が描いたと答え、指輪は買ったと伝える。

予約もせずに来たヘンリーに、雹が降ることを当てたので気象予報士にでもなったらどうだと伝えたサムは、彼から、何かの声が聞こえると言われる。

その内容をメモするよう指示したサムは、それが、自分が受け答えした電話の言葉だったために、実際に聞こえた声だとヘンリーに伝える。

それならどれが現実か教えてほしいと言われたサムは、ヘンリーが聞いた声の内容を確かめようとする。

同僚から電話会議があると言われたサムは、少し待ってほしいと伝える。

ヘンリーの腕の傷に気づいたサムは、自分で焼いたと言う彼に理由を尋ね、地獄行きの練習だと言われる。

過去と未来の悪行のせいだと言うヘンリーが自殺を考えていることを知ったサムは、それなりの対策をとると伝える。

まだ3日あると言うヘンリーは、その場を去る。

薬物療法の専門医ブラッドリー・レン医師(B・D・ウォン)に、自殺を考える学生が土曜日に実行しようとしていることを伝えたサムは、金曜に収容して様子を見ることを提案される。

アパートに戻り、ライラが帰る前に薬の数をチェックしたサムは、ベスと連絡がとれずメッセージを残す。

ヘンリーのことを話したがらないサムに、彼に自殺願望があるからではないかと尋ねたライラは、守秘義務があると言われる。

話してほしいと言われたサムは、土曜の真夜中に、約束しているようにヘンリーが自殺したいそうだとライラに伝える。

この話をしても自分は怖くないとサムに伝えたライラは、彼から怖いと言われる。

サムに信じてほしいと伝えたライラは、納得した彼を抱きしめる。

翌日サムは、ピアノの搬入業者の傍を通る母(ジェシカ・ヘクト)と息子を気にしながらクリニックに向かう。

子供は転んだ拍子に持っていた風船を離してしまい、業者は天国に飛んで行ったと少年に伝え、歩行を邪魔したことを母親に謝罪する。

教授(イザック・ド・バンコレ)の講義を受けていたヘンリーは、途中で退席して、様子を見に来たサムと話す。

土曜を選んだ理由を訊いたサムは、その日がヘンリーの21歳の誕生日だと知り、両親が心配しているはずだと伝える。

両親は亡くなり他に家族もいないことを知ったサムは、恋人のことをヘンリーに尋ねる。

ウエイトレスをしている女性と話をする程度で恋人ではないと言うヘンリーは、名前はアシーナで結婚したかったと伝える。

サムが買ったような指輪を自分も買ったと伝えたヘンリーは、盗んでいないと言われる。

指輪はなくしたと言うヘンリーは、とにかく恋人はいないと伝えるが、サムは彼の話が理解できない。

他の場所にいるのかと訊かれたヘンリーは、意識の中で水族館に向かう。

ライラのアトリエに寄ったサムは、薬を何週間も飲んでいないことを彼女に確認し、もう必要ないと言われたために、それは自分と決めることだと伝える。

内緒で薬をやめるのは不愉快だと言われたライラは、内緒で薬を数えるのも不愉快だと言い返す。

信用し合うべきだと言うライラは、この傷は消えないと伝えてサムを抱きしめる。

帰ろうとしたサムは、ライラから”ヘンリー、忘れ物よ・・・”と言われたために驚く。

自分の利き間違いだと言われたサムは、その場を去る。
__________

アシーナ(エリザベス・リーサー)を車に乗せたヘンリーは、ブルックリン橋に向かう。
__________

盲目のレオン・パターソン医師(ボブ・ホスキンス)とチェスを楽しんでいたサムは、ライラに贈る指輪を渡し、婚約指輪だと知った彼から祝福される。

ライラがまた自殺をするかもしれないと思い渡すのをためらっているサムに、幸せかを確認したレオンは、これで不幸になると伝える。

そこにヘンリーが現れ、レオンを見て動揺する彼は死んだはずだと伝える。

レオンはその場を去り、ヘンリーは、自分の父親だとサムに伝えるものの、彼には子供はいないと言われる。

混乱するヘンリーは、血まみれで死んだはずだと言って、自分のせいだったと話す。

父親が死んだのか訊かれたヘンリーは覚えていないと答え、何一つ知らないと言って声を荒げる。

それならば教えてほしいと言われたヘンリーは、”悩みは解消して幸せが来るでしょう・・・”と呟きその場を去る。

ヘンリーを追ってアパートに向い、管理に人に部屋のドアを開けさせたサムは、壁中に細かく書かれた”許してくれ”という文字に気づく。

同行したブラッドリーは銃弾を見つけ、留守電のサムからのメッセージを確認する。

自分ではないと言うサムは、ブラッドリーから、見張りはつけられないし警察も動かないと言われる。

ブラッドリーは、自分で捜すと言うサムに、ヘンリーは銃を持っているので警戒するようにと忠告する。

公園にいたヘンリーは、風船を持った少年が、母親に”この人は死ぬの?”と自分について尋ねる姿を気にする。

帰宅後、画家トリスタン・リバーのことをライラに尋ねたサムは、絵を燃やして自殺したことを知る。

リバーは18歳の時に3年後に死ぬと宣言し、”優雅な自殺は究極の芸術”だという遺書があったことを知ったサムは、ヘンリーの好きな画家だと伝える。

ヘンリーに会ってみたいライラは、サムから規則違反なので無理だと言われるものの、そんなものは破ればいいと伝える。

自分を頼りにしているはずだと言われたサムは、手首を切った時の話をするライラに、ヘンリーをどう説得したらいいか意見を求める。

サムは、”人生は美しいものであり、死ぬのはもったいない”と伝えればいいと言われる。

食事はいらないと言うサムは、ライラからフォーチュンクッキーを勧められ、君のだと伝える。

ライラが、”悩みは解消して、幸せが来るでしょう”とおみくじの内容を読んだために、サムは驚く。

ベスのアパートに向かったサムは、気分が悪そうな彼女が意味不明な話をするため、テーブルの上にあった薬を過剰摂取したと考えてシャワーを浴びさせようとする。

ヘンリーのことは母親に聞くようにとベスから言われたサムは、死んだはずだと伝えるものの、とにかく聞くようにと指示される。

亡くなったはずのヘンリーの母モーリン(ケイト・バートン)に電話をしたサムは、彼女の家に向かう。

モーリンに挨拶したサムは、ヘンリーが自殺する恐れがあると伝える。

サムは、気にする様子もないモーリンから、愛犬のオリーヴに会いに来たのだろうと言われる。

オリーヴが忘れてるみたいだと言うモーリンは、サムがヘンリーの話をしても反応しない。

食事を用意すると言ってキッチンに向かったモーリンを捜すサムは、彼女から”憎んでいたのか?”と訊かれる。

息子さんを助けたいと伝えたサムは、あなたがいないと寂しいと言われ、自分を誰だと思っているのかをモーリンに問う。

ゲームはやめてほしいと言われたサムは、自分をヘンリーだと思うモーリンに抱きしめられる。

あなたは悪くないと言われたサムは、”ママ、僕は傷つけた?”と尋ねる。

怒ったりしないと言うモーリンは、土曜に何をしたのか訊かれ、子供の頃よく動物園に行ったと伝える。

自分は大人で、明日は21歳の誕生日であり、何をしようかと尋ねたサムは、最近は何も話してないので分からないと言われる。

アシーナには話すのかと尋ねるモーリンは側頭部から出血し、それを気にするサムは傷を診ようとするものの、オリーヴに噛まれる。

病院で治療を受けたサムは、現れたケネリー保安官(マイケル・ガストン)から事件があった住所を訊かれ、彼がモーリンと同級生だということを知る。

息子のヘンリーは自分の患者だと伝えたサムは、現場の家で誰に会ったかを訊かれる。

モーリンに決まっていると言うサムは、支離滅裂なところはあったと話し、午前1時に彼女と会った理由を訊かれる。

息子が緊急事態だったと言うサムは、モーリンが出血しているので助けてほしいとケネリーに伝える。

ケネリーは、モーリンとは同じ高校で、数か月前に葬儀に参列したと言って、夫婦で事故に遭ったことをサムに伝える。

現場の家は空き家で売りに出ていると言われたサムは、1時間前に彼女と話したと伝える。

別人だと言われたサムは、間違いないとケネリーに伝える。

また連絡する言って去ろうとしたケネリーは、サムから、モーリンの目は茶色か訊かれ、真っ青だと答える。

ストリップバーに向かったヘンリーは、辛い過去を思い出して混乱する。

翌日サムは、ピアノの搬送業者と、風船を手離してしまった少年と母親を目撃する。

業者に声をかけて木曜日にも同じことをしていたはずだと伝えたサムは、邪魔なのでどいてくれと言われる。

朝帰りしたサムに、心配していたと伝えたライラは、手を犬に噛まれて、おかしなものを見たり死人に会ったと言われる。

ベスもおかしいと言うサムは、ヘンリーは予知して、母親は自分を息子だと思い込み、風船をなくす少年を二度見たとライラに話しながら動揺する。

ライラから落ち着くようにと言われたサムはベッドに横になり、ブルックリン橋で何か起きた夢を見る。

目覚めたサムは、連絡してほしいというライラからのメモに気づき、アパートを出たところにヘンリーがいたために驚く。

街に行って友人に会ってほしいと言われたヘンリーは、行きたくないとサムに伝える。

母に会ったと伝えたサムは、死んだと言っていた彼女は怪我をしていると伝えて、ヘンリーから、助かるか訊かれる。

分からないが、怒っていたのは母ではなく犬のオリーヴだと言われたヘンリーは、肝臓に腫瘍ができて自分が12歳の時に安楽死させたとサムに伝える。

オリーヴは生きていると伝えたサムは死んだと言われ、未来を予知できる理由をヘンリーに問う。

サムはヘンリーを助けると言って言い寄り、ヘンリーは両親に何があったのかをサムから聞き出そうとする。

自殺するチャンスはあったのにしない理由を問うサムは、ヘンリーから、なぜ会いに来ると言われる。

自分を救えるのは君だけだと伝えたヘンリーは、それが理由だと言ってその場を去る。

ヘンリーを追ったサムは、自分なら君を救えると伝えるものの、ライラと同じようにかと訊かれる。

ライラの手首には傷があったと言うヘンリーは、自分のことを教えたのかをサムに尋ねる。

人の気を引くための自殺ではなかったライラの傷を止血して、救急車を呼んだと話すサムは、ヘンリーから、またやる可能性を訊かれたためにないと答える。

その理由を訊かれたサムは、自分を愛しているからだと答え、ライラなら”人生は美にあふれているので、死ぬのはもったいない”と言うだろうとヘンリーに伝える。

多分そうだと言うヘンリーは、もう遅すぎたと伝えてその場を去ろうとする。

ヘンリーを引き留めたサムは銃を向けられ、自分は両親を殺したと言われる。

ついてくるなとサムに伝えたヘンリーは、姿を消す。

タクシーに乗ったサムは、アシーナを捜すためにダイナーを回ろうとする。

何件もダイナーを回ったサムだったが、アシーナを見つけることができない。

諦めかけたあるダイナーで、ウエイトレスからアシーナが芝居のクラスにいると言われたサムは、その場に向かう。

フレデリック(スターリング・K・ブラウン)との演技を終えたアシーナと話したサムは、精神科医であることを伝える。

自分の患者が君のことを好きだと伝えたサムは、アシーナにナンパと間違われ、数回コーヒーを出してもらい、彼にとっては特別な存在らしいと話す。

その青年を思い出したアシーナは、彼が妙に懐かしいために、以前、会ったことがあるような気がするととサムに伝える。

青年が、ひどいことをしたので自殺すると言っていると話したサムは、一度、本屋で見かけたことをアシーナから知らされる。

アシーナに案内されて本屋に向かおうとしたサムは、螺旋階段で彼女を見失い、足を踏み外して転び意識を失う。

目覚めたサムはアシーナを捜し、彼女がクラスで再び演技をしていたために驚く。

ヘンリーが部屋に入ってきたことに気づいたレオンは、父に会いたくて来たと言われ、人違いをしていると伝える。

死にたいと言われたレオンは、死にはしないと伝えて、ヘンリーに目を手で覆われる。

自分の顔を見てほしいと言われたレオンは目が見えることに気づき、ヘンリーに、君は誰だと尋ねる。

息子だと言われたレオンはそれを否定するものの、ヘンリーに抱きしめらえる。

母によろしくと言い残して、ヘンリーはその場を去る。
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レオンとモーリンは、アシーナと共に車に乗りながらブルックリン橋を通り事故を起こす。
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雨の中、ある書店に向かったサムは、閉店だったものの入れてもらい、店主のスミティ(マーク・マーゴリス)と話す。

ヘンリーを知っているスミティは、本題代わりに置いていった彼の絵を見ながら、彼には才能があるとサムに伝える。

サムは、自殺した画家トリスタン・リバーの本を、彼にとり憑かれているヘンリーが全て買い占めてしまったことを知る。

ミスティから、ヘンリーはもうだめか、それとも望みはあるのかと訊かれたサムは、あると伝えて店を出る。

雨の中ヘンリーは、ダンスのレッスンをするアシーナを見つめる。

サムからの電話を受けたアトリエにいたライラは、リバーが21歳の誕生日に自殺したと言われ、今日はヘンリーの誕生日だと伝える。

リバーがブルックリン橋で拳銃自殺したことを知ったサムは、君を信じ何があっても愛しているとライラ伝える。

電話を切ったサムは、現れたレオンの目が見えることを知って驚き、ヘンリーのお陰だと言われる。

その場にヘンリーの絵が無数にあることに気づいたライラは動揺し、”許してほしい”と描かれたものもあった。

宝石店の前にいたヘンリーは、風船を持った少年が”この人死ぬの”と母親に尋ねる姿を気にしながら、頭部の出血に気づき周囲の人々に見つめられる。

地下鉄で反対側車両のヘンリーに気づいたサムは、ブルックリン橋に向かう。

その場にいたヘンリーと話したサムは、初めて会った時に、どれが現実か教えてほしいと言ったことを確認する。

実は自分も分かっていないと言うサムにヘンリーは、サムは現実であり、自分を救おうとしたが遅かったと伝える。

これが夢なら現実は夢の中だと言うサムは、残酷過ぎるので見せたくなかったと話すヘンリーに起きたことを知ることになる。
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ブルックリン橋で事故を起こしたヘンリーは車から投げ出され、その場にいたサムは彼の容態を診る。

ベスは、自分の目の前で事故が起きたと言って、通報したことをサムに伝える。

看護師だと言うライラが駆け寄り、サムと共にヘンリーに応急処置をする。

ヘンリーをライラに任せたサムは、車内のアシーナ、モーリン、レオンの死亡を確認して彼女に伝える。

意識があるヘンリーに話しかけたサムは、ポケットの中の財布を確認して指輪が落ちる。

ライラから名前を訊かれたヘンリーは”雹”と呟き、彼女からライトだと言われる。

ヘンリーの名前を確認したサムは、自分が医師だということを伝えて彼を励ます。

”許してほしい”と伝えたヘンリーは、後ろを走っていたサムから、タイヤがパンクしたことを知らされ、悪くないと言われる。

その場にいた、ミスティ、デヴォン(スターリング・K・ブラウン)、警備員(マイケル・ガストン)、少年と母親、男性(B・D・ウォン)などは、ヘンリーを見守る。

少年の”ママ、この人死ぬの?”という言葉を聞きながら、ライラを見つめるヘンリーは、”アシーナ、結婚してくれ”と伝える。

ライラをアシーナだと思うヘンリーは、彼女が結婚を承諾してくれたため、指輪を手にして息を引き取る。

警官が駆け付けて、ヘンリーは救急車に収容される。

世話になったとライラに声をかけたサムは、彼女から、初めて求婚されたと言われる。

サムからコーヒーに誘われたライラは、今夜は眠れないと言われ、付き合うと伝える。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
精神科医のサム・フォスターは、美術教師である恋人のライラと暮らしていた。
元患者だったライラは自殺未遂の経験があり、プロポーズしようとしていたサムは不安を抱えていた。
ある日、大学で美術を学ぶ青年で患者であるヘンリーと話したサムは、彼が21歳の誕生日に自殺を考えていることを知る。
何かに怯え後悔しているヘンリーに興味を持ち、彼を救おうとするサムは、非現実的な体験をしながら対処しようとするのだが・・・。
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現実と幻想、又は夢とも思われる世界の中で起きる、精神科医が体験する出来事を描く、「チョコレート」(2001)、「ネバーランド」(2004)などのマーク・フォースターの演出、人気スターのユアン・マクレガーナオミ・ワッツ、そして期待の若手ライアン・ゴズリングが共演した注目作。

歪んだ時空の中で、現実と非現実の世界を行き交いながら進行するドラマはやや難解ではあるが、斬新な映像センスとマーク・フォースターの繊細な人物描写が見所の作品。

批評家の評価は低く、製作費に5000万ドルかけたものの、全世界の興行収入でも約800万ドルに留まり、商業的には大失敗した作品でもある。

自殺を予告した青年に翻弄されながら、彼に興味を持ち救おうとする精神科医のユアン・マクレガー、その元患者で恋人、自殺未遂の経験があるナオミ・ワッツ、自殺予告をする苦悩する青年ライアン・ゴズリング、主人公の友人と青年の父親を演ずるボブ・ホスキンス、主人公の同僚である精神科医ジャニーン・ガラファロー、医学療法の専門医B・D・ウォン、青年が恋する女性エリザベス・リーサー、青年の母親ケイト・バートン、風船をなくす少年の母親ジェシカ・ヘクト、主人公の同僚エイミー・セダリス、大学の美術教授イザック・ド・バンコレ、保安官と警備員のマイケル・ガストン、書店の店主とビジネスマンのマーク・マーゴリス、演劇クラスのスターリング・K・ブラウンなどが共演している。


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