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ロビンとマリアン Robin and Marian (1976)

中世イングランドの伝説で名高いロビン・フッドとその恋人マリアンの晩年を描く、監督リチャード・レスター、主演ショーン・コネリーオードリー・ヘプバーンロバート・ショウリチャード・ハリスイアン・ホルムデンホルム・エリオット共演のアドベンチャー・ロマン作品。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

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スタッフ キャスト ■
監督:リチャード・レスター

製作総指揮:リチャード・シェファード
製作:レイ・スターク
脚本:ジェームズ・ゴールドマン
撮影:デヴィッド・ワトキン
編集:ジョン・ヴィクター・スミス
音楽:ジョン・バリー

出演
ロビン・フッド:ショーン・コネリー

マリアン:オードリー・ヘプバーン
ノッティンガムの代官:ロバート・ショウ
リチャード1世リチャード・ハリス
リトル・ジョン:ニコル・ウィリアムソン
ジョンイアン・ホルム
フリアー・タック:ロニー・バーカー
ウィル・スカーレット:デンホルム・エリオット
ラノルフ卿:ケネス・ヘイ

イギリス/アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1976年製作 106分
公開
イギリス:1976年5月27日
北米:1976年3月11日
日本:1976年8月
製作費 $5,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
イングランドリチャード1世(リチャード・ハリス)に20年もの間仕え、十字軍としてフランスに遠征したロビン・フッド(ショーン・コネリー)は、無益な戦いを獅子心王リチャードに強いられ命令を拒んでしまう。

ロビンは、親友リトル・ジョン(ニコル・ウィリアムソン)と共に拘束され、リチャードによって処刑されそうになる。

しかし、弓を受けたことが原因で死を迎えたリチャードは、ロビンとリトル・ジョンを解放する。

故郷ノッティンガムシャーウッドの森に戻ったロビンとリトル・ジョンは、20年ぶりの森の変貌に戸惑う。

その後、森で鹿狩りをしていた二人に襲われたロビンとリトル・ジョンは、それが、かつての親友フリアー・タック(ロニー・バーカー)とウィル・スカーレット(デンホルム・エリオット)だと気づき再会を喜ぶ。

ロビンらは、国王ジョン(イアン・ホルム)の圧政下、宿敵の代官(ロバート・ショウ)も権力を握り、国民が苦しめられていることも知らされる。

そしてロビンは、恋人であったマリアン(オードリー・ヘプバーン)が、尼僧になったと聞き修道院を訪れる。
...全てを見る(結末あり)

マリアンと再会したロビンだったが、彼女は素っ気無い言葉で協力の申し入れを断ってしまう。

そこに代官が現れ、彼に投降しようとしたマリアンをロビンは強引に森に連れて行く。

一夜を森で過ごしたロビンらは、マリアンの身の回りの物を整理しに一旦修道院に戻る。

他の修道女らが代官の部下に連れ去られたことを知ったロビンは、マリアンを修道院に残し代官の元に向かう。

商人に扮し、ノッティンガムの城に侵入したロビンとリトル・ジョンだったが、それを代官に気づかれてしまう。

代官の部下らを、次々と倒したロビンとリトル・ジョンは、タックやウィルの助けもあり、後を追って来たマリアンと共に城を脱出し、捕らえられていた尼僧を救い出すことに成功する。

森に戻ったロビンらは、ラノルフ卿(ケネス・ヘイ)率いる追っ手に気づき彼らを追い払う。

その後、ロビンとマリアンは、かつてを思い出し愛を確かめ合う。

やがて、ロビンが森に戻ったことを知った人々は、国王と戦うために彼の元に集まる。

ラノルフ卿は、国王ジョンに民衆がロビンの元で結集していることを伝え、兵力援助の承諾を得る。

その頃、シャーウッドの森でロビンらは、代官らの襲撃に備え準備を整えていた。

国王の兵力を得たラノルフ卿は、シャーウッドの森に向かう途中、代官と合流する。

それを知ったロビンは、代官らを迎え撃つ準備を始める。

森の手前で野営を始めた、代官の部隊を威嚇したロビンだったが、敵は挑発には乗らなかった。

マリアンは、森を出て戦いに挑もうとするロビンの姿を見て嘆き苦悩する。

無謀なロビンを見ていられないマリアンは、森を去ろうとするが、リトル・ジョンが彼を守ることを約束する。

そして、森を出たロビンは代官の元に向かい、彼に一騎打ちで勝負をつける提案をする。

それを受けた代官は、負けた場合は兵を撤退させることを約束し決闘に挑む。

森を去ろうとしていたマリアンは、決闘に気づきリトル・ジョンの元に向かう。

死闘の末にロビンが代官を倒すが、ラノルフ卿はロビンに襲い掛かろうとする。

しかし、リトル・ジョンがラノルフを倒し、マリアンと共に傷ついたロビンを抱えながら修道院に戻る。

回復後に再び戦う意欲を見せるロビンだったが、将来のないことを悟ったマリアンは、毒入りのワインを飲んでしまう。

それを知らずにロビンもそのワインを飲んでしまい、リトル・ジョンを呼び寄せる。

そして、ロビンは弓を手に持ち、その矢が落ちたところに二人を埋めるようリトル・ジョンに指示して、窓から矢を放つ。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「ロビンフッドの冒険」(1938)
・「ロビンとマリアン」(1976)
・「ロビン・フッド」(1991)
・「ロビン・フッド」(2010)

*(簡略ストー リー)
イングランドリチャード1世に仕え、十字軍としてフランスなどに遠征していたロビン・フッドは、国王の死に伴い、親友リトル・ジョンと共に故郷のシャーウッドの森に戻る。
森の仲間達や、尼僧になっていた恋人マリアンとの再会を喜んだロビンは、国民を苦しめる国王ジョンや代官への抵抗を始める。
それを知った国王は、森に派兵してロビンらの討伐命令を出し、代官もそれに加わる。
森の外に陣取る敵軍に立ち向かったロビンは、代官との一騎打ちに勝利する。
しかし、尚も戦いを続けようとするロビンを前に、マリアンはある決心をする・・・。
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アメリカ資本も加わった作品なのだが、スタッフ・キャストはほとんどがイギリス人で占めている。

その雰囲気、セットや衣装などもなかなか凝っているため、ロケ地がスペインとは思えない出来栄えだ。

初老?の主人公二人の純愛が実らないラストを劇的に描く、リチャード・レスターの洒落た演出も冴えている。

豊かな自然の描写も映え、ジョン・バリーの美しい音楽も印象に残る。

007シリーズを退き、そのボンド役では必死に老いを隠していたショーン・コネリーは、自然な老いを感じさせて実にいい味を出している。
40代半ばにしては、老け過ぎに見えるものの、ご承知の通り、さらに年輪が加わった彼の渋さは、後年、圧倒的な支持を得ることになる。

ショーン・コネリーよりも1歳年上のオードリー・ヘプバーンは、「暗くなるまで待って」(1967)以来9年ぶりの出演作になるが、美しさを保ちつつも、ロビンの行く末に苦悩するマリアンを好演し、その出演はファンを喜ばせた。

ロビンの宿敵でノッティンガムの代官ロバート・ショウリチャード1世リチャード・ハリス、ロビンの親友リトル・ジョンのニコル・ウィリアムソン、英国王ジョンイアン・ホルム、森の友人のロニー・バーカーデンホルム・エリオット、代官に仕える貴族ケネス・ヘイなどが共演している。


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