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モロッコへの道 Road to Morocco (1942)

ビング・クロスビーボブ・ホープによる大ヒットコメディ珍道中シリーズの第3作。
監督デヴィッド・バトラードロシー・ラムーアアンソニー・クイン他共演の爆笑コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

アンソニー・クイン / Anthony Quinn / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・バトラー
製作:ポール・ジョーンズ
脚本
フランク・バトラー
ドン・ハートマン
撮影:ウィリアム・C・メラー

編集:イリーナ・モーラ
音楽:ヴィクター・ヤング

出演
ビング・クロスビー:ジェフリー”ジェフ”ピータース
ボブ・ホープ:オーヴィル”ターキー”ジャクソン/ルーシー叔母さん
ドロシー・ラムーア:シャルマー王女
ドナ・ドレイク:ミヒルマー
アンソニー・クイン:ムレイ・カシム
ウラジミール・ソコロフ:ハイダー・カーン
モンテ・ブルー:ネブジョラ
イヴォンヌ・デ・カーロ:召使

アメリカ 映画
配給 ラマウント・ピクチャーズ
1942年製作 81分
公開
北米:1942年11月10日
日本:1947年12月25日


アカデミー賞 ■
第15回アカデミー賞

・ノミネート
脚本・録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
貨物船の密航者ジェフ・ピータース(ビング・クロスビー)とオーヴィル”ターキー”ジャクソン(ボブ・ホープ)は、船が難破しモロッコにたどり着く。

浜辺でラクダを見つけ、砂漠を渡り、ある町に着いた二人だったが、オーヴィルは、黄金のカゴに乗った女性から手にキスされて興奮してしまう。

空腹に耐え切れない二人が、無銭飲食で捕まるのを覚悟して食事をしていると、ある男が近づきジェフが呼ばれる。

男は、オーヴィルを買いたいということで、ジェフが200ドルで商談を成立させてしまう。

直後に、オーヴィルは男達に連れて行かれてしまう。

その夜、ジェフの枕元に、オーヴィルの叔母さんルーシー(ボブ・ホープ)が現れ、甥を連れ戻すよう言われる。
...全てを見る(結末あり)

ジェフはオーヴィルを歌で誘い出そうとするが、自分を見捨てて逃げろという彼からのメッセージが届く。

不思議に思ったジェフが、メッセージが届いた宮殿に忍び込むと、オーヴィルが、美しいシャルマー王女(ドロシー・ラムーア)と優雅な時を過ごしていた。

占い師ハイダー・カーン(ウラジミール・ソコロフ)の占いで選ばれたオーヴィルを、シャルマーが買い取り結婚するというのだ。

黄金のカゴの女性はシャルマーで、羨ましがるジェフを、オーヴィルは、売られた腹いせに追い出そうとする。

しかし、シャルマーは、ジェフのロマンチックな歌声に惹かれてしまう。

オーヴィルに惹かれる、シャルマーの侍女のミヒルマー(ドナ・ドレイク)は、主人の”浮気”を彼に知らせる。

ジェフはオーヴィルの悪口を言って、彼とシャルマーとの仲を裂こうとしたため、二人の仲は最悪になる。

翌日、シャルマーの結婚相手のムレイ・カシム(アンソニー・クイン)が現れ、彼女にオーヴィルと結婚する理由を聞く。

シャルマーは、カシムを占い師カーンの元に連れて行き、自分と結婚した最初の夫は、1週間以内に死ぬと予言されたことを知らせる。

そして、2番目の夫には長寿と幸せに恵まれるとも聞いたカシムは喜び、シャマールを抱き寄せる。

自分の葬儀の準備をされているのに気づいたオーヴィルは、ジェフにシャルマーは譲り、ミヒルマーと逃げようとする。

その夜、今度はオーヴィルの元に現れたルーシー叔母さんは、彼がジェフにした仕打ちを戒める。

その後、占いに間違いがあったことがわかり、シャルマーはカシムと結婚するようカーンに告げられる。

ジェフに惹かれていたシャルマーは、彼との結婚を望み、それを聞いたオーヴィルは、自分が死ななくていいことが分かり喜ぶ。

ジェフとシャルマー、そしてオーヴィルは宮殿から逃げようとするが、事情を知ったカシムがそこに現れる。

そして、ジェフとオーヴィルはカシムに捕らえられ、砂漠に置き去りにされてしまう。

二人は、ドライブインの蜃気楼やシャルマーの幻影を見ながら砂漠を渡り、ようやく水場にたどり着き命拾いする。

その後、二人はカシムのアジトを見つけるが、再び捕らえられてしまう。

ミヒルマーから、食事に隠した魔法の指輪を渡され、二人は見張りを騙して逃亡する。

二人は、カシムが招待した、敵対する部族長ネブジョラ(モンテ・ブルー)が侮辱されたように仕組む。

双方を混乱させて争わせている隙に、ジェフとオーヴィルは、シャルマーとミヒルマーを助け出して逃亡する。

その後、4人は客船でアメリカに向かうが、カシムを倒した時に使った爆弾タバコが爆発し、船は沈没してしまう。

そして、4人はいかだで漂流することになり、オーヴィルは食料も水もなく発狂するが、運良くニューヨークにたどり着く。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「シンガポール珍道中」(1940)
・「アフリカ珍道中」(1941)
・「モロッコへの道」(1942)
・「アラスカ珍道中」 (1946)
・「南米珍道中」(1947)
・「バリ島珍道中」(1952)
・「ミサイル珍道中」(1962)

*(簡略ストー リー)
難破した貨物船の密航者”ジェフ”ピータースとオーヴィル・ジャクソンは、いかだでモロッコにたどり着く。
ある町で、ジェフは、オーヴィルを買い取るという現地の男に、彼を売り飛ばしてしまう。
しかし、オーヴィルはシャルマー王女に見初められ、優雅な暮らしを始める。
それを知ったジェフは、二人の仲を裂こうとするのだが、そこに、シャルマーの結婚相手カシムが現れて騒動になる。
実はシャルマー王女は占い師の助言で、最初の結婚相手が1週間で死ぬと言われたために、オーヴィルをその犠牲者に選んでいたのだった。
カシムはそれを知り喜ぶのだが、シャルマーは、ジェフの歌声に魅了されて彼に惹かれてしまう。
自分の死を知ってしまったオーヴィルは、ジェフにシャルマーを譲ろうとするが、占いが間違いだったことが分かり大混乱となる・・・。
__________

シリーズとしては本作が日本で公開された最初の作品となり”珍道中”という題名がまだ付いていない。

話の筋立てはいつもと同じで、旅先で出会う美しい女性ドロシー・ラムーアを、主人公の二人が奪い合い、それを阻止しようとする悪漢と対決するという物語。

しかし、展開は分かっていても、その過程を楽しみ、お馴染みの笑いのパターンを期待してしまうところが、このシリーズの見所だ。

第15回アカデミー賞では脚本、録音賞にノミネートされた。

当時としては、なかなか凝った特撮なども使われている。
その期待に応え、ビング・クロスビーは相変わらずの美声を聞かせてくれる。
今回は叔母さん役を兼ねて、2役をこなし大活躍するボブ・ホープが、王女に見初められて大いに笑わせてくれる。
(実は、利用されただけだが・・・)

モロッコの王女役のドロシー・ラムーアも、今回は高貴な役を好演している。
もちろん、全作に出演した彼女の魅力なくしてこのシリーズは語れない。

第1作「シンガポール珍道中」(1940)に続き出演した、まだ20代の主人公達の恋敵役アンソニー・クインの悪漢ぶりも見ものだ。

今回は族長役だが、メキシコ出身の彼はアメリカギリシャイタリア、そしてアラブ人など、その後、あらゆる人種を演じられる貴重な存在になっていくことが窺い知れる作品でもある。

また、「十戒」(1956)のイヴォンヌ・デ・カーロが、目立たないが王女の召使役で出演している。

王女の侍女ドナ・ドレイク、占い師ウラジミール・ソコロフ、族長モンテ・ブルーなどが共演している。


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