| クラブの用心棒として雇われた男と町を支配する悪党の戦いを描く、製作ジョエル・シルヴァー、監督ローディー・ヘリントン、主演パトリック・スウェイジ、ケリー・リンチ、サム・エリオット、ベン・ギャザラ他共演のアクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ローディー・ヘリントン
製作:ジョエル・シルヴァー
原案:デヴィッド・リー・ヘンリー
脚本
デヴィッド・リー・ヘンリー
ヒラリー・ヘンキン
撮影:ディーン・カンディ
編集
ジョン・F・リンク
フランク・J・ユリオステ
音楽:マイケル・ケイメン
出演
ジェームズ・ダルトン:パトリック・スウェイジ(凄腕の用心棒)
エリザベス”ドク”クレイ医師:ケリー・リンチ(ダルトンと惹かれ合う医師)
ウェイド・ギャレット:サム・エリオット(ダルトンの親友である用心棒)
ブラッド・ウェスリー:ベン・ギャザラ(町を支配する犯罪組織のボス)
フランク・ティルマン:ケヴィン・タイ(ダルトンを雇うクラブのオーナー)
レッド・ウェブスター:レッド・ウェスト(自動車パーツ店のオーナー)
フィル・コディ:ジェフ・ヒーリー(ダブル・デュースで歌うダルトンの盲目の友人)
エメット:サンシャイン・パーカー(ダルトンに納屋の部屋を提供する農夫)
ピート・ストロデンマイヤー:ジョン・ポール・ジョーンズ(自動車ディーラー)
ジミー・リノ:マーシャル・R・ティーグ(ウェスリーの手下)
パット・マクガーン:ジョン・ドウ(ウェスリーの甥)
キャリー・アン:キャスリーン・ウィルホイト(ダブル・デュースのスタッフ)
モーガン:テリー・ファンク(ダブル・デュースの用心棒)
ゲイリー・ケッチャム:アンソニー・デ・ロンギス(ウェスリーの手下)
ジャック:トラヴィス・マッケナ(ダブル・デュースのスタッフ)
アーニー・バス:キース・デイヴィッド(ダブル・デュースのバーテンダー)
ティンカー:ジョン・ウィリアム・ヤング(ウェスリーの手下)
デニース:ジュリー・マイケルズ(ウェスリーの愛人)
オコナー:マイケル・ライダー(ウェスリーの手下)
アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1989年製作 114分
公開
北米:1989年5月19日
日本:1989年9月23日
製作費 $17,000,000
北米興行収入 $30,050,030
■ ストーリー ■
ジェームズ・ダルトン(パトリック・スウェイジ)は、人気クラブの警備を任される用心棒だった。
冷静沈着なダルトンだが、正当防衛で喉を切り裂いて殺した男の記憶に苦しめられていた。
ミズーリ州の実業家フランク・ティルマン(ケヴィン・タイ)は、経営するクラブ”ダブル・デュース”の警備をダルトンに任せようとする。
フランクは、老朽化したクラブに多額の資金を投資する計画で、暴力と質の悪い客に対処するために、ダルトンのような男を必要としていた。
ダルトンは、提示した報酬とクラブを自分に任せることを条件に、それを承諾する。
ミズーリ州、ジャスパー。
ダブル・デュースに着いたダルトンは、ステージで歌っていた盲目の友人フィル・コディ(ジェフ・ヒーリー)と再会する。
ダルトンは、用心棒のモーガン(テリー・ファンク)らが、客と揉めて、いつものように店内で大乱闘が始まる様子を見つめながら、オフィスにいるフランクの元に向かう。
中古車を手に入れたダルトンは、農夫のエメット(サンシャイン・パーカー)の元に向かい、納屋の部屋を貸してもらおうとする。
隣接する湖畔の豪邸は、町を支配する犯罪組織のボス、ブラッド・ウェスリー(ベン・ギャザラ)が所有していた。
エメットと意気投合したダルトンは、部屋を借りて暮らし始める。
スタッフを集めたフランクは、今日からクラブを仕切るダルトンを紹介する。
ダルトンは、モーガンらを素行不良、ドラッグの取引などの理由で解雇し、残ったスタッフに、トラブルを起こさないための新しいルールと、自分に従うことを徹底させる。
その夜、大きなトラブルを起こさずに営業を終えたダルトンは、売り上げを盗んだバーテンのパット・マクガーン(ジョン・ドウ)ら2人を解雇する。
翌朝、部屋に訪ねて来たキャリー・アンに起こされたダルトンは、パットを解雇したことで命を狙われると言われるものの、いつものことだと彼女に伝える。
レッド・ウェブスター(レッド・ウェスト)の自動車パーツ店に向かったダルトンは、そこに、手下のジミー・リノ(マーシャル・R・ティーグ)と共に現れた、ウェスリーに声をかけられ挨拶する。
その夜、解雇されたウェスリーの甥だったパットは、フランクを脅して復職を迫るが、ダルトンに叩きのめされる。
その際ナイフで傷を負ったダルトンは病院に向かい、エリザベス・クレイ医師(ケリー・リンチ)の治療を受けて、互いに気になる存在になる。
レッドの店に向かったダルトンは、ウェスリーから毎月”会費”という名目で金を奪われていることを知る。
ダルトンは、問題が大きくなることを恐れ、親友である用心棒ウェイド・ギャレット(サム・エリオット)に電話し、対抗策を考えるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“A gloriously unhinged and masterfully visceral 1989 neon-noir action classic, where Rowdy Herrington drives a high-octane spectacle of neon-lit bar brawls, fueled by Patrick Swayze’s philosophically serene yet lethally kinetic bouncer torque and Ben Gazzara’s delightfully corrupt elitist friction.”
(見事なまでに理性を解き放ち、直感的に作り込まれた1989年のネオンノワール・アクションの古典。ロウディ・ヘリントン監督は、パトリック・スウェイジの哲学的で静かでありながら致命的なキネティック(動的)用心棒のトルク(推進力)と、ベン・ギャザラの最高に腐敗したエリート主義的なフリクション(対立)を原動力に、ネオン煌めく酒場での乱闘という高オクターブな見せ場を力強くステアリングしている。)
製作ジョエル・シルヴァー、前年の「殺しのナイフ/ジャック・ザ・リッパー」(1988)でデビューしたローディー・ヘリントンが監督し、主演はパトリック・スウェイジ、ケリー・リンチ、サム・エリオット、ベン・ギャザラ他共演のアクション。
2006年に続編のビデオムービー「ロードハウス2」下製作され、2024年にリメイク作「ロードハウス/孤独の街」が公開された。
ニューヨーク大学で哲学を学んだ、無敵の用心棒をニヒルに演ずるパトリック・スウェイジの代表作の1つと言える作品であり、用心棒にしては小柄ではあるが、野性味を感じさせる顔立ちと、何といっても、その”美しい体”に魅了されたファンも多いはずだ。
アウトロー的な主人公が、周囲の信頼を得て、協力し合い悪党と戦う内容は、正に西部劇の世界であり、単純明快な内容も好意的に受け入れられたのだが、見応えあるものの、何かが欠如しているような物足りなさを感じる、駄作的な雰囲気・・・というような不思議な作品でもある。
例えば、”満を持して”登場する、主人公の親友である用心棒役のサム・エリオットなのだが、なんとも魅力的で雰囲気がある彼なのだが、ファイティングポーズなどを見ても、まったく強そうに見えない演出などはどうも納得できない。
上記のように、はまり役のパトリック・スウェイジの魅力が爆発した”名作”のように持ち上げる声も多いが、B級以上でも以下でもないようなシーンが多いのも、ジョエル・シルヴァー作品にしては気になる。
受賞は”逃す”ものの、ラジー賞の主要5部門にノミネートされてしまった作品でもある。
パトリック・スウェイジと、彼と激しく争い戦う犯罪組織を仕切るベン・ギャザラまでノミネートされたのは、やや気の毒にも思える。
主人公と惹かれ合うようになる医師ケリー・リンチ、主人公を雇うクラブのオーナー、ケヴィン・タイなどが共演している。
