| 二人の天才演奏家とヒロインが織りなす情熱と愛の協奏曲! 監督チャールズ・ヴィダー、主演エリザベス・テイラー、ヴィットリオ・ガスマン、ジョン・エリクソン、ルイス・カルハーン他共演のミュージカル・ドラマ。 |
・エリザベス・テイラー / Elizabeth Taylor / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:チャールズ・ヴィダー
製作:ローレンス・ウェインガーテン
原作:ヘンリー・ハンデル・リチャードソン”Maurice Guest”
翻案
ルース・ゲイツ
オーガスタ・ゲイツ
脚本
フェイ・ケニン
マイケル・ケニン
撮影:ロバート・プランク
編集:ジョン・ダニング
音楽
ジョニー・グリーン
ブロニスラウ・ケイパー
出演
ルイーズ・デュラント:エリザベス・テイラー(富豪令嬢)
ポール・ブロンテ:ヴィットリオ・ガスマン(ルイーズの恋人であるヴァイオリニスト)
ジェームズ・ゲスト:ジョン・エリクソン(ルイーズに惹かれるピアニスト)
ニコラス・デュラント:ルイス・カルハーン(ルイーズの父親である富豪)
シューマン教授:マイケル・チェーホフ(音楽院の教授)
エフィー・ケイヒル:バーバラ・ベイツ(ポールの友人)
ブルーノ・フュルスト:リチャード・ヘイグマン(指揮者)
オットー・クラフト:リチャード・ルピノ(ダヴの友人)
フラウ・シガーリスト:セリア・ロフスキー(アパートの家主)
ダヴ:スチュアート・ホイットマン(ヴィオラ奏者)
ケイヒル夫人:マッジ・ブレイク(エフィーの母親)
エドモンド・ストレラー:ジャック・レイン(オットーの叔父であるマネージャー)
マデリーン:ビルギット・ニールセン(ダヴの友人)
イヴォンヌ:ジャクリーン・デュバル(ダヴの友人)
ニコラスのイギリス人執事:ゴードン・リチャーズ
学生ピアニスト:ノーマ・ネヴェンス
アメリカ 映画
配給 MGM
1954年製作 115分
公開
北米:1954年3月11日
日本:1954年8月23日
製作費 $1,979,000
北米興行収入 $1,300,000
■ ストーリー ■
南フランス。
富豪令嬢のルイーズ・デュラント(エリザベス・テイラー)は、チューリッヒの音楽院でピアノを学ぶことを、父親ニコラス(ルイス・カルハーン)に伝える。
ニコラスは、男性が絡んでいると察するが、ルイーズは、恋人である若手ヴァイオリニストのポール・ブロンテ(ヴィットリオ・ガスマン)のことを間違いなく嫌うと思われるニコラスを非難する。
ニコラスの意見を聞こうとしないルイーズは、ポールと結婚すると伝えて旅立つ。
ルイーズとポールは、オープンカーでチューリッヒへ向かう。
ポールは、音楽とレッスンの日々が続くために、ルイーズを連れて来るべきだったか考える。
パリに行きたかったと言うルイーズにポールは、チューリッヒには、師であるシューマン教授(マイケル・チェーホフ)がいることを伝える。
チューリッヒ。
家具付きのアパートを家主のフラウ・シガーリスト(セリア・ロフスキー)から借りたルイーズとポールは、屋根裏部屋を借りたアメリカの退役軍人でピアニストのジェームズ・ゲスト(ジョン・エリクソン)に出会う。
屋根裏部屋を借りたいポールは、年上に部屋を譲るようジェームズを説得するが、それを断られる。
ジェームズは、美しいルイーズが気になる存在になり、ポールがいてもかまわずに彼女に話しかける。
出かけたポールと待ち合わせたルイーズはレストランに向かい、ポールの知人であるヴィオラ奏者のダヴ(スチュアート・ホイットマン)に声をかけられ、友人たちを紹介される。
店には、パーティー好きの陽気なエフィー・ケイヒル(バーバラ・ベイツ)も現れる。
そこにポールが現れ、彼はエフィーや友人たちに歓迎され、ルイーズがいるダヴのテーブルに向かう。
その場はたちまち音楽会となり、ポールは演奏を始めて盛り上がる。
ルイーズは、自分のためにポールが演奏してくれることを喜ぶ。
しばらくしてルイーズは、仲間たちと共に演奏に没頭するポールの姿を見て、自分だけが疎外感を感じるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“Set against the backdrop of Europe’s elite music academies, Rhapsody showcases a breathtakingly glamorous Elizabeth Taylor torn between two dedicated musicians, weaving classical masterpieces with a rich, melodrama-infused romantic tension.”
(ヨーロッパのエリート音楽院を舞台にした『ラプソディー』は、音楽に全てを捧げる二人の演奏家の間で揺れ動く息をのむほど華麗なエリザベス・テイラーをフィーチャーし、クラシックの最高峰の名曲群とともにメロドラマに満ちた濃厚なロマンスの緊張感を紡ぎ出している。)
1908年に発表された、ヘンリー・ハンデル・リチャードソンの小説”Maurice Guest”を基に製作された作品。
「生きてる死骸」(1941)、「ギルダ」(1946)、「アンデルセン物語」(1952)などの監督チャールズ・ヴィダーが監督し、主演はエリザベス・テイラー、ヴィットリオ・ガスマン、ジョン・エリクソン、ルイス・カルハーン他共演のミュージカル・ドラマ。
自分の考えを変えようとしない富豪令嬢を演ずるエリザベス・テイラーの美しさが際立つ作品であり、ヘレン・ローズによる、ヨーロッパ各都市に映える、エリザベス・テイラーの衣装も注目だ。
チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」や、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」など、ミュージカル映画を得意とするチャールズ・ヴィダーの、クラシックの名曲の演奏などもふんだんに取り入れた丁寧な演出も見応え十分。
演奏は吹替えだが、ヒロインとの複雑な関係に悩むヴァイオリニストのヴィットリオ・ガスマンとピアニストのジョン・エリクソンのパフォーマンスは素晴らしい。
また、ヴィットリオ・ガスマンがオーケストラと共にリハーサルする曲、チャイコフスキー作曲”ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35”の第1楽章は、「ライトスタッフ」(1983)で、ビル・コンティがアレンジしてテーマ曲に使用している。
ヒロインの父親である富豪を雰囲気ある演技で演ずるルイス・カルハーン、音楽院の教授マイケル・チェーホフなどが共演している。
