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プロジェクト X Project X (2012)

冴えない高校生4人組が親の留守に盛大なパーティーを計画して巻き起こす騒動を描く、出演トーマス・マンオリヴァー・クーパー他、監督ニマ・ヌリザデによるコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ニマ・ヌリザデ

製作:トッド・フィリップス
原作:マイケル・バコール
脚本
マット・ドレイク

マイケル・バコール
編集:ジェフ・グロス
撮影:ケン・セング

出演
トーマス・カブ:トーマス・マン

コスタ:オリヴァー・クーパー
JB:ジョナサン・ダニエル・ブラウン
ダックス:ダックス・フレイム
カービー:カービー・ブリス・ブラントン
エヴェレット:ブラディ・ヘンダー
マイルズ:マイルズ・テイラー
アレクシス:アレクシス・ナップ
本人:ジミー・キンメル
本人:ジュリアン・レイノルズ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

2012年製作 88分
公開
北米:2012年3月2日
日本:未公開
製作費 $12,000,000
北米興行収入 $54,731,870
世界 $102,731,870


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
カリフォルニア州、パサデナ
高校生のコスタ(オリヴァー・クーパー)は、ダックス(ダックス・フレイム)と共に、親友のトーマス・カブ(トーマス・マン)の家に向かい、ビデオ・カメラを持って撮影しながら勝手に入ろうとする。

コスタは、トーマスの17歳の誕生日を祝い”プロジェクトX”と名付けて盛大に祝おうとしていたのだ。

冷蔵庫のバースデー・ケーキに手をだしたコスタは、トーマスの母親に見つかり、撮影するJBを紹介して二階に上がる。

週末で両親は留守になる予定で、父親はその間の注意事項をトーマスに伝える。

母親は、トーマスを置いて行くことが心配だと言い始めるが、父親は、真面目なトーマスが羽目を外し過ぎることはないと言って彼女を説得する。
...全てを見る(結末あり)

トーマスは両親にケーキで祝ってもらい、母親のミニバンをプレゼントされて二人を送り出す。

学校に登校した三人は、JB(ジョナサン・ダニエル・ブラウン)と合流し、もてない彼らは、盛大なパーティーを開くことを考える。

気乗りしないトーマスだったが、コスタに説得されて50人を限度に参加者を集めようとする。

コスタはメールを配信し、トーマスは女友達のカービー(カービー・ブリス・ブラントン)を誘う。

トーマスは、問題児のマイルズ(マイルズ・テイラー)も誘い、コスタに、裏庭だけを使い家には誰も入れないことを約束させる。

ドラッグを手に入れた4人は、売人の家からサンタクロースの人形を盗む。

追ってきた売人を振り切った4人はトーマスの家に向かい、コスタとJBが、パーティーの件で近所を回り理解を求め準備を整える。

夜になり、9時過ぎだというのに現れたのはカービーだけで、トーマスは不安になるものの、コスタが心配いらないと言って彼を励ます。

その後、続々と人は現れ、予想以上の賑わいに4人は驚き、マイルズが仲間を引き連れて来る。

そんな時、人が家に入ってしまい、焦ったトーマスは皆を追い出そうとする。

そこに近所の住人が苦情を言いに現れ、揉め事になり警察に通報される事態になる。

警備のために雇った少年エヴェレット(ブラディ・ヘンダー)がスタンガンを使ったため、住人は暴力を振るい、その映像を警察に見せると言って、コスタは彼を追い払う。

プールでの大騒ぎも収まり、アレクシス(アレクシス・ナップ)にメールで誘われたトーマスは彼女の元に向か。

楽しく飲み始めようとしたトーマスは、父からの電話に慌てるが、パーティーがばれることはなかった。

カービーといいムードになっていたトーマスだったが、近所の住人に通報されてしまう。

参加者は裏庭で息を潜め、トーマスとコスタが現れた警官に対応して何んとかその場をしのぐ。

再び騒ぎ始めた参加者は、壊したサンタクロースの人形の中にMDMAエクスタシー”(合成麻薬)入っていたため、それを飲んでハイになる。

家のものを壊され酒で汚され、絶望的になったトーマスは、こんな事態になったことでコスタとJBを責める。

そんなトーマスを慰めるために、コスタは彼に”エクスタシー”を飲ませる。

トーマスは、朦朧としながらアレクシスと愛し合おうとするが、それをカービーに見られてしまう。

カービーを追ったトーマスだったが、彼女は憤慨してその場を去る。

そこに、近所から苦情の電話を受けた父から連絡があり、トーマスは、メッセージを残す父に返答できない。

屋根に上ったトーマスは、コスタやJBと共に騒ぎの様子に驚き、報道陣までヘリコプターで現れ、彼らは歓喜する者達の声援を受ける。

興奮したトーマスは、エアー・テントに飛び降り、JBも覚悟を決めてそれに続く。

警察が騒ぎを収めに来るが、興奮した若者達に追い返されてしまう。

その様子はテレビでリポートされ、騒ぎは益々エスカレートして、父親のベンツはプールに水没させられてしまう。

その直後、火炎放射器を持ったドラッグの売人が復讐しに現れ、到着したSWATも突入する。

売人は周囲に火を放ちSWATの攻撃を受けた彼は、燃料タンクが発火して火だるまになる。

周辺は大混乱となり警官に負傷者も出て、トーマスらはその場を脱出して、高校のフットボール場に向かう。

夜が明けて、コスタら三人を帰したトーマスは、愛犬と残り暫く考え込む。

家は火事で焼けて周辺はメチャクチャに荒らされ、戻った父は被害に呆れるものの、トーマスにこんなことをやる勇気があったのかと、ある意味、感心する。

週明けに壊れたミニバンで登校したトーマスは、6件で起訴され軟禁状態だとコスタらに知らせて意気消沈する。

しかし、一目置かれたトーマスは、最高のパーティーだったと生徒達から声をかけられ、英雄のような気分を味わう。

トーマスは笑顔で応えるが、カービーの冷たい眼差しに気づき彼女を追う。

カービーに謝罪したトーマスは、許してくれたら次の誕生日は二人きりで過ごしたいことを伝える。

トーマスの謝罪を受け入れたカービーは、彼にキスして許す。

事件は”ジミー・キンメル・ライブ!”でも話題になり、大火傷を負った売人は生き延び、近所の住人は事件を嘆く。

トーマスは、未成年者の非行を促し、暴動を煽った罪で有罪となるものの、クラスで”最も成功しそうな人物”に選ばれる。

コスタは、優秀な弁護士のお陰で無罪になったが、三人の女性に父子鑑定を求められている。

息子には障害があると主張するJBの両親は裁判を避けようとするが、バス通学が条件でJBの起訴は取り下げられた。

両親がいないダックスは、その行方を調査中で、一人暮らしを続ける。

テレビ番組のホスト、ジュリアン・レイノルズは、この事件が”伝説になる”と断言する謝罪の言葉もないコスタに、次回のパーティーには招待すると言われて驚き呆れてしまう。


解説 評価 感想 ■

マイケル・バコールの原案を、彼自身の脚本によって製作された作品。

*(簡略ストー リー)
カリフォルニア州、パサデナ
裕福な家庭で暮らす高校生のトーマス・カブは、17歳の誕生日を迎える。
両親が週末で留守にするため、トーマスは、友人コスタにそそのかされて、自宅でパーティーを催すことになる。
二人の親友JBと、その日の様子を映像で記録するダックスと共に、彼らは学生達にパーティーの件を知らせ準備を始める。
そして夜となり、出足の遅かったその場に一気に若者達が集まり始める。
予想以上の盛り上がりに驚くトーマスやコスタだったが、騒ぎは次第にエスカレートしていく。
トーマスは、近所からの苦情に対処し、家を荒らされて焦り、ついに事態は彼の手に負えなくなってしまう・・・。
__________

冒頭で、パサデナの住民と警察に対しての謝罪文が明記されるのだが、それを気にせずに観ていると、予想外の大事になる展開に驚いてしまう。

親の留守にパーティーで羽目を外す高校生・・・、
それほど珍しくもない、映画ではよく見る展開が、ハンディ・カメラで追う映像により妙に新鮮に思えたりする演出が面白い。

観てのお楽しみだが、大惨事の映像か大暴動に近い事件に発展する”子供達の計画”に、唖然、呆然・・・。
ここまでやれば怒る気にもなれない、感心したかは不明だが、対応する父親の表情に納得もしてしまう。

スターが出演している訳でもない作品が、若者を中心に大いに受け、評判は口コミで広がり、北米興行収入は約5500万ドル、全世界では1億ドルを超すヒットとなった。
日本では劇場未公開に終わった。

とんでもない大騒動を引き起こしてしまう主人公トーマス・マン、その友人でお調子者オリヴァー・クーパー、同じくジョナサン・ダニエル・ブラウン、撮影係ダックス・フレイム、主人公が心を寄せる女友達のカービー・ブリス・ブラントン、警備係の少年ブラディ・ヘンダー、パーティーを盛り上げる問題児のマイルズ・テイラー、主人公と愛し合う寸前までいくアレクシス・ナップ、本人役でジミー・キンメルジュリアン・レイノルズなどが共演している。


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