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ファイティング・with・ファイア Playing with Fire (2019)

森林地帯で消火活動をする隊員と救助した子供たちが巻き起こす騒動を描く、監督アンディ・フィックマン、主演ジョン・シナキーガン=マイケル・キージョン・レグイザモブリアナ・ヒルデブランドデニス・ヘイスバートジュディ・グリアタイラー・メイン他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督:アンディ・フィックマン

製作
トッド・ガーナー
ショーン・ロビンズ
製作総指揮:マーク・モラン
原案:ダン・ユウェン
脚本
ダン・ユウェン
マット・リーバーマン
撮影:ディーン・セムラー
編集:エリザベット・ロナルズドッティル
音楽:ネイサン・ワン

出演
ジェイク”スープ”カーソン:ジョン・シナ
マーク・ロジャーズ:キーガン=マイケル・キー
ロドリゴ・トーレス:ジョン・レグイザモ
ブリン:ブリアナ・ヒルデブランド
リチャーズ:デニス・ヘイスバート
エイミー・ヒックス博士:ジュディ・グリア
アックス:タイラー・メイン
アックス(オペラの声):ポール・ポッツ
ウィル:クリスチャン・コンヴェリー
ゾーイ:フィンレイ・ローズ・スレーター

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2019年製作 96分
公開
北米:2019年11月8日
日本:未公開
製作費 $29,900,000
北米興行収入 $44,451,850
世界 $69,412,430


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
カリフォルニア州、レディング
森林地帯で消火活動をする”スモークジャンパー”チームの指揮官ジェイク”スープ”カーソン(ジョン・シナ)は、忠実な部下マーク・ロジャーズ(キーガン=マイケル・キー)、神経質なロドリゴ・トーレス(ジョン・レグイザモ)、常にプラスキー(おの)を持ち歩く巨漢で話をしないアックス(タイラー・メイン)らと共に、火災現場に到着してヘリコプターから降下する。

消火活動を終えて人々を救い分署に戻ったカーソンは、今は亡き指揮官だった父の後を継ぎ、最高のチームにするために気合を入れる。

今回の火災事件のインタビューを受ける本部長リチャーズ(デニス・ヘイスバート)は、引退を考えていることも訊かれる。

マークから次の本部長だと言われたカーソンは、自分と父の夢だったと伝える。

そんなカーソンは、メジャー部隊に移動を希望する数人の隊員を引き止めず、マーク、ロドリゴ、アックスだけが残った。
...全てを見る(結末あり)

湖畔の火災を知ったカーソンは、付近に住む何度かデートしたことがある環境保護活動家のエイミー・ヒックス博士(ジュディ・グリア)に連絡し、燃えている家を確認する。

活躍のチャンスだと考えたカーソンらは、ヘリで現場に向かう。

エイミーは、カーソンらのヘリが湖の水をタンクで汲み上げたことを不満に思う。

火災現場に着いたカーソンはワイヤーで降下し、3人の子供たちブリン(ブリアナ・ヒルデブランド)、ウィル(クリスチャン・コンヴェリー)、ゾーイ(フィンレイ・ローズ・スレーター)を発見して救出する。

嵐が迫るために病院に行くことを断念したカーソンは、分署に戻る。

子供たちから話を聞いたカーソンは、両親は結婚20周年の旅行で留守だったと言う生意気な3人に礼儀を教える。

両親に電話をすることを指示されたブリンは、カーソンと共に留守電にメッセージを残す。

嵐のために移動できないカーソンは、法執行機関や第一接触者は、子供たちが親や保護者に引き渡されるまで世話をすることが義務付けられている”セーフ・ヘイブン法“に従い、ベッドも空いているために、子供たちを滞在させることにする。

子供たちの両親からのメールを受けたカーソンは、嵐のために朝まで迎えに行けないことを確認する。

その後、態度を改めない子供たちに手を焼くカーソンだったが、愛犬のマッシャーを、幼児のゾーイが手なずけたために驚く。

リチャードからの電話を受けたカーソンは、本部長の後任候補なので仕事ぶりを見に行くと言われ、応募フォームをメールしてもらえることになる。

子供たちが倉庫にいることを知ったカーソンは、しまってある父親のピアノを弾くゾーイに、触らないようにと伝える。

しかし、子供たちはその後もイタズラをやめない。

訪ねて来たエイミーと話をしたカーソンは、消火活動のために、絶滅危惧種のカエルの生息地である湖から、水を汲んだことで抗議される。

カーソンは、今後は取水しないという同意書のサインを求めるエイミーをおだてて、子供たちの面倒を見てもらうことを考える。

それを拒むエイミーは、カーソンを非難して帰ってしまう。

カーソンは、その様子を見ていたブリンにエイミーとの関係をからかわれながら、彼女たちを寝かせる。

翌朝、ゾーイにイタズラされて起きたカーソンは、ウィルがガレージを泡だらけにしていることに気づき、大変な目に遭う。

両親からのメールを受けたカールは、迎えに来ることをブリンに知らせる。

ゾーイがウンチを漏らしたことを知ったカーソンは、マークと共に苦労しながら対処する。

ブリンは、会計士だったマークが、かつて火事に遭いカーソンに救われ、彼をヒーローだと思いスモークジャンパーになる決心をしたことを知る。

マークと話をしながら、ブリンはバギーのキーを盗む。

ウィルとガレージを掃除したロドリゴは、訓練用の火災シュミレーターで、危険な状況での対処法を教える。

ゾーイは、厳つい男アックスを怖がりもせずに仲良くなる。

ロドリゴのシュミレーター体験をやめさせたカーソンは、子供たちがバギーで逃げたことに気づく。

オイルをまかれて妨害されたカーソンは、子供用の自転車でバギーを追う。

バギーと衝突したカーソンは転倒してしまい、両親が迎えに来ることを知りながら逃げた理由を子供たちに問う。

ブリンは両親が2年前に死んだことを話し、自分がメールを送ったとカーソンに伝える。

子供たちを気の毒に思うカーソンは、ブリンらが施設から逃げてきたことと、”児童保護サービス”が3人をバラバラにする考えだと知る。

カーソンは、分署まで8キロはあるために、森の中で一夜を過ごすことにする。

追ってきたマッシャーとゾーイを寝かせたカーソンは、両親の写真を見ていたブリンに、自分も子供の時に親を亡くしたことを話す。

母親の記憶はなく父親は殉職したと話すカーソンは、ブリンを励まし、2日後がゾーイの誕生日だということを知る。

カーソンは、誕生日の後に児童保護サービスに連絡することをブリンに約束する。

分署に戻ったカーソンは、児童保護サービスに電話をして、月曜まで一緒にいられることを子供たちに伝える。

カーソンは、様子を見に来てくれたエイミーといい雰囲気になる。

エイミーを帰してしまったカーソンに呆れたブリンらは、彼を冷やかす。

カーソンにエイミーを誘うメールを送らせたブリンは、2人がデートすることになったために喜ぶ。

その後カーソンは、お礼だと言う子供たちが、ピアノの掃除をしてくれたことに感謝する。

訪ねて来たエイミーは持参したカエルのクッキーを皆に配り、カーソンと食事をして楽しい時間を過ごす。

食事後にカーソンは、ピアノ演奏をリクエストされる。

子供たちをベッドに向かわせたカーソンは、ウィルからお話をしてほしいと言われ、戸惑いながらストーリーを考える。

カーソンは、仲間たちを守っていたイエティ/雪男がジェイクという子供を持ち、山火事が起きた時に、息子のことを考え気を取られていたために死んでしまった物語を、自分の人生を語るように話す。

ウィルに感謝されたカーソンは、外に落ちていてと言うブリンからバギーの鍵を渡され、何も聞かずにそれを受け取る。

エイミーと話していたカーソンは、マークらから、ゾーイのためにプレゼントを買うことを提案され、エイミーに子供たちのことを任せて町に向かう。

店に着いたカーソンらは、ブリンとウィルにもプレゼントを探そうとする。

カーソンらは、山のようにオモチャなどを買って分署に戻る。

翌朝、目覚めたゾーイは、誕生日の飾りつけとプレゼントに気づき喜ぶ。

カーソンは、ブリンとウィルにもプレゼントがあると言って驚かせる。

ブリンは可愛いネックレスを受け取り、ウィルは、隊員のヘルメットとシグナル用のレーザーをもらう。

エイミーにもプレゼントを渡したカーソンは、サインした生物保護同意書を見せる。

カーソンも、マークらから”プリンセスセレスティア”のTシャツを受け取る。

子供たちは、マークに”レインボーダッシュ”、ロドリゴに”フラッターシャイ”、アックスには”ピンキーパイ”のシールを貼ったヘルメットを渡す。

笑い始めたアックスは、ゾーイを抱きかかえてオペラを歌い始め(声:ポール・ポッツ)、皆は、一言も話をしなかった彼の素晴らしい歌声を聴いて驚く。

カーソンらと子供たちはゲームなどをして楽しみ、ゾーイにとっては最高に誕生日になる。

そこにリチャーズが現れ、カーソンは予定より早く来た彼にチェックされることを知り焦る。

児童保護サービスのウェルチも現れ、明日、来る予定だったためにカーソンは困惑する。

自分が気を抜いていたからだと言うカーソンは反省し、後悔する。

子供たちは姿を消してリチャーズの車を奪い逃走し、カーソンらは、他の車がパンクさせられていることに気づく。

暴走するブリンは、ウサギを轢きそうになり街道から外れ、停車するものの崖から落ちそうになる。

シートベルトが外れないブリンは、ウィルとゾーイを逃がそうとする。

ヘリで捜索するカーソンは、ウィルのレーザーで居場所を確認し、パラシュートで降下する。

ゾーイを連れて車から降りたウィルは、着地したカーソンにブリンのことを知らせる。

ウィルをロープで縛り車に向かわせたカーソンは、シートベルトを切ったブリンと彼を引き寄せようとする。

車は落下してしまうが、カーソンはロープを離さずにウィルとブリンを引き上げる。

分署に戻った子供たちは、エイミーや隊員たちに別れを告げる。

オフィスで考え事をするカーソンと話をしたリチャーズは、家族の写真を見せて、それが支えになることもあり、働くこと以外にも人生の楽しみがあると伝える。

リチャーズは、後任に相応しい人物だとカーソンに伝えてその場を去る。

子供たちを車から降ろしたカーソンは、セーフ・ヘイブン法に基づき3人の引き渡しを拒否し、自分が監護権者になり養子にすることをウェルチに伝える。

カーソンは、喜ぶ子供たちを抱きしめる。

その後、カーソンとエイミーは、子供たちと隊員に祝福されながら結婚する。


解説 評価 感想

*(簡略ストーリー)
カリフォルニア州、レディング
森林地帯で消火活動をする”スモークジャンパー”チームの指揮官ジェイク”スープ”カーソンは、部下マーク、ロドリゴ、アックスと共に火災現場に向かう。
3人の姉弟ブリン、ウィル、ゾーイを救出したカーソンらは、彼女らを分署に連れて行き、児童保護サービスに引き渡すまで預かることにする。
イタズラ好きの3人は、世話をしようとするカーソンらを梃子摺らせ、分署から逃亡してしまうのだが・・・。
__________

ドゥエイン・ジョンソン主演の「ゲームプラン」(2007)、「ウィッチマウンテン」(2009)など、ディズニー映画で知られコメディを得意とするアンディ・フィックマンが監督し、ジョン・シナが主演した作品ということで話題になった。

森林地帯で消火活動をする隊員と救助した子供たちの交流、そして彼らが巻き起こす騒動を描くコメディ。

ヘリコプターで火災現場に向かい、パラシュート降下して消火活動をする”スモークジャンパー”の活躍が登場する、冒頭のシーンが興味深い。
隊員たちが孤児の3姉弟に手を焼きながらも心を通わせる内容が、心温まる物語として描かれている、あらゆる年代が楽しめる作品。

批評家には酷評された作品ではあるが、北米興行収入は約4500万ドル、全世界では約6900万ドルの成績を残した。

父の後を継ぐ”スモークジャンパー”チームの指揮官を熱演するジョン・シナ、その忠実な部下キーガン=マイケル・キー、同じく神経質な隊員ジョン・レグイザモ、常にプラスキー(おの)を持ち歩く巨漢のタイラー・メイン、彼がオペラを歌うシーンの声ポール・ポッツ、消防隊本部長のデニス・ヘイスバート、主人公と惹かれ合う環境保護活動家の学者ジュディ・グリア、隊員たちを困らせながら交流する子供たちブリアナ・ヒルデブランド、その弟クリスチャン・コンヴェリー、その妹フィンレイ・ローズ・スレーターなどが共演している。


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