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司法の腐敗に巻き込まれた若い夫婦の苦悩を描く、監督W・S・ヴァン・ダイク、主演フィリップス・ホームズ、ウォルター・ヒューストン、アニタ・ペイジ、ルイス・ストーン、メアリー・カーライル他共演の犯罪ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:W・S・ヴァン・ダイク
脚本
ベヤード・ヴェイラー
レノア・コーフィー
原作
”Night Court”(戯曲)
マーク・ヘリンガー
チャールズ・ビーハン
撮影:ノーバート・ブロディン
編集:ベン・ルイス
出演
マイク・トーマス:フィリップス・ホームズ
アンドリュー・J・モフェット判事:ウォルター・ヒューストン
メアリー・トーマス:アニタ・ペイジ
オズグッド判事:ルイス・ストーン
エリザベス・オズグッド:メアリー・カーライル
クロフォード:ジョン・ミルジャン
ハーマン:ジーン・ハーショルト
グローガン:タリー・マーシャル
リル・ベイカー:ノエル・フランシス
アメリカ 映画
配給 MGM
1932年製作 92分
公開
北米:1932年6月4日
日本:未公開
■ ストーリー ■
アンドリュー・J・モフェット判事(ウォルター・ヒューストン)は、夜間法廷で次々と判決を下す権力者である一方、裏では賄賂を受け取り、ギャングと癒着している汚職判事だった。
ある日モフェットは、自分を疑うオズグッド判事(ルイス・ストーン)が、司法の腐敗調査委員会を立ち上げ、不正を暴こうとしていることを知る。
危機を感じたモフェットは、自分の銀行口座の秘密を知る愛人リル・ベイカー(ノエル・フランシス)の元に向かい、人目を避けるために安アパートに身を隠すよう指示する。
引っ越したリルの隣部屋には、タクシー運転手のマイク・トーマス(フィリップス・ホームズ)と妻メアリー(アニタ・ペイジ)、そして幼い赤ん坊が暮らしていた。
オズグッドは、私立探偵の報告で悪党であることが分かったモフェットが、アパートに女を囲っていることを知り、監視させて調査を続ける。
モフェットはリルの部屋で、私立探偵に監視されていることに気づく。
私立探偵がメアリーと話しているのを目撃したモフェットは、リルに探りを入れるよう指示する。
リルが隣りの部屋に向かいメアリーと話している間、赤ん坊が、リルのバッグから預金通帳を取り出してしまう。
私立探偵に追われていると言いながら涙するリルを慰めたメアリーは、誰にも何も話さないことを約束する。
リルは部屋に戻り、メアリーは、赤ん坊が持っていた通帳の中身を見てしまい、モフェットに6万ドルの預金があることを知る。
それに気づいたリルは、メアリーの元に向かい、落ちていたという通帳を返してもらう。
通帳を確認したモフェットは、メアリーがそれを見たことに気づき、口封じのために罠を仕掛けようとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
マーク・ヘリンガーとチャールズ・ビーハンによる戯曲”Night Court”を基に製作された作品。
サイレント時代からMGM専属として活躍したW・S・ヴァン・ダイクが監督し、主演はフィリップス・ホームズ、ウォルター・ヒューストン、アニタ・ペイジ、ルイス・ストーン、メアリー・カーライルなどが共演している。
司法の腐敗に巻き込まれた若い夫婦の苦悩を描く犯罪ドラマ。
1930年代初頭を舞台に、私利私欲のために法を利用する判事や弁護士の汚職を、社会問題として生々しく描く力作に仕上がっている。
また、悪党の罠にハマった若い夫婦が、幼い赤ん坊を取り上げられるシーンや、妻が売春婦に仕立て上げられる展開などはかなりショッキングだ。
主演のフィリップス・ホームズは、妻が逮捕されたために、元の生活を取り戻そうと命懸けで奔走する夫を熱演し、全体的には主人公と言えるウォルター・ヒューストンは、職務を利用して私服を肥やす汚職判事を見事に演じている。
タクシー運転手の妻で、不当に逮捕されて苦悩するアニタ・ペイジ、モフェット(ウォルター・ヒューストン)を疑い不正を暴こうとする判事のルイス・ストーン、その娘メアリー・カーライル、モフェットと組む汚職弁護士ジョン・ミルジャン、アパートの管理人ジーン・ハーショルト、モフェットの部下タリー・マーシャル、モフェットの愛人ノエル・フランシスなどが共演している。











