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マザーレス・ブルックリン Motherless Brooklyn (2019)

1999年に発表された、ジョナサン・レセムの小説”マザーレス・ブルックリン”を基に製作された作品。
恩人であるボスの死の真相を探る私立探偵の調査を描く、製作、監督、脚本、主演エドワード・ノートン、出演ブルース・ウィリスググ・バサ=ローアレック・ボールドウィンウィレム・デフォーボビー・カナヴェイルチェリー・ジョーンズレスリー・マン他共演のネオ・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ブルース・ウィリス / Bruce Willis 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:エドワード・ノートン
製作
ビル・ミグリオレ
エドワード・ノートン
ジジ・プリッツカー
レイチェル・シェーン
マイケル・ベダーマン
製作総指揮
エイドリアン・アルペロヴィッチ
スー・クロール
ダニエル・ナドラー
ロバート・F・スミス
ブライアン・ニランジャン・セス
原作:ジョナサン・レセムマザーレス・ブルックリン
脚本:エドワード・ノートン
撮影:ディック・ポープ
編集:ジョー・クロッツ
音楽:ダニエル・ペンバートン

出演
ライオネル・エスログ:エドワード・ノートン
フランク・ミナ:ブルース・ウィリス
ローラ・ローズ:ググ・バサ=ロー
モーゼス・ランドルフ:アレック・ボールドウィン
ポール・ランドルフ:ウィレム・デフォー
トニー・ヴェルモンテ:ボビー・カナヴェイル
ギャビー・ホロウィッツ:チェリー・ジョーンズ
トランペット奏者:マイケル・ケネス・ウィリアムズ
ジュリア・ミナ:レスリー・マン
ギルバート・コニー:イーサン・サプリー
ダニー・ファントル:ダラス・ロバーツ
ウィリアム・リーバーマン:ジョシュ・パイス
ビリー・ローズ:ロバート・ウィズダム
ルー:フィッシャー・スティーヴンス

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2019年製作 144分
公開
北米:2019年11月1日
日本:2020年1月10日
製作費 $26,000,000
北米興行収入 $9,277,740
世界 $18,477,740


ストーリー
1950年代、ニューヨーク
探偵事務所で働くライオネル・エスログ(ライオネル・エスログ:エドワード・ノートン)は、”トゥレット障害”に悩まされているものの、天才的な記憶力の持ち主だった。
ライオネルは、相棒のギルバート・コニー(イーサン・サプリー)と共に、ボスのフランク・ミナ(ブルース・ウィリス)が向かう秘密の会合を車の中で監視していた。
フランクが会う者たちとの会話を電話越しに聴いていたライオネルは、ウィリアム・リーバーマン(ジョシュ・パイス)という男との取引する様子を見守る。
リーバーマンそして手下のルー(フィッシャー・スティーヴンス)と巨体の男と共に話をするフランクは、取り引きがこじれたために連れ出され、車に乗せられる。
ライオネルとギルバートはそれを追うが、撃たれたフランクを発見して病院に連れて行く。
治療を受けたフランクは、何かをライオネルに伝えて静かに息を引き取る。
オフィスに戻ったライオネルとギルバートは、同僚のトニー・ヴェルモンテ(ボビー・カナヴェイル)とダニー・ファントル(ダラス・ロバーツ)と共に、自分たちを孤児院から引き取り育ててくれたフランクのことを話す。
ライオネルは、既にフランクの死を知っている妻ジュリア(レスリー・マン)を訪ね、彼女は、浮気していたトニーにオフィスを任せるつもりだった。
その後ライオネルは、フランクの所持品のマッチを手掛かりに、ハーレムにあるビリー・ローズ(ロバート・ウィズダム)が経営するジャズ・バーに向かう。
ライオネルは、活動家のギャビー・ホロウィッツ(チェリー・ジョーンズ)の下で、都市再開発に反対するビリーの娘ローラ(ググ・バサ=ロー)がフランクと関係していたことを突き止める。
いくつかの都市開発の委員である、政治家モーゼス・ランドルフ(アレック・ボールドウィン)が出席する会合に向かったライオネルは、ランドルフが、ホロウィッツと人々から非難される様子を見守る。
ライオネルは記者に扮し、ランドルフに抗議するポール(ウィレム・デフォー)という男に出会い、ランドルフが、市長以上の権力を持つ人物だと知り調査を勧めるのだが・・・。


解説 評価 感想

ジョナサン・レセムの小説”マザーレス・ブルックリン”(1999)を基に製作された作品。

エドワード・ノートンが、「僕たちのアナ・バナナ」(2000)以来19年ぶりに製作、脚本、出演を兼ねて監督し、企画から公開までに20年近くを費やした意欲作。

ブルース・ウィリス,ググ・バサ=ロー,アレック・ボールドウィン,ウィレム・デフォー,ボビー・カナヴェイル,チェリー・ジョーンズ,レスリー・マンなどが共演している。

トゥレット障害”に悩まされながらも、天才的な記憶力の持ち主である私立探偵の主人公を演ずるエドワード・ノートンの演技は称賛された。
しかし、無駄に長い上演時間とエドワード・ノートンの情熱とは裏腹に、内容の原作との違いなどが批判された。
都市プランナーであるジェームズ・ラウスの孫であるエドワード・ノートンは、特に本作に思い入れがあったらしい。

豪華スター共演にも拘わらず、北米興行収入は約900万ドル、全世界でも約1800万ドルに終り、製作費の2600万ドルを回収することもできなかった。

フィルム・ノワール的な作風による、1950年代のニューヨークの雰囲気などはうまく表現している。

冒頭で殺される、主人公の恩人であるボスのブルース・ウィリス、主人公と関係を深める活動家ググ・バサ=ロー、都市開発の権力者である政治家アレック・ボールドウィン、その兄で、主人公と関係し、優秀な技術者だったものの落ちぶれて弟を陥れようとするウィレム・デフォー、主人公の同僚ボビー・カナヴェイルダラス・ロバーツイーサン・サプリー、都市開発に反対する活動家のリーダー、チェリー・ジョーンズ、主人公と親しくなるトランペット奏者マイケル・ケネス・ウィリアムズ、フランク(ブルース・ウィリス)の妻レスリー・マン、ランドルフ(アレック・ボールドウィン)の部下ジョシュ・パイス、その手下フィッシャー・スティーヴンス、ローラ(ググ・バサ=ロー)の父でジャズ・バーの経営者ロバート・ウィズダムなどが共演している。


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