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メイド Made (2001)

マフィアの取引の仕事を依頼された2人組の男が巻き起こす騒動を描く、製作、監督、脚本、主演ジョン・ファヴローヴィンス・ヴォーンピーター・フォークファムケ・ヤンセンショーン・コムズ他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督:ジョン・ファヴロー
製作
ジョン・ファヴロー
ヴィンス・ヴォーン
ピーター・ビリングスリー
脚本:ジョン・ファヴロー
撮影:クリストファー・ドイル
編集:カーチス・クレイトン
音楽
ジョン・オブライエン
ライル・ワークマン

出演
ボビー・リチリアーノ:ジョン・ファヴロー
リッキー・スレイド:ヴィンス・ヴォーン
マックス・ルーベン:ピーター・フォーク
ジェシカ:ファムケ・ヤンセン
ルイズ:ショーン”ディディ”コムズ
ホレイス:フェイゾン・ラヴ
ジミー:ヴィンセント・パストーレ
ウェールズ人/トム:デヴィッド・オハラ
クロエ:マッケンジー・ヴェガ
レオ:レオナルド・チミノ
ウェンディ:ジェンティール
ホテル・クラーク:サム・ロックウェル
ドアマン:フェデリコ・カステルッチオ
ローグ:ジェイミー・ハリス
室内装飾家:バド・コート
クラブ・ガール:ドレア・デ・マッテオ
クラブ・ガール:ジェニファー・エスポジート
本人:ダスティン・ダイアモンド
クラブのDJ:グランドマスター・フラッシュ

アメリカ 映画
配給 Artisan Entertainment
2001年製作 94分
公開
北米:2001年7月13日
日本:未公開
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $5,313,300
世界 $5,480,650


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ロサンゼルス
アマチュア・ボクサーのボビー・リチリアーノ(ジョン・ファヴロー)は、マフィアのボスであるマックス・ルーベン(ピーター・フォーク)とつながりがあった。

ボビーは、ストリッパーの恋人ジェシカ(ファムケ・ヤンセン)とクラブに向かい、彼女に触れる客を殴ってしまう。

そんなボビーは、ジェシカと娘のクロエ(マッケンジー・ヴェガ)を養うために、マックスの紹介で建設現場の職人として、同じボクサーで親友のリッキー・スレイド(ヴィンス・ヴォーン)と共に働いていた。

マックスに呼ばれたボビーは、仕事帰りに彼のオフィスに寄り、クラブで殴り歯を折った男が金持ちの歯科医で、8000ドルの治療費を払うことになったことを知らされる。

ルイズ(ショーン”ディディ”コムズ)という男と手を組んで協力すれば、歯科医のことは忘れるとボビーに伝えたマックスは、リッキーも手伝わせたいと言う彼の考えを聞く。
...全てを見る(結末あり)

カーペット・クリーニングの車両を盗まれた、間抜けなリッキーを信用できないマックスだったが、ボビーが考えを変えないために頼みを聞き入れる。

ジェシカの同僚ウェンディ(ジェンティール)の夫ホレイス(フェイゾン・ラヴ)が迎えに来たことが気に入らないボビーは、彼女に仕事をやめてほしいと伝える。

しかしジェシカは、今の生活を維持するために仕事を続けるしかなかった。

ボビーとリッキーはマックスから1500ドルを受け取り、仕事の内容を聞いてニューヨークに向かう。

現地に着いた2人は運転手のジミー(ヴィンセント・パストーレ)に迎えられ、リムジンでホテルに向かい、クラーク(サム・ロックウェル)に部屋に案内される。

リッキーは豪遊しようとするものの、マックスの指示に従おうとするボビーは、彼と言い争いになる。

ポケベルの連絡を受けたボビーとリッキーは、ジミーの運転である場所に向かう。

そこにバイカーと共にホレイスが現れ、ボビーとリッキーはルイズの元に案内される。

ボビーとリッキーにジミーと共にクラブに向かうよう指示したルイズは、ホレイスと共にバイクでその場に向かう。

クラブに着いたボビーとリッキーは、ドアマン(フェデリコ・カステルッチオ)と揉めるが、ルイズとホレイスが現れて中に入る。

頼りないボビーとリッキーを疑うルイズは、取引相手のウェールズ人/トム(デヴィッド・オハラ)の席に向かう。

トムをボビーとリッキーに紹介したルイズは、2人がよけいな話をしたために憤慨する。

ホレイスにも間抜け呼ばわりされ嫌気がさしたリッキーは、クラブに行って楽しむことをボビーに伝える。

仕方なくリッキーに付き合ったボビーは、クラブ・ガール(ドレア・デ・マッテオ/ジェニファー・エスポジート)と共に大いに楽しみ、彼女らをホテルの部屋に連れて行く。

ところが、バスルームでリッキーとトラブルになったクラブ・ガールは帰ってしまう。

リッキーは、現れたクラークから、下の階から苦情があったと言われるものの、彼を追い払う。

ルイズからの連絡を受けたボビーは、リッキーと共に呼び出された場所に案内される。

ボビーとリッキーは、ホレイスと待っていたルイズと話し、200万ドルの現金をトムに渡して確認させ、証書を受け取るだけが仕事だということを知らされる。

リッキーは取り引きに銃がいると言いだすが、ボビーはそれに反対する。

その後ボビーとリッキーは、ホレイスが連れて来たトムと共にバーで楽しみ、明日、現金の受け渡しをすることを確認する。

トムと別れたボビーとリッキーは、ホレイスから、アイルランド系のギャング”ウェスティーズ”の話を聞く。

翌朝ボビーは、現金を持って現れたホレイスから、姿を消したリッキーとは現場で会うと言われてその場に到着する。

リッキーがいないことが気になるボビーは、ホレイスと共にバーに向かい、トムに会う。

ホレイスがトムに現金を渡し確認させて、ウェスティーズのローグ(ジェイミー・ハリス)らはボビーらに襲いかかる。

そこに銃を手にしたリッキーが現れ、ローグらを脅す。

ローグはリッキーの銃がスターターピストルだと気づくが、ボビーがウェスティーズに殴りかかり、その場は乱闘になる。

そこに銃を手にしたジミーが現れ、ウェスティーズを見張っている間にボビーらを逃がす。

ロサンゼルス
マックスは、仕事を済ませたボビーとリッキーに報酬を渡そうとする。

リッキーは、報酬は盗まれたカーペット・クリーニング屋の車両代にすると言うマックスに、ウェスティーズと戦ったと伝える。

マックスは、相手が本物のウェスティーズだったら、確実に殺されているとリッキーに伝える。

報酬を受け取ったボビーは、これで縁を切るとマックスに伝えるものの、部屋代を払っているのは自分だと言われ、金を返してその場を去る。

家に戻ったボビーは、ジェシカが客とベッドを共にしてコカインを吸っていることを知り、男を追い払う。

ボビーは、クロエのことを考えろとジェシカに伝えるものの、彼女から娘を連れて行ってほしいと言われて驚く。

クロエを旅行に誘ったボビーは、それに同意した彼女を連れてリッキーが待つ車に向かう。

6か月後、”チャック・E・チーズ”。
クロエの誕生日を祝っていたボビーとリッキーは、相変わらず口論が絶えない。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス
アマチュア・ボクサーのボビー・リチリアーノは、マフィアのボスであるマックスとつながり、ある仕事を依頼される。
マックスから、ルイズという男と手を組み協力することを指示されたボビーは、親友のリッキーと共にニューヨークに向かう。
2人は現地に着き、仕事のことを忘れて豪遊しようとするリッキーだったが、ボビーはマックスの指示に従おうとして口論になる・・・。
__________

俳優、脚本家として活躍していたジョン・ファヴローが、製作、脚本、主演を兼ねた初監督作品。

マフィアの取引の仕事を依頼された2人組の男が巻き起こす騒動を描くコメディ・ドラマ。

製作、脚本、主演を兼ね非常に評価が高かった「スウィンガーズ」(1996)に続き、その後、大きく飛躍するジョン・ファヴローの才能が認められた作品。

気の利いたジョークが連発するユーモラスなシーンが多い中で、主人公が、面倒を見ている幼い少女との関係を大切にしようとする、人情味あふれる演出なども印象に残る。

主演のジョン・ファヴローは、暴走気味の相棒に手を焼きながら仕事をこなそうとする男をクールに演じている。

スウィンガーズ」(1996)でもジョン・ファヴローと共演したヴィンス・ヴォーンが、同作の怪演を思い起させる、風変わりで厄介な男を愉快に演じている。

不安に思いながら主人公2人に仕事を任せるマフィアのボス役ピーター・フォーク、主人公の恋人であるストリッパーのファムケ・ヤンセン、その娘マッケンジー・ヴェガニューヨークで主人公らに指示を与えるギャングのショーン”ディディ”コムズ、その手下フェイゾン・ラヴ、同じく運転手のヴィンセント・パストーレ、主人公らと取引するウェールズ人と言われる男デヴィッド・オハラ、レストランのオーナー役レオナルド・チミノ、ストリッパーのジェンティール、ホテル・クラーク役サム・ロックウェル、クラブのドアマン役フェデリコ・カステルッチオアイルランド系ギャング”ウェスティーズ”のジェイミー・ハリス、室内装飾家バド・コート、クラブ・ガールのドレア・デ・マッテオジェニファー・エスポジート、本人役でダスティン・ダイアモンド、クラブのDJ役グランドマスター・フラッシュなどが共演している。


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