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リトルマン・テイト Little Man Tate (1991)

ジョディ・フォスターが主演を兼ねた初監督作品。
神童と母親の愛情を描く、ダイアン・ウィーストアダム・ハン=バードハリー・コニックJr.デビ・メイザーセリア・ウェストンボブ・バラバン共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(家族愛)


スタッフ キャスト ■
監督:ジョディ・フォスター

製作総指揮:ランディ・ストーン
製作
スコット・ルーディン

ペギー・ラジスキー
脚本:スコット・フランク
撮影:マイク・サウザン
編集:リンジー・クリングマン
音楽:マーク・アイシャム

出演
ジョディ・フォスター:ディディ・テイト
ダイアン・ウィースト:ジェーン・グリアソン
アダム・ハン=バード:フレッド・テイト
ハリー・コニックJr.:エディ
デヴィッド・ハイド・ピアース:ガース・エマーリック
デビ・メイザー:ジーナ
セリア・ウェストン:ニンヴェル
P・J・オクラン:デーモン・ウェルズ
ジョージ・プリンプトン:ウィンストン・F・バックナー
ボブ・バラバン:質問者

アメリカ 映画
配給 オライオン・ピク チャーズ
1991年製作 99分
公開
北米:1991年10月11日
日本:1992年7月
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $25,010,900


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
独身の身で子供を産んだディディ・テイト(ジョディ・フォスター)の息子フレッド(アダム・ハン=バード)は、生後数ヶ月で文字を読み始める。

フレッドは7歳になる前に、詩、絵画や水彩画が趣味となり、ピアノは天才的、また数学と物理には、無限の才能を発揮する。

しかし、学校に上がっても同級生から疎外され、担任教師ニンヴェル(セリア・ウェストン)からは、注意力散漫だと言われてしまう。

おまけに、世界の環境汚染問題や生活苦の母ディディのことが心配なフレッドは、7歳を前にして胃潰瘍を患ってしまう。

そんなディディとフレッド母子だったが、仲がよく、楽しい毎日を送っていた。

その後フレッドは、並外れた才能の子供達を集めて英才教育を行う、グリアソン学院のジェーン・グリアソン(ダイアン・ウィースト)の目に留まる。
...全てを見る(結末あり)

グリアソンはディディ宛てに資料を送付するのだが、彼女は興味を示さずにいた。

しかし、学習意欲旺盛なフレッドは、ディディに頼み込み学院の面接を受けに行くことになる。

ディディとフレッドは、グリアソンの助手ガース・エマーリック(デヴィッド・ハイド・ピアース)に迎えられる。

グリアソンはフレッドの才能を認め、”頭脳オデッセイ”のツアー参加をディディに提案する。

しかし、ディディはフレッドを他人に預ける気になれずに、入学とツアーを断ってしまう。

フレッドの、誕生パーティーを企画したディディだったが、誰一人、彼を祝いに来てくれない現実を見て、一度は断った”頭脳オデッセイ”に、フレッドを参加させることにする。

ツアーに向かったフレッドは、彼が注目する数学の天才少年デーモン・ウェルズ(P・J・オクラン)らと会場に到着する。

グリアソンは、相変わらず、他の子供達と打ち解けることが出来ないフレッドを気遣う。

デーモンは、計算のコンテストで、早速その実力を発揮し、質問者(ボブ・バラバン)もたじたじとなってしまう。

しかし、それを見ていたフレッドは、デーモンが答える前に問題を解いてしまい、グリアソンは驚いてしまう。

スター気取りだったデーモンは、フレッドの存在を煙たく思うようになる。

翌日、デーモンの代わりにコンテストに出場したフレッドは、見事な回答で場内を驚かせてしまう。

グリアソンの曽々祖父母が建てた家に向かったフレッドは、自分に優しく接してくれるグリアソンに感謝する。

そんなフレッドは、同じく友達がいないデーモンと親しくなったのもつかの間、彼は乗馬中に落馬して、病院に運ばれてしまう。

ディディは、ツアーから戻った、いつになくご機嫌なフレッドが、自分から遠ざかって行くのを感じて不安になる。

グリアソンは、夏休みにフレッドを大学に行かせようとするが、ディディはそれに断固反対する。

しかし、ディディは、フレッドの学ぼうとする意欲と才能を伸ばすチャンスだとグリアソン言われ、フレッドの大学行きを承諾する。

フレッドは、グリアソンに預けられ、夏の間だけ大学に通い、バーのウエイトレスのディディは、同僚のジーナ(デビ・メイザー)とフロリダで働くことになる。

大学構内でフレッドは、、学生のエディ(ハリー・コニックJr.)に、地球儀を頭にぶつけられて気絶してしまう。

慌てたグリアソンだったが、幸いフレッドは軽傷で、その後、元気に大学に通い始める。

フレッドは、大学生を驚かすほど勉学に励み、やがて彼の様子を見に来たエディと親しくなる。

グリアソンは、フレッドとの触れ合いで母性本能が目覚めるが、彼を規則でしばり、過保護に接してしまう。

ようやく友達が出来たフレッドだったが、エディには大人の付き合いがあり、子供のフレッドと遊んでばかりいることはできなかった。

その後フレッドは、ウィンストン・F・バックナー(ジョージ・プリンプトン)司会のテレビ番組出演のため、グリアソンとテレビ局に向かう。

大人達だけとの、空虚な生活に嫌気がさしたフレッドは、司会者の質問にまともに答えず、番組収録中に独りで自宅に戻ってしまう。

番組を見ていたディディは、フレッドが母親は死んだなどと言ったため、息子の様子がおかしいことに気づき自宅に向かう。

自宅で再会した母子は、新しい生活に向けて理解し合うことを約束し固く抱き合い、グリアソンも、その様子を見て何も言わずその場を立ち去る。

グリアソンはディディとフレッドの気持ちを察し、彼を普通の子供の生活に戻す。

そしてフレッドは、8歳の誕生日を大勢の友達に祝ってもらい幸せを実感する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
独身の身で子供を産んだ、ディディ・テイトの息子フレッドは、生後数ヶ月で文字を読み始める。
7歳になる前に、詩、絵画や水彩画が趣味となったフレッドは、ピアノや数学、物理にも才的な才能を見せるものの、学校に上がっても同級生と打ち解けることが出来なかった。
世界の環境汚染問題や生活苦の母親の心配で、フレッドは胃潰瘍を患ってしまう。
そんなフレッドは、並外れた才能の子供達を集め、英才教育を行うグリアソンの目に留まる。
連絡を受けたディディは、それに興味を示さずにいたが、学習意欲旺盛なフレッドは、母に頼み込み、学院の面接を受けに行くことになる。
グリアソンは、フレッドの才能を認めた上で、”頭脳オデッセイ”のツアー参加をディディに提案するものの、彼女は、入学とツアーを断ってしまう。
しかし、ディディが企画したフレッドの誕生パーティーに、誰一人来てくれない現実を見て、彼女は、”頭脳オデッセイ”に息子を参加させることにするのだが・・・。
__________

ジョディ・フォスターは、その後に設立したプロダクションで「ネル」(1994)なども製作している。

7歳にもならないうちに、並外れた知識欲に芽生え、より高度な教育を目指そうとする少年が、抑圧された、大人の窮屈な世界に馴染めずに、結局は母の愛情にすがるという、堅苦しい形で終わらないラストはホッとする。

主演の母親役ジョディ・フォスターは、あえて落伍者に近い生活苦の役柄を演じ、自分の支えが息子しかいない母親の侘しさを、見事に表現している。

当時、まだ20代ということを考えると、息子役のアダム・ハン=バードに、あれだけの演技をさせる演出力などは注目であり、やはり彼女の才能も並ではないことを再確認した。

非の打ち所ない才女という感じで登場する、英才教育のスペシャリストのダイアン・ウィーストは、教育意外何もできない女性が、少年との生活で母性本能が目覚め、次第に人間性を取り戻していくという、彼女らしい、深い演技を見せてくれる。

神童を見事に演じた、撮影当時8歳のアダム・ハン=バードの自然な演技も素晴らしい。
出番は少ないが、ハリー・コニックJr.のやんちゃな大学生役も印象に残る。

学院長(D・ウィースト)の助手デヴィッド・ハイド・ピアース、主人公の同僚デビ・メイザー、小学校教師セリア・ウェストン、天才数学少年役のP・J・オクラン、テレビ司会者のジョージ・プリンプトン、そして、数学コンテストの質問者役でボブ・バラバンがカメオ出演している。


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