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ナイブズ・アウト Knives Out (2019)

著名な作家の謎の死の真相を探る探偵の活躍を描く、製作、監督、脚本ライアン・ジョンソン、主演ダニエル・クレイグクリス・エヴァンスアナ・デ・アルマスジェイミー・リー・カーティスマイケル・シャノンドン・ジョンソントニ・コレットラキース・スタンフィールドジェイデン・マーテルクリストファー・プラマー他共演のミステリー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

アナ・デ・アルマス / Ana de Armas / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ライアン・ジョンソン
製作
ラム・バーグマン
ライアン・ジョンソン
製作総指揮:トム・カーノウスキー
脚本:ライアン・ジョンソン
撮影:スティーヴ・イェドリン
編集:ボブ・ダクセイ
音楽:ネイサン・ジョンソン

出演
ブノワ・ブラン:ダニエル・クレイグ
ヒュー・ランサム・ドライズデール:クリス・エヴァンス
マルタ・カブレラ:アナ・デ・アルマス
リンダ・ドライズデール:ジェイミー・リー・カーティス
ウォルター“ウォルト”スロンビー:マイケル・シャノン
リチャード・ドライズデール:ドン・ジョンソン
ジョニ・スロンビー:トニ・コレット
エリオット警部補:ラキース・スタンフィールド
メーガン“メグ”スロンビー:キャサリン・ラングフォード
ジェイコブ・スロンビー:ジェイデン・マーテル
ハーラン・スロンビー:クリストファー・プラマー
ドナ・スロンビー:リキ・リンドホーム
フラン:エディ・パターソン
アラン・スティーヴンス:フランク・オズ
ワネッタ“グレート・ナナ”スロンビー:K・カラン
ワグナー巡査:ノア・セガン
プルーフロック:M・エメット・ウォルシュ
カブレラ夫人:マーリーン・フォルテ
アリス・カブレラ:シャーリー・ロドリゲス
サリー:ケリー・フランシス
ハードロック:ジョセフ・ゴードン=レヴィット

アメリカ 映画
配給
ライオンズゲート
MRC
2019年製作 130分
公開
北米:2019年11月27日
日本:2020年1月31日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $165,363,230
世界 $311,605,580


アカデミー賞
第92回アカデミー賞

・ノミネート
脚本賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
マサチューセッツ州、ノーフォーク郡
著名なミステリー作家ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)の85歳の誕生日パーティーが豪邸で開かれ、家族が集まる。

翌朝、家政婦のフラン(エディ・パターソン)は、喉を切られたハーランの遺体を発見する。

1週間後。
ハーランの専属看護師で移民のマルタ・カブレラ(アナ・デ・アルマス)は、不法入国者の母(マーリーン・フォルテ)と妹アリス(シャーリー・ロドリゲス)と暮らしていたが、事件のショックから立ち直れないでいた。

マルタは、ハーランの次男ウォルター“ウォルト”スロンビー(マイケル・シャノン)からの電話で屋敷に呼ばれ、警察と話をすることになる。

ハーランの孫メーガン“メグ”(キャサリン・ラングフォード)に迎えられたマルタは、気遣ってくれる彼女に感謝する。

マルタはハーランの長女リンダ・ドライズデール(ジェイミー・リー・カーティス)と夫リチャード(ドン・ジョンソン)と話をする。

ワグナー巡査(ノア・セガン)に呼ばれたリンダはエリオット警部補(ラキース・スタンフィールド)と話し、パーティーの件について訊かれる。

リンダは、パーティーにフラン、マルタ、祖母ワネッタ“グレート・ナナ”(K・カラン)、すぐに姿を消した息子のヒュー・ランサム(クリス・エヴァンス)などがいたことや、不動産会社を経営していることを話す。

リチャードからも話を聞いたエリオットは、ハーランの出版社を任されているウォルトから、妻ドナ(リキ・リンドホーム)や息子のジェイコブ(ジェイデン・マーテル)、ハーランの亡くなった長男ニールの妻で、”ライフスタイル・グル”のインフルエンサーであるジョニ(トニ・コレット)と、その娘メグからも話を聞く。

その場で、著名な私立探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)が、家族の話を聞いていた。
...全てを見る(結末あり)

家族はハーランが自殺したと考え、ブランは、ある人物の依頼で真実を見極めるだけだとリンダに伝える。

リチャードと話したブランは、ハーランとウォルトがパーティーの夜に揉めていたことを知る。

ウォルトは、その件を尋ねるブランに誤解だと伝えるものの、実は、経営から退くようにとハーランから指示されていた。

ハーランと衝突していたのはランサムだと言うウォルトは、家族の厄介者だったことをブランに伝える。

ランサムを可愛がっていたハーランだったが、それゆえにケンカも絶えず、パーティーの夜は酷かったとウォルトは話す。

リチャードは、パーティーの当日に1人で早く来た理由を訊かれ、浮気を知ったハーランに責められて揉めたことを話せず、ワネッタを施設に入れる件を話し合っていたとブランに伝る。

ジョニも早く来た理由を訊かれ、ハーランが払ってくれているメグの学費のことで話したとブランに伝える。

メグの学費が自分に渡っていることをハーランに指摘されたジョニは、過去4年、年間10万ドルを不正に受け取っていたと言われ、最後の小切手を受け取ったのだが、ブランには、大学側の手違いだったと伝える。

ハーランの書斎に向かったリチャードは、リンダに浮気の件を伝えるための手紙を探す。

それを見つけたリチャードは、何も書かれていないことを確認して安堵する。

ブランは、自殺だと断定するエリオットと話しながら屋敷を出て、ハーランが自分で喉を切ったことを疑問に思う。

マルタと話をしたブランは、ウソをつくと嘔吐することを彼女に確認し、リチャードの浮気の件を尋ねる。

それを知っていたマルタは、知らないと答えて嘔吐してしまい、ブランは、自分が正しかったことをエリオットに伝える。

ジョニも疑うブランは、ハーランが彼女への援助を打ち切ろうとしていたのではないかとマルタに尋ねる。

それも知っていたマルタは吐きそうになり、ブランは、ジョニがハーランに恨みを持っていると考える。

エリオットから、リチャードとジョニについて、殺人の動機としては弱いと言われたブランは、解雇されたと思われるウォルトも含めて、自分にウソをついたことが殺人を疑う理由だと彼に伝る。

ブランは、他殺を疑う誰かから報酬の入った封筒を受け取ったことを話し、パーティーの後の家族の様子をエリオットに確認する。

再びマルタに話を聞いたブランは、11時半にハーランを寝室に連れて行き、12時に帰る間の30分について尋ねる。
__________

書斎に向かったハーランは、いつものようにマルタと囲碁をして、負けそうになったために、ボードを床に落としてしまう。

鎮静剤を打ったマルタは、睡眠薬の代わりのモルヒネを少量打とうとするが、ラベルを見て瓶を間違えていたことに気づく。

モルヒネを致死量打ってしまったマルタは焦り、それをハーランに伝える。

10分で死ぬと言われたハーランは、解毒剤”ナロキソン”が見つからずに動揺するマルタが、救急車を呼ぼうとするのを制止する。

取り乱しそうになるマルタを落ち着かせたハーランは、不法入国者である母親のことなどを考えるようにと伝える。

そこに物音に気づいたジョニが現れ、ハーランは問題ないことを彼女に伝える。

ハーランは、家族のことを考えるようにと言ってマルタを説得し、アリバイ作りを指示する。

マルタはそれに従うが、ワネッタに姿を見られてしまう。

ワネッタが自分をランサムと間違えたことを気にしながら、マルタはその場から逃げる。
__________

マルタは、警察の尋問に対しては、真実の断片だけを話せば吐かずに済むとハーランから言われていた。

その通りにブランらに話したマルタは席を外し、トイレで吐いてしまう。

その夜マルタは、父に尽くしてくれたことに感謝するウォルトから、家族同然なので今後も支援することを約束してもらう。

マルタは庭にいたブランと話し、明日から特別な捜査を始めるので助手として手伝ってほしいと言われ、自分を信用する彼に、家族はハーランを殺すような人たちでないと伝える。

ブランは、どんな結果であれ、必ず真実を突き止めるとマルタに伝える。

帰宅したマルタは、死を覚悟したハーランが自ら頸動脈をナイフで切ったことを思い出す。

マルタは、飛び散ったハーランの血液がシューズに付着していることに気づかない。

翌朝ブランは、屋敷の管理人プルーフロック(M・エメット・ウォルシュ)から監視カメラの映像を見せてもらい、それを警察でデジタル化してもらおうとする。

その場にいたマルタがテープを預かり磁石近づけ、その後、ワグナーに渡す。

その後マルタは、事件の夜に歩いた道の自分の足跡に気づき、ブランらの前で、何も知らない振りをしてその道を歩いてしまう。

壁を登った時に壊れた組み格子の残骸に気づいたマルタは、それもブランに知られないようにして放り投げる。

家族が集まり、弁護士のアラン・スティーヴンス(フランク・オズ)が到着し、ハーランの遺書の内容が知らされることになる。

パーティーの夜、トイレに閉じこもっていたジェイコブは、ハーランとランサムが言い争っているの聴いてしまい、その件を話すよう指示される。

ハーランと怒鳴り合ったランサムが、”後悔するぞ・・・”と言ったことが問題になり、ウォルトは、彼が相続人から外されたことを皆に話す。

ブランは、家族が争い始めたためにマルタと共に外に出て、犬がくわえてきた組み格子の残骸に気づく。

その上の隠し窓を確認したブランは、廊下のカーペットの上と窓の淵の乾いた泥を確認し、侵入者がいたことを確信する。

ハーランの遺書を読み上げたスティーヴンスは、すべての財産をマルタに与えるという内容を家族に伝える。

家族は動揺してリンダは興奮し、その場から関係者以外を追い払おうとするが、屋敷もマルタに贈与されたことをスティーヴンスは皆に伝える。

マルタは戸惑い、ブランから指示されて帰ろうとするものの、車のエンジンがかからない。

ランサムから愛車の”BMW”に乗るよう指示されたマルタは、彼と共にその場を去る。

レストランに寄ったランサムは、マルタに食事をさせて、ウソをつくと吐くことを知っていると伝えて、事件の夜に何があったかを聞き出そうとする。

家族は今後のことを話し合い、他殺を疑うブランから全員が容疑者だと言われ、マルタに相続を放棄させようとする。

メグは、これが祖父の遺志ではないかと思うが、ジョニから、自分には学費は払えないと言われて戸惑う。

全てを話したマルタは、自分は逮捕されてもいいが母と妹が心配だとランサムに伝える。

家族には何も話さないことを約束したランサムは、自分が協力するので諦めるなとマルタに伝える。

自分の告白を警察に話せば遺産を受け取れると言われたランサムは、家族が憎いだけで、協力して分前をもらうのが最善だと考えると伝えてマルタを納得させる。

メグからの電話を受けたマルタは、家族のことを謝罪する彼女から、遺産は返すべきだと言われて、皆に指示されて連絡してきたことに気づく。

マルタは、学費が払えないと言うメグに自分が援助すると伝えるが、電話は切れてしまう。

ランサムから、ブランは何か気づいているかと訊かれたマルタは、窓から侵入した際の泥が見つかったことを話し、数日は大人しくしているよう指示される。

翌朝マルタは、家にマスコミが殺到していることを知り驚く。

ブランは、ワネッタに声をかけて話を聞こうとする。

出かけようとしたマルタは、訪ねてきたウォルトから、相続を放棄する気はないかと訊かれ、彼が母の件を知っていたために、メグが話したと考える。

マルタは、母の不法入国がバレても、有能な弁護士を雇えば解決できるので力になると言われ、それならば自分で対処できるとウォルトに伝えて、話を聞こうとしなかった。

その後マルタは、血液検査の結果の一部と医療バッグのタグをコピーした脅迫状に気づき、ブランだと思われる電話を無視してランサムの元に向かい、それを見せる。

バッグは警察にあるはずだと伝えたマルタは、モルヒネの件がバレていると言われて動揺し、送り主の狙いがわからなかった。

検視局が放火され、現場に駆けつけたブランは、エリオットから、血液サンプルや記録が焼失したことと、屋敷の監視映像も消えていたことを知らされる。

ランサムと共にその場に着いマルタは、メールが届いていることに気づき、検視局のコピーを処分すれば自分の罪は問われないと言われるものの、ブランに見つかってしまう。

その場から逃げたマルタだったが、ブランらに追いつかれる。

ワネッタから話を聞いていたブランは、隠し窓から下りた時にランサムに間違われたことをマルタに話す。

マルタは、ランサムに指示されて逃げたとブランに話し、車の中で吐いてしまう。

それをブランには気づかれなかったマルタは、彼を乗せて警察署に向かう途中に、寄りたいところがあると言って、メールで呼び出された場所に向かう。

現場に着いたマルタは、医療バッグを見つけて、その場にいた人物に、検視局のコピーを渡して欲しいと伝える。

それがフランであることを知ったマルタは、薬物を投与されたと思われる彼女から、”コピーは隠したので逃げられない、やったのはあなただ・・・”と言われて戸惑う。

マルタは、救急車を呼んでフランを助けようとする。

救急車に気づいたブランは、運ばれるフランにマルタと共に付き添い病院に向かう。

マルタは、ブランがランサムからすべてを聞いたことを知り、フランがしようとしたことが理解できない。

家族にすべてを話すことにしたマルタは、ブランと共に屋敷に向かいながら、今回の件について詳細を話す。

屋敷に着いたマルタは、母の件を話してしまったメグから謝罪され、彼女を許す。

フランが検視局のコピーを隠した場所を知っていたマルタは、それをブランに渡して、家族の前ですべてを話そうとする。

コピーを読んだブランはマルタを制止し、家族を非難して、ハーランは自殺したと言って、捜査を終了すると皆に伝えて彼女を連れて席を外す。

ブランは、家族を屋敷の外に出して応援を呼ぶようワグナーに指示し、エリオットとマルタに推理を話し始める。

依頼人は事前に遺言書の内容を知り、マルタの相続を阻むことが目的だったと考えれば、薬を間違えるのも知っていたことになるとブランは話す。

家族のことを指示したワグナーにランサムを連れて来させたブランは、彼に自分を雇った理由を尋ねる。

ランサムは戸惑い、ブランは推理の続きを話す。

パーティーの夜、ハーランがマルタにすべてを遺すことを知ったランサムは憤慨し、一旦は屋敷を去る。

あることに気づき戻ったランサムは、壁の組み格子をよじ登り書斎に向かい、マルタの薬の瓶をすり替え、彼女が間違えで殺してしまえば、故殺免責で遺言書は無効になると考えた。

ランサムが解毒剤のナロキソンを奪ったことも知ったマルタは、無意識のうちに粘度で見分けてハーランに鎮痛剤を打っていたのだが、ラベルを見て間違えに気づいたことをブランから知らされる。

正しい医療行為だと言うブランは、検視局の報告書も血液も正常だったことをマルタに伝えて、死因は自殺だと断定する。

ブランから、救急車を呼んでいればハーランは生きていた言われたマルタは動揺する。

ブランは、隠し窓から下りてきたマルタが、ワネッタからランサムと言われた時のことに触れる。

ハーランの自殺を知ったランサムは、匿名でブランを雇い、葬儀にも参列せずに書斎に侵入し、医療バッグをあさる姿をフランに見られてしまったのだった。

ハーランを慕うものの孫たちを嫌うフランは、従妹が働いている検察局のからコピーを入手して、それをランサムに送り脅した。

脅迫状を受け取ったランサムは、マルタがモルヒネを注射したと確信し、遺言書の発表に立ち会うが、彼女の告白で計画の失敗に気づき、検察局に火を放ちマルタの無実の証拠を消した。

ランサムはメールで場所を指定して脅迫状を送り、フランに致死量のモルヒネを注射してマルタを誘き出した。

マルタは、瀕死のフランが”あなた(You)がやった・・・”と言ったのが、”あなた”ではなく、使用人しか使わないランサムの呼び名”ヒュー/Hugh”だったことに気づき、彼を非難する。

ランサムはフランが生きていることをブランに確認し、病院からの電話を受けたマルタは、フランが話せるようになったことを皆に伝える。

連行されるランサムに嫌味を言われたマルタは、フランのことでウソをついてたために、彼に向かって吐いてしまう。

フランが死んだことを知ったランサムは、マルタから、殺人を自白したとと言われ、その場にあったオブジェのナイフを手にしてマルタに襲いかかる。

しかし、それは格納式のナイフでありマルタは傷つくことなく、ランサムは連行される。

外で待機していた家族は真実を知らされ、リンダは、ハーランがよくやっていたあぶり出しの手紙で、リチャードの浮気を知りショックを受ける。

ブランは、シューズの血痕を見てハーランの死に関与していることに気づいたことをマルタに伝える。

ブランから、善良さを忘れずにいてほしいと言われたマルタは、家族の今後が心配になる。

助けるべきかと訊かれたブランは、自分はそうは思わないが、心に従えばいいとマルタに助言する。

バルコニーに出たマルタは、連行されるランサムと家族を見つめる。


解説 評価 感想

*(簡略ストーリー)
マサチューセッツ州、ノーフォーク郡
著名なミステリー作家ハーラン・スロンビーが、85歳の誕生日パーティーの夜、自殺する。
匿名の人物に雇われた探偵ブノワ・ブランは、警部補のエリオットや家族らが自殺を疑わない中で、他殺の可能性を探ろうとする。
捜査を始めたブランは、ハーランと最後に会っていた看護師のマルタから話を聞き、家族や使用人の秘密やウソを暴くのだが・・・。
__________

LOOPER/ルーパー」(2012)や「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(2017)などで知られるライアン・ジョンソンが製作を兼ねて監督し、豪華スター競演が話題になった作品。

故人との確執や様々な問題を抱える家族全員が疑われる謎の自殺事件は、名探偵の捜査により二転三転する展開で進み、ライアン・ジョンソンの無駄のない軽快な脚本と演出は冴え渡り観客を魅了する。

誰をも寄せ付けない隙のない名探偵ではなく、どこか頼りなさも見え隠れする主人公や、一風変わった家族それぞれが見せる個性が、ユーモアをまじえて見事に描かれている。

第92回アカデミー賞では、脚本賞にノミネートされた。

本作は各方面で絶賛され、北米興行収入は約1億6500万ドル、全世界では約3億1200万ドルのヒットとなり、続編の製作が噂されている。

主演のダニエル・クレイグは、”007”後を見据えているような魅力的な探偵を熱演し、物語のキーパーソンとなる、故人を慕い献身的に尽くす看護師を演ずるアナ・デ・アルマスの好演が光る。
2人は、第77回ゴールデングローブ賞のコメディ・ミュージカル映画部門で、主演男優賞、主演女優賞にノミネートされた。
*他・作品賞

遺産を受取れないことを知り、それを手に入れる計画を実行する故人の孫クリス・エヴァンス、その母親で不動産業者として成功しているジェイミー・リー・カーティス、その夫であり義父に浮気がバレるドン・ジョンソン、故人の次男で出版社の経営者であるが解雇されるマイケル・シャノン、その妻リキ・リンドホーム、その息子ジェイデン・マーテル、亡くなった長男の妻である”ライフスタイル・グル”のインフルエンサーのトニ・コレット、その娘キャサリン・ラングフォード、家長である自殺する著名な作家クリストファー・プラマー、捜査を担当する警部補のラキース・スタンフィールド、その部下ノア・セガン、屋敷の家政婦エディ・パターソン、スロンビー家の顧問弁護士フランク・オズ、故人の母親K・カラン、屋敷の管理人M・エメット・ウォルシュ、マルタ(アナ・デ・アルマス)の母親マーリーン・フォルテ、その娘シャーリー・ロドリゲス、声だけの出演で探偵のジョセフ・ゴードン=レヴィットなどが共演している。


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