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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK Jack Reacher: Never Go Back (2016)

2012年に公開された「アウトロー」の続編。
2013年に発表された、リー・チャイルドの”ジャック・リーチャー”シリーズ”Never Go Back”を基に製作された作品。
アメリカ陸軍憲兵隊の士官が巻き込まれた陰謀解明に協力する男の戦いを描く、監督、脚本エドワード・ズウィック、製作、主演トム・クルーズコビー・スマルダーズオルディス・ホッジダニカ・ヤロシュパトリック・ヒューシンガー他共演の犯罪アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

トム・クルーズ / Tom Cruise 作品一覧
トム・クルーズ / Tom Cruise / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:エドワード・ズウィック

製作
トム・クルーズ
ドン・グレンジャー
クリストファー・マッカリー
製作総指揮
ポーラ・ワグナー
ハーブ・ゲインズ
デヴィッド・エリソン
デイナ・ゴールドバーグ
原作:リー・チャイルドNever Go Back
脚本
リチャード・ウェンク
エドワード・ズウィック
マーシャル・ハースコビッツ
撮影:オリヴァー・ウッド
編集:ビリー・ウェバー
音楽:ヘンリー・ジャックマン

出演
ジャック・リーチャー:トム・クルーズ
スーザン・ターナー少佐:コビー・スマルダーズ
アンソニー・エスピン大尉:オルディス・ホッジ
サマンサ・ダットン:ダニカ・ヤロシュ
ハンター:パトリック・ヒューシンガー
サム・モーガン大佐:ホルト・マッキャラニー
ジェームズ・ハークネス将軍:ロバート・ネッパー
サリヴァン中尉:ジェシカ・ストループ
ダニエル・プルドム:オースティン・エベール
リーチ軍曹:マダリン・ホーチャー
モアクロフト大佐:ロバート・カトリーニ
レイモンド・ウッド保安官:ジェイソン・ダグラス
チベッリ軍曹:M・セラーノ
ミルコヴィッチ軍曹:ニコール・バレ
ダイナーの客:クリストファー・ベリー

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2016年製作 118分
公開
北米:2016年10月21日
日本:2016年11月11日
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $58,697,080
世界 $162,146,080


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ダイナーで起きた喧嘩で駆け付けたレイモンド・ウッド保安官(ジェイソン・ダグラス)は、男達を叩きのめして店にいたジャック・リーチャー(トム・クルーズ)を逮捕しようとする。

リーチャーが所持していた、失効している陸軍のIDや現金などを確認した保安官は、流れ者であることを確認して、暴行罪で逮捕し拘留しようとする。

連行されそうになったリーチャーは、”90秒で2つのことが起きる、まず電話が鳴り、お前が手錠をかけられ留置場に入る”と保安官に伝える。

それを信じない保安官だったが、電話が鳴り、陸軍憲兵隊の犯罪捜査部スーザン・ターナー少佐(コビー・スマルダーズ)からだとリーチャーから言われる。
...全てを見る(結末あり)

リーチャーは、外の男達と共謀して、陸軍の敷地内で不法入国者の拉致と人身売買をしたと保安官に伝えたる。

保安官は電話に出るものの、陸軍憲兵隊の車が駆けつけて逮捕される。

その場を離れたリーチャーは、ヒッチハイクをしてモーテルに向かい、ターナーに電話をして、保安官の件で感謝される。

その後もターナーと連絡を取ったリーチャーは、彼女に会うためにワシントンD.C.に向かう。

ワシントンD.C.
陸軍憲兵隊本部に向かったリーチャーは、電話を取り次いでくれていたリーチ軍曹(マダリン・ホーチャー)に迎えられ、ターナーのオフィスに向かう。

そこにターナーがいなかったために帰ろうとしたリーチャーは、その場にいたサム・モーガン大佐(ホルト・マッキャラニー)に引き止められる。

ターナーが解任されたことを知ったリーチャーは、モーガンから、彼女はスパイ容疑で逮捕されて軍法会議にかけれれると言われる。

リーチと話すものの何も情報を得られないリーチャーは、ターナーの弁護官である法務部長モアクロフト大佐(ロバート・カトリーニ)の元に向かう。

ダイヤー基地。
モアクロフトに会い、元陸軍憲兵隊指揮官であることを伝えたリーチャーは、ターナーが自分との面会を拒んでいることを知らされる。

自分が不適格な人間で父親失格だと言われたリーチャーは、養育費の不払いを指摘されたため、子供はいないとモアクロフトに伝える。

キャンディス・ダントンという女性が、15歳の娘サマンサ(ダニカ・ヤロシュ)の養育費をは軍に請求していると言うモアクロフトから資料を見せられたリーチャーは、サマンサの写真を抜き取る。

何かの間違いだと言うリーチャーに、母親は売春と薬物所持の逮捕歴があり、サマンサは里親をたらい回しにされていることをモアクロフトは伝える。

子供の話を否定するリーチャーは、ターナーの起訴の内容を尋ね、彼女が軍の極秘情報を盗み売っていたことを知らされる。

わずかな証拠で容疑を決めつけるモアクロフトが、真剣に弁護する気がないと判断したリーチャーは、彼を批判してその場を去る。

車で尾行していた二人の男に声をかけ、窓を叩き割り銃を奪ったリーチャーは、彼らが”パラソース”という会社の者だと分かる。

その後、サマンサを監視していたリーチャーは、雑貨店で万引きをして店を出た自分に気づいた彼女から、尾けないでほしいと言われる。

リーチャーは母親のことなどを話すが、迷惑そうなサマンサはその場を去る。

その様子を、ハンター(パトリック・ヒューシンガー)が監視していた。

翌日、再びモアクロフトに会ったリーチャーは、ある資料を渡される。

2週間前にターナーは、調査目的でチベッリ(M・セラーノ)とミルコヴィッチ(ニコール・バレ)両軍曹をアフガニスタンに派遣した。

しかし、二人は現地の基地で射殺体で発見されたということだった。

パラソースのことをモアクロフトに尋ねたリーチャーは、大手の軍事請負会社であることを知り、その社員が自分を尾けていることを伝える。

チベッリとミルコヴィッチを殺したのもパラソースの者で、ターナーも狙われていると伝えたリーチャーは、彼女の釈放をモアクロフトに求める。

モアクロフトから、ターナーが自分と関わりたくない考えだと言われたリーチャーは、とにかく彼女を釈放してほしいと伝えてその場を去る。

モーテルに戻りチベッリとミルコヴィッチの資料に目を通したリーチャーは、モアクロフトに電話をする。

その頃、ハンターに痛めつけられていたモアクロフトは、ターナーの情報をリーチャーに流したかを訊かれる。

ターナーの友人でもある、陸軍憲兵隊のアンソニー・エスピン大尉(オルディス・ホッジ)は、リーチャーをモーガンの元に連行する。

ターナーやモアクロフトの件をモーガンから訊かれたリーチャーは、何も答えない。

昨夜のアリバイを訊かれたリーチャーは、手の傷に気づいたモーガンから、モアクロフトが殺されたことを知らされる。

その場にいた弁護官のサリヴァン中尉(ジェシカ・ストループ)に弁護を頼んだリーチャーは、モアクロフト殺害容疑で逮捕拘留されることになる。

殺人現場はモアクロフトの自宅であり基地外だったために、民間人の自分を警察に引き渡すようモーガンに伝えたリーチャーだったが、緊急時には軍に召還されるという除隊時の誓約があると言われる。

ダイヤー基地、重警備刑務所。
エスピンに伴われサリヴァンの元に連れて行かれたリーチャーは、尾行していた男達が現れたことに気づき、その件などを彼女に伝えるものの、理解してもらえない。

血糖値が下がりめまいがすると言って、サンドイッチを要求したリーチャーは、サリヴァンが部屋を出た後で彼女の車のキーと財布の現金を奪う。

外にいたエスピンに終わったと伝えて部屋を出たリーチャーは、監房に向かう。

エスピンを叩きのめしたリーチャーは、憲兵隊の上着と帽子を奪う。

ターナーの監房に向かった男達を傷めつけたリーチャーは、相手が殺し屋だと彼女に伝えてその場を離れる。

エスピンの上着に気づいたターナーは、戻って来たサリヴァンが通路を開けた隙に、リーチャーと共に脱出して駐車場に向かう。

憲兵隊の車を奪ったリーチャーとターナーは追跡をかわし、車を捨ててタクシーでネットカフェに向かう。

ターナーは、チベッリとミルコヴィッチが、タリバンではなくアメリカ軍の銃で味方に撃たれ、二人が、アフガニスタン撤退時に消えた大量の武器を追っていたことをリーチャーに話す。

ネットカフェに着いたターナーは、二人の報告書を調べようとするが、データにアクセスしていることをエスピンに知られてしまう。

ハンターと通じているモーガンは、それを知らせてネットカフェに向かわせる。

アクセスを拒否されたためにその場を離れたリーチャーとターナーは、尾行に気づき、あるレストランに入り調理場に向かう。

ハンターを待ち伏せた二人は格闘になるものの、そこに警官が駆けつける。

MPだと言うハンターは警官の銃を奪い、相手を殺してその場から逃れる。

逃走したリーチャーとターナーは、モーテルに向かう。

奪ったハンターの車の登録証を身ながらパラソースとの関係などをリーチャーと話したターナーは、サマンサの写真を確認する。

パラソースのCEOであるジェームズ・ハークネス将軍(ロバート・ネッパー)は、ハンターに連絡を入れて、リーチャーの軍歴を調べる彼に抹殺を命ずる。

モーガンに電話をしたリーチャーは、ターナーと共に彼の家に侵入して、パソコン内のチベッリとミルコヴィッチの報告ファイルと現金を奪う。

ファイルをコピーして確認したターナーは、請負会社で武器輸送の管理をしていた、行方不明のダニエル・プルドム(オースティン・エベール)とという男の存在を知る。

リーチ軍曹に電話をしたリーチャーは、パラソースとアフガニスタンアメリカ軍基地との関係とプルドムの所在を極秘で調べるよう指示する。

ファイルにあった自分とサマンサの監視写真を確認したリーチャーは、彼女の家に向かう。

里親が殺されていることを知ったリーチャーとターナーは、ハンターに襲われたサマンサは、キッチンの窓から逃げたと考える。

しかし、その場にあったスケッチブックの様子などから、サマンサが隠れていると考えたリーチャーは、彼女を見つける。

取り乱して怯えるサマンサを落ち着かせたリーチャーとターナーは、車を奪いその場を離れる。

携帯電話を貸すようサマンサに伝えたリーチャーだったが、部屋に置いてきたと言われる。

リーチャーは、自分達を信用しようとしないサマンサに、狙っている者がいることを伝える。

その後、リーチャーとターナーは、サマンサを寄宿学校に入れようとする。

その頃、リーチャーが来たことをモーガンに追及したハンターは、何も話していないと言う彼を殺す。

ターナーの出身校にサマンサを連れて行ったリーチャーは、彼女が携帯電話のメールをしていたため、探知されることを恐れてその場を去る。

女性徒のリュックを奪ったサマンサは、リーチャーとターナーに携帯電話のことを謝罪する。

リーチからの連絡を受けたリーチャーは、パラソースが、現地で問題を起こして政府との契約を打ち切られて経営難に陥り、プルドムは、チベッリとミルコヴィッチが尋問し、姿を消して帰国した後はニューオーリンズの家族の元に向かったことを知らされる。

モーガンが殺され、凶器の電話機に自分の指紋があったことも知らされたリーチャーは、サマンサの奪ったリュックに入っていたクレジットカードを使い、ニューオーリンズに向かおうとする。

空港に着き、ある男性の財布を奪い、入っていた運転免許証で搭乗を許可されたリーチャーらは、機内に向かう。

離陸後、サマンサがターナーにする、恋愛のことや自分との関係、軍人だった何も知らない父親の話を、リーチャーは眠っている振りをして聞いていた。

怪しげな二人の男に気づいていたリーチャーは、一人を叩きのめして携帯電話を奪い、それをターナーにチェックさせる。

トイレに入っていたもう一人も殴り倒したリーチャーは、着陸後に、奪った電話からハンターに連絡し、手下を片付けたことを伝える。

自分達は同じ種類の人間であり、ターナーを渡せばサマンサには手を出さないとハンターから言われたリーチャーは、その場で待ち構えていた彼らから逃れる。

サマンサから事情を訊かれ、ターナーは、ハンターらの組織が国の物を盗んだと伝え、リーチャーは、娘だと言われていることを話す。

それを信じないサマンサに、母親が軍に申し立てたとリーチャーは伝える。

街に向かいホテルにチェックインするリーチャーは、軍に申し立てる考えは自分の思いつきだったことをサマンサから知らされる。

養育費が得られれば生活が変えられると考え、釈放された母親は立ち直って職に就いたことを、サマンサはリーチャーに話す。

自分が娘だと分かり怒っているかと訊かれたリーチャーはそれを否定する。

消えてほしいと思っているとサマンサから言われたため、リーチャーは、行く場所があるのかと尋ね、彼女は言葉を返せない。

その後、サマンサとターナーは意気投合して話し込み、食事を買ってきたリーチャーは相手にされない。

サマンサが眠った後で、リーチャーは彼女を任せてプルドムを捜しに行くことでターナーと口論になるものの、意見を聞き入れずに部屋を出る。

プルドムの妻に会ったリーチャーは、夫を助けたいことを伝え、居場所はヤクのある所だと言う彼女から写真を受け取る。

路地に現れた男達を建物に誘い込んだリーチャーは、銃を向ける相手に、自分に何かありターナーからの電話に出られなければ、彼女は消えると伝える。

隙を見て男達に襲い掛かり叩きのめしたリーチャーは銃を奪い、現れたハンターと銃撃戦になる。

サマンサに手を出さないと言ったのは取消すとリーチャーに伝えたハンターは、姿を消す。

部屋に戻ったリーチャーは、ターナーから護身術を教わるサマンサに、そんな動きでは殺されていると伝える。

現地に到着したエスピンは、機内で殴られていた二人の報告を受け、徹底的に調べるよう指示する。

リーチャーに不満を訴えるターナーは、部下を失ったことで、誰よりも敵を憎んでいると伝える。

翌朝、サマンサが姿を消したことに気づいたリーチャーは、戻って来た彼女から、ヤク中の男を捜していることを知っていたため、ホームレスの元兵士が集まる廃倉庫の情報を入手したと言われる。

無謀な行動をターナーから批判されたサマンサは、疲れたと言ってベッドで横になり、二度とやるなと伝えたリーチャーは、彼女の寝顔を見つめる。

サマンサを残し、ターナーと共にホームレスらに聞き込みをしたリーチャーは、ある廃倉庫でプルドムを見つける。

ターナーに質問されたプルドムは、軍から運び出される武器”AT4”の数をごまかして口止め料を受け取り、パラソースが、その武器を裏で武装勢力に売却していたことを話す。

売却値のことでパラソースと武装勢力が対立し、輸送中に攻撃を受けたために、プルドムがチベッリとミルコヴィッチから尋問を受けたことを知ったターナーは、ある男(ハンター)が二人を射殺したと言われる。

その場から逃亡して帰国したプルドムは、アフガニスタンで始めたヤクを止められなくなったことも話す。

ターナーは、武器の密売がバレれば政府との巨額の契約を失うことを疑問に思い、国に戻る武器の箱の中身を調べる必要があるとリーチャーは考える。

売春婦を使いエスピンの上着に携帯電話を入れさせたターナーは、リーチャーの指示でエスピンに電話をして、自分の無罪を証明できる証人がいることを伝える。

任務であるために訴追したことをターナーに伝えたエスピンは、ニコルズ埠頭に8時に向かうよう指示される。

機内の二人を雇ったのがパラソースだという報告を本部から受けたエスピンは、それを徹底的に調べるようにと伝え、証人がいるニコルズ埠頭に向かう。

その無線を傍受していたハークネス将軍は、部下をその場に向かわせる。

リーチャーとターナーは埠頭を監視し、現れたエスピンはプルドムを見つける。

ターナーから電話を受けたエスピンは、プルドムの証言をとるよう指示される。

その場を引き揚げようとしたエスピンだったが、銃撃を受けたプルドムは射殺され、エスピンは脚を撃たれてしまう。

激しく銃撃されているエスピンに加勢したリーチャーとターナーは、敵を倒す。

プルドムの証言などをエスピンに確認したリーチャーとターナーは、ヤク中の話であるため半信半疑の彼に、証拠を固めると伝える。

自分達を連行してパラソースの飛行場に向かうよう、リーチャーとターナーはエスピンに指示する。

本部と連絡して情報を得たエスピンは、半年前に政府との10億ドルの契約を解消されたパラソースだったが、最近、新たな資金を得たことをリーチャーとターナーに話す。

武器の売却が、政府の巨額の契約より魅力があるとは思えないターナーは、どこから資金を得たのかをリーチャーとエスピンとで考える。

その頃、ルームサービスをクレジットカードで支払ってしまったサマンサの居場所が知られ、それがハークネスに報告される。

ハークネスから指示を受けたハンターは、ホテルに向かう。

飛行場のフェンスを破り輸送機に近付いたターナーは、現れたハークネスに、輸送されてきた木箱には何も入っていないはずだと言ってそれを開けることを要求する。

それを拒もうとしたハークネスは、ターナーから、自分の部下二人を殺したと言われて開けることを強要され、積荷が”AT4”だということを確認する。

全ての箱を開けさせたターナーだったが、中には”AT4”が入っていた。

ハークネスはターナーを連行するよう部下に命ずるが、積荷を疑うリーチャーが”AT4”を取り出し、内部に隠されていたアヘンを確認する。

全ての謎が解けたと言うリーチャーは、ハークネスを逮捕し連行させる。

通りのカーニバルを見ていたサマンサはハンターらに気づき、その場から逃げようとしてリーチャーに電話をする。

ホテルに戻りサマンサがいないことを確認したリーチャーとターナーは、通りに出て彼女を捜す。

ハンターに電話をしたリーチャーは、自分達の戦いだと伝えるものの無視される。

サマンサを目撃したターナーは、それをリーチャーに知らせて、あるホテルに向かう。

その場でサマンサを捕えた男に襲い掛かったターナーは、相手を倒す。

屋上に逃げたサマンサを追うリーチャーは、彼女を捕えて突き落とそうとするハンターに銃を向ける。

パラソースは終わりでハークネスも逮捕されたことをハンターに伝えたリーチャーだったが、関係ないと言う彼から銃を捨てろと言われる。

仕方なく銃を置いたリーチャーは、”そんな動きでは殺されていた”と、サマンサに護身術を教えられていた時の言葉を伝える。

サマンサが銃を奪おうとした瞬間に飛びかかったリーチャーは、ハンターと共に階下に落下する。

ハンターと格闘になったリーチャーは、彼を叩きのめして地上に突き落とし息の根を止める。

リーチャーに駆け寄ったターナーとサマンサは、彼を支えながらその場を離れる。

その後、復帰するターナーを本部に送ったリーチャーは、自分とではなくサマンサとの絆ができたと彼女から言われる。

結末を教えてほしいと言われたリーチャーは、電話すると伝えてターナーと別れる。

部署に戻ったターナーは、リーチやエスピンに迎えられる。

カフェでサマンサを待っていたリーチャーは、自分の父親であるか彼女から問われる。

母親に聞こうと答えたリーチャーは、顔を覚えているのかと訊かれ、一度寝た相手の顔は忘れないとサマンサに伝える。

父親ではないと言うサマンサは、コーヒーを3度継ぎ足したウエイトレスが母親であることを知らせ、二人とも何も反応しなかったからだと話す。

サマンサは学校に通うことになり、旅に出ることが寂しくないかと彼女から訊かれたリーチャーは、時にはそんな気持ちになると答える。

その時は電話してほしいと言って涙する、美術のクラスに向かうサマンサに、絵の才能を伸ばすようにと助言したリーチャーは、彼女と別れる。

リーチャーの元に戻ったサマンサは、彼と抱き合い上着のポケットに携帯電話を入れる。

街道を歩いていたリーチャーは、電話のバイブレーションに気づく。

”まだ、私のことを思ってくれている?”というサマンサからのメッセージを確認したリーチャーは微笑み、ヒッチハイクをするために歩き続ける。


解説 評価 感想

参考:
・「アウトロー」(2012)
・「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK Jack」(2016)

*(簡略ストー リー)
アメリカ陸軍憲兵隊士官で、現在は放浪中のジャック・リーチャーは、同僚だったターナー少佐が逮捕されたことを知る。
リーチャーは、ターナーがアフガニスタンに派遣した部下の二人が射殺体で発見され、軍部の情報を売った容疑で逮捕されたことを知らされる。
妻と名乗る女から娘サマンサの養育費の支払いを請求されていることも知らされたリーチャーは、殺されたターナーの弁護官殺害容疑で逮捕されてしまう。
ターナーと共に刑務所から脱出したリーチャーは、事件の真相を探り、危険が迫ったサマンサを連れれて、証拠を掴むためにニューオーリンズに向かうのだが・・・。
__________

ラスト サムライ」(2003)のエドワード・ズウィックトム・クルーズが再び組んだ作品で、前作で監督と脚本を兼ねたクリストファー・マッカリーが製作を担当している。

エドワード・ズウィックの演出だけに、主人公と”娘”の可能性がある少女との関係などを、その人間性と共に奥深く描こうとしている内容となっている。

前作で、一匹狼である主人公の生様に共感したファンも多いはずで、そんな主人公に人情物語を絡めるという内容は賛否両論あり、どちらかと言えば評価は低かった。

そのため、北米興行収入は約5900万ドルに終わり、全世界では約1億6200万ドルのヒットとなるが、前作を大きく下回った。
*前作
北米興行収入 $80,070,740
世界 $218,340,600

主人公のジャック・リーチャーを演ずるトム・クルーズは40代という設定で、一匹狼の放浪者をいい雰囲気をだしつつ、老けを感じさせながら好演している。
身長170cm(それ以下とも)と言われている彼は、共演者のコビー・スマルダーズ(173cm)よりも背が低いはずなのだが、彼女より長身に見える工夫と鍛えている逞しい肉体で横幅があるため、小柄には見えないところなども注目したい。
*「ワンダーウーマン」の候補にもなっただけある、コビー・スマルダーズのアクションも見ものだ。

陰謀に巻き込まれるアメリカ陸軍憲兵隊士官として、主人公と共に巨悪に立ち向かう女性を熱演するコビー・スマルダーズ、彼女の友人でもあり、捜査する立場から終盤では協力する士官のオルディス・ホッジ、主人公の”娘”である可能性を知らされながら、彼らに協力する少女のダニカ・ヤロシュ、主人公らを狙う殺し屋のパトリック・ヒューシンガー、彼と手を組む陸軍憲兵隊の大佐ホルト・マッキャラニー、彼らを操る将軍のロバート・ネッパー、主人公の弁護官ジェシカ・ストループ、主人公らが証人として捕える元兵士オースティン・エベール、主人公に協力する陸軍憲兵隊の軍曹マダリン・ホーチャー、主人公に情報を流す法務部長である弁護官のロバート・カトリーニ、冒頭で主人公を逮捕しようとする保安官のジェイソン・ダグラス、ターナー(コビー・スマルダーズ)がアフガニスタンに派遣されて殺害される部下のM・セラーノとニコール・バレ、ダイナーの客クリストファー・ベリーなどが共演している。


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