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ハイディ Heidi (1937)

1880~1881年に発表された、ヨハンナ・シュピリアルプスの少女ハイジ”の小説を基に製作された作品。
人々に幸せをもたらす少女の健気な姿を描く、製作ダリル・F・ザナック、監督アラン・ドワン、主演シャーリー・テンプルジーン・ハーショルト他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督:アラン・ドワン
製作:レイモンド・グリフィス(共同製作)
原作:ヨハンナ・シュピリアルプスの少女ハイジ
脚本
ウォルター・フェリス
ジュリアン・ジョセフソン
撮影:アーサー・C・ミラー
編集:アレン・マクニール
音楽
デヴィッド・バトルフ
チャールズ・マクスウェル
エルンスト・トッホ

出演
ハイディ:シャーリー・テンプル
アドルフ・クレイマー:ジーン・ハーショルト
アンドリュース:アーサー・トリーチャー
盲目のアンナ:ヘレン・ウェストリー
シュルツ牧師:トーマス・ベック
フロイライン・ロッテンマイヤー:メアリー・ナッシュ
ゼーゼマン:シドニー・ブラックマー
エルザ:ポーリン・ムーア
デーテ:マディ・クリスチャンズ
クララ・ゼーゼマン:マーシャ・メイ・ジョーンズ
ペーター:デルマー・ワトソン
宿屋の管理人:エゴン・ブレッチャー
パン屋:クリスチャン・ラブ
オルガン奏者:ジョージ・ハンバート

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1937年製作 88分
公開
北米:1937年10月15日
日本:1939年1月


ストーリー
スイスアルプス
7歳の孤児ハイディ(シャーリー・テンプル)は、叔母のデーテ(マディ・クリスチャンズ)と共に、山奥に住む祖父アドルフ・クレイマー(ジーン・ハーショルト)の元に向かう。
途中でハイディは、ヤギ飼いの少年ペーター(デルマー・ワトソン)に出会う。
ハイディが祖父のアドルフと暮らすことを知ったペーターは驚き、怖くないか尋ねる。
ペーターに脅かされたハイディは、デーテと共に山に向かう。
アドルフに会ったデーテは、彼の息子の義妹だと言って挨拶し、ハイディを置いてその場を去る。
気難しいアドルフは、ハイディに冷淡に接するが、ハイディはそれを気にしなかった。
ハイディのことが村で噂になり、新任のシュルツ牧師(トーマス・ベック)は、盲目の老婦人アンナ(ヘレン・ウェストリー)の元に向かい、ハイディをアドルフから引き離すべきだと、村人が意見していることを話す。
アドルフとは50年前から付き合いのあるアンナは、反対した息子の結婚に村人が口を出したことが、アドルフが山奥に越した理由だとシュルツに話す。
ハイディは、アドルフに気に入られるように努力し、時々、訪ねて来るペーターと仲良くなる。
やがてアドルフは、ハイディの明るい性格に心を動かされ、打ち解けて彼女を可愛がるようになる。
ある日シュルツは、教師のエルザ(ポーリン・ムーア)と共に山小屋を訪ね、アドルフを説得してハイディを学校や教会に通わせようとするものの無駄だった。
しかし、ハイディとの生活で心を開いたアドルフは、彼女を伴い村の教会に向かう。
シュルツとアンナは喜び、村人は驚くもののアドルフを歓迎する。
ある日、一人で留守番していたハイディは、訪ねて来たデーテに強引に連れ出され、フランクフルト・アム・マインに向かうことになる。
山小屋に戻ったアドルフは、ハイディがいないことに気づき、積雪の足跡で、彼女が誰かとこの場に去ったと考える。
村に向かったアドルフは、ハイディとデーテに会ったことをシュルツから知らされ、ハイディが乗ったソリを追うことはできなかった。
フランクフルト
到着したハイディは、裕福なゼーゼマン(シドニー・ブラックマー)の長女クララ(マーシャ・メイ・ジョーンズ)の遊び相手として選ばれたのだった。
背中を痛めて車椅子生活を送るクララには、厳格な教育係フロイライン・ロッテンマイヤー(メアリー・ナッシュ)が常に付き添っていた。
デーテと共にゼーゼマン家に到着したハイディは、執事のアンドリュース(アーサー・トリーチャー)に迎えられ、ロッテンマイヤーに挨拶する。
ハイディと会うのを楽しみにしていたクララは、彼女を歓迎する。
その頃アドルフは、山を下りて村に向かい、ハイディを捜そうとするのだが・・・。


解説 評価 感想
1880~1881年に発表された、ヨハンナ・シュピリアルプスの少女ハイジ”の小説を基に製作された作品。

製作ダリル・F・ザナック、サイレント時代から多くの作品を手がけたアラン・ドワンが監督し、主演はシャーリー・テンプルジーン・ハーショルトなどが共演している。

人々に幸せをもたらす少女の健気な姿を描くコメディ・ドラマ。

ハイディ役のシャーリー・テンプルマーシャ・メイ・ジョーンズは、「小公女」(1939)でも共演することになる。

シャーリー・テンプルの歌や得意のタップのパフォーマンスもあり、ミュージカル・タッチで描かれた物語は、心温まる内容と共に、美しい自然を映し出す映像やセット、衣装なども手抜きがなく、あらゆる世代が楽しめる作品に仕上がっている。

主演のシャーリー・テンプルは、底抜けに明るい主人公のハイディを愛くるしく演じている。

ハイディとの出会いで心を開く祖父アドルフ・クレイマーのジーン・ハーショルト、ハイディに親切にするゼーゼマン家の執事アンドリュースを愉快に演ずるアーサー・トリーチャー、アドルフと親しい盲目の老婦人アンナのヘレン・ウェストリー、村のシュルツ牧師トーマス・ベック、ゼーゼマン家の厳格な教育係で、ハイディを憎むフロイライン・ロッテンマイヤーのメアリー・ナッシュ、娘の親友であるハイディを可愛がるゼーゼマンのシドニー・ブラックマー、村の教師のエルザ役ポーリン・ムーア、ハイディの叔母デーテ役マディ・クリスチャンズ、ハイディと仲良しになるゼーゼマンの娘クララ・ゼーゼマン役マーシャ・メイ・ジョーンズ、ハイディの友人であるヤギ飼いの少年ペーター役デルマー・ワトソン、宿屋の管理人エゴン・ブレッチャー、パン屋のクリスチャン・ラブ、オルガン奏者のジョージ・ハンバートなどが共演している。


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