1997年から出版されている、J・K・ローリングの「ハリー・ポッター」シリーズ第3巻(1999)の映画化。 監督アルフォンソ・キュアロン、主演ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ゲイリー・オールドマン、トム・フェルトン、デヴィッド・シューリス、マギー・スミス、ティモシー・スポール、マイケル・ガンボン、ロビー・コルトレーン、アラン・リックマン他共演。 |
・エマ・ワトソン / Emma Watson / Pinterest
・ゲイリー・オールドマン / Gary Oldman / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:アルフォンソ・キュアロン
製作
デヴィッド・ハイマン
クリス・コロンバス
マーク・ラドクリフ
製作総指揮
デヴィッド・バロン
マイケル・バーナサン
カラム・マクドゥガル
ターニャ・セガッチアン
原作:J・K・ローリング
脚本:スティーブ・クローブス
美術
スチュアート・クレイグ
ステファニー・マクミラン
撮影:マイケル・セレシン
編集:スティーヴン・ワイズバーグ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演
ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ
ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント
ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン
シリウス・ブラック:ゲイリー・オールドマン
リーマス・ルーピン:デヴィッド・シューリス
ピーター・ペティグリュー:ティモシー・スポール
ジェームズ・ポッター:エイドリアン・ローリンズ
アルバス・ダンブルドア:マイケル・ガンボン
ミネルバ・マクゴナガル:マギー・スミス
セブルス・スネイプ:アラン・リックマン
ルビウス・ハグリッド:ロビー・コルトレーン
フィリウス・フリットウィック:ワーウィック・デイヴィス
シビル・トレローニー:エマ・トンプソン
パーシー・ウィーズリー:クリス・ランキン
フレッド・ウィーズリー:ジェームズ・フェルプス
ジョージ・ウィーズリー:オリバー・フェルプス
モリー・ウィーズリー:ジュリー・ウォルターズ
ジニー・ウィーズリー:ボニー・ライト
アーサー・ウィーズリーマーク・ウィリアムズ
バーノン・ダーズリー:リチャード・グリフィス
ネビル・ロングボトム:マシュー・ルイス
オリバー・ウッド:ショーン・ビガースタッフ
ドラコ・マルフォイ:トム・フェルトン
ビンセント・クラッブ:ジェイミー・ウェイレット
グレゴリー・ゴイル:ジョシュア・ハードマン
スタン・シャンパイク:リー・ イングルビー
ワルデン・マクネア:ピーター・ベスト
ペチュニア・ダーズリー:フィオナ・ショウ
ダドリー・ダーズリー:ハリー・メリング
マージョリー・ダーズリー:パム・フェリス
コーネリウス・ファッジ:ロバート・ハーディ
イギリス/アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2004年製作 141分
公開
イギリス:2004年5月31日
北米:2004年6月4日
日本:2004年6月26日
製作費 $130,000,000
北米興行収入 $249,358,730
世界 $795,634,070
■ アカデミー賞 ■
第77回アカデミー賞
・ノミネート
作曲・視覚効果賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
夏休み、帰省していたハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は、相変わらずおじ夫婦バーノン・ダーズリー(リチャード・グリフィス)とペチュニア(フィオナ・ショウ)から、嫌がらせを受ける毎日を送っていた。
そんなある日、おばのマージョリー(パム・フェリス)まで現れ、彼女の嫌味な言葉に耐えかねたハリーは、禁止されている魔法を使ってしまう。
我慢の限界に達したハリーは家を飛び出し、街角で大きな黒い犬を目撃する。
行くあてもないハリーは、現れたバスに乗り込み、殺人犯シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)が、アズカバンの牢獄を脱獄したことを知る。
バスを降りたハリーは、魔法大臣コーネリウス・ファッジ(ロバート・ハーディ)の元に案内される。
魔法を使ったと、正直に話すハリーを大目に見たファッジは、彼にパブ”漏れ鍋”の二階に滞在することを命ずる。
翌日ハリーは、親友のロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)とハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)が現れたため安心する。 ロンの家族も現れ、父親のアーサー(マーク・ウィリアムズ)は、ハリーの両親を殺したヴォルデモート卿を復活させるため、邪魔な存在となるハリーを、ブラックが殺そうとしていることを知らせる。 新学期の始まるホグワーツに向かう汽車の中で、ハリーはロンとハーマイオニーにブラックのことを話す。 その直後に、ハリー達の前にアズガバンの看守”吸魂鬼”(ディメンター)が現れ彼らは驚くが、居合わせたホグワーツの新任教授リーマス・ルーピン(デヴィッド・シューリス)が、それを追い払う。 ホグワーツ魔法魔術学校。 ”闇の魔術に対する防衛術”の新任教授ルーピンと””魔法生物飼育学”ルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)が紹介される。 そして、ブラックが捕まるまでの間、アズガバンの看守”ディメンター”が見張りに付くことも伝えられる。 やがて授業が始まり、”占い学”を受講したハリーは、担当教授シビル・トレローニー(エマ・トンプソン)から、不吉な予言を聞かされる。 その後、ハグリッドの野外講義を受けたハリーは、”ヒッポグリフ”のバックビークを見事に手懐け空を飛ぶ。 ドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)は、それにけちをつけようとして、バックビークに怪我を負わされる。 ハリーは、汽車で出合ったルーピンの講義や、両親を知っている彼と個人的にも親しくなる。 そんな時、ブラックが迫る気配を感じたダンブルドアは、城内の警備を強化する。 セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)は、ルーピンの存在を懸念し、それをダンブルドアに伝え彼の講義を受け継ぐ。 ”クィディッチ”のシーカーとして、ハリーは”グリフィンドール”の代表で今年こそ優勝をと意気込む。 しかしハリーは、現れたディメンターの影響を受け箒から落下し、幸い軽傷で済むものの箒も折れてしまう。 生徒達はホグズミード村へ行くことが許されるのだが、ハリーはそれに同行できなかった。 そんな時、ロンの双子の兄フレッド(ジェームズ・フェルプス)とジョージ(オリバー・フェルプス)が現れ、ハリーに”忍びの地図”を渡す。 それはホグワーツ城の内部を示す地図で、ホグズミードへの秘密の抜け道も記されていた。 地図を利用し村に向かったハリーは、ロンとハーマイオニーをからかうドラコらを、透明マントを使い痛い目に遭わせる。 その後ハリーは、ブラックが親友の父を裏切、母と共にり死に追いやったことと、彼が自分の名付け親であることを知りショックを受ける。 怒りに燃えたハリーはブラックに復讐を誓い、彼を迎え撃とうとする。 ハリーは、まずディメンターと戦うために、ルーピンから”守護霊の呪文”を伝授される。 夜中に寮を抜け出したハリーは、スネイプに見つかり地図を取り上げられるが、現れたルーピンがそれを調べると言って持ち去る。 ハリーは、ブラックに狙われかねない危険な行動をルーピンに注意されるが、死んだはずのピーター・ペティグリュー(ティモシー・スポール)が地図に出てきたことを伝える。 翌日、ハリーは占い学のトレローニーの予言で、ブラックに襲われると言われ動揺してしまう。 ハーマイオニーは、ドラコがヒッポグリフのバックビークに傷つけられた一件で、 それを学校側に訴えたことで怒り心頭だった。 ハリーらは、気落ちするハグリッドを励まし、バックビークを逃がすことを提案する。 しかし、ハグリッドはダンブルドアに迷惑がかかると言ってそれを断り、バックビークは処刑される。 ロンは、ハーマイオニーの飼い猫クルックシャンクスに食べられたはずの、ネズミのスキャバーズをハグリッドに渡されていた。 スキャバーズが手を噛んで逃げたため、ロンはそれを追い捕まえるが、そこに黒い犬が現れて彼は連れ去られてしまう。 ハリーとハーマイオニーは、ロンを追って”叫びの屋敷”にたどり着く。 ロンを見つけた二人は、黒い犬の正体がブラックであることを知る。 ハリーはブラックに襲いかかるが、そこにルーピンが現れ、ブラックと抱き合う。 ルーピンが、ブラックと通じていたことが分かったハリーは、両親を裏切ったのは、死んだはずのペティグリューだと知らされる。 ペティグリューがこの部屋にいると叫ぶ、ブラックとルーピンの前にスネイプが現れるが、ハリーが彼に呪文を唱える。 そしてブラックは、スキャバーズがペティグリューだと言って、その姿に戻った彼を裏切り者として追求する。 ハリーは、ディメンターに引き渡すと言って、ペティグリューを城に連れて行こうとする。 誤解の解けたブラックは、ハリーを引き取る話もするのだが、ルーピンが満月で狼に変身してしまう。 その騒ぎの中、ペティグリューはスキャバーズの姿に戻り逃亡する。 犬に変身したブラックは、ルーピンとの戦いで傷つき、そして、現れた無数のディメンターが彼に襲い掛かる。 ハリーは、守護霊の呪文を使うものの、それを防ぎきれずにいた。 しかし、ハリーの守護霊の牡鹿(父親)が現れ、ディメンターを追い払う。 気を失っていたハリーは、ハーマイオニーに父親が現れたことを伝える。 ハリーは、ブラックが捕らえられて、死刑より酷い罰の”ディメンターのキス” を受けることを知る。 そこに現れたダンブルドアに、ハリーとハーマイオニーは、ブラックは無実だと伝え、彼の助言を受ける。 ハーマイオニーは、ミネルバ・マクゴナガル(マギー・スミス)から譲り受けた”逆転時計”を使い時間を戻して、 処刑直前のバックビークを救う。 ブラックにディメンターが襲い掛かろうとする時、父の姿を見たと思ったハリーだったが、それは彼らを助けようとした、守護霊の呪文を唱える自分だったことが分かる。 バックビークに乗って城に戻ったハリーとハーマイオニーは、監禁されていたブラックを救い出す。 ブラックはハリーに感謝し、亡くなった両親が、いつも彼の心の中にいることを伝え、バックビークに乗り飛び去っていく。 ハリーとハーマイオニーは、ダンブルドアに言われた約束の時間までに、無事に戻ることが出来る。 翌日、ハリーはルーピンから、正体が知られたため辞職することを知らされる。 ペティグリューを逃がしたことを後悔するハリーに、無実の者を助けた立派な行いを称えたルーピンは、彼に地図を返し別れを告げる。 その後ハリーは、世界最速の箒を受け取り、その試し乗りをするため飛び立つ。
...全てを見る(結末あり)
ハリーらは、校長アルバス・ダンブルドア(マイケル・ガンボン)の新学期の挨拶を聞く。
参考:
・「ハリー・ポッターと賢者の石」 (2001/$974,733,550)
・「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(2002/$878,643,482)
・「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 (2004/$795,634,070)
・「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005/$895,921,036)
・「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(2007/$938,212,738)
・「ハリー・ポッターと謎のプリンス」 (2009/$933,959,197)
・「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」 (2010/$955,001,070)
・「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(2011/$1,328,111,219)
・「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(2016/$814,037,580)
・「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」(2018/$654,855,900)
・「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」(2022/$407,150,840)
*()内は全世界の興行収入
*(簡略ストー リー)
夏休みに帰省したハリー・ポッターは、相変わらずおじ夫婦などに嫌がらせを受けて、ついに我慢の限界に達して、禁止されていた魔法を使い、家を飛び出してしまう。
親友ロンの父アーサーに、アズガバンを脱獄したシリウス・ブラックが、両親を殺したヴォルデモート卿を復活させるために、邪魔な存在の自分の抹殺を考えていることをハリーは知らされる。
その後ハリーは、新学期のためホグワーツ魔法魔術学校に、ロン、ハーマイオニーと共に向かう。
三人は、ブラックを捕らえるために派遣された、アズガバンの看守”吸魂鬼”ディメンターに遭遇する。
それに驚いたハリーだったが、新任教授ルーピンがディメターを追い払う。
そして、校長ダンブルドアの挨拶があり、ブラックの脅威が迫る厳戒態勢の中、新学期が始まるのだが・・・。
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期待通りの大ヒットとなり、順調に製作を重ねるシリーズ第3作。
前2作の監督クリス・コロンバスが、降板して製作に専念することになる。
スタッフは、監督のアルフォンソ・ キュアロン他が交代し、魔法魔術学校の3年生になった主人公達は、ようやく演技に余裕が出てきたように見える。
また、ホグワーツ魔法魔術学校の校長で、主人公達の師である、威厳あるダンブルドア役のリチャード・ハリスが急死したために、多くの候補者の中からマイケル・ガンボンが選ばれ、その大役を演ずることになる。
シリーズの特徴でもある、非常に見せ場の多い作品ではあるが、前作よりも約1割、第1作の2割減の興行収入となった。
それでも、全世界で約7億9500万ドルを記録するメガヒット作品である。
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製作費 $130,000,000
北米興行収入 $249,358,730
世界 $795,634,070
第77回アカデミー賞では、作曲、視覚効果賞にノミネートされた。
終盤のみの登場となるのだが、ドラマのキーマンとなる、個性派性格俳優のゲイリー・オールドマンやデヴィッド・シューリスなどが、実力通り存在感のある演技を見せて脇を固め、主人公達をサポートしている。