「ハロウィン」シリーズの最新作であり、第1作の40年後を描いた作品。 40年前のハロウィン殺人事件の犯人”ブギーマン/マイケル・マイヤーズ”と事件の当事者ローリー・ストロードの対決を描く、キャラクター創造、製作総指揮ジョン・カーペンター、製作総指揮、監督、脚本デヴィッド・ゴードン・グリーン、製作総指揮、脚本ダニー・マクブライド、製作総指揮、主演ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、ウィル・パットン、アンディ・マティチャック他共演のスラッシャー映画。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
製作
マレク・アッカド
ジェイソン・ブラム
ビル・ブロック
製作総指揮
ジョン・カーペンター
ジェイミー・リー・カーティス
ダニー・マクブライド
デヴィッド・ゴードン・グリーン
ライアン・フライマン
キャラクター創造
ジョン・カーペンター
デブラ・ヒル
脚本
ジェフ・フラッドリー
ダニー・マクブライド
デヴィッド・ゴードン・グリーン
撮影:マイケル・シモンズ
編集:ティム・アルヴァーソン
音楽
ジョン・カーペンター
コディ・カーペンター
ダニエル・デイヴィーズ
出演
ローリー・ストロード:ジェイミー・リー・カーティス
カレン・ネルソン:ジュディ・グリア
アリソン・ネルソン:アンディ・マティチャック
フランク・ホーキンス保安官補:ウィル・パットン
マイケル・マイヤーズ/ザ・シェイプ:ジェームズ・ジュード・コートニー
マイケル・マイヤーズ:ニック・キャッスル
ヴィッキー:バージニア・ガードナー
ランビル・サルテイン医師:ハルク・ビルギナー
アーロン・コーリー:ジェファーソン・ホール
デイナ・ヘインズ:リアン・リース
レイ・ネルソン:トビー・ハス
バーカー保安官:オマー・ドーシー
キャメロン・エラム:ディラン・アーノルド
オスカー:ドリュー・シャイド
デイヴ:マイルズ・ロビンス
教師:P・J・ソールズ
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2018年製作 106分
公開
北米:2018年10月19日
日本:2019年4月12日
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $159,342,020
世界 $255,485,180
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
2018年10月29日、医療刑務所。
40年前の悲惨な事件の真相を追うジャーナリストのアーロン・コーリー(ジェファーソン・ホール)とデイナ・ヘインズ(リアン・リース)は、犯人である”ブギーマン”と呼ばれたマイケル・マイヤーズ/ザ・シェイプ(ジェームズ・ジュード・コートニー)に会おうとする。
アーロンとデイナに挨拶したマイケルの主治医ランビル・サルテイン医師(ハルク・ビルギナー)は、事件当時の主治医サム・ルーミス医師の弟子だったことを伝える。
屋外にいたマイケルの元に向かったアーロンとデイナは、マイケルに近づく。
サルティンの許可を得てマイケルに話しかけたアーロンは、検事当局の友人から借りて来たブギーマンのマスクを見せる。
その瞬間、その場にいた患者たちが一斉に騒ぎ始める。
イリノイ州、ハドンフィールド。 デイナが3000ドルを提示したためゲートが開けられ、二人は厳重に監視された家に向かう。 アーロンとデイナを招き入れたローリーは、理解不能な殺人鬼マイケルのことや娘と引き離されたことなどを話す。 マイケルに会ったことを話したアーロンは、マスクを見せたものの何の反応もなかったことをローリーに伝える。 自分もマイケルに会い怒りをぶつけるべきだと言われたローリーは、何も答えずに現金を受け取り二人を帰す。 ローリーの娘カレン・ネルソン(ジュディ・グリア)は、夫レイ(トビー・ハス)と共に、”全米優等生協会”員になる高校生の娘アリソン(アンディ・マティチャック)との食事会を楽しみにしていた。 アリソンから、祖母ローリーを招待したか訊かれたカレンは、声はかけたとだけ答える。 親友のヴィッキー(バージニア・ガードナー)とデイヴ(マイルズ・ロビンス)と登校するアリソンは、ローリーに声をかけずにウソをついているカレンのことや40年前の事件について話し、この時期になると家族はおかしくなると伝える。 その後、校内でボーイフレンドのキャメロン・エラム(ディラン・アーノルド)と話したアリソンは、明日のハロウィンの”ボニー&クライド”の衣装のことを確認し、今夜の食事会が楽しみだと伝える。 アリソンの両親に会うために緊張しいてしまう言いながらキスしたキャメロンは、親友のオスカー(ドリュー・シャイド)にからかわれる。 学校に向かいアリソンに会ったローリーは、アローンとデイナから受け取った3000ドルを渡す。 アリソンから、家族を犠牲にしてまで未だにブギーマンを待ち構えていると言われたローリーは、娘に恨まれても恐怖に対する心構えができれば十分だと伝える。 帰宅したローリーは、ハロウィンの夜のマイケルとの対決に備えて準備をする。 マイケルが移送されることを知っていたローリーは、施設から出る護送バスを監視し、”ザ・シェイプ”(マイケル)の姿を見て怒りがこみ上げる。 家族の食事会のためにレストランに向かったローリーは、同席していたキャメロンに挨拶する。 ワインを飲んだローリーは席に着くものの、シェイプを見たと言って動揺する。 席を外して店を出たローリーを追ったアリソンは、彼女に寄り添う。 ローリーを見送ったカレンは、8歳で銃の扱いと戦い方を教わり地下に閉じ込められ、12歳の時に福祉員に保護されたことをアリソンに話しながら母を救いたいと思う。 父と共に車で狩りに向かう少年ケヴィンは、街道で護送バスの事故に気づく。 車を止めた父親は様子を見に行き、ケヴィンは警察に通報する。 ショットガンを持って車を降りたケヴィンは、怪我をして倒れている警官から逃げるようにと言われる。 バスを見に行ったケヴィンは、その場にいたサルティンを銃撃してしまう。 車に戻りエンジンをかけようとしたケヴィンは、後部座席にいたマイケルに襲われる。 事故の報告を受けて現場に向かったフランク・ホーキンス保安官補(ウィル・パットン)は、状況を警察署に報告し、バスの中で倒れているサルティンを見つける。 10月31日。 その場をマイケルが監視していた。 サルティンを病院に運び治療を受けさせたホーキンスは、現われたバーカー保安官(オマー・ドーシー)に、1978年のハロウィンの殺人事件の犯人マイケル・マイヤーズがバスに乗っていたことを伝える。 マイケルの行方が分からなくなった状況ではあるが、ハロウィンを中止するわけにはいかないと、バーカーはホーキンスに伝える。 アーロンがガソリンを入れている間にトイレに向かったデイナは、何者かが入ってきたために警戒する。 スタンドの店員と衣服を脱がされた整備工が死んでいることに気づいたアーロンは、デイナの元に向かう。 迫る男マイケルが、抜いた歯を床に落としたために驚いたデイナは、彼に襲われて必死に抵抗する。 そこに現れたアーロンはマイケルに叩きのめされ、デイナは殺される。 二人の車に向かったマイケルは、トランクにあったマスクを手にして被る。 護送バスの事故をニュースで知ったローリーは、戦いの準備を始める。 カレンの家に向かったローリーは銃を手にし、護送バスの件をカレンとレイに話すものの、追い払われてしまう。 ガソリンスタンドの事件現場に駆けつけたホーキンスは、犯人がマイケルであることを確信し、その場にローリーがいることに気づく。 自分は40年前に現場にいたとバーカーに話すホーキンスは、マイケルを殺すことが使命だと伝える。 夜になり、町はハロウィンでにぎわい始め、マスクをしていても疑われることがないマイケルは、ある家に侵入してハンマーで女性を撲殺する。 ナイフを手にしたマイケルは隣りの家に侵入し、女性の首を刺して殺す。 ”ボニー&クライド”の衣装でキャメロンとパーティーを楽しむアリソンは、ベビーシッターのバイトで来られないヴィッキーに電話をする。 デイヴがマリファナを持ってくるので、終わったら来るようにと言われたアリソンは、行くことをヴィッキーに伝える。 キャメロンがキムとキスしていたために動揺したアリソンは、彼を責める。 呼び出し音が鳴る携帯電話をキャメロンに奪われパンチに放り込まれたアリソンは、その場を去る。 少年ジュリアンを寝かせたヴィッキーは、現われたデイヴと楽しもうとする。 ヴィッキーが物音を気にするために様子を見に行ったデイヴは、起きて来たジュリアンから、外に誰かがいたと言われる。 ヴィッキーが部屋を確認し、ジュリアンに誰もいないことを伝えて寝かせる。 クローゼットを閉めてほしいと言われたヴィッキーは、中にいたマイケルに襲われ、助けを求めながらジュリアンを逃がす。 ヴィッキーは殺され、騒ぎに気づいたデイヴは、逃げるジュリアンから、二階に行けば殺されると言われるもののナイフを手にする。 通報で駆け付けたホーキンスは、ヴィッキーの死体を確認する。 警察無線を傍受してその場に現れたローリーは、二階の部屋にいるマイケルに向かって発砲する。 それは鏡に映っていたマイケルで、彼に気づいたホーキンスは銃を向ける。 デイヴの死体を見つけたホーキンスは、銃を手にしたローリーに気づく。 回復して駆け付けたサルティンは、マイケルがバスの運転手を襲ったことを話し、今後も殺人を繰り返すだろうとホーキンズとバーカーに伝える。 ローリーに気づいたサルティンは、マイケルの主治医だと彼女に伝え、40年前、ルーミスを止めたホーキンスがマイケルを殺させなかった話をする。 マイケルが逃げるようにと毎日祈っていたと言うローリーは、彼を殺すためだと二人に伝える。 アリソンを慰めるオスカーは、近道を通って帰ろうとする。 ホーキンスに送ってもらったサルティンは、マイケルが、殺人でどんな快楽を得るのかを探っていると話す。 捜索が先決だと考えるホーキンスは、マイケルは州の所有物なので傷つけないでほしいと言うサルティンに、成り行きでどうなるか分からないと伝える。 警官と共にカレンの家に向かったローリーは、この場は危険だと言って、その場にいないアリソンのことを心配する。 カレンとローリーは、携帯電話をなくしたアリソンに連絡がとれない。 アリソンに迫ったオスカーは拒まれ、憤慨した彼女は一人でその場を去る。 現われたマイケルに襲われたオスカーは、叫び声をあげて助けを求める。 それに気づいたアリソンは戻り、オスカーが殺されていることを知り、マイケルの姿を見て驚きその場から逃げる。 民家に逃げ込み保護されたアリソンは、駆け付けたホーキンスに、マイケルが友人を殺したことを話す。 レイと共にローリーの家に避難したカレンは、子供時代の思い出でもある地下室に向かう。 シェルターの地下室に用意されていた武器をカレンとレイに渡したローリーは、この日を待っていたと二人に伝える。 ホーキンスとサルティンと共に車でマイケルを捜すアリソンは、彼を見つける。 マイケルに激突したホーキンスは、彼を助けようとするサルティンに襲わて殺される。 それを目撃して動揺するアリソンは、警察車両であるために後部座席から出ることができない。 これが殺しの快楽かと言いながら、マイケルのマスクを被ったサルティンは、意識のない彼を車に乗せる。 マイケルが目覚めたらローリーと対決させると言うサルティンは、彼はそのために生きてきたとアリソンに伝える。 施設内のマイケルしか知らないと言うサルティンは、彼の声も聞いたことがないとアリソンに話す。 マイケルが人を殺した後でつぶやいたと話すアリソンから、車を止めればその内容を教えると言われたサルティンは指示に従う。 ローリーの家のゲートで警戒する警官は、ホーキンスの車が止まったことに気づく。 意識が戻ったマイケルはサルティンに襲い掛かり、その隙にアリソンは逃げる。 瀕死のサルティンから話してくれと言われたマイケルは、彼の頭部を踏みつぶす。 ホーキンスの車に近づいた警官は、死体を発見しただけだった。 戦いに備えるローリーは、巻き込んでしまったことをカレンに謝罪する。 パトカーが止まったことに気づいたレイは様子を見に行き、車内の警官の死体を見て驚き、背後からマイケルに襲われる。 レイが殺されたことに気づいたローリーは、カレンを地下室に向かわせる。 入り口のドアのガラスを割りローリーに襲い掛かったマイケルは、ショットガンで指を吹き飛ばされる。 無事だったローリーは地下室に向かい敷地内のライトを点け、酷い母親だったが必ず守るとカレンに伝える。 警戒しながら上に向かったローリーは、クローゼットに入れられたレイの死体を確認する。 マイケルに襲われたローリーは、二階から地上に突き落とされ気を失う。 その場に現れたアリソンは、カレンが隠れていた地下に向かう。 地上のローリーの姿が見えなくなったことに気づいたマイケルは下の階に向かい、地下室の入り口を隠すテーブルを動かそうとする。 ローリーから撃ち方を教わった銃を構えるカレンは、自分には無理だと言って恐怖で怯える。 テーブルをどかして現われたマイケルを見た瞬間に表情を変えたカレンは、罠にはまった彼を銃撃する。 ”ハッピー・ハロウィン”とつぶやきながらマイケルに襲いかかったローリーは、彼を地下に突き落とし、カレンとアリソンを救い出そうとする。 カレンがマイケルに脚を掴まれ、ローリーに指示されたアリソンが彼にナイフを振り下ろす。 傷ついたマイケルが怯んだ隙に、カレンは彼を閉じ込める。 カレンは、ここは牢屋ではなく罠だとアリソンに伝える。 ガスを充満させたローリーは地下に発煙筒を投げ入れて、カレンとアリソンと共にその場を離れる。 家は炎に包まれ、アリソンは街道を走るトラックを止める。 ローリーとカレンと共にトラックの荷台に乗るアリソンの手には、血だらけのナイフが握られていた。 クレジット終了後に、マイケルの呼吸が聞こえる・・・。
40年前の事件の当事者であるローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)の家を訪ねたアーロンとデイナは、敷地の入り口のゲートのインターフォンで、話をしたいことを彼女に伝える。
...全てを見る(結末あり)
マイケルの姉ジュディスの墓に向かったアーロンとデイナは、彼女がマイケルに殺された事件の内容を確認する。
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参考:
・「ハロウィン」(1978)
・「ハロウィンII」(1981)
・「ハロウィンIII」(1982)
・「ハロウィン4 ブギーマン復活」(1988)
・「ハロウィン5 ブギーマン逆襲」(1989)
・「ハロウィン6 最後の戦い」(1995)
・「ハロウィンH20」(1998)
・「ハロウィン レザレクション」(2002)
・「ハロウィン」(2007)
・「ハロウィンII」(2009)
・「ハロウィン」(2018)
・「ハロウィン KILLS」(2021)
・「ハロウィンTHE END」(2022)
*(簡略ストー リー)
2018年10月。
ハロウィンを控え、40年前の殺人事件の犯人”ブギーマン/マイケル・マイヤーズ”は、医療刑務所からの移送途中で逃亡する。
40年間マイケルを恐れながらも対決を待ち望んでいた事件の当事者ローリー・ストロードは、娘のカレンから批判されながらもその準備を進めていた。
マイケルの逃亡を知ったローリーは、必ず現れる彼との対決に備えるのだが・・・。
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低予算ながら大ヒットしたジョン・カーペンター監督、脚本の「ハロウィン」(1978)で描かれた事件から40年後を描いた作品。
シリーズ化された作品の中で、「ハロウィンIII」(1982)以来、36年ぶりにジョン・カーペンターが関与したことで話題になった作品でもある。
*ジョン・カーペンターは「ハロウィンIII」で、製作、音楽を担当した。
本作は、人気監督デヴィッド・ゴードン・グリーンが製作総指揮と脚本を兼ねて監督し、ダニー・マクブライドが製作総指揮と脚本に参加している。
異常者である犯人の容赦ない殺人シーン、お馴染みのテーマ曲を含め、第一作を想い起こさせる雰囲気がある、シリーズのファンには嬉しい内容となっている。
1000万ドルで製作された本作は、北米興行収入約1億5900万ドル、全世界では約2億5600万㌦の大ヒットとなりシリーズ最高を記録した。
第一作がデビュー作だった主演のジェイミー・リー・カーティスは、犯人を恐れながらも対決する主人公”ローリー・ストロード”を熱演している。
主人公の娘で、クライマックスで母から教わった戦術で犯人に立ち向かうジュディ・グリア、その娘で、家族と共に恐怖の体験をするアンディ・マティチャック、その父親トビー・ハス、40年前にも事件に関わった経験から犯人を追う保安官補のウィル・パットン、”ブギーマン/マイケル・マイヤーズ/ザ・シェイプ”を不気味に演ずるジェームズ・ジュード・コートニーとニック・キャッスル、アリソン(アンディ・マティチャック)の親友バージニア・ガードナー、そのボーイフレンドのマイルズ・ロビンス、犯人マイケルに感情移入する姿が怖い主治医ハルク・ビルギナー、40年前の事件の取材をするジャーナリストのジェファーソン・ホールとリアン・リース、保安官のオマー・ドーシー、アリソンのボーイフレンドのディラン・アーノルド、その友人ドリュー・シャイド、そして第一作の出演者である教師役のP・J・ソールズなどが共演している。