1934年に発表された、ジェームズ・ヒルトンの小説”チップス先生さようなら”を基に製作された作品。 生徒や同僚に慕われ人々に愛されたた教師の人生を描く、監督サム・ウッド、主演ロバート・ドーナット、グリア・ガースン、ポール・ヘンリード、ジョン・ミルズ、テリー・キルバーン他共演のドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:サム・ウッド
製作:ヴィクター・サヴィル
原作:ジェームズ・ヒルトン”チップス先生さようなら”
脚本
ロバート・C・シェリフ
クローディン・ウェスト
エリック・マシュウィッツ
撮影:フレディ・ヤング
編集:チャールズ・フレンド
音楽:リチャード・アディンセル
出演
Mr.チッピング”Mr.チップス”:ロバート・ドーナット
キャサリン・エリス:グリア・ガースン
ジョン・ハミルトン・ウェザビー校長:リン・ハーディング
ジョン・コリー/ピーター・コリー1世/ピーター・コリー2世/ピーター・コリー3世:テリー・キルバーン
ピーター・コリー2世(青年期):ジョン・ミルズ
マックス・ステュフェル:ポール・ヘンリード
ジョン・コリー卿:スコット・サンダーランド
パーキンス:デヴィッド・クロフト
ジャクソン:デビッド・ツリー
ウェインライト:サイモン・ラック
フローラ:ジュディス・ファース
チャタリス校長:ミルトン・ロズマー
マーシャム校長:フレデリック・レイスター
ウィケット夫人:ルイーズ・ハンプトン
ラルストン校長:オースティン・トレヴァー
モーガン大佐:エドモンド・ブレオン
ヘレン・コリー:ジル・ファース
イギリス 映画
配給 MGM
1939年製作 114分
公開
イギリス:1939年6月8日
北米:1939年5月15日
日本:未公開
製作費 $1,051,000
北米興行収入 $3,252,000
■ アカデミー賞 ■
第12回アカデミー賞
・受賞
主演男優賞(ロバート・ドーナット)
・ノミネート
作品・監督
主演女優賞(グリア・ガースン)
脚色・編集・録音賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1928年、イングランド。
名門パブリック・スクール”ブルックフィールド”は新学年を迎える。
マーシャム校長(フレデリック・レイスター)は、この58年間で初めて、83歳の引退した教師チッピング”チップス”(ロバート・ドーナット)が風邪で休んでいることを生徒に伝える。
学校に現れたチップスは、講堂に向かおうとする新入生のドーセットと共に中に入ろうとするものの、ドアは閉まっていた。
ドーセットの父親も教えたチップスは、15年前に教師は引退したことを伝える。
全校集会は終わり、生徒達に声をかけられてチップスは、マーシャムらから体調のことを心配される。
チップスは、新任の教師ジャクソン(デビッド・ツリー)を紹介される。
1870年の自分の新任時代を思い出したチップスは、生徒から愛されるようになるは長い時間がかかったとジャクソンに伝える。
愛されるようになる秘訣は自分では分からなかったが、ある人から教えてもらったと言うチップスは、最初の授業で起きることは誰もが経験することだと考えるようにとジャクソンに助言する。
下宿しているウィケット夫人(ルイーズ・ハンプトン)の家に戻ったチップスは、生徒達が寄るかもしれないと夫人に伝えて、準備ができていることを確認する。
生徒達に振舞うお菓子のことで皮肉を言われたチップスは、ケチケチすることはないとウィケット夫人に伝える。 夫人から時代は変わったと言われたチップスは、昔のことを考えながら暖炉の前で眠ってしまう。 1870年。 学校に着いたチッピングは、校長のジョン・ハミルトン・ウェザビー(リン・ハーディング)に呼ばれて教師達に紹介され、低学年の予習クラスを担当することになる。 教室に向かったチッピングは、いきなりからかわれてしまい、生徒のジョン・コリー(テリー・キルバーン)を着席させる。 その後も質問攻めに遭い、騒ぐ生徒を制止できないチッピングは困ってしまう。 そこに現れたウェザビーは騒ぎを鎮めて、全員を校長室に呼び、鞭打ちの罰を与えることを伝える。 ウェザビーと話したチッピングは、教師は学歴だけでは務まらず、威厳を持たなければいけないと言われる。 それが出来なければ転職を考えるべきだと言われたチッピングは、このまま何とか教師を続けたい考えをウェザビーに伝える。 その後、ライバル校とのクリケットの試合の件で生徒達を激励したウェザビーは、皆が深刻な顔をしているために不思議に思う。 試合のことを忘れて主力選手に自習をさせたために、練習ができなかったのは自分のせいだと言うチッピングは、後悔していることをウェザビーに伝える。 授業中に試合が気になるコリーらは、席を立って窓際に向かい声援を送るものの、チームは負けてしまう。 チッピングを恨むコリーは、自分達が嫌いだから酷い仕打ちをしている言って彼を非難する。 自分の判断を生徒達に謝罪したチッピングは、信頼を失ったことを反省して、彼らをグラウンドに向かわせる。 1890年。 ドイツ語の教師マックス・ステュフェル(ポール・ヘンリード)からドイツのケーキをもらい職員室でくつろいでいたチッピングは、チャタリス校長(ミルトン・ロズマー)に呼ばれる。 チャタリスから、舎監の後任はウィルキンソンにすると言われたチッピングは落胆する。 その理由を話すチャタリスは、退屈な舎監ではなく教育者としての才能を活かしてほしいとチッピングに伝える。 チャタリスの考えを理解したものの、気落ちしながら家に戻ったチッピングは、訪ねてきたステュフェルから、舎監の件を訊かれる。 ショックを受けるチッピングに同情したステュフェルは、休暇を利用した、チロルからウィーンに向かう徒歩旅行に彼を誘う。 いつもと同じハロゲイトに行くつもりだったチッピングは、ステュフェルに説得されて同行することを決める。 オーストリア。 自分を呼んだ女性キャサリン・エリス(グリア・ガースン)を見つけたチッピングは、彼女から助けは求めていないと言われて戸惑ってしまう。 危険な道を登ってきてくれたことには感謝したキャサリンは、チッピングとサンドイッチを食べながら話をする。 キャサリンが友人と自転車旅行をしていることを知ったチッピングは驚き、女性には危険な乗り物だと伝える。 寒くなったと言うキャサリンに上着をかけてあげたチッピングは、一緒に羽織ることになり寄り添う。 その頃、キャサリンの友人フローラ(ジュディス・ファース)は、ステュフェルらの捜索に同行しようとする。 女性と間近で話したことがないチッピングは、キャサリンの語る言葉で、人生と教師の仕事が素晴らしいものに思えるようになる。 霧が晴れてきたために下山することにした二人を、捜索に来たステュフェルらが見つける。 下山したチッピングは、キャサリンを助けたことで英雄視されて戸惑う。 皆と楽しむ気になれず、休むと言って部屋に向かうチッピングは、キャサリンに感謝される。 バルコニーでパイプを吸っていたチッピングは、隣の部屋に戻ってきたキャサリンが、若者に助けられれば恋も芽生えたかもしれないとフローラにからかわれる会話を聞いてしまう。 それを否定して、チッピングは自分にとっては素敵な人物だとフローラに伝えたキャサリンは、彼は寂しがり屋なのではないかと考える。 戻ってきたステュフェルから、キャサリンが明日の早朝に出発することを知らされたチッピングは残念に思う。 翌日、ステュフェルと共に出発したチッピングは、キャサリンに再会できることを期待しながら歩き続ける。 暫くして2台の自転車を見かけたチッピングは、キャサリンとフローラのものだと考えるが、人違いだったために焦る。 不審者に間違われたチップスとステュフェルは、その場から逃げる。 船でドナウ川を下るチッピングは、川が青く見えないと言うステュフェルに、恋をするとそのように見えると言って、キャサリンのことを想いながら彼に伝える。 同じ船に乗っていたキャサリンは、ワルツとは川の色が違うと言うフローラに、自分には青く見えると伝える。 ウィーン。 その後チッピングらは、”ウィーン会議”が行われた”シェーンブルン宮殿”に向かう。 ”美しく青きドナウ”が演奏される中で踊るステュフェルとフローラの姿を見ながら、チッピングとキャサリンは旅の思い出を語る。 キャサリンの最後の晩ということでダンスに誘われたチッピングは、とても踊れないと言って断る。 別れの前に一度踊りたかったと言われたチッピングは、思い切ってキャサリンをダンスに誘い二人は踊る。 チッピングがキャサリンとが踊る姿を見て、ステュフェルは驚く。 キャサリンは楽しい時間を過ごすものの、翌朝の別れを思うと悲しくなる。 翌朝、駅に向かいキャサリンを見送ったチッピングは、彼女に別れを告げてキスされる。 汽車に乗ったキャサリンを追うチッピングは、自分達は結婚しなくてはならないと伝えるものの、去っていく彼女の住所すら知らないことを嘆く。 心配するなと言うステュフェルは、フローラが教会を手配して、自分が介添人をするとチッピングに伝える。 学校に戻ったステュフェルは、堅物のチッピングが結婚した相手がまともな女性だと思わない同僚達に、チッピングが妻を連れてくることを知らせる。 現れたチッピングからキャサリンを紹介された同僚達は、若くて美しい彼女を歓迎する。 キャサリンが自分のことを”チップス”と呼ぶために照れてしまったチッピングだったが、同僚達はそれが気に入る。 チッピングをチップスと呼ぶキャサリンのことが気になる生徒達は、毎週日曜にお茶会をするので遊びに来るようにと言われる。 お茶会は開かれ、生徒達は気さくなキャサリンとの時間を楽しむが、チップスは、明日から子供達にどう接していいか戸惑う。 キャサリンから、冗談でも言えばいいと助言されたチップスは、そこまではできないと彼女に伝える。 翌日、授業で”カヌレイウス法”と”ライアー”(嘘つき)をかけ合わせて冗談を言っったチップスは、生徒達に大いに受ける。 その夜、寮を見回りに行くチップスは、キャサリンから11号室を見逃すようにと言われるが、校則は守らなければならないと伝える。 11号室に向かったチップスは、生徒達が集まっているにも拘らず、何も見えない振りをしてその場を去る。 クリスマス休暇で家に戻る生徒達を見送ったチップスは、校長に呼ばれる。 舎監になれたチップスは喜び、それをキャサリンンに伝えて、いつかは校長にもなれるあなたを誇りに思うと言う彼女から、自分なら何にでもなれると励まされる。 シャンパンを持って現れたステュフェルは、新舎監のチップスとキャサリンの幸せを願い乾杯する。 4月1日。 キャサリンと共に子供も亡くしたチップスはショックを受け、医師から授業を代わってもらうようにと言われるものの、そのまま教室に向かう。 エイプリルフールのいたずらを考えていた生徒達はチップスをからかうが、彼らはキャサリンと子供が亡くなったことを知る。 放心状態のチップスから朗読するようにと言われたピーター・コリー1世(テリー・キルバーン)は動揺し、生徒達は悲しむ。 その後、”第二次ボーア戦争”が勃発して、やがて”ヴィクトリア女王”が崩御する。 1909年。 ラルストン校長(オースティン・トレヴァー)と話したチップスは、引退を勧められるもののそれを拒む。 乱れた服装や考え方の古さを指摘されたチップスは、伝統が失われてしまっている学校は、礼儀や品位、歴史への敬意もない人材を作る工場ではないとラルストンに伝える。 絶対に引退はしないと言うチップスは、憤慨してその場を去る。 チップスを慕う生徒達も断固として引退に反対し、理事長のジョン卿も恩師チップスを指示する。 ラルストンと話し合ったチップスは、その後も教師を続けることになる。 1914年。 チップスを称えた生徒達を代表して、ウェインライト(サイモン・ラック)が彼に記念品を贈る。 スピーチしたチップスは皆に感謝し、今後も自分を訪ねてきてほしいと生徒達に伝える。 隣りに座るジョン卿を例にとり、自分にとってはいつまでも君達はかわいい生徒だと言うチップスは、引退しても近くのウィケット夫人の家に下宿しているので、いつでも寄ってほしいと伝える。 ラルストンに見送られたチップスは、オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子が暗殺されたことを知り家に向かう。 第一次大戦が勃発し、卒業生や教師にも犠牲者が出たことを知ったチップスは悲しむ。 入隊したコリー(ジョン・ミルズ)は、信頼できるチップスに妻子のことを任せて、今では部下になっていたパーキンスと共に戦地に向かう。 帰宅したチップスは、自分を待っていたモーガン大佐(エドモンド・ブレオン)から、ラルストンまで志願して教員不足となったため、復帰を要請される。 終戦まで校長を引き受けることになったチップスは、校長室に持参したキャサリンの写真に、君の言ったとおりになったと語りかける。 出征しない教師を非難した生徒バートンを叱り鞭打ったチップスは、入隊を志願しなかった教師は一人もいないことを伝える。 校長候補まで出征したために、引退した自分が引っ張り出されたと言うチップスは、教師達は必死に学校を守っていることをバートンに理解させようとする。 知らなかったと言って謝罪するバートンの今後の行動に、チップスは期待する。 空襲の中、授業を始めたチップスは、ドイツ軍の攻撃を受けながら”ガリア戦記”を翻訳させて、皮肉なことだと言って生徒達を笑わせる。 コリーの家を訪ねたチップスは、将来ブルックフィールドに入学することになる幼い息子を育てる彼女が、手紙や電報に怯える妻ヘレン(ジル・ファース)を励ます。 数日後、チップスは生徒達の前で、部下を助けようとして戦死し、国王から殊勲賞を授与されたコリーと、同じく戦死した、かつて本校で教師を勤めた友人ステュフェルのことを話す。 敵国のドイツ人であるステュフェルの名前を出すチップスのことを、不思議に思う生徒もいた。 校長室に戻ったチップスは、ロンドンのモーガン大佐からの電話を受けて終戦を知らされる。 生徒達を講堂に集めたチップスは、戦争が終わったことを伝える。 暖炉の前でうたた寝をしていたチップスは、訪ねて来た生徒(テリー・キルバーン)から、自分に呼ばれたと言われる。 生徒が先輩達にからかわれていることに気づいたチップスは、家に招き入れた彼が、戦死したコリーの息子ピーターだということを知る。 コリーにお茶とケーキを振舞ったチップスは、新入生である彼に学校の感想を訊く。 家に招待してくれたコリーから、母ヘレンの話をされたチップスは、一度、訪ねたことがあると伝える。 学校の鐘の音が聴こえたために、帰るようにと言われたコリーは、楽しい時間が過ごせた上に自信がついたとチップスに伝えて帰ろうとする。 ”さよなら、Mr.チップス”と伝えたコリーは、その場を去る。 チップスは、生徒達や同僚、キャサリンや戦争のことを思い出す。 1933年。 それは間違いだと言うチップスは、自分には何千人もの子供達がいると伝える。
...全てを見る(結末あり)
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25歳のラテン語の教師チッピングは、生徒達を乗せた汽車でブルックフィールドに向かう。
20年勤めたブルックフィールドから転任する話も出たチッピングは、舎監になれる可能性があるために思い留まる。
一人で山歩きをしている最中に霧が濃くなったチッピングは、女性が呼ぶ声に答えて彼女を探す。
下船したチッピングは、2台の自転車に気づいて船に戻り、キャサリンを見つけて声をかけて偶然だと言って喜ぶ。
出産の日を迎えたキャサリンのことを心配するチップスは、思わしくない状況を医師から知らされ、最悪の事態を覚悟しておくようにと言われる。
理事長のジョン・コリー卿(スコット・サンダーランド)の孫であるピーター・コリー2世(テリー・キルバーン)とパーキンス(デヴィッド・クロフト)の喧嘩を制止したチップスは、校長室に向かう。
チップス引退の日、生徒達の前でラルストンは、かつて引退を勧めたことを後悔していることを伝える。
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死の床にあるチップスは、身寄りもなく孤独で寂しい人生だっただろうと話すマーシャム校長や医師に話しかける。
*(簡略ストー リー)
1870年、イングランド。
名門パブリック・スクール”ブルックフィールド”の新任のラテン語教師チッピングは、希望に燃えて新学年を迎えるものの、堅物の彼は生徒達に人気もなく、人付き合いもうまくできなかった。
20年が経ち、中年となったチッピングは、同僚のドイツ語教師ステュフェルから、休暇を利用した徒歩旅行に誘われてオーストリアに向かう。
その場で、若くて美しいキャサリンに出会ったチッピングは、彼女と惹かれ合うようになり結婚を決意する。
キャサリンとの生活で人生が一変したチッピングは、”チップス”という愛称で呼ばれ、生徒に慕われ人々に愛されるようになるのだが・・・。
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ジェームズ・ヒルトンの原作を基に、サム・ウッドが監督したヒューマン・ドラマの秀作。
第二次大戦開戦前夜の1939年に公開された作品で、MGM映画ではあるが、戦争が間近に迫る時期にイギリスで撮影されてということに注目したい。
物語は、名門パブリック・スクールの引退した名物教師”チッピング/チップス”が回想する場面から始まり、新任教師時代の1870年から1933年に人生を終えるまでの63年間が描かれている。
全体的にはコメディ・ドラマではあるが、人への思いやりや誠実さを描きながら、人生の厳しさを教える物語として、あらゆる年代の人々が楽しめる作品に仕上がっている。
第12回アカデミー賞では、作品賞以下7部門にノミネートされ、ロバート・ドーナットが見事に主演男優賞を受賞した。
・ノミネート
作品、監督、主演女優賞(グリア・ガースン)、脚色、編集、録音賞
主演のロバート・ドーナットは、その見事なメイクにより主人公チップスを好演し、黄金の年と言われる1939年度の第12回アカデミー賞で、名だたる候補者クラーク・ゲーブル(風と共に去りぬ)、ローレンス・オリヴィエ(嵐が丘)、 ミッキー・ルーニー(青春一座)、 ジェームズ・ステュアート(スミス都へ行く)を抑えて主演男優賞を受賞したことは誰もが納得した。
本作が映画デビュー作であり、主人公と恋に落ちて妻となるグリア・ガースン、主人公を慕う生徒を3世代に渡って演ずるテリー・キルバーン、その青年期のジョン・ミルズ、その祖父である理事長のスコット・サンダーランド、主人公を旅行に誘う友人でドイツ語教師のポール・ヘンリード、1870年の校長リン・ハーディング、1890年代の校長ミルトン・ロズマー、1909~14年の校長オースティン・トレヴァー、1928~33年の校長フレデリック・レイスター、生徒のデヴィッド・クロフトとサイモン・ラック、1928年の新任教師デビッド・ツリー、ヒロインの友人ジュディス・ファース、主人公の下宿の家主ルイーズ・ハンプトン、大佐のエドモンド・ブレオン、コリー(ジョン・ミルズ)の妻ジル・ファースなどが共演している。