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グッド・ボーイズ Good Boys (2019)

思春期を迎えた仲良し3人組の少年たちが巻き起こす騒動を描く、製作セス・ローゲン、監督、脚本ジーン・スタプニツキー、主演ジェイコブ・トレンブレイ、キース・L・ウィリアムズ、ブレイディ・ヌーン他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督:ジーン・スタプニツキー

製作
セス・ローゲン
リー・アイゼンバーグ
エヴァン・ゴールドバーグ
ジェームズ・ウィーヴァー
製作総指揮
ジョシュ・フェイゲン
ブラッディ・フジカワ
ジョン・パワーズ・ミドルトン
脚本
ジーン・スタプニツキー
リー・アイゼンバーグ
撮影:ジョナサン・ファーマンスキー
編集:ダニエル・ギャブ
音楽:ライル・ワークマン

出演
マックス:ジェイコブ・トレンブレイ
ルーカス:キース・L・ウィリアムズ
ソー:ブレイディ・ヌーン
ハンナ:モリー・ゴードン
リリー:ミドリ・フランシス
ソーレン:アイザック・ワン
ブリクスリー:ミリー・デイヴィス
ベンジー:ジョシュ・カラス
マックスの父親:ウィル・フォーテ
ルーカスの父親:リル・レル・ハウリー
ルーカスの母親:レッタ
セールスの女性:ミカエラ・ワトキンス
サックス巡査:サム・リチャードソン
テイラー:メイシー・ジュイルズ
スカウト:ゾリア・ウォン
マーカス:クリスチャン・ダレル・スコット
アティカス:チャンス・ハーツフィールド
ソーレンの母親:ベニータ・ハ
クロード:スティーヴン・マーチャント
リー:リー・アイゼンバーグ

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2019年製作 89分
公開
北米:2019年8月16日
日本:2020年6月12日
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $83,140,310
世界 $111,037,230


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
思春期を迎えた6年生のマックス(ジェイコブ・トレンブレイ)は、様々なことに興味を持ち始める。

出張で出かける父親(ウィル・フォーテ)は、仕事用のドローンには絶対に触るなとマックスに伝える。

マックスは、親友のルーカス(キース・L・ウィリアムズ)とソー(ブレイディ・ヌーン)と共に、”ビーンバッグ”というチームを作りいつも一緒に行動していた。

高校生のハンナ(ブレイディ・ヌーン)は、ボーイフレンドのベンジー(ジョシュ・カラス)といちゃついていたところをマックスらに見られる。

苛立つベンジーは3人を追い払う。

その日3人はソーの家に泊ることになり、マックスは、憧れのブリクスリー(ミリー・デイヴィス)のことを考えるだけで幸せな気分になる。

翌日、ルーカスとソーは、ライバルの”スケーター・ボーイズ”のリーダー、アティカス(チャンス・ハーツフィールド)を意識するが、マックスはブリクスリーのことで頭が一杯で、彼女にプレゼントするネックレスを作っていた。
...全てを見る(結末あり)

歌が得意なソーは、ミュージカル”ロック・オブ・エイジズ”のオーディションを楽しみにしていた。

テイラー(メイシー・ジュイルズ)に呼ばれたマックスは、ブリクスリーにあげるネックレスのことを訊かれ、まだ内緒だと答える。

夕食の連絡が届いたためにルーカスは家に帰り、マックスとソーは、アティカスに付き合うことになり森に向かう。

アティカスからビールを1口飲むようにと言われたソーは、ソーレン(アイザック・ワン)が3口飲めることを知る。

皆1口ずつ飲んだ後でビールを渡されたソーは、オーディションでビールの検査があると言って飲もうとしない。

アティカスらにからかわれたソーは、ビール瓶を捨ててその場を去る。

夕食の際ルーカスは、両親(リル・レル・ハウリー/レッタ)が離婚することを知り、今までと何も変わらないと言われるものの動揺する。

オーディションにエントリーしたソーは、アティカスとソーレンにからかわれ、応募した名前を消してしまう。

ランチの時間にソーレンに呼ばれたマックスは、翌日のパーティーに誘われ、キスゲームがあることを知らされる。

イジメ撲滅チーム”SCAB”のメンバーに声をかけられたソーは、大きなお世話だと言って追い払う。

ビーンバッグはいつも一緒だとソーレンに伝えたマックスは、ルーカスとソーを連れて行きたいと言って了解を得る。

パーティーのことをルーカスとソーに話したマックスは、キスの仕方を知ろうとする。

ソーの家でキスのことをネットで調べた3人は、心肺蘇生用の人形を使い練習しようとする。

練習にならないと思ったマックスは、生のキスを見て学ぼうと考える。

ハンナとベンジーのキスを見に行ったマックスらは、どうやって探ろうか考える。

ソーに説得されたマックスは、仕方なく父のドローンを使うことにする。

親友のリリー(ミドリ・フランシス)と過ごしていたハンナは、ベンジーからドラッグ”モリー”を受け取るものの、彼の誘いを断る。

マックスは、ハンナとリリーが抱き合っている姿をドローンの遠隔操作で確認するものの、2人にそれを奪われてしまう。

ハンナの家に向かったマックスらは、ドローンでカメを捜していたら墜落したと伝える。

家に招き入れられたマックスらは、覗きがバレていることを知り、ルーカスが、キスゲームが心配で、未経験なので見たかったと話してしまう。

ドローン返してもらえなかったマックスは、外出禁止になりパーティーに行けないと言ってソーを責める。

ハンナのバッグを盗んできたソーは、それを利用してドローンを取り戻そうとする。

その中にあったビタミン剤(ドラッグ)のチャイルドロックを開けられなかった3人は、入っていた携帯にかかってきたハンナからの電話に出て取引し、明朝、公園で会うことになる。

翌朝、公園でハンナとリリーに会ったマックスらは、バッグの中にセックスドラッグがあったことを知る。

マックスがその場でドローンの捜査をして逃げようとするものの、スクールバスに激突したsドローンは壊れてしまう。

学校に行こうとしたマックスらは、ハンナとリリーが待ち構えているために、SCAB(イジメ撲滅チーム)を呼んで校舎に入る。

父が5時に帰るために焦るマックスは、学校を抜け出して、ドローンを売っている6.5キロ先のモールに自転車で向かうことを考える。

3人は自分たちの貴重なカードを売って資金にすることになり、ネットで買い手を探し、ソーの家に呼ぶことにする。

現れたクロード(スティーヴン・マーチャント)を警戒した3人は、心肺蘇生用の人形をソーの母親に見せかけて家に入れる。

ルーカスはクロードにカードを見せるものの、どうしても売る気になれず、3人の思い出のカードだとマックスとソーに伝える。

カードを諦めたクロードは母親が人形だと気づき、それを550ドルで買って持ち帰る。

マックスらは自転車でモールに向かい、車で追ってきたハンナとリリーがGPSを使ったことに気づき逃げる。

走るのが得意なリリーが3人を追い、ルーカスが転倒して怪我をしてしまう。

マックスは、変態のリリーに追われたと大人に話して彼女を追い払う。

ルーカスが肩を脱臼し、ソーが治療法をネットで調べて、マックスは何とか治す。

肩が元に戻っても元気がないルーカスが気になるマックスとソーは、両親が離婚するために悩んでいることを知り、ビーンバッグは永遠だと言って彼を励ます。

ドラッグストアで鎮痛剤を買おうとしたマックスらは、サックス巡査(サム・リチャードソン)が現れたために焦る。

真面目なルーカスは学校をサボったことをサックスに話してしまうが、正直に話したので許してもらえる。

ズボンにビール瓶を隠して万引きしようとしたソーは、サックスにバレてしまうものの許してもらう。

ルーカスから持っていたドラッグを渡されたサックスは、小児用ビタミン剤だと言って相手にせず没収し、妻に電話をしている間に3人は逃げる。

その後、モールが目の前に見えて喜んだマックスらだったが、ハイウェイを渡らなけらばならなかった。

幸い渋滞しているために渡れると思った3人は、中央分離帯まで行く。

マーカス(クリスチャン・ダレル・スコット)もブリクスリーを狙っているというテイラーからのメールをマックスが確認している間に、車が走り出してしまう。

マックスとルーカスは、車をかわして渡るものの、ソーは怯えてしまう。

仕方なく渡ろうとしたソーは、隠し持っていたビールを落としてしまい、事故が起きれる。

クロードの車も事故に巻き込まれ、助手席の人形がウィンドウを突き破って道路に飛び出し轢かれてしまう。

モールに着いたマックスらはドローンを買おうとするが、店員(ミカエラ・ワトキンス)から、女子高生2人が買ったことを知らされる。

店員からハンナとリリーの伝言を受け取ったマックスらは、駐車場に向かう。

ドラッグを渡すものの違うものだとバレた3人は、警官に没収されたと伝える。

マックスはベンジーからドラッグを手に入れることを考え、ハンナとリリーに車で送ってもらう途中、キスゲームのことを話す。

ベンジーに会った3人は、ルーカスがハンナに頼まれたと話してしまったために、追い払われそうになる。

ペイントガンを取り出したマックスは、ベンジーらを撃退してドラッグを奪い、その場から逃げる。

ハンナとリリーにドラッグを渡したマックスらは、ドローンを受け取る。

父からの電話を受けたマックスは、15分で家に着くと言われ、ドローンを飛ばして家に向かわせる。

ドローンは家に着くものの煙突からしか入れず、ススでカメラの視界が悪く、部屋の中をメチャクチャに壊してしまう。

帰宅して激怒する父と電話で話したマックスは、外出禁止だと言われ、ブリクスリーとキスできなくなる。

3人は互いを責めて仲たがいしてしまい、帰宅したマックスは、今後は何もさせないと言う父に叱られる。

マックスのことを聞いた母と話したソーは、両親に叱られたマックスが、1人で学校をサボったと言って自分とルーカスを庇ってくれたことを知る。

ルーカスは、今日の出来事を両親に正直に話し、子供は成長しながら変わると言われて考え込む。

部屋に閉じこもっていたマックスは、現れたルーカスから、ビーンバッグを解散したくないと言われ、家を抜け出してパーティーに向かう。

マックスとルーカスは、待っていたソーと合流し、ソーレンの母親(ベニータ・ハ)に迎えられて地下室に案内される。

マックスは、その場にいたテイラーにブリクスリーを紹介される。

アティカスにビールを持ってきたことを伝えたソーは、4口飲むと言い張る。

4口飲んだソーは、アティカスとソーレンに認められる。

キスゲームが始まり、ビール瓶を回して相手を決めることになる。

その気になれないルーカスは、ゲームをするために2階に向かう。

ブリクスリーが瓶を回し、相手がソーになってしまう。

キスしないと言うソーはアティカスらにからかわれ、その場を去ろうとする。

ソーを引き止めたマックスは喧嘩したことを謝罪し、ブリクスリーにキスしろと言われて励まされる。

勇気を出してブリクスリーの元に向かったマックスは、彼女にキスして横に座り手を握る。

ゲームをしていたルーカスと話したソーは、ハンナとリリーが現れたために驚く。

ドラッグを飲みハンナとハイになっているリリーは、ソーレンは弟だとルーカスとソーに伝える。

ハンナとリリーは、ソーが歌が好きなのにオーディションを受けなかったことを知り、彼に歌わせえる。

I Want to Know What Love Is”を歌ったソーは、自信がつく。

その後、マックスは父に監視されながら外出禁止を守り、ソーはオーディションを受けて、ルーカスはSCABのメンバーになる。

ブリクスリーとは仲良しだったマックスだったが、やがて別れることになり、慰めてくれたテイラーと付き合い始める。

オーディションに受かったソーは、ミュージカル出演のために張り切る。

テイラーにも捨てられたマックスはスカウト(ゾリア・ウォン)と仲良くなり、ソーが主役を演ずるミュージカル”ロック・オブ・エイジズ”を一緒に観に行く。

その成功を祝いソーの家でパーティーが開かれ、外出禁止から解放されたマックスも参加する。

マックス、ルーカス、ソーは久しぶりに再会し、3人は抱き合う。

3人はビーンバッグが永遠だということを確認し、ソーは、両親の部屋に面白いものあると言って2人を誘う。

それで遊んだ3人は、現れたソーの妹アナベルから、セックスする時に使うブランコだと知らされて驚く。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
思春期を迎えた6年生のマックス、ルーカス、ソーは、”ビーンバッグ”というチームを作り、いつも行動を共にしていた。
同級生のソーレンの家のパーティーに招待されたマックスは、キスゲームがあることを知り、憧れのブリクスリーにキスするチャンスだと考える。
キス未経験のマックスは、触ることを父に禁じられていたドローンを使い、近所の女子高生ハンナの家を盗撮してキスの仕方を知ろうとするのだが・・・。
__________

セス・ローゲンが製作を担当し、製作者、脚本家として活躍していたジーン・スタプニツキーの長編初監督作品。

6年生の少年3人組が巻き起こす騒動を描いた作品なのだが、大人向け映画だとしてもきわどいセリフの連続で、小学生を主人公にした内容にも拘わらず、その下品さは信じ難いほどだ。

その下品なユーモアに頼り過ぎている感じはあるが、出演者の魅力的な演技と、人生の厳しさを教えるメッセージ性のある内容は批評家から高い評価を受けた。

2000万ドルで製作された作品は、北米興行収入約8300万ドル、全世界では約1億1100万ドルという、予想をはるかに上回るヒットとなった。

期待の子役スターである主演のジェイコブ・トレンブレイは、思春期を迎えて様々なことを体験する少年を熱演している。

主人公の親友で、両親の離婚で悩む真面目な少年キース・L・ウィリアムズ、同じく親友で、歌が好きでプライドが高いブレイディ・ヌーン、彼ら3人と共に騒動を巻き起こす女子高生モリー・ゴードンミドリ・フランシス、その弟で主人公の同級生アイザック・ワン、主人公が憧れる少女ミリー・デイヴィス(「ワンダー」2017でもジェイコブ・トレンブレイと共演)、ドラッグのディーラーでもある大学生ジョシュ・カラス、主人公の父親ウィル・フォーテ、マーカス(キース・L・ウィリアムズ)の両親リル・レル・ハウリーレッタ、ドローン売り場の女性ミカエラ・ワトキンス、警官のサム・リチャードソン、主人公の同級生で後に仲良しになる少女メイシー・ジュイルズとゾリア・ウォン、主人公の同級生クリスチャン・ダレル・スコット、チャンス・ハーツフィールド、ソーレン(アイザック・ワン)の母親ベニータ・ハ、主人公3人から心肺蘇生用の人形を買う青年スティーヴン・マーチャントなどが共演している。


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