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ゲーム・ナイト Game Night (2018)

ゲーム愛好家の夫婦と仲間達が巻き起こす騒動を描く、監督ジョン・フランシス・デイリージョナサン・ゴールドスタイン、製作、主演ジェイソン・ベイトマンレイチェル・マクアダムスカイル・チャンドラービリー・マグヌッセンシャロン・ホーガンジェシー・プレモンス他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督

ジョン・フランシス・デイリー
ジョナサン・ゴールドスタイン
製作
ジェイソン・ベイトマン
ジョン・デイヴィス
ジョン・フォックス
ジェームズ・ガラヴェンテ
製作総指揮
リチャード・ブレナー
マイケル・ディスコ
トビー・エメリッヒ
マーク・S・フィッシャー
デイヴ・ニュースタッター
脚本:マーク・ペレズ
撮影:バリー・ピーターソン
編集
デヴィッド・イーガン
ジェイミー・グロス
グレゴリー・プロトキン
音楽:クリフ・マルティネス

出演
マックス・デイヴィス:ジェイソン・ベイトマン
アニー・デイヴィス:レイチェル・マクアダムス
ブルックス・デイヴィス:カイル・チャンドラー
ライアン・ハドル:ビリー・マグヌッセン
サラ・ダーシー:シャロン・ホーガン
ケヴィン・スターリング:ラモーネ・モリス
ミシェル・スターリング:カイリー・バンバリー
ゲイリー・キングスバリー:ジェシー・プレモンス
グレンダ:チェルシー・ペレッティ
ドナルド・アンダートン:ダニー・ヒューストン
ロン・ヘンダーソンFBI捜査官役の男:ジェフリー・ライト
ブルガリア人の男:マイケル・C・ホール
カーター:ジョン・フランシス・デイリー
ダン:ジョナサン・ゴールドスタイン
ビル:マイケル・シリル・クレイトン

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2018年製作 100分
公開
北米:2018年2月23日
日本:未公開
製作費 $37,000,000
北米興行収入 $69,179,070
世界 $117,679,070


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ゲーム愛好家のマックス・デイヴィス(ジェイソン・ベイトマン)と妻のアニー(レイチェル・マクアダムス)は、子供を欲しがっていた。

チン医師の診察を受けたマックスは、兄ブルックス(カイル・チャンドラー)のことを裕福でセクシーだと思っているコンプレックスが原因だと言われるものの、真面目に聞く気にはなれなかった。

帰宅したマックスとアニーは、隣人の警官ゲイリー・キングスバリー(ジェシー・プレモンス)が家から出てきたために、今夜のゲームの話はしないことにする。

不気味なゲイリーを誘う気になれないマックスとアニーは、ゲームナイトには呼んでほしいと言われ、それを約束する。

ゲームの準備をするマックスとアニーは、妻デビーと離婚したゲイリーのことを話しながら皆を待つ。

居間の窓からライアン・ハドル(ビリー・マグヌッセン)と恋人マディソンが現れ、続いてケヴィン・スターリング(ラモーネ・モリス)と妻ミシェル(カイリー・バンバリー)も到着し、マックスとアニーと共にゲームを始める。

そこに、マックスの憧れの車、1976年型の”コルベット・スティングレー”に乗ったブルックスが現れ、ゲイリーに気づかれてしまう。
...全てを見る(結末あり)

仲間に入ったブルックスは、マックスが気に障るようなことばかり話す。

その場を盛り上げたブルックスは、ゲームでマックスを負かす。

帰り際にブルックスは、来週は高級住宅街に借りている自分の家に集まる約束をして、その場を去る。

ブルックスのマックスに対する態度が気に入らないアニーは、彼を痛い目に遭わせる方法を考えようとする。

1週間後。
ブルックスの家に着いたマックスとアニーは、ライアンから、会社の経理と広報を任せているアイルランド人サラ・ダーシー(シャロン・ホーガン)を紹介される。

ブルックスは、マックスが持参したボードゲームを放り投げる。

ゲームの説明をするブルックスは、1時間以内に誰かが誘拐され、殺される前に見つけるという、俳優とプロが演出する内容を皆に伝える。

被害者を救った者には豪華な商品を用意してあるというブルックスは、スティングレーのキー見せる。

暫くしてロン・ヘンダーソンFBI捜査官役の男(ジェフリー・ライト)が現れ、この中の誰かが誘拐の犠牲者になると言って、犯人を捕まえるヒントになる書類を見せる。

そこにマスクをした2人の男が乱入し、ヘンダーソンは殴り倒され、抵抗するブルックスは格闘になる。

アニーは、ブルックスが落とした拳銃を拾うものの、本物だとは思わない。

ブルックスは連れ去られ、マックスらはリアルな演技を楽しみ、ライアンは、気絶したヘンダーソンの様子を見る。

書類を見たマックスとアニーは、意味不明な内容に頭をかしげながら、GPSを使ってブルックスを捜すために車で出かける。

ライアンがそれに気づき、サラが、ブルックスの財布のクレジットカードの利用履歴を聞き出し、演出の会社に電話をして手掛かりを得ようとする。

ケヴィンとミシェルは、書類のヒントで、ホッチキスに隠されたUSBメモリを見つけて内容をパソコンで出力するものの、意味不明だった。

ブルックスの携帯電話を追跡したマックスとアニーは、彼に近づく。

会社名と住所が分かったライアンとサラは喜び、ケヴィンとミシェルを部屋に閉じ込めて家を出る。

ある場所のゴミ箱に捨てられた、ブルックスの携帯電話を見つけたマックスとアニーは、道向かいのバーに侵入者役の役者がいることに気づき、その場に向かう。

バーテンダーにカクテルを注文したマックスとアニーは、奥の部屋に拘束されているブルックスに気づく。

偽物だと思っている銃をマックスに見せたアニーは、犯人2人とバーテンダーに銃を向けて脅す。

その頃、ケヴィンとミシェルは、天井裏から逃げようとする。

ケヴィンが倒れた拍子に、部屋のドアが開く。

演出会社に着いたライアンとサラは、その場にいたグレンダ(チェルシー・ペレッティ)に金を払い、情報を入手しようとする。

ケヴィンとミシェルは、意識が戻ったヘンダーソンから演技ではなかったと言われ、銃を持った2人の男が押し入って来たために驚く。

ヘンダーソンは、謎の男に襲われたと役者だった2人に話す。

ヘンダーソンから電話を受けてそれを知ったグレンダは、ライアンとサラにも彼の話を聴かせる。

ライアンとサラ、そしてグレンダは、本物の凶悪犯に主催者のブルックスが連れ去られたと言うヘンダーソンの話を聞き驚く。

奥の部屋の鍵を見つけたマックスとアニーは、ブルックスを助けようとするものの、本物の誘拐だと言う彼から、密輸人だったことを知らされる。

ブルックスは、ブルガリア人の”ファベルジェの卵”を、別の相手に売ってしまったと話しても、マックスとアニーに信じてもらえない。

犯人が役者にしか思えないマックスは、アニーが発砲して落とした銃が暴発し、弾丸を左腕に受けてしまう。

その場から逃げたマックスらは車に乗り、追ってきた犯人に発砲されるものの逃げ去る。

マックスに説明を求められたブルックスは、闇マーケットで売買を行い”ブルガリア人”と取引し、あらゆる悪行に手を染めていることを話す。

ファベルジェの卵”を手に入れるよう指示されたものの、”マーロン・フリーマン”という男に2倍で買うと言われたことを、ブルックスはマックスに話す。

犯人に追われたブルックスは、狙われたのは自分だと言ってマックスとアニーに謝罪し、車から飛び降りる。

マックスの腕の弾丸を摘出することになり、必要なものを買い揃えたアニーは、ミシェルからの電話を受ける。

すべて現実だと言われたアニーは、ブルックスの家には、警察が駆け付けているいることを知らされる。

何も話さないようにと指示したアニーは、マックスを撃ってしまったことをミシェルに伝える。

マックスの元に戻ったアニーは、銃弾の摘出法をネットで調べながら処置をする。

結局、何も見つからず、マックスは、弾丸が貫通したことにようやく気づく。

皆の元に戻ったマックスとアニーは、ブルックスを救うために”マーロン・フリーマン”を探そうとする。

警察のデータベースにアクセスすることを考えたマックスらは、ゲイリーの家に向かい、彼を誘いその場でゲームをする。

マックスは、トイレを借りるフリをして寝室に向かい、パソコンでデータベースにアクセスし、パスワード”debbie”でサインインする。

”マーロン・フリーマン”を検索したマックスは、本名”ドナルド・アンダートン”の住所を突き止める。

マックスの腕の傷口から出血し、それがカーペットに垂れる。

そこに入ってきたゲイリーの愛犬バスティアンは、カーペットの血をなめながら、滴った血を浴びてしまう。

”ブルガリア人”も調べたマックスは、凶悪犯だと知り皆の元に戻ろうとするが、出血に気づく。

血を浴びながらなめていたバスティアンを、デスクの上にあった布で拭いたマックスは焦る。

マックスは、水をつけて拭いた布がゲイリーとデビーの思い出のTシャツだと気づき、どうにもできなくなり、諦めて戻りゲームを終了して皆と共にその場を去る。

アンダートンの家に向かうマックスは、犯人からの電話を受け、卵を奪いに行くのでブルックスと交換すると伝える。

時間と場所を指定されたマックスは、アンダートンの豪邸に到着し、1人で解決しようとするものの、皆が協力することになる。

屋敷に入ったマックスらは、アンダートン(ダニー・ヒューストン)が、地下で”ファイトクラブ”を主催していることを知る。

金持ちが貧乏人に殴り合いをさせて楽しむ、”ファイトクラブ”があることを信じていたライアンは興奮する。

マックスらは、手分けをして卵を探そうとする。

ケヴィンは、ミシェルが浮気話をしたことにこだわり、それを追及する。

ミシェルは、10年前に、ガソリンスタンドで給油中に”デンゼル・ワシントン”に出会い、飲みに誘い楽しい時間を過ごし、彼のアパートに向かい衝撃的な体験をしたことをケヴィンに話す。

そのことがあったので、自分といたいと思ったと言うミシェルの話が信じられないケヴィンは、”デンゼル・ワシントン”の写真を見せられるものの、別人だと彼女に伝える。

本人とは鼻が違うとミシェルに伝えて納得させてケヴィンは、”デンゼル・ワシントン”は目の前にいると言って、彼の物真似をしてみせる。

ファイトクラブの会場にいたライアンは、掛け金を入れている金庫に卵があることに気づき、それを手に入れるものの、アンダートンに見つかってしまう。

その場から逃げたライアンは皆で卵を渡し合い、屋敷を出て車で走り去る。

運転していたケヴィンが急ブレーキを踏んだために、マックスが持っていた卵は、フロントガラスにぶつかり割れてしまう。

卵がプラスチックの偽物だと分かり、アニーは、中に入っていた”WITSEC”と書かれた名前のリストに気づく。

現場に到着したマックスらは、ブルックスを連れた犯人に伏せろと言われ、その指示に従う。

マックスは、ブルックスが子供時代から自分を騙し、実は羨ましく思っていたことを知る。

このゲームで償い、自分が勝つように仕組んだことをブルックスから知らされたマックスは、謎解きの答えはポケットの中にあると言われ、スティングレーのキーを持っていることに気づく。

そこにゲイリーが現れ、犯人の2人と銃撃戦になり彼らを射殺する。

マックスらに感謝されたゲイリーは、生きていた犯人に撃たれてしまう。

ゲイリーは、心配するマックスから、これからは必ずゲームに誘うと言われ、それを約束させる。

すべてゲームだと言って立ち上がったゲイリーは、犯人役は犯罪者で、仮釈放期間を短縮する代わりに手伝わせたことをマックスらに話す。

卵やリストの話を聞いたゲイリーは、”WITSEC”のメモを見て”証人保護プログラム”のことだとマックスらに伝えるものの、背後から銃撃される。

そこに現れたブルガリア人(マイケル・C・ホール)は、マックスからリストを渡すと言われるものの、それをブルックスが飲み込んでしまったために、彼を連れてその場を去る。

空港でプライベートジェットに乗せられたブルックスは、スティングレーに乗ったマックスに気づく。

ジェット機の車輪に衝突したマックスは、飛行不能になった機内から降りてきたブルガリア人の殺し屋に襲われそうになる。

殺し屋を消火器で殴り倒したアニーは、マックスの指示で助けを呼びに行く。

機内に入ったマックスは、ブルガリア人と格闘になる。

電話を諦めた機内に向かおうとしたアニーは、殺し屋に銃を向けられる。

操縦席で揉み合いになるマックスが、エンジンのスイッチを入れたために、殺し屋はエンジンに吸い込まれてしまう。

マックスとアニーはブルガリア人を倒し、ブルックスを助ける。

愛を確かめるマックスとアニーを見て、ブルックスは、すべて仕組んだゲームだと伝える。

3か月後。
罪を犯し警察の監視下で軟禁されているブルックスは、闇マーケットでリストを300万ドルで売り、証人にも1人2万ドルで情報を渡したことをマックスに話す。

マックスは、ブルックスに興味を持っていたチン医師、ゲイリーや仲間たちと共にゲームナイトを楽しむ。

アニーがついに妊娠したことを知ったマックスは喜び、皆に祝福される。

外にいた銃を持った男たちが、襲撃の準備を始める。
__________

ゲイリーの、ゲームナイトの名誉挽回計画が映し出される。
__________

ガソリンスタンドで給油していたデビーは、ミシェルがかつて付き合った、”デンゼル・ワシントン”そっくりのケニーと出会う。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ゲーム愛好家のマックス・デイヴィスは、裕福で魅力的な兄ブルックスの家で、妻アニーと仲間たちと共にゲームナイトを楽しむ。
ゲームの説明をするブルックスは、この中の誰かが誘拐され、それを救い出した者に”コルベット・スティングレー”を譲ると皆に伝える。
暫くして、FBI捜査官役が現れ、押し入って来た誘拐犯役がブルックスを連れ去る。
リアルな展開を楽しんだマックスとアニーは、GPSを使いブルックスの携帯電話を追跡し、彼を救い出してスティングレーを手に入れようとするのだが・・・。
__________

脚本家、俳優としても知られるジョン・フランシス・デイリーが、「モンスター上司」(2011)以来コンビを組むジョナサン・ゴールドスタインと共に監督した作品。

ゲーム愛好家の夫婦と仲間達が巻き起こす騒動を描くコメディ。

何もかも詰め込んだ、やや欲張り過ぎ的なところはあるものの、どこか抜けている雰囲気の多彩な登場人物それぞれの個性を活かし、抜群のユーモアセンスと軽快なストーリーが楽しめる痛快コメディ。

批評家からも絶賛された本作は、北米興行収入約6900万ドル、全世界では約1億1800万ドルのヒットとなった。

主人公らが混乱する様子を見事に伝える、愉快でインパクトあるクリフ・マルティネスの音楽が印象に残る。

ゲームと現実の中で混乱しながら騒動を巻き起こす主人公を熱演するジェイソン・ベイトマン、その妻で、ややずれている言動が愉快なレイチェル・マクアダムス、騒動の原因を作る犯罪者だった主人公の兄カイル・チャンドラー、主人公のゲーム仲間ビリー・マグヌッセン、その部下シャロン・ホーガンラモーネ・モリス、その妻カイリー・バンバリー、主人公の家の隣人である不気味な警官ジェシー・プレモンス、演出会社の社員チェルシー・ペレッティ、主人公らが奪おうとする”ファベルジェの卵”を保管する富豪ダニー・ヒューストン、犯罪者であるブルガリア人の男マイケル・C・ホールFBI捜査官役の男ジェフリー・ライト、主人公のゲーム仲間マイケル・シリル・クレイトン、そして、監督のジョン・フランシス・デイリージョナサン・ゴールドスタインもカメオ出演している。


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