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太平洋作戦 Flying Leathernecks (1951)

太平洋戦争の激戦地で任務を遂行するアメリカ海兵隊飛行部隊と指揮官の戦いを描く、主演ジョン・ウェイン、監督ニコラス・レイロバート・ライアンドン・テイラー他共演の戦争ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(戦争)

ジョン・ウェイン / John Wayne 作品一覧
ジョン・ウェイン / John Wayne/Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ニコラス・レイ

製作:エドマンド・グレンジャー
原案:ケネス・ガメット
脚本
ジェームズ・エドワード・グラント

バーン・レイJr.
撮影:ウィリアム・E・スナイダー
音楽:ロイ・ウェッブ

出演
ダニエル・エグゼヴィア・カービー少佐:ジョン・ウェイン

カール”グリフ”グリフィン大尉:ロバート・ライアン
ヴァーン”カウボーイ”ブライス少尉:ドン・テイラー
ジョアン・カービー:ジャニス・カーター
クランシー曹長:ジェイ・C・フリッペン
ジョー・カラン軍医:ウィリアム・ハリガン
アーニー・スターク中尉:ブレット・キング
バート・マラーキ少尉:アダム・ウィリアムズ
チャーリー:キース・ラーセン
ライリー大佐:ジェームズ・ベル
フィニー准将:バリー・ケリー

アメリカ 映画
配給 RKO

1951年製作 102分
公開
北米:1951年8月28日
日本:1955年7月14日
製作費 $2,600,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1942年、太平洋戦争下、ハワイオアフ島
アメリカ海兵隊飛行部隊VMF-247”ワイルドキャッツ”に、新指揮官のダニエル・エグゼヴィア・カービー少佐(ジョン・ウェイン)が赴任する。

部下達は、信頼するカール”グリフ”グリフィン大尉(ロバート・ライアン)が指揮官になると考えていたために驚く。

そのための祝宴を考えていた部下達に、その日だけ楽しむことを許可しようとしたカービーは、グリフィンの義弟であるヴァーン”カウボーイ”ブライス少尉(ドン・テイラー)のジョークにまでは付き合う気になれない。

兵士達はカービーの態度を歓迎できず、聞いていた厳しい訓練のことなどを批判するが、バート・マラーキ少尉(アダム・ウィリアムズ)はそれに反論する。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1942年、太平洋戦争下、ハワイオアフ島
アメリカ海兵隊飛行部隊VMF-247”ワイルドキャッツ”の指揮官として赴任したダニエル・エグゼヴィア・カービー少佐は、副官グリフィン大尉や部下と共に激戦地ガダルカナル島に向かう。
経験も浅い若いパイロットらを鍛えるためにカービーは厳しく接するが、部下らはそれに反発する。
部下を擁護したいグリフィンも、自分の意見を聞き入れないカービーに不満を抱き始める・・・。
__________

1950年代に入り、長い黄金期を迎えた大スター、ジョン・ウェイン主演が話題になった、アメリカ海兵隊全面協力による戦争映画。

当時としては大作と言える260万ドルをかけた作品であるが、戦闘場面などは殆ど記録フィルムで、映像自体の本物の迫力はあるものの、ニコラス・レイの演出も含め、やや雑な仕上がりに感じてしまうのは、それを多用し過ぎたのが理由かもしれない。

悪魔のような侵略者として日本兵を描いていることや、戦闘記録フィルムの使い過ぎが気になると言う意見はあるが、製作当時を考えれば理解できることである。

硫黄島の砂」(1949)の鬼軍曹を思わせる主人公を演ずるジョン・ウェインは、圧倒的な存在感で画面を占領する。
ファンにとっては、このような役柄のジョン・ウェインを見れれば満足なのであり、作品を批判する声など関係ないのが本音だろう。

ジョン・ウェインと、副官として反発し苦悩するロバート・ライアンがほぼ同じ身長(193cm)であり、二人の際立つ長身が戦闘以上のインパクトとして印象的だ。

ロバート・ライアンは、主人公の部下役なのでやや引き気味の演技であり、死に直面した任務を遂行する中で、部下の個人的な事情などを配慮し過ぎてしまう弱さ、それを克服して、指揮官としての指導力を身につける将校を好演している。

冗談ばかり言い口数が多い主人公の部下ドン・テイラー、主人公の妻ジャニス・カーター、主人公を慕う曹長ジェイ・C・フリッペン、軍医ウィリアム・ハリガン、主人公の部下ブレット・キングアダム・ウィリアムズキース・ラーセン、大佐ジェームズ・ベル、将軍バリー・ケリーなどが共演している。


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