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2番目のキス Fever Pitch (2005)

熱狂的なボストン・レッドソックス・ファンを恋人に持った女性がシーズンと共に体験する恋の悩みを描く、監督ボビーピーター・ファレリードリュー・バリモアジミー・ファロン共演のロマンチック・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■
監督
ボビー・ファレリー

ピーター・ファレリー
製作総指揮:ニック・ホーンビィ
製作
ドリュー・バリモア

アラン・グリーンスパン
ギル・ネッター
原作:ニック・ホーンビィ
脚本
ローウェル・ガンツ

ババルー・マンデル
撮影:マシュー・F・レオネッティ
編集:アラン・バウムガーテン
音楽:クレイグ・アームストロング

出演
リンジー・ミークス:ドリュー・バリモア

ベン・ライトマン:ジミー・ファロン
アル:ジャック・ケーラー
モリー:アイオン・スカイ
アーティー:スコット・H・セヴェランス
ロビン:ケイディー・ストリックランド
サラ:マリッサ・ジャレット・ウィノカー
ダグ・ミークス:ジェームズ・シッキング
モーリーン・ミークス:ジョベス・ウィリアムス
ケヴィン:ウィリー・ガーソン
ジェラード:アーマンド・リースコ
トロイ:エヴァン・ヘルムス
スティーヴ:ゼン・ゲスナー
クリス:ジョニー・スニード
ベン・ライトマン(1980):ジェイソン・スペヴァック
パトリック・ライオンズ:アンドリュー・ウィルソン
本人:スティーヴン・キング
本人:ジェイソン・ヴァリテック
本人:ジョニー・デイモン
本人:トロット・ニクソン

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2005年製作 102分
公開
北米:2005年4月8日
日本:2006年7月8日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $42,071,070
世界 $50,451,310


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1980年、ボストン
母の離婚で引っ越してきた7歳のベン・ライトマン(ジェイソン・スペヴァック)は、初めて伯父にフェンウェイ・パークに連れて行かれ、ボストン・レッドソックスの魅力にとり憑かれる。

2003年10月。
数学の教師になったベン(ジミー・ファロン)は、生徒を連れてコンサルタント会社に実習に行く。

そこでベンは、対応してくれたリンジー・ミークス(ドリュー・バリモア)と出会う。

生徒達に冷やかされたベンは、リンジーを口説くことを宣言してしまい、彼女のオフィスに戻る。

リンジーはベンの誘いを断るが、友人達の言葉で気が変わり、彼とのデートを承諾する。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
高校教師のベン・ライトマンは、実習で訪れたコンサルタント会社のリンジー・ミークスと出会い、恋に落ちてしまう。
二人は順調な交際を続けるのだが、ボストン市民なら当然だと思っていた、レッドソックス・ファンであるベンの、その異常なほどの熱狂ぶりにリンジーは戸惑い始める。
将来に不安を感じたリンジーは、ベンと距離を置くことを考える。
ベンも、レッドソックスに、彼女を失うほどの価値があるかを自問する。
そして、今年も優勝の夢が潰えたことを確信したベンは、遂に誰もが欲しがるフェンウェイ・パークの貴重なシーズン・チケットを手放そうとするのだが・・・。
__________

1992年に発表されたニック・ホーンビィの著書”Fever Pitch”を基に製作された、1997年の同名イギリス映画「Fever Pitch」のリメイクで、舞台をイングランド・サッカーの”プレミアリーグ”から野球の”メジャーリーグ”に移したアメリカ人気質がうまく表現された作品に仕上がっている。

バンビーノの呪い”が解かれた、歴史に残ることになるボストン・レッドソックス、2004年のワールドシリーズ制覇のシーズンを舞台に、同チームの活躍の事実と、その熱狂的なファンと、恋人とのロマンスを絡めたアイデアが実に興味深い。

インパクトあるコメディで定評のある、ボビーピーター・ファレリー監督作品で、主演のドリュー・バリモアも製作に参加している痛快コメディ。

野球を題材にした作品は数多くあるのだが、アメリカ人がどれだけ野球(地元チーム)を愛しているかが、観客、ファンの視線で実感できる作品。

日本人の目から客観的に見ていると、面白味のある作品であるのだが、地元贔屓が極端なアメリカでは、ボストン及びレッドソックスに興味がない人々には受けなかったようで、商業的に、それほど成功したとも言えない。

製作費 $30,000,000
北米興行収入 $42,071,070
世界 $50,451,310

資料を調べると撮影は2004年9月から始まっていることになっていて、レッドソックスの奇跡が偶然起きてしまったのか不思議に思えるのだが・・・。

こんな作品のヒロインに、正にうってつけの、いつもながらキュートな魅力が印象に残るドリュー・バリモア、地味な風貌と熱狂する際のギャップも楽しく、気の利いたジョークで大いに笑わせてくれるジミー・ファロン、少年期のベン役のジェイソン・スペヴァック、ボックス席の頑固なファン役のジャック・ケーラー、スコット・H・セヴェランス、リンジー(D・バリモア)の親友アイオン・スカイケイディー・ストリックランドマリッサ・ジャレット・ウィノカー、両親ジェームズ・シッキングジョベス・ウィリアムス、ベン(ジミー・ファロン)の友人ウィリー・ガーソン、エヴァン・ヘルムス、アーマンド・リースコ、ベンがチケットを売ろうとする相手ジョニー・スニード、当時の選手ジェイソン・ヴァリテックジョニー・デイモントロット・ニクソン、そして、レッドソックスの熱狂的なファンでもある作家スティーヴン・キングが始球式の映像で登場する。

作品のイメージが全く伝わってこない邦題は、いったい何を意味するのだろうか???


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