ファーザー・フィギュア Father Figures (2017)

マイアミ。
ピーターとカイルは、ブラッドショーが経営する”テリー・ブラッドショー・モーターズ”で行われる、オープニング・イベント会場に到着する。

サイン会でブラッドショーと話したピーターとカイルは、ヘレンの写真を見せる。

ヘレンを覚えていたブラッドショーは、付き合ったことをピーターとカイルに話し、彼女が2人の母親で自分が父親だと知る。

ピーターとカイルを息子と認めたブラッドショーは、2人を抱きしめて感激する。

ブラッドショーはピーターとカイルを自宅の屋敷に招待し、妻（デブラ・スタイプ）に紹介する。

2人が息子だと言われた妻は疑うが、ブラッドショーは気にせず、2人と共にビーチに向かい、フットボールをして楽しい時間を過ごす。

そこに、ブラッドショーの親友で元チームメイトのロッド・ハミルトン（ヴィング・レイムス）が現れ、4人でヘレンの話をする。

ところが、ブラッドショーがヘレンの妊娠時にオーストラリアにいたことを思い出したために話はこじれる。

ロッドは、その頃ヘレンが金融マンの”ローランド・ハント”と付き合っていたことをピーターとカイルに話し、ブラッドショーが父親でないことが分かる。

ブラッドショーと別れたピーターとカイルは、ニューヨークの投資家ローランドに会うために北に向かう。

ニューヨークから更に北に向かうピーターとカイルは、レンタカーで移動する。

途中でトイレに寄ったカイルは、BBQソースのロイヤリティ契約が終了することを知り、ピーターに子供を育てるのに必要な費用について尋ねる。

100万ドルくらいと言われたカイルは、生まれる子供のことを考えると不安になり、ローランドに会ったら財テクについて訊こうと考える。

その後ピーターとカイルは、ローランドの家に到着する。

ピーターとカイルは、ローランド（J・K・シモンズ）に銃を向けられて強盗と間違えられるが、ヘレンの息子だと伝える。

かつてヘレンと付き合っていたローランドは態度を変えて、母親（ジューン・スキッブ）と共にピーターとカイルを歓迎する。

2人から息子だと言われたローランドはショックを受けるが、地下室に保管してあったヘレンとの思い出の品を彼らに見せる。

仕事に行くと言うローランドは、ローンの支払いが滞っているものを差し押さえることをピーターとカイルに話し、彼らの車で現場に向かう。

フェラーリを回収しようとしたローランドは、所有者が戻って来たために口論になり、書類があると言って車に向かう。

ピーターとカイルにその場を任せたローランドは、2人の車で逃げようとするものの、ヘレンのことを考えて戻ることにする。

夫人に銃で脅されたピーターとカイルは、フェラーリを奪って逃げようとするものの、戻って来たローランドを轢いてしまう。

悪党だったローランドを病院に運んだピーターとカイルは、血液型について医師と話し、ローランドが父親でないことが分かる。

ピーターとカイルは、当時、服役していたので父親ではないと言うローランドから、写真に写っている男にヘレンを寝取られたことを知らされる。

”スパークリー・P”という男の名前を知ったカイルは、彼を捜そうとするものの、家に帰るつもりのピーターを説得することができない。

ピーターとカイルは、途中でヒッチハイカー（カット・ウィリアムズ）を乗せることになるが、用心のために彼を縛る。

苛立つピーターと口論になったカイルは、停車した場所で車のキーを外に捨ててしまう。

ピーターは、優雅な生活をカイルに見せつけられ、自慢話をされて嫌気がさしたと言うものの、自分の人生に責任を持てと反論され、侮辱されたために殴り合いになる。

そこが線路の上だったために焦ったピーターは、車を降りてヒッチハイカーを助ける。

列車が車に衝突し、カイルが逃げ遅れたために悲しむピーターは、彼の無事を知り喜ぶものの殴られる。

事故の現場検証が始まり、互いの愛を確かめたピーターとカイルは、父親捜しを最後も出やり遂げることで意見が一致する。

警官（ロバート・ウォーカー・ブランチャード/ビーナード・ルイス）と話したピーターとカイルは、スパークリー・Pが伝説の警官”パトリック・オキャラハン”であることを知る。

ピーターとカイルは、退職したパトリックが、ヒッチハイカーの向かう場所に近い町に住んでいることを知り、彼に導かれていたと思う。

その後、ヒッチハイカーを家で降ろしたピーターとカイルは、ホテルに泊ることにする。

ピーターとカイルは、バーが開いていることをフロント係（アンドリュー・ウィルソン）に確認して、その場で話をする。

カイルが席を外している間に、カウンターの女性サラ（ケイティ・アセルトン）が気になったピーターは、涙している彼女に話しかける。

戻ったカイルはピーターに気を遣い、作り話をしてその場を去る。

ピーターは、互いにスパイだということにして、サラとの時間を楽しむ。

車に向かったカイルはケイラニとチャットで話し、ピーターのために朝までそこにいるつもりだった。

カイルは、契約のことをケイラにに話そうとする。

意気投合したピーターとサラは、部屋に向かい愛し合う。

翌朝、車で待っていたカイルは、現れたピーターを冷やかす。

その後、ピーターとカイルは、人が集まっているパトリックの家に着く。

2人は、パトリックの息子のリアム（ライアン・カートライト）とショーン（ライアン・ゴール）から、父は奥にいると言われる。

ピーターとカイルは、棺桶に眠るパトリックに気づき葬儀だったことを知る。

挨拶したサラがパトリックの娘だと知り驚いたピーターは、妹と寝てしまったと言いながら焦り、その場から逃げだそうとする。

ショーンにぶつかりリアムに責められ、ポーチから突き飛ばされたピーターは、騒ぎを鎮めようとするカイルに制止される。

カイルに促されて謝ったピーターは、納得しないショーンとリアムと喧嘩になる。

パトリックの双子の弟ケヴィン（ジャック・マッギー）が間に入り、双方を落ち着かせる。

ピーターに気づいたサラが、彼と寝たことにを知ったショーンとリアムは驚き、カイルは、自分たちは兄弟だと2人に伝える。

ヘレンのことを知ったケヴィンは、家族だけで話し合いをして、パトリックはピーターとカイルの父親ではないと伝える。

ケヴィンは、ピーターとカイルの知人であるウォルター・ティンクラー（クリストファー・ウォーケン）が獣医学生時代にヘレンと付き合い、パトリックとは別れて彼と結婚したことを話す。

その話がなければ自分たちは生まれていなかったと言うリアムは、ある意味、恩人だと言ってピーターとカイルに感謝する。

サラとのことも一安心したピーターは、ティンクラーの動物病院に向かう。

看護師のアリ（アリ・ウォン）と話したピーターとカイルは、現れたティンクラーに”父さん”と声をかける。

焦ったティンクラーは逃げ出し、カイルが麻酔銃で彼を眠らせる。

目覚めたティンクラーを気遣うピーターとカイルは、ヘレンが現れたために驚く。

ティンクラーに呼び出されたと言うヘレンは、興奮するピーターとカイルを落ち着かせて話をする。

ヘレンは、1975年のクリスマスの前、支援活動をしていた時に仲良くなった妊娠した女性がいて、彼女が双子の男児を産んだことを話す。

女性は亡くなり、ヘレンは病院が行政に連絡することをさせずに、愛してしまった2人の子供を養子にしたのだった。

ティンクラーはそれに反対したが、ヘレンの決心は変わらず、2人を育てるために、この地に移り住んだのだった。

産みの母親の名はジェニーで、それも本名か分からないと言うヘレンは、彼女は何も話さなかったとピーターとカイルに伝える。

動揺するカイルは席を外し、ピーターに、母親が死んだのは自分たちのせいだと伝える。

ヘレンという素晴らしい母親を与えられたと言うピーターは、カイルを納得させる。

ヘレンは、理解できる年になったらと思いつつ話せなかったと、ピーターとカイルに伝える。

ピーターとカイルは、謝罪するヘレンを抱きしめる。

その後、ピーターはハワイに戻るカイルを見送る。

1年後、マウイ島。
ピーターとサラ、父を尊敬するようになったイーサン、カイルとケイラニ、そしてヘレンは、家族で休暇を過ごしていた。

カイルとケイラニには双子の娘が生まれていた。

ピーターとカイルは、宇宙の言葉を発信するアプリを2人で開発してビジネスを始め、ダウンロードごとに3.99ドル入るようになる。

ヘレンから、100万ダウンロードされたことを知らされたピーターとカイルは喜ぶ。

ヘレンは、携帯電話でそのアプリ”ザ・ユニバーズ/宇宙”を起動させる。

それは、ヒッチハイカーが話す宇宙からのアドバイスを提供するアプリだった。