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死霊のはらわた Evil Dead (2013)

サム・ライミのデビュー作「死霊のはらわた」(1981)のリメイク作品。
山中で悪霊にとり憑かれた5人の若者の戦いを描く、製作、原案サム・ライミ、製作、出演ブルース・キャンベルジェーン・レヴィシャイロ・フェルナンデスジェシカ・ルーカスルー・テイラー・プッチ他共演、監督フェデ・アルバレスによるスプラッター・ホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:フェデ・アルバレス

製作
サム・ライミ

ブルース・キャンベル
ロバート・タパート
製作総指揮
ジョセフ・ドレイク

ネイサン・カヘイン
ピーター・シュレッセル
原案:サム・ライミ
脚本
ロド・サヤゲス

ディアブロ・コーディ
撮影:アーロン・モートン
編集:ブライアン・ショウ
音楽:ロケ・バニョス

出演
ミア・アレン:ジェーン・レヴィ

デビッド・アレン:シャイロ・フェルナンデス
オリビア:ジェシカ・ルーカス
エリック:ルー・テイラー・プッチ
ナタリー:エリザベス・ブラックモア
少女:フェニックス・コノリー
アシュリー”アッシュ”J・ウィリアムズ:ブルース・キャンベル
ハロルド:ジム・マクラーティ
老女:シアン・デイヴィス

アメリカ 映画
配給
ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(世界)
トライスター・ピクチャーズ(北米)
2013年製作 92分
公開
北米:2013年4月5日
日本:2013年5月3日
製作費 $17,000,000
北米興行収入 $54,239,860
世界 $97,542,950


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
傷ついた体で森をさ迷っていた少女(フェニックス・コノリー)は捕えられて拘束され、父親ハロルド(ジム・マクラーティ)に殺されそうになる。

悪霊にとり憑かれ母親を殺した少女はハロルドを罵るが、彼は娘にガソリンをかけて火を点け、ショットガンで射殺する。

山中にある古い小屋に着いたデビッド・アレン(シャイロ・フェルナンデス)は、看護師オリヴィア(ジェシカ・ルーカス)に恋人ナタリー(エリザベス・ブラックモア)を紹介する。

友人エリック(ルー・テイラー・プッチ)に、薬物依存症の妹ミア(ジェーン・レヴィ)が裏にいると聞いたデヴィッドは、彼女にペンダントをプレゼントする。

ミアは、デヴィッドや皆に依存症を克服することを誓い、薬物を井戸に捨てる。
...全てを見る(結末あり)

小屋に入ったデヴィッドらは、荒れた内部を調べて片付けようとする。

オリヴィアは、去年も同じ誓いをしたミアを手荒な方法を使ってでも帰さないようデヴィッドに忠告する。

デヴィッドは、ミアが過剰摂取で心肺停止にまでなったことを知り覚悟を決める。

夜になり、ミアは悪臭がすると言ってそれを気にすると同時に、禁断症状の兆候が表れる。

床に地下室の扉があることに気づいたデヴィッドは、その場から悪臭がするため、エリックと共に内部を調べる。

何かが燃えた匂いと、儀式に使われたような動物の死骸、そして、二人はある包みを見つけて部屋に戻る。

それに興味を持ったエリックは、有刺鉄線で封印された包みを開けて、不気味な本を調べる。

エリックは、隠されていた文字を読んでしまい、雨の中で外にいたミアは体調に異変を感じ、森の中から自分を呼ぶ声を聞く。

家に帰ると言い出したミアは、皆の制止を振り切り車でその場を離れるが、人影を見て事故を起こす。

車から降りたミアは、再び人影を見て木のつるに絡まれてしまう。

現れたおぞましい姿の少女が吐き出したものが、ミアの体内に入る。

デヴィッドらはミアを見つけて連れ戻し、森で少女を見たと言う彼女を、オリヴィアは禁断症状だと判断する。

ミアが逃げようとすると考えたデヴィッドは、彼女から、森に何かがいて、それが今この場にいると言われる。

デヴィッドは、それを信じようとせずに幻覚だと伝えて、ミアを休ませる。

動物の死骸を片付けたデヴィッドは、愛犬が殺されていることに気づき、それをがミアの仕業だと考える。

ミアを問い詰めようとしたデヴィッドだったが、シャワーの熱湯を顔に浴びた彼女は火傷を負う。

デヴィッドはミアを町に運ぼうとするが、川が氾濫して橋を通ることができない。

エリックは、ミアのした行為が本に描かれていることに気づく。

小屋に戻ったデヴィッドは、銃を手にしたミアに撃たれてしまい、彼女は、今夜、全員が死ぬと言って気絶してしまう。

銃を拾おうとしたオリヴィアに襲い掛かったミアは、口から血液のようなものを吐く。

オリヴィアはそれを浴びながらミアを地下室に落として、エリックが彼女を閉じ込める。

洗面所に向かったオリヴィアは悪霊にとり憑かれ、本に従いナイフで口を裂いてしまい、様子を見に来たエリックをめった刺しにする。

エリックは抵抗して何とかオリヴィアを倒し、デヴィッドの手当てを受けて、悪霊を解放する呪文を唱えてしまった
らしいことを伝える。

ナタリーは、地下室のミアに助けを求められるが、その場に引きずり込まれる。

ミアに襲われそうになったナタリーは、現れたデヴィッドに救われ、彼は地下室の扉を封印する。

エリックは本を燃やそうとするものの、それができないことを知り、その内容についてデヴィッドに説明する。

悪魔が5つの魂を奪えば地獄から甦るという内容で、それを阻止するにはミアを殺すしかなかった。

ミアに噛まれたナタリーの手は、症状が悪化して意思通りに動かなくなり、彼女は仕方なくミートカッターで腕を切断する。

デヴィッドはナタリーの腕を手当てし、エリックは、憑かれた者を浄化するためには、生き埋め、体の切断、火炙りにするしか方法がないことを伝える。

そこに現れたナタリーは、ネイルガンでデヴィッドとエリックに襲い掛かる。

二人は抵抗して、デヴィッドがナタリーを銃撃する。

デヴィッドは地下室を焼き払おうとするものの、それができない。

しかし、悪魔を滅ぼす決意をしたデヴィッドは、ミアを生き埋めにしようとする。

地下室に向かったデヴィッドは襲われるが、瀕死のエリックが彼を助けて息絶える。

デヴィッドはミアを埋めようとするが、彼女から、精神錯乱状態になった母親を見捨てことを追求される。

辛い思いをしながらミアを埋めたデヴィッドは、掘り起こして蘇生し、彼女が生き返り正気に戻ったことを確認する。

ところが、とり憑かれて甦ったエリックがデヴィッドに襲い掛かる。

デヴィッドは首を刺され、ミアを小屋入れないようにして、ガソリン・タンクを銃撃する。

小屋は炎に包まれ、ミアは、地面に落ちていたデヴィッドから贈られたペンダントを見つける。

その直後に血の雨が降り始め、ミアは地中から這い出した少女に襲われる。

車で逃げられなかったミアは納屋に向かい、チェーンソーに燃料を入れて、傷つけられながらもその場を離れる。

手首が車の下敷きになったミアはそれを引きちぎり、襲い掛かってきた少女をチェーンソーで切り裂く。

少女は地中に消えて、血の雨は止み朝日が昇る。

”死人の書は”小屋が燃えても傷つくことなく、ページを閉じる。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「死霊のはらわた」(1981)
・「死霊のはらわたII」(1987)
・「キャプテン・スーパーマーケット」(1992)
・「死霊のはらわた」(2013)

*(簡略ストー リー)
薬物依存症のミア・アレンは、治療のため兄のデヴィッドやその友人ら5人と山中の小屋で過ごす。
地下室の異臭を調べたデヴィッドらは、ある包みを発見し、それを開けたエリックは気味の悪い本の内容を確認し、書かれていた言葉を口にする。
その”死の書”の呪文により甦った悪霊は、小屋の外にいたミアに憑依してしまう。
連れ戻されたミアの異変は、薬物の禁断症状だと判断されるのだが、彼女に憑依した悪霊はデヴィッドらに襲い掛かる・・・。
__________

第3作から21年、監督はフェデ・アルバレスに代わりサム・ライミは製作と原案を担当している。

ファンタジー・コメディとなった第三作から一変、初期のグロテスク映像が復活する。

30年の年月を感じさせる技術の進歩はあって当然なのだが、初期作品の手作り感覚がいかに優れていたかが分かる。

徹底した残虐描写なども、第1作の衝撃度を上回ることができず、シリーズの人気故に、興行収入は全世界で1億ドルに迫る健闘を見せるが、返す返すも旧三作の面白みを再確できた程度の作品と言ったところだろうか。

嬉しいのは、前三作で主人公を演じ大奮闘するブルース・キャンベルが、エンドロールの後に登場することだ。お見逃しなく。

最初に悪霊の餌食になるジェーン・レヴィ、その兄シャイロ・フェルナンデス、その恋人エリザベス・ブラックモア、看護師ジェシカ・ルーカス、友人ルー・テイラー・プッチ、悪霊にとり憑かれた少女役フェニックス・コノリー、その父親ジム・マクラーティ、儀式に参加する老女シアン・デイヴィス等が共演している。


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