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クーパーの花婿物語 Casanova Brown (1944)

元恋人の生まれたばかりの子供が養子に出されることを阻止しようとする青年が巻き起こす騒動を描く、監督サム・ウッド、製作、脚本ナナリー・ジョンソン、主演ゲイリー・クーパーテレサ・ライトフランク・モーガンアニタ・ルイーズ他共演のロマンチック・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト
監督:サム・ウッド
製作:ナナリー・ジョンソン
原作
Little Accident
フロイド・デル
トーマス・ミッチェル
脚本:ナナリー・ジョンソン
撮影:ジョン・F・サイツ
編集:トーマス・ネフ
音楽:アーサー・ラング

出演
カサノヴァ・ブラウン:ゲイリー・クーパー
イザベル・ドゥルーリー:テレサ・ライト
J.J.フェリス:フランク・モーガン
マッジ・フェリス:アニタ・ルイーズ
ドゥルーリー:エドモンド・ブレオン
ドゥルーリー夫人:パトリシア・コリンジ
マーサ・ザーネキー医師:ジル・エズモンド
モニカ・ケース:メアリー・トリーン
フランク:エモリー・パーネル
フェリス夫人:イソベル・エルソム
チャールズ:ハリウェル・ホッブズ
ヒックス:チャールズ・ケイン
ジュニア:ラリー・オルセン
ホテル支配人:アーヴィング・ベーコン
病院の事務員:ドロシー・ツリー
看護師ペザーブリッジ:アン・エヴァーズ
赤ちゃんの親:グレイス・キュナード

アメリカ 映画
配給 RKO
1944年製作 91分
公開
北米:1944年9月14日
日本:1953年5月24日


アカデミー賞
第17回アカデミー賞
・ノミネート
美術(白黒)・録音・音楽賞(ドラマ・コメディ)


ストーリー
イリノイ州、ロスモア。
内気な大学教授カサノヴァ・ブラウン(ゲイリー・クーパー)は、女性遍歴で悪名高い18世紀の”ジャコモ・カサノヴァ”についての本の出版の失敗を気にしていた。
恋人マッジ・フェリス(アニタ・ルイーズ)との結婚を決意したカサノヴァは、自分を嫌う彼女の父親J.J.(フランク・モーガン)とその件を話すものの、嫌味を言われるだけだった。
何とか結婚式を迎えることができたカサノヴァは、リハーサル中にシカゴの産科医マーサ・ザーネキー(ジル・エズモンド)からの手紙を受け取る。
そのことを気にするJ.J.に、カサノヴァは、元恋人イザベル・ドゥルーリー(テレサ・ライト)とのニューヨークでの出来事を話す。
カサノヴァはイザベルと恋に落ち結婚を決めたのだが、彼女の母(パトリシア・コリンジ)は占星術を信じ、結婚は呪われている言われて戸惑う。
カサノヴァは、タバコの不始末でドゥルーリー家を全焼させてしまい、占い通りになった夫人と夫ドゥルーリー(エドモンド・ブレオン)に批判され、それに反発してイザベルにも見限られたのだった。
話を終えたカサノヴァは、J.J.の助言を聞いてシカゴの産科医に向かい、真相を確かめようとするのだが・・・。


解説 評価 感想

1927年に発表された、フロイド・デルの小説”An Unmarried Father”を基にした、彼とトーマス・ミッチェルによる舞台劇”Little Accident”の映画化。
戯曲は、1930年1939年にも映画化されている。

打撃王」(1942)でも組んだ、サム・ウッドゲイリー・クーパーテレサ・ライトの作品であり、同作とはまったく違う雰囲気のコメディということで話題になった。

気弱で頼りない主人公を演ずるゲイリー・クーパーが演ずる役だったか疑問ではあるが、”マルクス兄弟”作品も手掛けコメディも得意とする、サム・ウッドの小気味よい演出は楽しめる。

第17回アカデミー賞では、美術(白黒)・録音・音楽賞(ドラマ・コメディ)にノミネートされた。

主人公の気を引くためにある計画を実行する元恋人のテレサ・ライト、主人公の義父になる予定のフランク・モーガン、その娘である主人公の婚約者アニタ・ルイーズ、その母親イソベル・エルソム、ヒロインの父親エドモンド・ブレオン、その妻パトリシア・コリンジ、産婦人科医のジル・エズモンド(元ローレンス・オリヴィエ夫人)、主人公と共に赤ん坊の世話をするメアリー・トリーン、同じくホテルの従業員エモリー・パーネル、フェリス家の執事ハリウェル・ホッブズ、ホテルの支配人アーヴィング・ベーコン、病院の事務員ドロシー・ツリー、看護師のアン・エヴァーズ、赤ちゃんの親グレイス・キュナードなどが共演している。


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