| 名作オペラをオール黒人キャストで描く情熱の愛憎劇! 製作、監督オットー・プレミンジャー、主演ハリー・ベラフォンテ、ドロシー・ダンドリッジ、パール・ベイリー、ブロック・ピーターズ他共演のミュージカル。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:オットー・プレミンジャー
製作:オットー・プレミンジャー
原作:オスカー・ハマースタイン2世”Carmen Jones”
脚本:ハリー・クライナー
撮影:サム・リーヴィット
編集:ルイス・R・ロフラー
音楽:ジョルジュ・ビゼー
タイトルデザイン:ソウル・バス
出演
ジョー:ハリー・ベラフォンテ(航空学校に選抜された兵士:歌声:レヴァーン・ハッチャーソン)
カルメン・ジョーンズ:ドロシー・ダンドリッジ(歌声:マリリン・ホーン)
フランキー:パール・ベイリー(カルメンの親友)
シンディ・ルー:オルガ・ジェームズ(ジョーの恋人)
”ハスキー”ミラー:ジョー・アダムス(カルメンに惹かれるボクサー/歌声:マーヴィン・ヘイズ)
ブラウン軍曹:ブロック・ピーターズ(ジョーの上官)
”ラム”ダニエルズ:ロイ・グレン(ハスキーのマネージャー/歌声:ブロック・ピーターズ)
”ディンク”フランクリン:ニック・スチュワート(ラムの助手/歌声:ジョー・クロフォード
マートル”マート”:ダイアン・キャロル(カルメンの親友/歌声:バーニス・ピーターソン)
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1954年製作 105分
公開
北米:1954年10月28日
日本:1960年4月9日
製作費 $750,000
■ アカデミー賞 ■
第27回アカデミー賞
・ノミネート
主演女優賞(ドロシー・ダンドリッジ)
ミュージカル音楽賞
■ ストーリー ■
第二次大戦下、ノースカロライナ州。
黒人部隊の伍長ジョー(ハリー・ベラフォンテ)は、陸軍警備隊の隊長ブラウン軍曹(ブロック・ピーターズ)指揮下の部隊に所属していた。
ジョーは、恋人のシンディ・ルー(オルガ・ジェームズ)が訪ねて来たことに気づき、航空学校に選抜された自分を見送りに来た彼女を歓迎する。
基地内のパラシュート工場で働く、男たちに色目を使うことで評判の悪いカルメン・ジョーンズ(ドロシー・ダンドリッジ)は、シンディ・ルーと一緒にランチを取るジョーに話しかける。
ジョーは、カルメンのことを気にするシンディ・ルーを安心させるために、24時間の休暇中に結婚することを提案する。
カルメンは、遅刻したことを上司に告げ口した同僚と喧嘩になり、ブラウンは、騒ぎを起こした彼女を留置場に入れるようジョーに指示する。
ジョーは、50マイル以上離れた町の判事の元にカルメンを連行するよう命じられ、休暇は取り消される。
シンディ・ルーに会うことも許されなかったジョーは、仕方なくカルメンをジープに乗せて出発する。
ブラウンは、ジョーがカルメンの移送役を志願したとルーシー・ルーに伝えて、彼女を失望させる。
カルメンの誘惑を拒むジョーは、ルーシー・ルーの元に早く戻るために、時間を節約しようとして通行禁止の道を通ろうとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“Directed with dynamic precision by Otto Preminger, Carmen Jones is a groundbreaking CinemaScope musical that transposes Bizet’s classic opera to an all-Black WWII backdrop, fueled by Dorothy Dandridge’s fiery and unforgettable performance.”
(オットー・プレミンジャー監督がダイナミックかつ精緻に描き出した『カルメン』は、ビゼーの古典オペラを第二次世界大戦下のオール黒人キャストという背景へと大胆に置き換えた革新的なシネマスコープ・ミュージカルであり、ドロシー・ダンドラッジの情熱的で忘れがたい熱演によって力強く牽引されている。)
1943年に上演された、オスカー・ハマースタイン2世のミュージカル”Carmen Jones”を基に製作された作品。
音楽は、1845年のプロスペル・メリメの小説”カルメン”をアンリ・メイヤックとルドヴィック・アレヴィが脚色した、ジョルジュ・ビゼーによる1875年のオペラ”カルメン”。
「ローラ殺人事件」(1944)、「疑惑の渦巻」(1949)、「帰らざる河」(1954)などのオットー・プレミンジャーが製作を兼ねて監督し、主演はハリー・ベラフォンテ、ドロシー・ダンドリッジ、パール・ベイリー、ブロック・ピーターズ他共演のミュージカル。
ビゼーの名作オペラ”カルメン”を第二次大戦下のアメリカに置き換えた、オール黒人キャストが話題になった作品。
シネマスコープとテクニカラーのスケール感ある映像を活かした、オットー・プレミンジャーのパワフル且つ情熱的な演出が見どころの作品。
1992年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。
第27回アカデミー賞では、ドロシー・ダンドリッジが、黒人女優として初の主演女優賞に、他ミュージカル音楽賞にノミネートされた。
妖艶な女性との出会いで恋に落ち、飛行士としての将来を棒に振る兵士を熱演するハリー・ベラフォンテ、すべての男を骨抜きにする女性を魅力的に演ずるドロシー・ダンドリッジ、その友人パール・ベイリー、主人公と対立するブロック・ピーターズなどが共演している。
