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バッドボーイズ2バッド Bad Boys II (2003)

刑事アクションのヒット作「バッドボーイズ」(1995)の続編。
悪党や犯罪に対し常軌外れの行動で立ち向かう2人の刑事を主人公にした痛快刑事ドラマ。
監督マイケル・ベイと製作ジェリー・ブラッカイマーマーティン・ローレンスウィル・スミスガブリエル・ユニオン共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

ウィル・スミス / Will Smith 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:マイケル・ベイ

製作総指揮
マイク・ステンソン

チャド・オマン
バリー・ウォルドマン
ブルース・S・パスティン
製作
ジェリー・ブラッカイマー

原作
マリアンヌ・ウィバーリー

コーマック・ウィバーリー
脚本
ロン・シェルトン

ジェリー・スタール
撮影:アミール・モクリ
編集
マーク・ゴールドブラット

ロジャー・バートン
音楽 :トレヴァー・ラビン

出演
マーカス・バーネット:マーティン・ローレンス

マイク・ラーリー:ウィル・スミス
シドニー”シド”バーネット:ガブリエル・ユニオン
コンラッド・ハワード警部:ジョー・パントリアーノ
ジョニー・タピア:ジョルディ・モリャ
アレクセイ:ピーター・ストーメア
ジョセフ・クニンスカヴィッチ:オレッグ・タクタロフ
カルロス:オットー・サンチェス
ロベルト:ジョン・セダ
フレッチャー:ジョン・サリー
テレサ・バーネット:テレサ・ランドル
フロイド・ポティート:マイケル・シャノン
マテオ・レイス:ユル・ヴァスケス
マルコ・ヴァルガス:ジェイソン・マヌエル・オラザバル
本人:ダン・マリーノ
コンパクトカーの男:マイケル・ベイ
ビキニのダンサー:ミーガン・フォックス

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

2003年製作 146分
公開
北米:2003年7月18日
日本:2003年11月29日
製作費 $130,000,000
北米興行収入 $138,396,620
世界 $273,339,560


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
マイアミ・デード郡警察(MDPD)のマーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)と相棒マイク・ラーリー(ウィル・スミス)は、アムステルダムから運ばれた合成麻薬の”エクスタシー”(MDMA)の取引現場を押さえる。

しかし、大量のブツが取引されると聞いていたバーネットとラーリーの当ては外れる。

しかも、バーネットは、ラーリーの放った銃弾を臀部に受けてしまう。

プレイボーイのラーリーの能天気さに、バーネットはストレスがたまり、頭を悩ませていた。

そんな時、バーネットの妹でDEA(麻薬取締局)の捜査官シド(ガブリエル・ユニオン)がニューヨークから訪ねて来る。

ラーリーとシドは付き合っていたのだが、バーネットは、それを知らずにいた。
...全てを見る(結末あり)

ロシアン・マフィアのアレクセイ(ピーター・ストーメア)が関係する大物を追っていたシドは、 囮捜査のためマイアミに来ていたのだった。

シドは、別件で動いていたバーネットとラーリーと鉢合わせとなり、 警官らが大挙出動する混乱を招いてしまう。

バーネットは、真相を明かさないシドを責めて、ラーリーも、ルールを守るよう言い聞かせるものの、彼女を優しく見守る。

署に戻ったバーネットとラーリーは、上司のコンラッド・ハワード警部(ジョー・パントリアーノ)に、甚大な被害を出したことを責められながらも、正体不明の大物の売人を追っていたことを報告する。

その麻薬密売の大物、キューバ人のジョニー・タピア(ジョルディ・モリャ)は、手下のロベルト(ジョン・セダ)らから、運び屋シドの働きぶりを報告される。

街の騒動の時に追っていた、ハイチ人の売人の居場所を突き止めたバーネットとラーリーは、その場を襲撃してビデオカメラを押収し、武装する葬儀社の映像を確認する。

そしてバーネットとラーリーは、黒幕がタピアだということを突き止め、ネズミの駆除業者を装い、彼の屋敷に侵入して盗聴器などを仕掛けようとする。

その頃タピアは、アレクセイと、その部下のジョセフ・クニンスカヴィッチ(オレッグ・タクタロフ)を屋敷に招き商談を始める。

タピアは、容赦なくジョセフを殺し、アレクセイの組織を渡すよう彼に脅しをかける。

屋敷内を調べていたラーリーは、キッチンで切断された指を見つける。

それをロベルトに気づかれたラーリーは、バーネットに逃げるよう指示して、二人は屋敷から逃亡する。

タピアはロベルトを射殺し、手下にバーネットとラーリーを抹殺するよう命令を出す。

署に戻ったバーネットとラーリーは、持ち帰った指がロシアン・マフィアのジョセフのものだと知る。

その後、二人は、ハッカーのフレッチャー(ジョン・サリー)の協力で、運び屋フロイド・ポティート(マイケル・シャノン)が関係していることを突き止める。

タピアの会話を盗聴したマテオ・レイス(ユル・ヴァスケス)とマルコ・ヴァルガス(ジェイソン・マヌエル・オラザバル)の両刑事は、その内容をバーネットとラーリーに知らせる。

バーネットとラーリーは、タピアがシドと接触しようとしていることを知り、現場のビーチに向かう。

タピアは盗聴を警戒し、海の中でシドを自分の仕事に誘い、捜査を優先させようとする彼女に、バーネットとラーリーは危険を知らせる。

エクスタシー”の取引現場で捕らえられていたポティートは、バーネットとラーリーに、嫌とは言えない条件を突きつけられ捜査に協力するよう脅される。

ポティートに取引現場に案内されたバーネットは、その場に同行したシドとラーリーが、付き合っていることを知らされ憤慨する。

そこにボートが現れ、棺を使ったタピアの取引方法を、バーネットとラーリーらは目撃する。

遺体を運ぶ車と、タピアの手下を追うバーネットとラーリーは、銃撃戦の末に証拠や手がかりをつかめず、ハワード警部の怒りは限界に達する。

ハードな毎日に気が滅入ってきたバーネットは、事件解決後にコンビを解消することをラーリーに告げ、転属願いを出していることも伝える。

遺体安置所の侵入許可を得たバーネットとラーリーは、棺の中の現金と遺体に隠された、”エクスタシー”を現場で見つける。

二人は気づかれそうになり、同僚のレイスとヴァルガスの協力で、その場から逃げ延びる。

しかし、バーネットが誤って”エクスタシー”を飲んでしまい、ラリッた彼を連れて、ラーリーはハワード警部の家に向かい、その証拠写真などを見せる。

シドはタピアの屋敷に招かれ、逮捕令状が出たハワードは、部下の一団を引き連れて屋敷に向かう。

同じ頃、復讐を目的にアレクセイも屋敷に現れるが、タピアの手下に射殺され、シドの正体もばれて、連れ去られてしまう。

バーネットとラーリーは、キューバに運ばれる現金を追い、見事にタピアの手下を捕らえる。

タピアは空路キューバに向かい、バーネットに連絡を入れ、シドを人質にして、警察が奪った現金1億ドルを渡すよう要求する。

DEAFBIの常套手段では、シドを救い出せないと考えたバーネットとラーリーだったが、レイスとヴァルガスら同僚達が二人に協力を申し出る。

ハワードの助力で、CIAの協力も得たバーネットとラーリーらは、ヘリコプターでキューバに向かう。

現地で、タピアの屋敷の目の前のアパートに陣取ったバーネットとラーリーらは、入念に計画を練り、各方面から屋敷に侵入して攻撃を始める。

一気に屋敷に攻め込んだバーネットとラーリーらは、シドを救出するが、タピアが呼び寄せた軍隊が到着する。

屋敷は爆破され、車で逃走したバーネットとラーリーらは、グァンタナモ湾アメリカ海軍基地に向かう。

基地の境界線で立ち往生し、バーネットはシドを連れて基地に向かうが、追ってきたタピアがラーリーに銃を突きつける。

そこが地雷原だと知ったシドが地雷を爆破させ、その隙にバーネットがタピアを銃殺する。

そしてラーリーは、地雷を避けてシドの元に歩み寄り彼女にキスする。

それを見たバーネットは、兄としてやり切れない気持ちで二人に口を出す。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「バッドボーイズ」(1995)
・「バッドボーイズ2バッド」(2003)
・「バッドボーイズ フォー・ライフ」(2020)

*(簡略ストー リー)
キューバ人の麻薬王タピアは、大量の合成麻薬”エクスタシー”(MDMA)を密輸入し、マイアミ周辺の麻薬密売組織を牛耳ろうと企む。
マイアミ・デード郡警察(MDPD)のマーカス・バーネットとマイク・ラーリーは、日夜、麻薬犯罪を追っていた。
バーネットの妹でDEA(麻薬取締局)の捜査官シドは、囮捜査でタピアの犯罪を暴こうとマイアミ入りする。
ラーリーは付き合っているシドを、バーネットは妹の危険を察知して、独自の考えで捜査を開始し、タピアを逮捕できる証拠をつかむ。
そして、タピアに正体がばれて捕らえられたシドを救い出すために、同僚達の協力を得たバーネットとラーリーはキューバへと向かう・・・。
__________

監督マイケル・ベイと製作ジェリー・ブラッカイマー以外は、前作とはスタッフが変わっている。

前作と同じようなパターンで展開することもなく、本作単体でも十分のに楽しめる仕上がりになっている。

ブレイク前のマーティン・ローレンスウィル・スミスだった前作から、スターとなった彼らを起用して製作されただけあり、製作費は、なんと1億3000万ドルにアップした。

興行成績も、北米、全世界共にほぼ倍増する大ヒットとなった。

北米 $138,396,620
世界 $273,339,560

前作を遥かに上回る、ハード・アクションの迫力は凄まじく、マイケル・ベイ作品らしい見せ場の連続で、約2時間半の長編も全く飽きることなく一気に観れる。

8年の歳月により、一層所帯じみたマーティン・ローレンスと、相変わらず破天荒なウィル・スミスが、抜群のコンビネーションを見せてくれる。

前作の、ハチャメチャな言動の凸凹コンビによるコメディ・アクションという作風から、やや落ち着いた雰囲気と、二人の深い友情が描かれているところも注目だ。

バーネット(M・ローレンス)の妹で、DEA捜査官のガブリエル・ユニオン、二人の部下の不始末に翻弄されながらも、協力を続ける警部ジョー・パントリアーノ、極悪非道の麻薬王ジョルディ・モリャ、その手下ジョン・セダロシアン・マフィアのボス、ピーター・ストーメア、その腹心のオレッグ・タクタロフ、前作でも登場する長身のハッカー(211cm)ジョン・サリー、本作では登場場面が少ないバーネット(M・ローレンス)の妻テレサ・ランドル、運び屋マイケル・シャノン、主人公二人をライバル視するが、中盤から同僚として頼もしくもあり、人情味も見せるユル・ヴァスケスジェイソン・マヌエル・オラザバル、そしてカメオ出演でダン・マリーノが本人役で、マイケル・ベイがバーネットに車を止められる男、こちらはまだ無名のミーガン・フォックスが、クラブでビキニ姿のダンサーで登場する。(一応デビュー作)


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