ハリウッドのヒット・メイカー、マイケル・ベイ、ジェリー・ブラッカイマー、ドン・シンプソンが組んだ、マーティン・ローレンス、ウィル・スミス、ティア・レオーニ共演の刑事アクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:マイケル・ベイ
製作総指揮
ルーカス・フォスター
ブルース・S・パスティン
製作
ドン・シンプソン
ジェリー・ブラッカイマー
脚本
マイケル・バリー
ジム・マルホランド
ダグ・リチャードソン
撮影:ハワード・アサートン
編集:クリスチャン・アダム・ワグナー
音楽:マイク・マンシーナ
出演
マーティン・ローレンス:マーカス・バーネット
ウィル・スミス:マイク・ラーリー
ティア・レオーニ:ジュリー・モット
チェッキー・カリョ:フォーシュ
ジョー・パントリアーノ:コンラッド・ハワード警部
テレサ・ランドル:テレサ・バーネット
アンナ・トムソン:フランシーン
マージ・ヘルゲンバーガー:アリソン・シンクレア
ネスター・セラノ:サンチェス
フリオ・オスカー・メチョソ:ルイズ
マーク・マコーレイ:ノア・トラフィカント
マイケル・インペリオーリ:ジョジョ
カレン・アレクザンダー:マックス・ローガン
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1995年製作 118分
公開
北米:1995年4月7日
日本:1995年10月
製作費 $23,000,000
北米興行収入 $65,807,020
世界 $140,800,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
マイアミ・デード郡警察(MDPD)に保管されていた1億ドル相当のヘロインが、フーシェ(チェッキー・カリョ)ら密売組織に強奪される。
麻薬特捜班のコンラッド・ハワード警部(ジョー・パントリアーノ)に呼び出された、マーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)とマイク・ラーリー(ウィル・スミス)は、警部に現場を見せられる。
そこに現れた内部捜査班のアリソン・シンクレア(マージ・ヘルゲンバーガー)は、マスコミに漏れないよう、ハワードに釘を刺さす。
ハワードは、バーネットとラーリーに、FBIが嗅ぎつける3日以内に、この事件を解決する必要があることを伝える。 家庭的なバーネットと、親の遺産で優雅に暮らす遊び人のラーリーは、抜群のチームワークを誇っていたのだが、度々、行き過ぎた捜査で問題を起こしていた。 二人は、犯人が侵入した換気口の業者を調査するが既に殺されていた。 ラーリーの元恋人で売春婦のマックス・ローガン(カレン・アェクザンダー)とルームメイトのジュリー・モット(ティア・レオーニ)は、ヘロイン・パーティーを開こうとしていた客に呼ばれる。 しかし、マックスと客は現れたフーシェに殺され、席を外していたジュリーは逃亡する。 フーシェは、ジュリーの置き忘れたバックから手がかりをつかみ、彼女を追う。 現場検証に立ち会ったバーネットとラーリーは、その場に二人の女性がいたことに気づく。 その後、被害者の遺体を確認したラーリーは、元恋人のマックスの死を知り彼女の売春クラブを調べる。 しかし、クラブのオーナーも殺され、ラーリーも襲われてしまう。 その頃、ジュリーからラーリーに連絡が入り、バーネットは、不在の彼に成りすますことを、電話を受けたハワード警部から命令される。 バーネットは、警察に保護を求めるジュリーの家に急行し、彼女を犯人達の手から救い出す。 妻テレサ(テレサ・ランドル)にばれるとまずい状況となり、バーネットは、ラーリーのアパートでジュリーの監視をすることにする。 それを、バーネットに知らされたラーリーは困惑するが、上司ハワードは現状を維持し、4日後の取引に備えてジュリーを守りきることを二人に命ずる。 仕方なくバーネットは、妻テレサに出張することを告げて、ラーリーが、バーネットの家に滞在することになる。 バーネットは、テレサと夫婦気取りのラーリーに嫉妬し、部屋を粗末に使われたラーリーは苛立つ。 その後ジュリーは、マックス殺害時にその場にいた男の一人が、退職警官ノア・トラフィカント(マーク・マコーレイ)だと確認する。 バーネットとラーリーは、ノアを逮捕するためにクラブに向かう。 ジュリーを襲ったフーシェの手下がバーネットに気づき、彼を襲い格闘になるが、バーネットは相手を倒す。 その時、マックスの復讐をしようとしたジュリーがその場に現れ、ノアとフーシェを見つけて銃を向ける。 それをバーネットが阻止し、三人は混乱したクラブから逃れてバンを奪い逃走する。 ラーリーは、追ってきたノアの車に、積荷のエーテルを投げつけ、銃撃して彼らを爆死させる。 バーネットとラーリーは、エーテルが、ヘロイン精製工場で使われる目的だったことに気づく。 アパートに戻ったバーネットは、ラーリーなら、どんな女でも落とせるとジュリーに言われ、心配になり自宅に電話する。 ラーリーとテレサが、親密な関係になっていと勘違いしたバーネットは、ジュリーを車に乗せて自宅に向かう。 自宅内の様子を窺うバーネットは、ラーリーに見つかり格闘となるが、誤解が解けて、バーネットはジュリーの元に戻る。 その後、バーネットとラーリーは、黒幕フーシェの存在を知り、エーテルをヒントに、前科者ジョジョ(マイケル・インペリオーリ)を脅し、ヘロイン精製工場の情報を得る。 その頃、ニュース映像にバーネットが映ってしまい、テレサは、夫が嘘をついていることを知り、ラーリーのアパートに向かう。 バーネットは、ラーリーのアパートにジュリーといることがテレサにばれてしまう。 騙されていたことを知ったジュリーは、その場を去ろうとするが、フーシェ一味が現れて銃撃戦になる。 ジュリーがフーシェに捕らえられ、バーネットとラーリーがそれを追うが、逃げられてしまう。 フーシェからの連絡で、4時間後の取引までジュリーは生かすと言われたバーネットとラーリーは、署のフランシーン(アンナ・トムソン)が、情報を流していることを知る。 その後、バーネットとラーリーは、フォーシェに脅されていたフランシーンから情報を得る。 そして二人は、同僚のサンチェス(ネスター・セラノ)とルイズ(フリオ・オスカー・メチョソ)と共に、ヘロインの取引現場の飛行場を突き止めて現場に向かう。 バーネットとラーリーは、取引現場に突入して激しい銃撃戦が始まる。 バーネットは、ジュリーを助けようとしてフォーシェに足を撃たれてしまう。 格納庫が爆発する寸前で脱出した、バーネットとラーリー、そしてジュリーは、フォーシェを追う。 逃走したフーシェを、バーネットとラーリーは捕らえるが、フーシェは隠し持っていた銃を抜こうとして、ラーリーに射殺される。 そしてバーネットは、ジュリーをラーリーに任せて妻テレサの元に向かう。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「バッドボーイズ」(1995)
・「バッドボーイズ2バッド」(2003)
・「バッドボーイズ フォー・ライフ」(2020)
*(簡略ストー リー)
マイアミ・デード郡警察(MDPD)の1億ドル相当のヘロインが、密売組織フーシェらに強奪される。
事件が公になる前に解決したい、麻薬課のマーカス・バーネットとマイク・ラーリーは、奪われたヘロインが残された、殺人現場から逃れた女性ジュリーを保護し、取引に備える組織を追う。
その後、妻子持ちのバーネットが、ジュリーの身を守るために、ラーリーのアパートで彼女を匿うことになる。
しかし、ジュリーの身元を突き止めたフォーシェは、取引の妨げになるバーネットとラーリーを含めた三人を、抹殺しようとする・・・。
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ストーリー自体は平凡なのだが、美しいマイアミと、独特な映像感覚、さらには音楽が素晴しい、刑事アクションの快作。
北米興行収入は約6600万ドルに留まるものの、全世界では約1億4100万ドルのヒットとなった。
2003年には、「バッドボーイズ2バッド」が、続編として公開された。
その後、ハリウッドを代表するドル箱スターになるウィル・スミスの出世作。
同様に、アクション監督として大活躍することになる、弱冠30歳のマイケル・ベイのデビュー作でもある。
カメラワークや編集など、マイケル・ベイの後の作品「ザ・ロック」(1996)や「アルマゲドン」(1998)にも似ている。
要領の悪いエディ・マーフィのような、主演のマーティン・ローレンスは、人間味のある家族思いの男でセリフの間やユーモアのセンス共に抜群だ!
ウィル・スミスは、本作以後、特に翌年の「インデペンデンス・デイ」(1996)でブレイクするのだが、家庭的な相棒マーティン・ローレンスとは対象的な、優雅に暮らすプレイボーイを粋に演じている。
ティア・レオーニも、実質的には、本作の大役がきっかけでスターの仲間入りをすることになり、主演の2人に影響され過ぎない、マイペースでクールな雰囲気がいい。
ヘロイン・マフィアの黒幕チェッキー・カリョ、部署の失態を焦るジョー・パントリアーノ、主人公の恐い妻テレサ・ランドル、内部の裏切り者アンナ・トムソン、内部調査班の女性警部マージ・ヘルゲンバーガーなど、マイアミが舞台の作品らしく、見かけが派手な出演者が多い。
他、同僚刑事ネスター・セラノ、フリオ・オスカー・メチョソ、組織の一員マーク・マコーレイ、情報提供者マイケル・インペリオーリ、殺される高級売春婦カレン・アレクザンダーなどが共演している。