心臓移植手術の全身麻酔処置後に覚醒してしまった青年の運命を描く、主演ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ、テレンス・ハワード、レナ・オリン他共演、監督、脚本ジョビー・ハロルドによるサスペンス・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョビー・ハロルド
製作総指揮
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
製作
ジェイソン・クリオット
フィッシャー・スティーヴンス
ジョアナ・ヴィセンテ
脚本:ジョビー・ハロルド
撮影:ラッセル・カーペンター
編集:クレイグ・マッケイ
音楽
グレーム・レヴェル
サミュエル・シム
出演
クレイトン・ベレスフォードJr.:ヘイデン・クリステンセン
サマンサ・ロックウッド:ジェシカ・アルバ
ジャック・ハーパー医師:テレンス・ハワード
リリス・ベレスフォード:レナ・オリン
ラリー・ルーピン医師:クリストファー・マクドナルド
クレイトン・ベレスフォードSr.:サム・ロバーズ
ジョナサン・ナイヤー医師:アーリス・ハワード
パットナム医師:フィッシャー・スティーヴンス
ペニー・カーヴァー看護師:ジョージナ・チャップマン
パーティーでドラキュラに扮する男性:デヴィッド・ハーバー
アメリカ 映画
配給 ワインスタイン・カンパニー
2007年製作 84分
公開
北米:2007年11月30日
日本:2011年5月21日
製作費 $8,600,000
北米興行収入 $14,377,200
世界 $32,685,680
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
今は亡き父親から大企業を受け継いだ青年実業家クレイトン・ベレスフォードJr.(ヘイデン・クリステンセン)は、秘書のサマンサ・ロックウッド(ジェシカ・アルバ)との身分違いの恋を、母親リリス(レナ・オリン)に告げられずに悩んでいた。
その上クレイトンは、移植が必要な心臓疾患を抱え、友人で主治医でもあるジャック・ハーパー医師(テレンス・ハワード)に、サマンサのことなど悩みを相談する。
ハーパーはクレイトンを手術台に寝かせ、いつ死が訪れるか分からないことを覚悟させて、後悔のないようにサマンサに結婚を申し込むべきだと助言する。
心臓移植のドナーを探しているクレイトンは、母リリスと親しい外科医ジョナサン・ナイヤー医師(アーリス・ハワード)から、自分に手術を任せるべきだと提案される。
既に二人だけの秘密で婚約していたクレイトンは、指輪を隠してしまい、それを知ったサマンサは彼を非難する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
亡き父親の後を継ぎ、大企業の経営者となった青年クレイトン・ベレスフォーJr.は、秘書サマンサとの身分違いの交際を母親リリスに話せずにいた。
そんなクレイトンは、重い心臓疾患を抱え移植手術のためのドナーが見つかるのを待っていた。
クレイトンの親友で主治医のハーパーは、死を覚悟する身で、結婚に迷うことはないことを伝え彼を励ます。
クレイトンはサマンサとの結婚を決意して、ハーパーに祝福されながら式を挙げる。
そして、ドナーが見つかったクレイトンは、母親リリスと親しい外科医ナイヤーの反対を押し切り、ハーパーの執刀で移植手術を受けることになる。
しかし、全身麻酔が施されたクレイトンは、術中覚醒により、感覚があるまま手術を受けることになる・・・。
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財力には恵まれながら、不幸な運命を背負う青年を描くメロドラマ風に始まる物語は、本人しか知らない”術中覚醒”状態をの恐怖を描きながら、後半、主人公が陰謀に巻き込まれるサスペンスとして展開していく。
医師達が企む考えにしては、やや短絡的な結婚詐欺を利用した殺人計画だが、画面の登場人物達が、突然、悪人に変貌する様子などがショッキングであり、なかなか斬新なアイデアの作品だ。
観終わった後に、画像を巻き戻して確認するとわかるのだが、憎むべき悪女ジェシカ・アルバが医師達と写っている写真が冒頭で一瞬映し出されたりする、随所に描写される、陰謀のヒントを探ってみると面白い。
外見の良さだけが注目の主演ヘイデン・クリステンセンは、恐怖と衝撃の体験をする主人公を無難に演じ、その役柄のためか、相変わらず世間の受けが悪い、魔性の女を演ずるジェシカ・アルバは、常連のラジー賞にノミネートされてしまった。
訴訟の借金苦のため、後ろめたさを感じながら主人公を裏切る医師のテレンス・ハワード、主人公の母親で、奥深い演技を見せるレナ・オリン、彼女と親しい外科医アーリス・ハワード、手術の際は陰謀の部外者である麻酔担当医クリストファー・マクドナルド、主人公の父親サム・ロバーズ、陰謀に加担する医師のフィッシャー・スティーヴンス、同じく看護師ジョージナ・チャップマン、パーティーでドラキュラに扮している男性デヴィッド・ハーバーなどが共演している。