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恋人を追って西部に向かう上院議員の娘が巻き起こす騒動と恋を描く、監督フランク・ライアン、主演ディアナ・ダービン、ロバート・ペイジ、エイキム・タミロフ、デヴィッド・ブルース他共演のミュージカル・コメディ・ウエスタン。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：フランク・ライアン
製作：フェリックス・ジャクソン
原作
”Girl of the Overland Trail”
サミュエル・J・ウォーショウスキー
カーティス・B・ウォーショウスキー
原案
ジョン・D・クロラー
レオ・タウンゼント
脚本
ルイス・R・フォスター
フランク・ライアン
撮影
ウッディ・ブレデル
W・ハワード・グリーン
編集：テッド・J・ケント
音楽：ハンス・J・サルター
出演
キャロライン・フロスト：ディアナ・ダービン
ジョニー・ローラー：ロバート・ペイジ
グレゴリー・ストロガノフスキー王子：エイキム・タミロフ
ロバート・レイサム中尉：デヴィッド・ブルース
コッパ：レオニード・キンスキー
ジーニー・マクリーン：ジューン・ヴィンセント
マーティン・フロスト上院議員：レイ・コリンズ
サッド・サム：アンドリュー・トームス
ジェイク・カーステアーズ：トーマス・ゴメス
シシー・フロスト：クララ・ブランディック
ビゲロー：オリン・ハウランド
連邦保安官：ジョージ・クリーブランド
ポーカープレイヤー：チェスター・コンクリン（クレジットなし）
ウェイター：ヘイニー・コンクリン（クレジットなし）
ポーク大統領：エドワード・アール（クレジットなし）
アルバート：ロバート・ホーマンズ（クレジットなし）
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1944年製作 90分
公開
北米：1944年12月25日
日本：未公開
製作費 $2,600,000
■ アカデミー賞 ■
第18回アカデミー賞
・ノミネート
音楽（ミュージカル）・歌曲賞
■ ストーリー ■
ワシントンD.C.。
ゴールドラッシュに沸くカリフォルニアから採掘された金が到着し、ポーク大統領（エドワード・アール）は式典を行い、それを運んだ騎兵隊を迎える。
式典に出席したマーティン・フロスト上院議員（レイ・コリンズ）は、娘キャロライン（ディアナ・ダービン）の恋人で、金を運んだ騎兵隊のロバート・レイサム中尉（デヴィッド・ブルース）を彼女の相手として認めていなかった。
フロストの姉シシー（クララ・ブランディック）は、フロストが娘のキャロラインを遠出させた理由に気づく。
翌日のホワイトハウスでの祝賀会には、キャロラインが戻ることを知っていたフロストは、陸軍省からロバートに進軍命令が下るはずだと言って、手は打ってあることをシシーに伝える。
ロバートは、自分に惹かれるジーニー・マクリーン（ジューン・ヴィンセント）に挨拶だけして、戻ったキャロラインの元に向かう。
人目を気にしながらロバートと話すキャロラインは、金脈を保有するジェイク・カーステアーズ（トーマス・ゴメス）に興味があることを伝えて、翌日の夜、会うことをロバートに約束する。
そこにシシーと共に現れたフロストは、ロバートと気まずい会話を交わし、キャロラインと共にその場を去る。
翌日の夜、ホワイトハウスの祝賀会で歌を披露する予定だったキャロラインは、病気を装いロバートの元に向かおうとするものの、フロストに仮病がバレてしまう。
キャロラインは、ロバートが命令で金脈に向かったことをフロストから知らされる。
フロストを騙したキャロラインはカリフォルニアに向かい、行方不明になったと新聞で報道され、捜索には報奨金も出ることになる。
キャロラインは、列車と蒸気船を乗り継ぎ、その日暮しの間抜けな2人、グレゴリー・ストロガノフスキー王子（エイキム・タミロフ）と召使いのコッパ（レオニード・キンスキー）に出会い、荷物を運んでもらう。
騎兵隊員を見つけたキャロラインは、ロバートのことを尋ね、彼に会おうために、西へと向かう幌馬車隊に合流することを勧められる。
キャロラインの荷物を持ち逃げしたグレゴリーとコッパだったが、連邦保安官（ジョージ・クリーブランド）に見つかってしまい、彼女の元に向かう。
馬車と食料を、詐欺師とは気づかずサッド・サム（アンドリュー・トームス）から買ったキャロラインは、浴場で、イカサマ・ギャンブラーのジョニー・ローラー（ロバート・ペイジ）とと共に壁を隔てて歌う。
馬車に戻ったキャロラインは、騙されて馬車を買わされたことに気づき、連邦保安官の元に向かうが、自分が捜索されていることを知り、その場を去る。
酒場に向かったキャロラインは、自分を騙したサムにカードで勝ったジョニーから、受け取った現金は自分のものだと言って奪おうとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
コメディを得意とするフランク・ライアンが監督し、彼と3作で組んでいる主演はディアナ・ダービン、ロバート・ペイジ、エイキム・タミロフ、デヴィッド・ブルースなどが共演した作品。
恋人を追って西部に向かう上院議員の娘が巻き起こす騒動と恋を描くミュージカル・コメディ・ウエスタン。
ディアナ・ダービンの唯一のカラー作品であり、当時のユニバーサル作品の中で最も製作費がかかったと言われている。
そのテクニカラーに映える、透き通るような肌のディアナ・ダービンは、もちろん美しい歌声も披露し、奔放な上院議員令嬢を好演している。
第18回アカデミー賞では、音楽（ミュージカル）、歌曲賞にノミネートされた。
主人公に協力して惹かれ合うようになるイカサマ・ギャンブラーのロバート・ペイジ、主人公と知り合う間抜けな2人組エイキム・タミロフとレオニード・キンスキー、主人公と惹かれ合う騎兵隊中尉のデヴィッド・ブルース、彼に惹かれる女性ジューン・ヴィンセント、主人公の父親である上院議員レイ・コリンズ、主人公を騙す詐欺師アンドリュー・トームス、金脈の所有者トーマス・ゴメス、主人公の伯母クララ・ブランディック、幌馬車隊の隊長オリン・ハウランド、連邦保安官のジョージ・クリーブランド、ポーカープレイヤーのチェスター・コンクリン、ウェイターのヘイニー・コンクリン、ポーク大統領のエドワード・アールなどが共演している。
